「金井美恵子」おすすめ作品一覧

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作品一覧

2017/11/03更新

ユーザーレビュー

  • ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ
    本文中にあった次の一節、「……様々なシーンの断片がどっちがどっちの映画の中でのことだったのか、ごっちゃになってしまう。」が、本作を言い当てているんじゃなかろうか。
    この、登場人物がぼやけて、語られる話のほうが肥大した小説はずっと読んでいられそうだけれど、夢中で読む、という感じではなくて、これから読む...続きを読む
  • ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ
    はぁ~、もうただただため息が出るばかり。金井さんの世界にどっぷりつかってなかなか現実に戻ってこられない。こういう読書ができることの幸せよ!

    二十一もの掌編を連ねた構成で、一人の男性の回想という形であるが、はっきりした筋立てがあるわけではない。一貫して流れているのは「失われたものへの痛み」であるよう...続きを読む
  • ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ
    時間ではなく場で記憶を語る。何度でも語る。
    時に巧妙に逆らう小説。

    タイトルがまた素晴らしくて。

    ピース・オブ・ケーキは最初に慣用句的な意味を発想してしまったけどそれは山椒のようなもので直訳で受け取ったほうが素直に読めます。

    場にとって「私」とはうつろうものだ。
  • カストロの尻
    小説と思って読み始めたら、金井さんらしい批評的なエッセイで、それもまたよしと思いつつ読み進めるといつの間にか小説になっており、形としてはエッセイに挟まれた短編集というところなのだが、エッセイとつながっている短編もひとつひとつが完全には終わらす、次へと続くという、まことに不思議な作品。金井美恵子は金井...続きを読む
  • ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ
    時には数ページにも及ぶ長い文章だけれど、句読点がメトロノームのようにリズムよくかっちり打ってあるので流れるように楽しく読み進めるられた。しかし「私」がいつのまにか「わたし」「あたし」「僕」となり誰の話だか見事に迷う。思えば小さい頃は身近な人々と自分の境界など無かったなぁなどどふと思い出した。マッチ入...続きを読む