配信予定・最新刊

作品一覧

  • 読楽2025年7月号
    続巻入荷
    -
    60~65巻200円 (税込)
    【豪華執筆陣!】今野敏 柏井壽 門田泰明 サメマチオ  【特別読み切り】 今野 敏 エス 乱闘騒ぎで暴力団と一緒に検挙された中に、若手の日下部刑事がいて─ 柏井 壽 三日月旅館 上司の東山が民泊に試泊することとなり、はるかは一足先に京都へ戻る 【最終回】 矢月秀作 警視庁特務部逮捕特科アレストマン 2 二人の怪物が対峙し、雨夜に肉と骨の衝突音が響く! 【連載小説 警察&ミステリー】 小路幸也 HOTEL NIGHTHAWKS 中山七里 正義の銃弾 【連載小説 社会派サスペンス】 城山真一 溶かし屋 【連載小説 歴史&時代】 あさのあつこ おもみいたします 参 篠 綾子 反魂香 門田泰明 汝 戟とせば 拵屋銀次郎半畳記 【連載小説 風味絶佳】 吉田篤弘 月とコーヒー 【マンガ】 サメマチオ 追読人間臨終図巻
  • 落としの左平次
    続巻入荷
    3.9
    1~3巻814円 (税込)
    佐々木清四郎は、齢十八歳。定町廻り同心となり三年がたつが、まだ見習い同然の扱いだ。そんなある日上役に呼ばれ、左平次預かりの命を受ける。左平次は、優秀な廻り方で「落としの左平次」と呼ばれていたが、理由あって引退、今は町人の身分だという。どうやら亡くなった清四郎の父親の元同僚らしい。早速、娘の亡骸が運びこまれた番屋で清四郎は左平次に怒鳴られるが──厳しくも温かく鍛えられながら、清四郎は一人前の同心を目指して奔る! 鰻丼、錦糸丼など美味しいご飯も沢山登場するノンストップエンターテインメント時代シリーズ、堂々たる幕開け。
  • 侠

    4.1
    1巻770円 (税込)
    かつては名うての博徒、今や寂れた蕎麦屋の銀平。最期に挑むは自らの生を賭した大博奕。人生の黄昏に涙する、時代小説の新たな傑作! 文庫シリーズ『落としの左平次』も大好評の著者、第26回大藪春彦賞受賞作! たとえ落ちぶれようと、塵芥のように死んだとしても、一生懸命に生きたという事実は変わらない。ちっぽけな存在でも、誰かのために命を燃やすことができる。ひとりの男の生涯を通じて、作者は人間の生きる意味を謳い上げているのである。 細谷正充(書評家)――本書解説より
  • 羅城門に啼く(新潮文庫)
    4.0
    1巻605円 (税込)
    平安の都は荒れ果てていた。親に名前もつけてもらえず、一生消えぬ傷痕を背負ったイチにとって、盗みも人を殺(あや)めるのも生き延びる手段だった。そこに聞える空也上人の念仏。反発しながらも上人に従うイチは、ある時瀕死の遊女(あそびめ)を救う。初めて感じる人のぬくもり、娘との平穏な時。だがそこに現れたのは……。悪夢、慟哭、人生の再生。地べたに生きる人々を描く著者の傑作。京都文学賞受賞作。(解説・細谷正充)
  • 虎雄とともに 徳田秀子が支えた医療革命
    -
    結婚後は専業主婦になるのが普通だった昭和40年代半ば。後に徳洲会病院創設者となる徳田虎雄と結ばれた秀子は、7人の子を育てながら経営計画書を作り、銀行から資金調達し、土地を購入して病院を建てた。決して自ら表舞台に出ることなく夫を立てながらである。その夫、虎雄が医師を目指したのは、9歳の時に弟を病気で亡くしたことに起因する。故郷の徳之島で貧しい農家の子として育った虎雄は、夜中に体調を崩した弟を医者に連れて行くも診療拒否され、翌朝、弟は息を引き取った。当時の医療機関には休日・夜間診療などなかったのである。「お金があれば弟は助かったかもしれない」「貧富の差で医療が受けられるかどうか変わるなんておかしい」。虎雄は数々の苦難を乗り越え大阪府松原市に徳洲会病院を建設する。その理念は「生命だけは平等だ」――。24時間・365日、高度な医療が受けられる日本最大の医療法人の誕生である。既得権益を脅かされた開業医の団体である日本医師会は猛反発。各地で徳洲会の病院建設阻止に動く。これに対し、虎雄は国会議員となり徹底抗戦した。何度も苦境に陥った虎雄を励まし、自らも陰で病院設立・運営に携わり続けたのが秀子だ。虎雄の理念は浸透し、今では休日診療・年中無休の総合病院が当たり前になった。徳洲会は全国各地に200の施設を抱える医療法人にまで成長し、東日本大震災などでは災害(被災地)医療なども展開。弱者を助けるという虎雄の思いを今も引き継ぐ。現在の徳洲会グループの発展は秀子の力なくしてあり得なかったともいえる。本書は貧しい生活から日本一の病院を作り上げるまで、夫の夢の実現にそばで携わり続けた妻の生きざまを描いたノンフィクション。
  • どうした、家康
    3.7
    1巻748円 (税込)
    人質から天下人へ。徳川家康のドラマチック人生! 幼少で母と生き別れ、少年時代は人質として各地を転々とした徳川家康。戦国の世を勝ち抜き、天下人として幕府を開くまでに、何度も訪れる人生の節目で、都度難しい選択を迫られた。織田家に囚われてから大坂の陣まで、歴史時代小説の精鋭十三人が趣向を凝らす、歴史改変もありの短編集。〈文庫オリジナル〉 織田家の人質となっていた少年時代 桶狭間の戦い 三河一向一揆 三方ヶ原の戦い 本能寺の変後の伊賀越え 小牧長久手の戦い 関東移封 関ヶ原の戦い 大坂夏の陣 など。 徳川家康の節目となった事績や事件をテーマに、ついに天下を手中に収めるまでの分かれ道を彼がどう切り抜けたか、史実に忠実な作品だけではなく、「あのときこうなっていたら」という歴史改変ものも含むバラエティー豊かなラインナップで、超短編を集めました。
  • 読んで旅する鎌倉時代
    3.9
    1巻737円 (税込)
    蛭が島:若き源頼朝が流された伊豆の地。当時の支配者は北条氏。 真珠院:頼朝との悲恋の末に八重が命を落とした地。 伊豆山神社:頼朝と北条政子が結ばれた地。 石橋山:頼朝が源氏復興ののろしを上げるも、大庭景親、伊東祐親らの平家軍に大敗した地。 黄瀬川:奥州から駆けつけた義経が頼朝と再会した地。 願成就院:北条時政が頼朝の奥州平泉討伐戦勝祈願のため建立した。 銭洗弁財天:頼朝への宇賀福神の夢のお告げを元に、宇賀福神を祀り神仏の供養を行なったのが創建の由来。 三島大社:頼朝が源氏復興を祈願して旗揚げをした神社。 梶原山公園:頼朝の信任厚かったが、その死後に滅ぼされた梶原景時終焉の地。 鶴岡八幡宮:鎌倉幕府とともにあった彼の地のランドマーク。 伊豆修善寺:頼朝の嫡男・頼家が暗殺された地。 など、鎌倉殿(鎌倉幕府)をめぐる13の地を舞台に、歴史時代小説の手練れ13人が切れ味鋭い筆をふるう。 13の掌編を自宅でじっくり味わうも良し、地図と写真を手がかりに今に残る歴史の現場を訪ねるも良し。
  • 春を待つ
    3.8
    1巻1,699円 (税込)
    愛する家族を喪った者たちの絶望が希望に変わる日。愛する息子を喪い、未来をなくした夫婦は悲しみの果てに離別。平和だった家族は崩壊した。それから数年を経た命日の前日、夫は過去を忘れるために、息子の骨壺を抱え、心が凍てつき暗い家に引き籠る妻を訪ねる。だがその途上、夫は実の両親を亡くした少年と出会い、妻の家に一緒に泊まることに。その日から心に仄かな灯が生まれた。3人の孤独な魂が寄り添う時間のなかで、それぞれの絶望が希望に変わり、夫婦は再生の路に立ち、少年は未来に向かって歩みはじめる。「人は少しずつよくなるしかない、少しずつ幸せになるしかないんだ……」第1回京都文学賞受賞作家であり、NHK『雲霧仁左衛門』など、映画やドラマで絶大な影響力を誇るベテラン脚本家が、人間の業、そしてどん底から這い上がる人の強さと家族の絆を感動的に描く。
  • 星を抱いた男 経営者にしてオペラ歌手、世歌勳・小栗成男という生き方
    -
    1巻1,600円 (税込)
    経営者でありながら、テノール歌手としてカーネギーの舞台に立った男がいる! その男の名は小栗成男。名古屋で自動車販売会社を経営し、名古屋市の教育委員にも名を連ねている。小栗の人生は挫折と屈辱の連続であった。しかしそれを糧にしてトップセールスマンとなり、経営者となり、まわりからの目を気にすることなく50を過ぎてテノール歌手への挑戦を続けてきた。著者の松下隆一は小栗を見てこう語る。「自分自身の本来あるべき姿、自分を偽らない生き方。小栗成男はそのために――彼の言葉を借りるのなら――『身体がふるえて全部血が抜けるくらいつらかった』という切実なる想いから解放されるために、無謀だと言われる挑戦をしなければならなかった。あなたが、自分を変えたい、閉塞感から抜け出したい、ささやかでも“誰か”のために生きたいというのなら、小栗成男の生き方をヒントにすれば、その望みはかなうかもしれない」と。挫折も屈辱も糧にして、底抜けに明るく挑戦する男の生き方に学べ。
  • 異端児 稀代のリーダー 平成建設・秋元久雄の生き方
    -
    1巻1,600円 (税込)
    「カリスマ」「異端児」「型破り」……そう呼ばれ続けている男がいる。無謀といわれながら大工や職人を自前で育成、徹底して内製化を追求するという独自のスタンスで、建設業界に常に存在感を放つ平成建設。その創業者で社長の秋元久雄だ。東大や京大、東京芸大などの新卒者が、大工や職人として入社を切望するほどの平成建設。「エリート大工集団」をつくり上げ、「部長は部下の選挙で決める」「社員が社長を査定する」など、独自の考え方で組織をつくり上げ、率いている秋元。彼はいかにしてそのような企業をつくり上げたのか。ウエイトリフティングでオリンピックを目指した青春期。独自の視点とアプローチからトップセールスの座を勝ち取った営業マン時代。「腕の良い大工を育成したい」という強い願いから建設会社を立ち上げ、日本建築文化のすばらしさを継承し、国内外に発信し続ける現在……。秋元が、「異端児」「カリスマ」と呼ばれるゆえん、その生き方、常識破りといわれる経営手法を、脚本家としても注目されている文筆家が独自の視点から取材、いきいきとした文章で伝える。
  • その男、日本を変える 北神圭朗という生き方
    -
    「この男を総理大臣にしたい」政治家からこう言われる男がいる。その男に会うと、器の大きさ、教養、行動力によって多くの人は心底惚れ込んでしまうという。衆議院議員の北神圭朗である。嘘がない、筋を曲げない、武器は誇りと信念。バカ正直に“正心誠意”などという看板を掲げ、日本という国家のために身を捧げて働く生き様。それが、会う人すべての心になじみ、浸透し、離れ難い唯一無二の人となってしまう。本書は、近い将来、日本を変える男、人が惚れ込んでしまう男のすべてを、いきいきと書いたノンフィクションである。

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ユーザーレビュー

  • 落としの左平次(三)忘れ去られた女

    Posted by ブクログ

    落としの左平次第3弾
    忘れ去られた女
    恨みの形
    怒りの左平次

    佐々木清四郎は 左平次の手から離れて1人で事件を解決したい!
    と思っています。
    だが なかなか難しい!
    け、思いつきで言うんじゃねえよ!
    これがどうゆうことかよく考えろ!
    と左平次は清四郎に言います。
    だけど まだ見習い同心の清四郎には なんのことやら さっぱりわからない
    これ 読んでる私も ここまでの話しでそう言われても さっぱりわからない

    この死んでる女は おふじ だと清四郎も読者の私も
    思い込んでいる。
    どこを見てるんだ!
    なんて言われても さっぱり!
    清四郎は 考えてみて努力はしている。

    最後に 生きたおふじが現れる

    0
    2025年11月16日
  • 落としの左平次(二) 消えた左平次

    Posted by ブクログ

    1巻目より面白い!
    清四郎は まだ19歳なんですね。
    嫁取りの話しが持ち上がる。
    八丁堀小町といわれる娘
    ところが 会う日には 拐かしがおきて お見合いどころではない。
    札差の息子 松太郎と新吉がふたりとも攫われる。
    このふたりの息子は しっかりもので
    自分の店が阿漕な金儲けをやってること
    こんな店は継ぎたくない
    と 思っていた。
    そこにつけこまれた事件
    左平次がいつもいくお店 みくら
    美味しい鰻や豆腐が出てくる。
    そこのお店のお花が 清四郎のことが大好きなのだが うとい 清四郎は気がつかない。

    この父親のような左平次の他にも
    清四郎が生まれる前からつかえてくれるお竹
    小者の仙太
    この仙太が

    0
    2025年05月17日
  • 侠

    Posted by ブクログ

     また素晴らしい一冊に出会えました。本書は単なる江戸の人情噺ではありません。訳あり蕎麦屋老店主の、孤独で不器用かつ執拗で頑なな生き方を通して、人間の業の深さを描ききっています。感情を排して客観視した筆致は、燻し銀のような味わいで長い余韻を残し、読後暫し呆然としてしまいました。

     江戸の片隅で寂れた蕎麦屋をし、欲もなく生きる齢六十の銀平。博奕の名人ながら蕎麦屋になるまでの波乱に富んだ前半生と、死期を悟り命の価値と向き合う銀平の日常と心情が、著者の冷徹な眼差しで綴られます。余命をどう生きるかではなく、どう死ぬかを問われているように感じました。

     命懸けの博奕の大勝負描写の緊迫感も素晴らしいので

    0
    2025年04月13日
  • 侠

    Posted by ブクログ

    松下隆一『侠』講談社文庫。

    第26回大藪春彦賞受賞作。

    『羅城門に啼く』が面白かったので、本作も読んでみることにした。

    読んでみれば、感動の人情博奕時代小説であった。後半に描かれる銀平が三十年ぶりかで博奕を打つシーンにはハラハラした。沢木耕太郎の小説に『波の音が消えるまで』という傑作があるが、あのバカラ賭博のシーンが蘇るかのようだった。

    人間というのは様々な過去を背負いながら、やっと生きるちっぽけな存在だ。そんなちっぽけな存在でも、何事にも素直に真っ直ぐに生きていれば、何かしら良いことが起きるのかも知れない。そんな前向きな気持ちにさせてくれる非常に良い作品だった。


    幼少期に苦難を味

    0
    2025年03月14日
  • 落としの左平次

    Posted by ブクログ

    いやいやいや ツボにはまる話しです。
    新米同心清四郎と 同心をやめた凄腕左平次
    左平次について事件を解決するたび
    清四郎は 捜査や関係者の人間性に気がつかされていきます。
    美味しい鰻丼やお稲荷さん あぷたま丼(油揚げとネギと卵)が お話しを身近なものにしていきます。
    左平次は 清四郎の父親と仕事をしていた。
    母親とも顔見知り
    過去に何があったかは 最後まであかされません。
    左平次の飼ってる白い犬は 昔 清四郎が拾ってきて飼っちゃいけないと言われていた犬
    左平次の清四郎に対する愛情が あちこちから伝わってきます。
    池波正太郎以来の王道のシリーズ という言葉にもひかれました。
    楽しみな話しです。

    0
    2025年02月06日

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