松下隆一の作品一覧
「松下隆一」の「読楽」「読んで旅する鎌倉時代」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「松下隆一」の「読楽」「読んで旅する鎌倉時代」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
松下隆一『落としの左平次』ハルキ文庫。
貯まっていた古本屋のポイントを消費しようと思い、古本屋を物色していたところ、以前から読みたいと思いながら、失念していた本作を発見し、手に入れた。来月には第四巻が刊行されるようなので、慌てて第二巻、第三巻も新刊で購入した。
松下隆一は、前に読んだ『羅生門に啼く』『侠』が面白かったので、気になっていた作家である。
文庫書下ろしの時代ミステリー小説で、後にシリーズ化されている。この第一巻には三話が収録されている。
時代小説はたまにしか読まないが、非常に面白い。読みながら、亡き父親が時代小説のことを『ちょんまげ物』と言っていたことを思い出したのは左平次の
Posted by ブクログ
落としの左平次第3弾
忘れ去られた女
恨みの形
怒りの左平次
佐々木清四郎は 左平次の手から離れて1人で事件を解決したい!
と思っています。
だが なかなか難しい!
け、思いつきで言うんじゃねえよ!
これがどうゆうことかよく考えろ!
と左平次は清四郎に言います。
だけど まだ見習い同心の清四郎には なんのことやら さっぱりわからない
これ 読んでる私も ここまでの話しでそう言われても さっぱりわからない
この死んでる女は おふじ だと清四郎も読者の私も
思い込んでいる。
どこを見てるんだ!
なんて言われても さっぱり!
清四郎は 考えてみて努力はしている。
最後に 生きたおふじが現れる
Posted by ブクログ
1巻目より面白い!
清四郎は まだ19歳なんですね。
嫁取りの話しが持ち上がる。
八丁堀小町といわれる娘
ところが 会う日には 拐かしがおきて お見合いどころではない。
札差の息子 松太郎と新吉がふたりとも攫われる。
このふたりの息子は しっかりもので
自分の店が阿漕な金儲けをやってること
こんな店は継ぎたくない
と 思っていた。
そこにつけこまれた事件
左平次がいつもいくお店 みくら
美味しい鰻や豆腐が出てくる。
そこのお店のお花が 清四郎のことが大好きなのだが うとい 清四郎は気がつかない。
この父親のような左平次の他にも
清四郎が生まれる前からつかえてくれるお竹
小者の仙太
この仙太が
Posted by ブクログ
また素晴らしい一冊に出会えました。本書は単なる江戸の人情噺ではありません。訳あり蕎麦屋老店主の、孤独で不器用かつ執拗で頑なな生き方を通して、人間の業の深さを描ききっています。感情を排して客観視した筆致は、燻し銀のような味わいで長い余韻を残し、読後暫し呆然としてしまいました。
江戸の片隅で寂れた蕎麦屋をし、欲もなく生きる齢六十の銀平。博奕の名人ながら蕎麦屋になるまでの波乱に富んだ前半生と、死期を悟り命の価値と向き合う銀平の日常と心情が、著者の冷徹な眼差しで綴られます。余命をどう生きるかではなく、どう死ぬかを問われているように感じました。
命懸けの博奕の大勝負描写の緊迫感も素晴らしいので
Posted by ブクログ
松下隆一『侠』講談社文庫。
第26回大藪春彦賞受賞作。
『羅城門に啼く』が面白かったので、本作も読んでみることにした。
読んでみれば、感動の人情博奕時代小説であった。後半に描かれる銀平が三十年ぶりかで博奕を打つシーンにはハラハラした。沢木耕太郎の小説に『波の音が消えるまで』という傑作があるが、あのバカラ賭博のシーンが蘇るかのようだった。
人間というのは様々な過去を背負いながら、やっと生きるちっぽけな存在だ。そんなちっぽけな存在でも、何事にも素直に真っ直ぐに生きていれば、何かしら良いことが起きるのかも知れない。そんな前向きな気持ちにさせてくれる非常に良い作品だった。
幼少期に苦難を味