作品一覧

  • シュガーレス・キッチン -みなと荘101号室の食卓-
    3.9
    1巻704円 (税込)
    【感涙のノベル大賞準大賞受賞作!】 ――甘さがわからなくても美味しいやつ、作ります。 「甘味だけを感じられない」という味覚障害の大学生・茜。そんな茜が住むアパート「みなと荘」に、料理上手の男子高校生・千裕が引っ越してくる。彼がいつも振る舞ってくれる美味しいおすそ分けを食べるうち、少しずつ食事の楽しみを見いだしていく茜。優しくて健気な千裕の背中を見ていると、どうしても昔の愛犬・ちーちゃんの姿が重なってしまい・・・・・・。 一つの食卓が二人の過去を繋ぐ、ぬくもりと癒しの再生ものがたり。
  • 書棚の本と猫日和
    3.9
    1巻781円 (税込)
    【電子版巻末にはわみず先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 流行に追われて自分を見失った美容師、訳あって本をお金に換えたい就活生、人を知るために本を読み込むバーテンダー、作品を読まれることを恐れるアマチュア作家、同居する孫と娘の不仲に心を悩ませる老婦人……。 新宿の片隅にある看板猫のいるシェア型書店『フレール』を舞台に巻き起こる“棚主”たちの物語。 本との出会い、そしてそこから始まる人の縁が、抱えていた悩みや苦労を知らず知らずのうちに浄化していく――。 読めば本への想いで満たされるシェア型書店エンターテインメント!
  • 【合本版】いらっしゃいませ 下町和菓子 栗丸堂 全7巻
    -
    1巻4,609円 (税込)
    東京、浅草。下町の一角に明治時代から四代続く老舗『甘味処栗丸堂』はある。  端整な顔立ちをした若店主の栗田は、無愛想だが腕は確か。普段は客が持ち込む騒動でにぎやかなこの店も、訳あって今は一時休業中らしい。  そんな秋口、何やら気をもむ栗田。いつもは天然なお嬢様の葵もどこか心配げ。聞けば、近所にできた和菓子屋がたいそう評判なのだという。  あらたな季節を迎える栗丸堂。葉色とともに、和菓子がつなぐ縁も深みを増していくようで。さて今回の騒動は?全7巻の合本版で登場!  ※本作品は『いらっしゃいませ 下町和菓子 栗丸堂』シリーズ全7巻を収録しています。  ※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。
  • 紅茶と猫と魔法のスープ
    3.8
    1巻792円 (税込)
    【電子版巻末にはわみず先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 観光バス会社の空きスペースで紅茶専門のキッチンカー〈シュシュ〉を営む川澄汐里。 勤めていた紅茶専門店が閉店し、独立してみたものの売上達成にはほど遠い毎日。 そんなある日、オニオングラタンスープで人気のキッチンカー〈グラタ〉を営む 美野要の飼っていた猫が行方不明だということを知る。 〈グラタ〉の人気に引け目を感じていた汐里は、 今まで彼とまともに口をきいてこなかったが、実はその猫を偶然見かけていて――。 猫でつながる人の縁。キッチンカーを舞台に年の差コンビの贈る ハートフル・エンターテイメント!
  • いらっしゃいませ 下町和菓子 栗丸堂 「和」菓子をもって貴しとなす
    完結
    3.7
    全7巻693~781円 (税込)
     東京、浅草。下町の一角に明治時代から四代続く老舗『甘味処栗丸堂』はある。  端整な顔立ちをした若店主の栗田は、無愛想だが腕は確か。普段は客が持ち込む騒動でにぎやかなこの店も、訳あって今は一時休業中らしい。  そんな秋口、何やら気をもむ栗田。いつもは天然なお嬢様の葵もどこか心配げ。聞けば、近所にできた和菓子屋がたいそう評判なのだという。  あらたな季節を迎える栗丸堂。葉色とともに、和菓子がつなぐ縁も深みを増していくようで。さて今回の騒動は?
  • それは春に散りゆく恋だった
    4.0
    1巻682円 (税込)
    幼馴染の悠(はるか)の葬式に参列したのは十三回目、その死に顔を見るのは今日が初めてではなかった。デジタル時計が、三月三十一日を指し示す。本来であれば、明日からは四月となり、待ち望んだ春が来る。けれども、深月(みずき)は知っている。自分は春を迎えることができない、と。『約束。ずっと、俺のこと見ていて』――。三月の終わりになると、必ずこの男は死んでしまうのだ。そうして、時間は一か月ほど巻き戻り、あなたを喪う三月がまたやってくる……。たったひとつの、恋の奇跡に涙! 儚く切ないラブストーリー。
  • 契約結婚はじめました。 ~椿屋敷の偽夫婦~
    3.9
    1~5巻561~583円 (税込)
    寿町四丁目にある通称<椿屋敷>。そこに住む柊一は、若くして隠居暮らしをしているため、若隠居と呼ばれている。そんな彼のもとに嫁いできた、19歳の香澄。しかしそこには秘密があった。ふたりは利害の一致から結婚した、偽装夫婦なのだ。町の相談役である柊一のもとには、たびたび近所から相談が持ち込まれるが――。「家」が語る、わけありな人々の物語。
  • うさぎ通り丸亀不動産 あの部屋、ワケアリ物件でした
    3.2
    1巻660円 (税込)
    うさぎ通りにある小さな商店街の「丸亀不動産」。唯一の社員・美波の採用理由は「視えるひと」だったから。女社長は心霊現象の原因究明と問題解決のため、住人が出て行くアパートへ美波を調査に行かせるが、生来気が弱く除霊能力もない彼女には何もできない。「出た」アパートの最後の住人・華子と知り合うが、彼女は無理心中家族の生き残りだった事を知る。先に死んだ両親や弟が化けて出ていたのだが、その理由を知って美波は一策を講じる。生前妻に言った「ある一言」をわびようとするサラリーマンの話や、大音量の結婚式の定番ソングが掛かる部屋で死んだ男性が、この世に残した思いなど、なぜかやむを得ず出てくる幽霊たちにはみんな切ない事情があって……。ワケアリ物件が集まる不動産屋とライバル店のイケメン営業も絡んで、必死すぎの美波に思わず笑って共感! 死んだ人と残された人をつなぐ不動産の、新感覚お仕事小説。
  • 浅草洋食亭のしあわせごはん 想いをつなぐ三姉妹ランチ
    値引きあり
    3.0
    1巻492円 (税込)
    就活に失敗したものの、いつか商社に入ることを夢見て派遣社員として懸命に働く美咲。ある日、帰宅途中に同僚の井上から声をかけられ、姉の菜穂子と香織が営む浅草の洋食亭「うさぎのしっぽ」に連れて行くことに。ここは、悩みを抱えた人にしか見えないうさぎの「玉兎さん」がいるちょっと不思議なお店。なんと井上は玉兎が見えると言い、「母が最近私を無視する」と打ち明けるが――? 心をそっと解きほぐす思い出の一皿、ご用意してお待ちしております。
  • 海と月の喫茶店
    4.1
    1巻627円 (税込)
    温かな涙を誘う、思い出のおやつ。  祖母の死を機に田舎から街に引っ越して、父親と弟との三人暮らしを始めた女子高生の香月。だが、転校先では友達ができず、母親代わりの家事もうまくこなせず、父親ともぎくしゃくして、居場所を見つけられないまま、寂しい気持ちを抱えて毎日を過ごしている。  ある日、隣の席にすわる男子生徒のノートを間違えて持ち帰った香月は、そこにいくつものデザートレシピが手書きされているのを見ておどろく。「あの間宮くんが、ケーキ作り?」  クラスの中心人物である間宮立海は、いかにも都会的な洗練された男の子。気後れするほど苦手なタイプの彼が、誰にも内緒で菓子作りをしているらしい。立海の意外な趣味を知った香月は、秘密を守る代わりに、菓子作りを教えてほしいと持ちかける。渋々ながらも、立海は香月の師匠役を引き受けてくれることに。  夜だけ開く喫茶店でデザート作りをする立海を手伝いながら、懐かしい祖母のおやつを思い出す香月。ホットケーキ、プリン、かぼちゃぜんざい。誰かに認められるために、自分なりの味を作ろうと気負うけれど……。  思い出の味は、きっと幸せの味。切なくて優しい青春ストーリー!
  • お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂 一
    完結
    4.0
    全3巻660円 (税込)
    東京・浅草。下町の一角にたたずむ老舗和菓子店「栗丸堂」。十九歳の店主は半年前に店を継いだばかり。亡き両親の味の再現に悩んでいると、ある日“和菓子のお嬢様”と呼ばれる謎の女性を紹介されるのだが――。メディアワークス文庫の大人気作『お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂』をコミカライズ! ほっこり温かいひとときを、お茶と一緒に召し上がれ。
  • 歩のおそはや ふたりぼっちの将棋同好会
    4.7
    1巻561円 (税込)
    将棋に挫折し、無気力な日々を送っていた元天才少女の歩は、将棋同好会を立ち上げた元陸上部エース・涼の熱意に負け、将棋を再開する。元ライバルの奈津子、師匠だった父、挫折の原因となった天才棋士・龍也…。将棋盤に向き合うたびに、過去の痛みに立ち向かっていく歩の隣には、いつも涼がいて…。ひたむきに盤上を駆ける少女達の、ひと夏のガール・ミーツ・ガール。

ユーザーレビュー

  • 書棚の本と猫日和

    Posted by ブクログ

    新宿にあるシェア型書店を舞台にした本を通して繋がる6話のストーリー。

    温かくておもしろかったー!!

    私も2軒のシェア本屋の棚主をしているが、こんなふうに本が繋がってくれていたら嬉しいなぁと思った。

    私がやってるシェア本屋は田舎にあるので、こんなに華やかじゃないけど、シェア本屋を始めて圧倒的に交流の幅は広がったし、色々なチャレンジをするようになった。

    作中に出てくる手作りの本…いわゆるZINEも作った。それが誰かの手に渡るのは至極幸せな事だと思う。

    なので第三章〜第五章の流れがとても好きだった。

    本が出逢い繋がり県を跨ぎ、また繋がる。
    販売が限られるZINEだから出来ること。

    まだ

    0
    2025年11月22日
  • 紅茶と猫と魔法のスープ

    Posted by ブクログ

    心温まるお話でした!キッチンカーっていいなぁ…。
    要くんの成長がとても印象に残っています。不器用な彼がとっても愛おしいです!
    それに、汐里ちゃんの素朴で優しいお人柄にも癒されっぱなしでした。
    猫ちゃんもとっても可愛かったです!

    チョコミントティー、私も飲んでみたいな。

    0
    2025年07月31日
  • シュガーレス・キッチン -みなと荘101号室の食卓-

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    茜さんと千裕の過去には重い部分もあるけれど
    ほっとする作品。
    茜さんと千裕がもしもっと年が近かったらすぐに恋愛!!みたいな雰囲気になっていたかもしれません。しかしほどよく年が離れ、お互いでお互いを支えていた家族愛のようなあたたかさが胸にすっと入ってきました。ごはんを通して、心の傷を少しずつ埋めていく2人がとても愛おしかったです。
    この作品はすごく素敵な終わり方で、続きができると野暮なのかもしれません。
    でも個人的には茜さんや千裕、綾乃さん、志摩くんのその後も読んでみたいなと思いました。

    0
    2025年04月20日
  • 契約結婚はじめました。5 ~椿屋敷の偽夫婦~

    Posted by ブクログ

    とうとう最終巻。大分前からお互いの気持ちは決まっていたので、柊一と香澄さんの話はさくっと終わりましたね。
    2人以外の檀と絢さんの恋の行方や、身を引いた兄の晶紀のその後の話も入っててよかったです。
    椿だけでもいろんな種類があるし、花って奥深いんだなと勉強になりました。

    0
    2025年02月17日
  • 契約結婚はじめました。4 ~椿屋敷の偽夫婦~

    Posted by ブクログ

    物腰柔らかな柊一が、香澄の兄の晶紀に見せる素の部分にギャップがあって面白い。このシリーズを読み始めてから、出てきた椿を調べてみたりするのが楽しい。こんなに種類があるんだなー。
    すみれ荘では、なかなかの恋愛模様でした。廣田くん、グッジョブでしたね。

    0
    2025年02月16日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!