【感想・ネタバレ】戸村飯店 青春100連発のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年05月07日

ふふふと声に出して笑える場面が何ヶ所もあった。兄は兄、弟は弟で苦労することがあるのだとわかった。特に好きだと思った場面はコウスケが大学受験すると聞き付けた戸村飯店の常連さんたちが様々な手法で応援してくれようとするところだ。

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購入済み

匿名 2024年05月06日

すっごく面白かった!
いい兄弟!コテコテの大阪楽しいそう!
また今後の兄弟を見たい!

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Posted by ブクログ 2024年02月25日

全く好みじゃないタイトルと表紙!(すみません!)でも、瀬尾まいこさんだから…と思って、読んだら、めちゃくちゃ面白くてあっという間に読んでしまった。
正反対のタイプの兄弟のお話なのですが、どっちもいい男の子!!うちの子もこういう風に育ってくれないかなーと思いました。高校生ってまだ思春期だよね?って思う...続きを読むほど、家族や周りの人への思いやりに溢れてる。特に弟のコウスケの思考が面白すぎて可愛すぎて、爆笑でした。逆に兄のヘイスケは、切なくてキューっとさせられた。
嫌な登場人物が全くおらず、穏やかな気持ちでサラッと読めた。特に北島くん、品村さんのキャラが良かった。

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Posted by ブクログ 2024年01月19日

めっちゃよかったぁ。 

何度もほろりと涙ぐんでしまいました。
大阪下町の戸村飯店という中華料理屋さんで
育った一つ違いの兄弟がのお話です。

同じ親から生まれた兄弟であっても
性格がまるで違うというのは
本当どこのお家でもそうやと思います。
お互いなんとなく、ライバル的に複雑な気持ちもあり、リスペ...続きを読むクトする気持ちもある。
相手を羨ましく思ったり、理解できへんと思ったり腹が立つと思うこともあります。

近すぎると見えない相手に対する感情も
少し離れると認められるようになったり
心配もできるようになったり。

本当に自分のことも兄弟 親の気持ちも
わからないし居心地が悪く離れたいと感じる時もあるけれど、やっぱり家族っていいなぁ。と心から思いました。

温かく本当に優しいお話で、大好きな本になりました。

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Posted by ブクログ 2024年01月06日

久しぶりの瀬尾まいこさん。
『戸村飯店青春100連発』

大阪の下町にある超庶民的中華料理店、戸村飯店の2人息子 ヘイスケとコウスケの青春物語。

関西の気質とか東京との違いとか物凄い分かる。
そうそう、大阪と東京って両方都会なんだけど、似て否なるだよなぁって・・・
いやいや、全然似てないのだ笑
...続きを読む学時代を大阪で一人暮らしして、就職後に転勤で関東に出て来た私には、共感する所が多すぎる作品だった。

そして物語の随所に出てくるコテコテの大阪弁でのやり取りがとっても懐かしく響いた。吉本新喜劇のくだりとか、上手いこと表現されてる。
流石は大阪生まれの瀬尾まいこさん!
いつも優しく温かな言葉で癒される作品が多いのだが、いや〜やっぱり関西弁喋らせたら完璧なんやろなぁ笑

性格も見た目もまるで違う兄弟だけど、お互い相手のことを実はしっかり想っている。ラストは心温かく目頭が熱くなった。兄弟を囲む周りの友人やバイト先、戸村飯店の常連さん、可愛い彼女さん達も、みんな大好きになってしまった。

時として幼い頃の記憶は、本人が思っていた事と、側から思われていた事が相違することも多い。自己表現がまだまだ未熟だからこそ、家族であっても思い違いをしている事はあるだろう。それでも互いを尊重し思いやる気持ちは変わらない。
本作の主人公ヘイスケとコウスケも同様で、特に兄のヘイスケは周りからのイメージと自身の思いのギャップが大きく、更に傍には単純でノリが良く愛されキャラの弟コウスケがいるため、自分の居場所探しが必要だったんだと思う。
親元の大阪から東京に出たことで、みえる世界や気付きがヘイスケを成長させたのだから、やっぱり一度は親元を離れるのって大事だよなぁとつくづく感じた。
きっとこれからも兄弟の絆を少しずつ深めながら逞しく生きていくんだろうと明るい未来が感じられて、優しい気持ちに包まれる作品だった。
進路に悩める学生さんにもオススメしたい。

岡野と戸村兄弟の今後も気になるし、ヘイスケの仕事ぶりや、コウスケの大学生活も気になる♪
これは是非続編も見てみたいと思った。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年12月16日

学校と実家ではお調子者であまり外に出たことのない弟・コウスケは、思い込みが激しく意外とネガティヴ。
兄・ヘイスケは社交性に長けており、自然と人が集まるタイプ。ただ関西人のノリに少しうんざりしている。だけど実は心底大阪が好き。

ちょっと自分に自信がない似たもの兄弟の、まさに青春を描く作品。最終的にそ...続きを読むれぞれの思い込みと真逆に、兄が実家を継ぎ、弟が関東の大学へ行くという本心に従っていく。

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Posted by ブクログ 2023年10月24日

 笑いあり、涙あり。再読したいと思えた素敵な一冊。

 こてこての大阪ワールドに、何度も笑えた。

 一緒にいる時は分かりあえなくても、離れてから存在のありがたさに気づく。そんな素敵な家族の物語に、温かさを分けてもらえた。

 器の大きいお父さんが大好きになった。彼の言動から泣きそうになった。

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Posted by ブクログ 2023年10月21日

「そして、バトンは渡された」の解説で、上白石萌音さんが、瀬尾麻衣子さんのイチオシ本として挙げてたことで、気になって手に取りました。

読んだら面白くて、
元気になりたい時、ちょっと読書したい時、たぶん大体どんなシチュエーションで読んでも、さらさら読める本だと思いました。

外に出て、いろんな環境や人...続きを読むに触れることって、自分には予想しない形で、役にたつ時があるのだろうなと感じました。
私はヘイスケと同じ長男ですが、器用でもないし、卒なくこなせるタイプでもないけど、ストロガノフをサラッと作ってあげれて、自分はお茶を飲んで、ニコッと笑っていられるお兄ちゃんになりたいと思いました笑

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Posted by ブクログ 2023年09月12日

家族に「ただいま」を言いたくなる。そんな謳い文句が書かれた帯に目を惹かれ購入。さらさらと読み進めやすい一冊でした。
ちょっとしたツッコミにクスッと来たり、そう言う気持ち分かるなぁと思ってみたり、程よく感情が揺さぶられながら読み進められました。

なんか兄弟って羨ましいなぁ。そんなふうに思える1冊。

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Posted by ブクログ 2023年08月06日

感動したとか悲しいとか悔しい、嬉しい、笑いすぎて涙が出たとかではなく。何か知らないけれど気持ちの良い涙が出てしまった
この作品が好きだと自信をもって言える
そのくらい素晴らしかった

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Posted by ブクログ 2023年08月03日

短編かと思ったら長編だった。
すかした長男と割りを食った次男の話かと思いきや、どっちも魅力的だった。
進路は一つじゃない、どうにかできる、ということがよく分かる話。将来どうしようと悩む中学生、高校生にも読んで欲しい。別に大層な夢があるだけが素晴らしいわけではない。目の前のことを頑張るだけでも結構いい...続きを読むことある。

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購入済み

嗚呼、青春兄弟!

2022年07月16日

町の人気中華飯店の家族の物語。親の思い、子の思い
。父、母の思い、長男の思い、次男の思い、チグハグでおもしろいけど、なんだか哀しいと思ってしまう。親って難しいな、子育てってなんだろなと、考えさせられました。いつもながら、瀬尾作品はおもしろいです。

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Posted by ブクログ 2024年05月07日

笑った!大阪の人が読めば普通の会話と思われそうなことも、関東出身の私が読むと、人情味溢れた楽しいものに感じる。特に店にいつも来る「兄ちゃん」の秘密告白は大笑いした。

家族なのに馴染めない、家族といても自分がこの場にフィットしていないという孤独感って結構多くの人が感じているのかなと思う。ましてやその...続きを読む場にめちゃくちゃ馴染んでいる兄弟がいたら、自分は余計居心地が悪いだろう。

戸村飯店の兄弟が良い居場所を見つけるために選んだ道を応援したい。

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Posted by ブクログ 2024年03月27日

本読んでて声に出して笑ったの初めて笑
しかも何回も。

最初は兄ちゃんいけすかないなーって思ってたけどお兄さん目線になって色々見えてきて。
よくわかる、よくわかる。って。

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Posted by ブクログ 2024年03月15日

兄弟でも相手の本心は全てわかるわけではないけれど、兄弟だからこそ知らず知らずのうちに支え合っていることがあると感じました。

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Posted by ブクログ 2024年02月25日

高校生から大学生になるの兄弟の物語
阪神タイガース、吉本新喜劇、宝塚歌劇‥関西あるあるネタと関西で育って東京で暮らすようになって感じる変化、すっごくわかる!!
そして、ちょうど息子たちの年齢と重なるので、やっぱり母親として全然わかってあげてないことや誤解して決めつけてしまっていたことがいろいろあった...続きを読むのかもしれないとせつなくなりました
日々、もっとちゃんとして!将来のこと考えてるの!?とついつい口に出してしまうこともあるけれど、言わなくても何か考えていたり、遠回りから学ぶことがあるんだと信じて見守るように頑張ろう

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Posted by ブクログ 2024年02月12日

戸村兄弟、高校卒業し一歩踏み出す。
将来について模索しながら進む、若い頃を思い出すような、ちょっと懐かしいような、ワクワクするような…(*´˘`*)
私にもこうやって将来について考えていた10代があったなぁ〜と微笑ましくなった‪ ·͜·♡‬
瀬尾さんの書く小説は、前向きで好きです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年02月11日

中華料理屋である戸村飯店の兄弟の物語。
何でも要領よくこなしてしまう兄のヘイスケと、愛嬌がありいつもボケをかましている弟のケイスケ。
同じ部屋で過ごしつつも会話はなく、お互いどこか妬み羨ましく思う部分があり素直に話せない。
一見仲の悪い2人の様だが、お互いをよく知っておりどちらも家族思いであることに...続きを読むかわりなかった。

岡野や北島くん、ありさんとの関わりの中から2人の性格や関係性が明かされていく。

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Posted by ブクログ 2024年01月29日

大阪の下町にある庶民派中華店『戸村飯店』の2人の息子たちは青春真っ只中。
兄のヘイスケと弟ケイスケの想いがそれぞれの目線で交代に語られていく。

兄のヘイスケは顔も要領も良くて軽やかに人生を歩んでいるように見えるけれど実はそうでもなくて……。私は自身が長子だからか(顔も要領も良くないけれど)ついつい...続きを読むヘイスケに肩入れをして読んでしまい、単純で愛されキャラの弟ケイスケが眩しく思えた。

テンポよく読み進められるのであっという間に読み終わってしまった。もう少しこのお話しを読んでいたかったな。

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Posted by ブクログ 2024年01月27日

 弟のコウスケ目線から始まる本作。次の章は兄のヘイスケ目線。そこで、最初に抱いたヘイスケの印象はがらりと変わりました。そこから各章、弟、兄の目線で交互に展開される本作。コウスケはザ、大阪人といった性格。逆にヘイスケは少し不思議な感じ。
 
 言葉を交わさないだけで、相手が何をどのように考えているのか...続きを読む分かった気でいるけど、実際には違う。それは他人だけではなく家族とでも…。男兄弟の関係は想像以上に複雑なのかも…と思えた作品でした。

 ヘイスケの最後の展開に少しだけ、うるっときました。

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Posted by ブクログ 2024年01月26日

 大阪の下町にある町中華『戸村飯店』の2人息子のお話し。

 器用になんでもこなし、女子にもモテモテだけど、何考えてるか分からない長男ヘイスケは高校卒業後に小説家を目指して東京へ。

 不器用だけど頑張り屋で、女子にはモテないけど人気者の次男コウスケは、(勝手に責任感を感じて?)実家の中華料理店を継...続きを読むぐつもりでいる。

 大阪弁での掛け合いは面白いし、大阪の人情はあたたかくてちょっと鬱陶しそうで羨ましい。男の子兄弟って会話がなくても仲が悪いわけじゃなくて、姉妹とは違った繋がり。

 長男の高三から次男の高三までのお話なので、進路の選択を通して成長する2人の姿が微笑ましい。

 2人を信じて背中を押せるお父さんも、優しく見守れるお母さんも素敵でした。

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Posted by ブクログ 2023年12月11日

まず、表紙の絵が気に入った。
そしてタイトルが、そのフォントが面白そうな雰囲気。
そんな理由で読んだ本。結果正解、面白かった!

人が心の中で思っていることは、実は他人には正確に伝わってない。その時の態度だけで判断すると、意外に誤解が生じる。小さな誤解がどんどん積み重ならないように、お互いを理解する...続きを読むにはまずコミュニケーション。

...なーんて簡単にいけば、揉め事なんて起こらないよねえ。家族間だったら照れや恥ずかしさが先にたってますます言えないよねえ。でもね、年月が経って気付いたら、実はそうだったの?....っていうお話でした(ん?)。
最後はもちろんきちんとほっこり。

この本を読んで気付いたのですが、会話が関西弁のところはノリツッコミで読むので、読むスピードが異常に速くなるんですよー。そんなアホな。

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Posted by ブクログ 2023年12月09日

よかった。
下町の中華料理店の兄弟の話。
兄はシュッとしてて、弟は愛されキャラ。
お互いがお互いをうらやましく思ってる。
兄弟いる人はみんなどこかで感情移入してわかる!ってなるはず。

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Posted by ブクログ 2023年08月01日

弟のコウスケは大阪で、兄のヘイスケは東京で、それぞれ故郷である大阪の在り方と、自分自身について考える話だと思った

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Posted by ブクログ 2023年06月27日

人生に大事な物をメチャクチャ大きく2つに分けると【要領】【努力】になり

そのバランスで人生は成り立っている
という話を別の本の感想に書いた事がありますが…

このバランスが極端に片寄ると駄目
片寄ると【要領はズルに変わり】【努力は正直者は馬鹿を見るに変わる】

この戸村兄弟は、それを上手く表現され...続きを読むている。
長男は要領 次男は努力
しかしその2つは両方とも大事だけど
どっちも正解であり、やり方次第で不正解にもなる

例えるなら
●長男はハケやローラーでペンキを塗る作業
●次男は瓦を1つ1つ貼ったり、タイルを1つ1つ貼る作業
と言ったところか…

ペンキは薄く塗って速く行動に移れる、何かあっても重ね塗りで手直しも塗りの制度はあがる。

瓦など1つ1つコツコツ作業するのは、時間がかかるが、出来上がりは凄く強いものが出来上がる…しかし何か間違いがあると、殆どやり直しになる。

人生の場面場面でこの2つのバランスをとり、その時その時にどっちを選択するようにするだけでも

自分達の心の負担は減るはず

※だから結局話が変わるけど俺が何を言いたいかって言うと

【何十年継ぎ足しのタレってよくリポーターが≪これが何十前のタレか!!≫と言ってるけど。実際継ぎ足ししてるからトコロテン式に古いタレは無くなる為、腐る事もない。だから正確に言うなら≪何十年から引き継がれた味のタレ≫って表現のが正しい気がするよ】って事!!

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Posted by ブクログ 2023年06月26日

ヘイスケは私のタイプそうだなと勝手に顔を想像しながら読んだのはどうでもいいのだけど、
ラジオから流れてきた曲を聴いて、自分の道が開けるなんて、私も経験してみたいな

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年06月13日

器用そうで実は不器用な兄ヘイスケと不器用だけど一生懸命でまわりに人が集まる弟コウスケ。お互いの違うところを羨ましく感じながらもやっぱり兄弟、お互いを想い合う気持ちにホッコリしました。
最後のヘイスケのただいまのセリフには笑いながらもジーンとなってしまいました。

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ネタバレ購入済み

面白かった。

2022年07月01日

大阪の人の人情がわかる素晴らしい作品。どこか懐かしく、ホッとできるような世界観がとてもよかった。またところどころ笑いもあり最後はちょっと泣ける。そんな素敵な作品だった。軽快な会話もリズムもどんどん読み進めていけるし、なによりシンプルに面白かった。

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Posted by ブクログ 2024年05月05日

坪田譲治文学賞
星3.5

十代の二人の兄弟の別々の視点から語られる物語。私たち読者も、読みながらそれぞれに対する偏見が少しずつ変わっていく。
最初、お笑い芸人の話だとばかり思っていたが、違っていた。兄弟がそれぞれ成長していく話だった。
私が特に好きだったのが、弟が柄にもない指揮者に立候補し、ピアノ...続きを読むの上手な同級生と練習するシーン。最初はふざけてばかりの同級生たちも最後は一丸となってコンクールに挑むのだった。
妹尾まいこさんが大阪の人なので、ネイティブの話す大阪弁が心地よかった。

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Posted by ブクログ 2024年02月29日

キャラも話の展開もそこそこ面白い。タイトルや評判から勝手にもーっと爆笑できるのかと期待してしまっていただけに、少し物足りなく残念。でも瀬尾さんらしく、心温まる作品。

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Posted by ブクログ 2024年02月07日

兄弟でお笑いする話かなと思ったら全然違った。帯見たらそんな感じするんだけどなあ(笑) 大阪出身で関西弁懐かしいなぁーと思いながら読んでた。でも、青春小説と銘打ってるけどビミョーに異なるようなそんな気がした。面白いというのもちょっと違って、普通の小説?みたいなそんなものに落ち着いてるレベルだなと思いま...続きを読むした。

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Posted by ブクログ 2023年08月16日

関西弁でテンポよく進むので読みやすい
18歳の少年が何を考えどこに向かうのか?自問自答青春って素晴らしいけど大変!
がんばれ!って応援したくなる作品でした。

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Posted by ブクログ 2023年07月23日

”うん。元気があればなんでもできるって、ニーチェもゲーテも言っているもんな。” これに限らず節々から元気を貰いました

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