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Posted by ブクログ
学校と実家ではお調子者であまり外に出たことのない弟・コウスケは、思い込みが激しく意外とネガティヴ。
兄・ヘイスケは社交性に長けており、自然と人が集まるタイプ。ただ関西人のノリに少しうんざりしている。だけど実は心底大阪が好き。
ちょっと自分に自信がない似たもの兄弟の、まさに青春を描く作品。最終的にそれぞれの思い込みと真逆に、兄が実家を継ぎ、弟が関東の大学へ行くという本心に従っていく。
Posted by ブクログ
中華料理屋である戸村飯店の兄弟の物語。
何でも要領よくこなしてしまう兄のヘイスケと、愛嬌がありいつもボケをかましている弟のケイスケ。
同じ部屋で過ごしつつも会話はなく、お互いどこか妬み羨ましく思う部分があり素直に話せない。
一見仲の悪い2人の様だが、お互いをよく知っておりどちらも家族思いであることにかわりなかった。
岡野や北島くん、ありさんとの関わりの中から2人の性格や関係性が明かされていく。
Posted by ブクログ
器用そうで実は不器用な兄ヘイスケと不器用だけど一生懸命でまわりに人が集まる弟コウスケ。お互いの違うところを羨ましく感じながらもやっぱり兄弟、お互いを想い合う気持ちにホッコリしました。
最後のヘイスケのただいまのセリフには笑いながらもジーンとなってしまいました。
面白かった。
大阪の人の人情がわかる素晴らしい作品。どこか懐かしく、ホッとできるような世界観がとてもよかった。またところどころ笑いもあり最後はちょっと泣ける。そんな素敵な作品だった。軽快な会話もリズムもどんどん読み進めていけるし、なによりシンプルに面白かった。