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中学三年生の彗子は両親の離婚後、月に一度、父の代わりに祖父と会っていた。公園でソフトクリームを食べ、海の見える岬まで軽トラを走らせるのがお決まりのコース。そんな一風変わったデートを楽しむ二人だったが、母の再婚を機に会うことをやめることになり……。表題作のほか、元不良と教師、バツイチOLと大学生、園児と保育士など、暖かくも切ない5つのデートを瑞々しく描いた短編集。
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Posted by ブクログ
愛を深めていく1対1の人間関係は、なにも男女や恋愛に限らない。性別、年齢、肩書き、血縁を越えて築かれるものなのだと思う。 「デート」という言葉には、やはり恋愛を前提としたイメージが強いけれど、以前友人がこう言っていたのを思い出した。 「誰かと1対1で会うときは、たとえ仕事でも“デート”だと思って出...続きを読むかける。そうすればいつもハッピー♪」 その言葉の意味が、この本を読んで少しわかった気がする。誰かとの関係を深めることって、すごくハッピーなことなんだ。 昔から私は、“仲良し◯人組”のようなグループよりも、マンツーマンの関係が好きだった。 たとえ複数人の集まりでも、それぞれの人と丁寧に関係を深めたいと思うタイプ。 本に登場する、恋愛ではないけれど「デート」と呼びたくなるようなやりとりを読んで、こういう関係っていいな、こんな関係性があるのも素敵だなと思った。 読み終えたあと、心がじんわり温かくなった。
うう…泣かされました。号泣です。嗚咽です。 心を震わせる、涙腺を刺激するストーリー。それもわざと「泣け泣け」という感じではないんだよね。淡々と感情表現を抑えた筆致なのに泣かされる。不思議だ…。 でも、もちろん不快ではなくて。押し付けがましくないからこそ、とっても爽やかで、好みドンピシャでした。 ...続きを読む 瀬尾作品は小説はこちらが初読みなんだけど、なぜ今まで避けてきたんだろうと少し後悔するくらい。 嗚咽が我慢できないくらい号泣したのは「ランクアップ丼」です。少しネタバレすると、ちょっとネグレクトされたっぽく育った主人公の話なんだけど、母親への恨み言のようなものがほとんどない。もちろんらネグレクトは良くないことだけども、母子とは、母子家庭とは、という押し付けのない描き方で、「そういう家庭もあるんだろうな」と自然と思わされるところがすごいよね。そこにはもう善悪を超越した、ただ状況だけがある、という書き方なんだよなあ。 でね、瀬尾さんってきっと、淡々と、でも心の温かい、サラッと人に優しくできる人なんだろうなーと思う。そういう人に憧れちゃうな。自分も押し付けがましくない優しさを身につけていきたいと強く思う。
各主人公たちが織りなす"おしまいのデート"の短編集。 作品のテーマと瀬尾まいこさんの優しい世界観とがものすごくマッチしています。 "おしまい"ってネガティブなイメージがありますが、本作では、どの話においても"おしまい"は区切りではあるけど、...続きを読む決して断ち切れているわけじゃないと思いました。 疲れちゃった時や、優しくされたい時に、この作品は刺さります。 以下、好きな短編。 ▪︎おしまいのデート 学生の女の子と、父方のおじいちゃんとのデート。 おじいちゃんは離婚したお父さんの代わりに、女の子と毎月会いにデートします。 ほんの数ページ読んだだけで、主人公のこれまでの道程を感じます。 いい意味で無駄な文章が無くて、しかもその文章一つ一つが主人公のひととなりを表現させて、文章で表さないこれまでを想像させるのだから、瀬尾まいこさんは天才だと思います。 ▪︎ファーストラブ 普段全くつるまない男子から、主人公(男子)がデートに誘われるお話。 これはめちゃくちゃキャッチーで最初から引き込まれました。 1日でその人への想いとか関係性とか、ガラッと変わることって中々ないですが、でもたまーにあるんですよね。 世界観や登場人物のキャラクター、物語の先の読めなさ、すべてが大好きなストーリーでした。
卵丼とビスコが食べたくなった。 なんだか、おいしいご飯が食べたくなる。 ふとした時に読みたくなって、そのたびに好きが大きくなる。 瀬尾まいこさんの書く世界が大好きです。 この世界の住人になれるように生きていきたい。
解説に、瀬尾さんの本は薬膳とありました。正に私にとって瀬尾さんの本は心の癒しを与えてくれる薬膳そのものです。 恋愛のデートでばかりではなく、同じ目的や感謝を伝える為のデートはちょっと切なくて、でもほっこりする物ばかりでした。人との関わりを持つことで、感謝の気持ちになったり、希望が持てたりするなと思...続きを読むわせてくれました。
なんて優しい物語たちなんだろう。 どの話も心が温かくなって日常の一コマを大切に過ごそう、と思わせてくれた。 何も形がないところからこんなに優しい物語を紡ぎ出せる瀬尾まいこさんの筆力に心から惚れぼれしました。
NHK FMの朗読の時間で「デートまでの道のり」を放送していたので、原作も読みたいと思っていがやっと読むことが出来た。五篇の短篇であれよあれよと言う間に読み終えてしまった、「デートまでの道のり」以外は何ともうら寂しい物語で、今流行りの源氏物語のようないとあわれな物語であった。この著者の物語の読み心地...続きを読むはすごく良いのだが、登場する60代の男性をすごい老人に描いており、確かに体力は落ちているが老人呼ばわりするほど老いぼれてはいない。
おしまいということ
デートというキーワードが織りなす短編集。デートは相手によって、その意味合いが変わってくる。よく言う、一般的なラブラブなデートを扱う訳でなく、ちょっと変化球。それぞれの関係性にほっこりした。
#胸キュン #癒やされる #泣ける
まさしく"上質な薬膳スープ" さまざまなデートの短編集ですが、性別・年齢・環境の違う二人組。 切なくなったりほっこりしたり、いろいろな感情を引き出された気がします。 どれも面白かったですが、ランクアップ丼が特に好きでした。 ワンちゃんの話は、まともな食べ物あげてくれ、、と気が...続きを読む気じゃなくて集中できませんでした(笑)
優しい優しい物語。 短編集でどれもこれもおしまいのはなしだけど、未来があって素敵な余韻を残してくれる 何にでも、はじまりと終わりがあり、また始まる 私たちはそれを繰り返してるんだな
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