【感想・ネタバレ】アンソロジー 極彩色の後宮のレビュー

あらすじ

人気作家夢の競演!

その大陸では、帝俊という神が崇められている。
帝俊は鳥の姿で世に現れ、泥の海から山河を造り、生きとし生けるものを生みだした。
帝俊はまた、五つの卵を産み落とした。五色の卵であった。卵から生まれた子らが、五つの国の境界を定めて、治めることとなった。王たちは、自らが生まれた卵の色を国の名に冠し、その色を貴んだ。

これは、五色を身に纏う者たちが繰り広げる、五つの後宮の物語である。

玉座を疎む青年王と破天荒な妃との出会いが国を動かす〈黄の国〉
敵対する部族間で育まれた絆は究極の選択を迫り…〈白の国〉
寵愛を一身に集めた妃の、死の真相とは〈青の国〉
貧しい村育ちの少女は、後宮で運命と出会う〈黒の国〉
皇后を目指す少女が出会ったのは他国のさえない文書係で…?〈赤の国〉

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

5人の作家たちが 後宮をテーマに書いたものです。
私は 白川紺子さんと 望月麻衣さんのふたりしか知りません。
プロローグ 白川紺子
風の娘と金の檻の王 佐々木禎子
漆黒の星妃 望月麻衣
白日の誓い 和泉桂
赤烏朗詠 尼野ゆたか
群青を砕く 白川紺子

5人で書いた違和感もなく
それぞれが面白かったです。
他は皆 男女の問題でしたが
白日の誓いは 清亮と弦韋という 男同士の 肉体関係のない愛情が 印象的でした。
最後の決闘シーンは 心に残ります。
あっという間に読んでしまって ちょっともったいなかったなあ!
という本でした。

0
2025年12月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アンソロジーだと、一つのテーマで作品をそれぞれが書いているという印象がありました。
しかし本作は、一つの大きな大陸の、
それぞれの国の後宮の物語であり私は他に読んだことがなく面白い…!と思いました。
また、私の後宮イメージがどうしても男女の恋愛、女同士の戦いバチバチ(もしくは下っ端が仲良し)か、後宮で巻き起こる事件を謎解くミステリーのような印象があります。
しかし本作はそれだけではない。「白月の誓い」は特に印象に残りました。BLということば一言で済ませたくない、すごく哀しいけれど煮えたぎるような愛だとわたしは感じました。
最後の「弦韋の冷たい唇からは、仄かに血の味がした。」もうここに、清亮の想いがぐっと詰まっていて読んでいて苦しかったです。
普段あまり読まないジャンルですが、忌避感などは一切なくむしろ強くつよく印象に残っています。
アンソロジーの続きというのも聞きませんが、
この大陸のその後が読みたいと強く思いました。

0
2026年02月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

当代の人気作家が一つの世界観・テーマ、設定で描く「後宮物」競演譚。

それぞれに作家の個性が存分に活かされており、楽しみながら読めた。
中でも鮮烈な印象を残したのは、和泉桂さんの「白月の誓い」。他の物語が男性×女性のラブロマンスに傾いていたのに比べ、やはりBLをメインに書かれている作家さんならではの個性際立つ作品となっている。
また、後宮シリーズのトリを飾る白川紺子さんの作品も意外性があって、良かった。
単なる王と后の恋愛ものではないところがまた意外性があって良い。読者としては、何故、王弟が緑児を王后に選んだのか、その辺りも知りたかった。その辺に光を当てれば、それだけではや、もう一つの別の物語ができそうだ。
個性が発揮されている作品もある一方で、いささか月並みではと思える作品も混じっていたーというのが正直な感想である。

0
2026年01月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

☆3.5くらい

それぞれの話は大体面白かった。

ただなぁ、設定がね……。十二国と彩雲国と混ざってんなぁ、としか思わなかったわけで。もうちょっとひねりがあればもっと楽しめたかも。極彩色って言うほど色が派手でもないしな……。
それぞれの話はそれなりに面白かったです。短いので物足りないけど。ちゃんと長編で読みたいな、と思ったのもあった。この手のアンソロジーでは割といい感じでした。

0
2025年12月27日

「小説」ランキング