あらすじ
メニューはチャーハン、ラーメンに八宝菜。大阪の超庶民的中華料理店、戸村飯店の二人息子は、要領も見た目もいいクールな兄・ヘイスケと、ボケがうまく単純な弟・コウスケ。兄弟とはうまくいかぬもの、弟が恋する同級生は兄に夢中だし、兄は長男のくせに店を継ぐ気配も見せないまま、東京の専門学校に進学してしまう。弟は、高校を卒業したら俺が店を継ぐと思っているが……大阪と東京で兄弟が自分をみつめ直す、温かな笑いに満ちた傑作青春小説。坪田譲治文学賞受賞作。
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Posted by ブクログ
ヘイスケ目線とコウスケ目線での話が交互にきて面白かった。自分が苦手だと感じて離れた場所、でも実際は敵ばかりじゃなかったんだとほっこりした。
Posted by ブクログ
ほんとにほんとにいい話で、続きが読みたくて読みたくてしょうがなくなった。
瀬尾まいこさんの本はどれも読みやすくてスラスラ読める!
最初弟が主人公として始まっていくのかな〜?って
思ってたけど、兄視点と弟視点が交互に展開されていって、弟から見た兄と実際に兄が考えていたことが違っていたり、弟自身が思ってる自分と兄が思ってる弟もまた違って、あ〜こんな感じで人と自分の意見が交差してしまうんだなぁ〜って思った。
兄はなんでもできて家が嫌いで、すかしていて、モテていて、家の手伝いをしない。っていうちょっとえー!最悪!って感じから、兄視点になって家のお手伝いをしたくて包丁の練習とかしてたけど、切ってしまって親から手伝いさせられなくなった。とか、ほんとは野球好きだけど、ほんとに野球自体が好きすぎてチームが好きでワイワイ盛り上がりながら見る家族と楽しみ方が違って一緒に楽しめなかったり、、、。
家族が兄はきっとこうだと決めつけてしまって、サッカーボール渡したり、言葉にしないと伝わらない部分は沢山あるなって思った。
継ぐと思っていた弟が学校に行って、家を出た兄が家を手伝いに帰る。最初と最後で真反対になって、こんなふうに将来考えていくのかと思った。
兄が帰った時に昔練習しても受けなかったギャグをやって、お父さんに作家にはなれなかったけど、料理は上手くなったよ。っていったところは本当に良かったね。って感動した。お父さんも地元の人たちもほんとに嬉しかっただろうなぁ。
Posted by ブクログ
最後の行を読み終えて、良かったなと思い、少しだけ胸が熱くなった。長い旅を終えて、ヘイスケの人生が始まって、良かったな、の良かったな。
コウスケが帰ってきて、自分が継ぐはずだった戸村飯店で料理をしている兄を見て怒るだろう。自分の居場所が奪われるような気がして、不安で叫ぶだろう。それでも、すぐに仲直りするだろうと思う。思えるようになった。二人で店をやっていくのかもしれないし、戸村飯店が東京に出店するのかもしれないし、そもそもコウスケは埼玉の大学で自分のやりたいことを見つけるかもしれない。どれにしろ、良い方向に向かうだろうという予感がある。この二人なら大丈夫だろうという安心がある。素晴らしかった。
Posted by ブクログ
何も考えずに読めて面白かった、けど
読む必要もないかも。と思ってしまった
大阪と東京ってそんなに違うのかな?
東京って結局色んなところから人が来ているからそうでもない気がするよね
面白かった。
大阪の人の人情がわかる素晴らしい作品。どこか懐かしく、ホッとできるような世界観がとてもよかった。またところどころ笑いもあり最後はちょっと泣ける。そんな素敵な作品だった。軽快な会話もリズムもどんどん読み進めていけるし、なによりシンプルに面白かった。