【感想・ネタバレ】海神の娘のレビュー

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Posted by ブクログ 2023年07月26日

『後宮の烏』と同じ世界での、違う地方の物語ときたら読まないわけにはいかない。本作では見知った登場人物の出演はないけれど、物語として十分面白かった。なんでこんなにも白川さんの文章は素敵なんだろうか。
海神の娘として国の王に嫁ぐ少女たちの物語。どの娘も魅力的で、そして過去がある。つらい過去を乗り越え、王...続きを読むとの深い愛に胸を打たれるとともに、運命に翻弄される様は胸を締め付けられる。『後宮の烏』の面々より、さらに神仏への信仰深い人々の織り成す、大切な物語。続きをぜひ紡いでほしい。

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Posted by ブクログ 2024年01月16日

中華風の各島国からある日突然、海神の娘が選ばれて領主の元に嫁ぐ託宣がされるまで海神の島で暮らすことになる神話のような物語。 嫁ぐ娘たちは大人しめだったけど、黄金の窟の嘽だけは武芸ができ暴君になっていた沙文の君に神罰を自ら下す登場の仕方がかっこよくて痺れました。 物語の続きがあるなら霊子と海神の関係の...続きを読むもっと深い部分を読んで知りたいと思った。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年12月21日

白川先生らしいファンタジーの世界観描写と心が暖かくなる小さな幸せが詰まった短編集。
個人的には1話目と4話目が好き。4話目は特にスペクタクルな作品でジブリのようなハラハラも感じました。
固有名詞の難読も世界観に合っていて私は良かったと思います。

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Posted by ブクログ 2023年12月12日

最初は中々物語の世界に入り込めなかったが、
入り込めると面白かった。続くのだろうか?
楽しみである。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年08月12日

後宮の烏と同じ世界の……というシリーズ?が別の版元から出るのがまず凄い。
お互い、WIN-WINなのか、これ?

話はオムニバス形式で、全く関連のない4人の娘たちの婚姻譚。
1話で登場する“霄の国の商人”て誰だろう。
雲家かな?

そのうち寿雪も出てくるのだろうか。

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購入済み

ステキでした。

2023年08月11日

白川さんのお話 大好きです。
なんでこんなお話が うかんでくるのでしょうか?
素敵すぎて 心が震えます。
今回は短編集のようになっていて、それも小さな宝石のように輝いていて。
きっとまた 何度も読み返すことになるでしょう。

#癒やされる

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年07月19日

短編集でしたね。

神に選ばれることが幸いに繋がっていく者、不幸せを自ら選んでいる者。

それぞれの生き様が愛おしい作品集でした。

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Posted by ブクログ 2024年05月01日

なるほど、短篇集でした。

黒烏と同じ世界観ということで読み始めましたが、同じ舞台ですが登場人物は重ならず。

懐かしのあの地図。
銀髪の一族についての描写がちらっとだけあった。

話はまったく続きものではないのですが楽しめました。
ただ烏から読んでないひとにはもしかしたらものたりないのでは。

...続きを読むの方も書いてましたがそれぞれ違う出版社から同じ世界観の違うシリーズがでたのはすごいですね。
帯でそれぞれが宣伝してるのもすごい。

次巻が出るようなので楽しみに読みます。

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Posted by ブクログ 2024年04月01日

『後宮の烏』と同じ世界の物語。
島国の領主たちに輿入れする海神の娘たちの婚姻譚。
4篇あり、それぞれ良かった。
『後宮の烏』同様、少し重たく陰のある湿った空気感が漂うものの、短篇であること、婚姻が託宣で決まるために甘さはないものの、穏やかに関係を育んでいく様が微笑ましいことなどから、読みやすくて面白...続きを読むかった。
最後の物語が特に良かった。
続きがあるのかわからないけれど、続くのなら是非読みたい。

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Posted by ブクログ 2023年12月04日

『後宮の烏』と同じ世界の物語。
託宣を受けて海神の娘となり、また託宣を受けて各島々の領主の元に嫁ぐ娘たちの婚姻譚。
どの短編も面白かった。
漢字が難読で、2回目以降ルビがなかったので大変だった(笑)

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年11月03日

海神の神託を受けた娘達は、島々の領主の元へ嫁ぐ。彼女らを娶った島は海神の加護を受け繁栄すると言う…

短編集ではなく、長編で読みたい話しばかりでした。

お気に入りは「鯨面の妃」
無実の罪に堕とされた一家の娘が罪人の証である鯨面を顔に彫られ、海神の娘として花勒の領主へ嫁いでくる。父を殺した領主の息子...続きを読む、そして殺された一家の娘。お互いとてもぎこちない二人が少しずつ距離を縮めていくのが微笑ましくもあり、少し痛々しくもありました。
それでも、ラストは幸せに暮らしたと言う描写が救いでした。

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Posted by ブクログ 2023年10月30日

海神の託宣を受けて、娘たちが島の領主に嫁ぐと、島は海神の加護を受けて繁栄する。娘たちは嫁ぐ前に美しい少女の姿をした巫女王から不思議な力を授かり、その力を人々のために役立てる。娘が亡くなると、その魂を海神の使い部である鳥が海神の宮へと運び、幸せな生涯を送った娘の魂は美しい花を咲かせる描写が良かった。禁...続きを読む忌を犯した魂は花を咲かせることなく枯れて崩れ落ちるのは恐ろしい。自分の魂は…と想像してしまった。この本では、5人の娘たちが5つの島の領主に嫁ぎ、領主との関係を築き、島に繁栄をもたらす。辛い生い立ちの娘もいたが、大切にされ幸せに過ごすことができて良かった。特に3つ目の物語で、剣を使う娘が残忍な領主をやっつけて新しい善良な領主と仲睦まじく暮らしていく話が好きだ。

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Posted by ブクログ 2023年09月20日

最初に後宮の烏と同じ世界図があって嬉しくなった。霄よりはるか南の島での海神の統べる世界での島々の領主とその選ばれた妻、海神の娘との物語。

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Posted by ブクログ 2023年08月19日

海神の託宣によりそれぞれの王宮の妃になるという宿命に翻弄されながらも逞しく生き抜いて行く娘たちを短編で描いています。それぞれの物語の主人公に個性があって単に運命に流されるわけではなく、楽しんで読めました。後宮の烏と舞台設定を同じにしているので、不思議な力や幽鬼なども登場し、ちょっとしたスパイスになっ...続きを読むてましたね(^_^)

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Posted by ブクログ 2023年07月28日

最初に後宮の烏と同じ世界図が出てきたので期待が高まったけど、後宮の烏との直接の繋がりはないみたい。短編集として楽しく読めました。それぞれの海神の娘がみな健気で愛おしい。霊子と海若のコンビも何気におもろいので、今後シリーズ化して話を広げてもらえるのを期待します。

嬋の登場シーンがかっこ良すぎて好きで...続きを読むす。

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Posted by ブクログ 2023年07月27日

「後宮の烏」と同じ世界の話。 南方の島々は海神(わだつみ)によって支配されている。そこでは託宣によって島々の領主が決まり、巫女である「海神の娘」を娶る。運命を海神によって定められた娘たちが辿る、4編の物語。

細部の豊かな情緒、細やかな心の機微が、読んでいてとても安らぐ。「後宮の烏」とは設定のみ共有...続きを読むして、物語は干渉していない。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年07月20日

4話からなる短編集。(5人の海神の娘の婚姻譚)
海神によって選ばれた島々の女(海神の娘)が託宣により島々の領主のもとに嫁ぐという婚姻システム。嫁ぐことが決まると巫女王の霊子に会って力(霊力?)を与えられる。
面白かったです。
海神の娘に選ばれるのには貴賤は関係なく、ただ海神の託宣によるのみ。
一話目...続きを読むの蘭の話が一番好きです。
文庫の解説から、蘭の話で一冊が構成されているのかと思い込んでおり、表紙も蘭の姿だと思っていたけど、巫女王の霊子の容姿だったようですね。(よく見ると額に印がありますね)
「後宮の烏」と同じ世界ですが、全く違う土地の話なので、後宮の烏を未読でも楽しめます。
この「海神の娘」は続編はあるのでしょうか?

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Posted by ブクログ 2023年11月08日

神の不条理。
3つめの章は面白かった。
何のために、とか、救いは、とか、考えてしまう。
そんな世界でヒトは、どう生きていくべきなのか。

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Posted by ブクログ 2023年08月17日

帯に後宮の烏の広告載っててたまげた。
ただの恋愛物だったらどうしようと思ったがそれぞれ一筋縄ではいかない夫婦だったのでそこそこ楽しめた。
次巻があるなら霊子と海若メインがいいな。
(関係ないけど後宮の烏アニメの続きはまだか)

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年08月06日

花勒、花陀、雨果、沙文、その他大小様々な島々からなる国々、そこには共通点が1つある。海神の宣託を受けた海神の娘たちを娶ることだ。海神の娘たちは元々は島々の娘。彼女たちの幸せとは?
4つの短編からなる物語で「後宮の烏」と世界同じ。だが、寿雪たちが登場することや名前だけでも出ることがないのは残念だった。...続きを読む
4つの島に嫁ぐことになる5人の話で短編だけあってあっさりしている感がある。そして5人ともなんのかんのあったが最終的には幸せになっている。別にバッドエンドを望んでいるわけではないが、そんなに上手くいく?前の世代では苦労して報われなくて悲惨なことになった人もいるし、霊子だっていろいろな海神の娘たちの話をしていたのに今回に限ってそんな都合よく行くのかと思った。
そして、この「海神の娘」は海神の娘たちの話ではないと思う。霊子と海若、この2人が娘たちの物語を観ている、その2人が観ているのを私たちが観ているように感じた。海神の娘たちの話よりこの2人の話を1冊分読みたいと思った。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年07月24日

どこかで読んだような話が続く
次作に期待
まあこの辺の小説の設定ってどれも似てくるし、どうしても十二国記を思い出しちゃうんだよねえ

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