愛の生活・森のメリュジ-ヌ
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愛の生活・森のメリュジ-ヌ

1,155円 (税込)
808円 (税込) 12月25日まで

4pt

《わたしはFをどのように愛しているのか?》との脅えを、透明な日常風景の中に乾いた感覚的な文体で描いて、太宰治賞次席となった19歳時の初の小説「愛の生活」。幻想的な究極の愛というべき「森のメリュジーヌ」。書くことの自意識を書く「プラトン的恋愛」(泉鏡花文学賞受賞作)。今日の人間存在の不安と表現することの困難を逆転させて、細やかで多彩な空間を織り成す、金井美恵子の秀作10篇。

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愛の生活・森のメリュジ-ヌ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    収録されている順番がもたらす痺れあった
    まじかよ全部良かったけど、プラトン的恋愛、アカシア騎士団はすげえ特に好きだ、夢の時間はちょっと集中力足らずでもっかい読もう

    0
    2025年10月23日

    Posted by ブクログ

    初の小説で太宰治賞次席となった「愛の生活」、泉鏡花賞の「プラトン的恋愛」など、金井美恵子の傑作10編の短編集。

    収録されているのは60〜80年代の初期作品。あとがきにある「処女作にすべてが含まれている」ではないが、ほぼ彼女の世界観は完成されていると思う。

    表題作や受賞作、また「夢の時間」「アカシ

    0
    2024年02月23日

    Posted by ブクログ

    大学の先生に勧められて手に取ったけれども、とんでもない世界に足を踏み入れてしまった気がする。ずいぶん好きでした。描写や比喩がちょっとグロテスクな感じがするので、そういうのが平気なひとはぜひ読んでみて欲しい。繊細な言葉が連なっているので、グロテスクなものも美しく見えてくるのが不思議。

    0
    2024年02月20日

    Posted by ブクログ

    『夢の時間』と『黄金の街』が特に好き。

    『愛の生活』これ、19歳で書いたの?ってちょっとびっくり。他の作品も読もう。
    とても昭和の作品とは思えません

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    森のメリュジーヌやばい
    ていうか美恵子やばい!

    「彼女の微笑の意味の最大の意味は愛であり、その中にしのび寄って来る死、悪意とからかいの針、優しさ、苦痛、空虚、悲しみ、それから燃えあがる意志――。」
    「きっと、何かいいことがあるかもしれない。疑わしいことだけれど、何かいいことがあるかもしれない。信じ

    0
    2012年10月15日

    Posted by ブクログ

    どことなく考えがあちらこちらに行く感じ、太宰の女生徒に似ているような感じもする。本文中に出てくる固有名詞は、ちょっとツンとしているけど厭らしくなくて私は好きだ。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    「愛の生活」「夢の時間」「森のメリュジーヌ」「永遠の恋人」「兎」「母子像」「黄金の街」「空気男のはなし」「アカシア騎士団」「プラトン的恋愛」を収録。
    どの話も、緻密に組まれていながらどこかに獣臭さや血なまぐささの漂うような、まるで丁寧に掃除され壁際にはドライフラワーの吊るされた部屋の真ん中に、生血の

    0
    2025年12月03日

    Posted by ブクログ

    2008年11月17日~18日。
     女性にしか書けないんじゃないか、といった印象を持った。美しくグロテスクで独りよがりでもあり、人を惹きつける。不在という存在。
    「兎」はそんじょそこらのホラー以上に怖い。

    0
    2018年01月06日

    Posted by ブクログ

    森のメリュジーヌ辺りから雰囲気が一変。
    愛の生活のような初々しく瑞々しい文章よりも、後半のなんとも言えない怪しい雰囲気が好きです。
    同じ講談社文芸文庫のピクニック、その他短編も読んでみようと思いました

    0
    2012年08月21日

    Posted by ブクログ

    金井美恵子さんの文体が好きです。
    中でも、「森のメリュジーヌ」は何度も読み返しています。

    残酷さとそこはかとない艶やかさ、美しい描写と流れるような文のリズム、ゆっくり時間がある時に金井ワールドにトリップするための本です。

    0
    2011年05月16日

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