あらすじ
【電子版巻末にはわみず先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】
観光バス会社の空きスペースで紅茶専門のキッチンカー〈シュシュ〉を営む川澄汐里。
勤めていた紅茶専門店が閉店し、独立してみたものの売上達成にはほど遠い毎日。
そんなある日、オニオングラタンスープで人気のキッチンカー〈グラタ〉を営む
美野要の飼っていた猫が行方不明だということを知る。
〈グラタ〉の人気に引け目を感じていた汐里は、
今まで彼とまともに口をきいてこなかったが、実はその猫を偶然見かけていて――。
猫でつながる人の縁。キッチンカーを舞台に年の差コンビの贈る
ハートフル・エンターテイメント!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
心温まるお話でした!キッチンカーっていいなぁ…。
要くんの成長がとても印象に残っています。不器用な彼がとっても愛おしいです!
それに、汐里ちゃんの素朴で優しいお人柄にも癒されっぱなしでした。
猫ちゃんもとっても可愛かったです!
チョコミントティー、私も飲んでみたいな。
Posted by ブクログ
タイトルに要素全て入ってる。
若い人達は進む道の選択肢がたくさんあるようで、実は狭いって思っているかも知れない。そして、何かに特化しないと際立たないけどしすぎるとつぶしが効かないとも。その悩みが人との関わりで安らぐと言うことを伝えてくれる一冊。
どのキッチンカーのメニューも美味しそうで、ワクワクしながら読み終えた。
Posted by ブクログ
途中、要が子どもすぎてイライラしたけど、開花したらあっという間だったね。
紅茶って美味しいと思って飲んだことないから、汐里さんのキッチンカー行ってみたいな。
最後がちょっと物足りなくて残念。もう少し2人の余韻がほしい!
Posted by ブクログ
主人公はキッチンカーで紅茶専門店「シュシュ」を営む汐里さん。
まっすぐで穏やかで、でも芯のある優しいひと。
対してオニオングラタンスープが人気のキッチンカー「グラタ」を営む美野要はぶっきらぼうというか、若さゆえの怖いもの知らず。
猫みたいな要を受け入れた汐里さんの心の大きさがすごいと思う。
猫のグラタが愛おしくて切なくて、でもグラタとの出会いがミントやスフレにも繋がっていて、その出会いがなければ汐里と要の不思議な関係が生まれることもなくて…。
個人的に麗華さんと松本さんがとても好き。
麗華さん、姐さん…!と崇めたくなる頼れるお姉さま。
松本さんは要に厳しいけどイケオジ(想像)で奥様に頭が上がらないところがとてもイイ。
Posted by ブクログ
紅茶専門のキッキンカー店主の汐里とスープ専門のキッチンカー店主の要。
探し猫をきっかけにふたりの仕事と恋の話が始まっていく。
年齢も離れてるし性格も正反対なふたりの距離が徐々に縮まっていく過程が微笑ましかったな。
自分の事だけで精一杯で、周りを見る余裕のなかった要が周りの人達の支えに気付き成長していく。
最後のみんなで作り上げるフードイベントがすごく良かった。キッチンカーと地域に根付くお店が協力して、フードイベントで食べられるコース料理を考えるなんてほんとにいいアイディアだと思う( ᐢ˙꒳˙ᐢ )
Posted by ブクログ
紅茶が好きなので、タイトルに引かれて購入。
ひたすらにホッコリする本ですね(笑)
あぁ〜、香り高い紅茶飲みたくたなっちゃった♪
新しい茶葉買っちゃお!
Posted by ブクログ
「そうですよね。良いことばかりが続くわけでもないんですよね」
「でもね、悪いことばかりが続くわけでもないからね。歳を取ると少しずつ色んなことがわかるようになって、良し悪しの価値観が変わるだけかもしれないけど」
歳を重ねることで色々わかってくると悪いことの解釈も変わるというのは、これからもっと老いていく身としては、明るい希望だと感じました。