ありか

ありか

1,980円 (税込)

9pt

愛はここにある。
幸せはここにいる。

「これまでの私の人生を全部込めたと言い切れる作品を描きました」
――瀬尾まいこ

母親との関係に悩みながらも、一人娘のひかりを慈しみ育てる、シングルマザーの美空。
義弟で同性のことが好きな颯斗は、兄と美空が離婚した後も、何かと二人の世話を焼こうとするがーー。

「子育てをしながら自分が受けた恩を思い知って、親に感謝していくのだと思っていた。それが親になった途端、さっぱりわからなくなった。この日々のどこに恩を感じさせるべきところがあるのだろう」
(本文より)

本屋大賞受賞作『そして、バトンは渡された』、ベルリン国際映画祭フォーラム部門正式招待&日本アカデミー賞優秀作品賞原作『夜明けのすべて』など、人々のかけがえのない関係性を紡ぎ続けた瀬尾まいこが描く、あなたの小さな、でも確かな支えとなる感動の物語!

大丈夫、忘れているだけ、見えていないだけ。 柔らかく折り重なった言葉が語りかけてくる。 そう、希望の鳥はすぐそばにいる。
――津田健次郎(声優・俳優)

今、部屋で一人涙をこらえるあなたに読んでほしい。
しんどい人生をそっと優しく肯定してくれる傑作です!
――三宅香帆(文芸評論家)


【著者紹介】
瀬尾まいこ(せお・まいこ)
1974年大阪府生まれ。2001年、「卵の緒」で坊っちゃん文学賞大賞を受賞し、翌年作家デビュー。2005年『幸福な食卓』で吉川英治文学新人賞、2008年『戸村飯店 青春100連発』で坪田譲治文学賞、2019年『そして、バトンは渡された』で本屋大賞を受賞。2020年刊行の『夜明けのすべて』は映画化され、ベルリン国際映画祭フォーラム部門に正式出品されたほか、数々の映画賞を受賞するなど、大きな話題となった。他の作品に『図書館の神様』『強運の持ち主』『優しい音楽』『あと少し、もう少し』『傑作はまだ』『私たちの世代は』『そんなときは書店にどうぞ』など多数。

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    水鈴社
  • ページ数
    368ページ
  • 電子版発売日
    2025年04月18日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    7MB

閲覧環境

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ありか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    やっぱりいいですね、瀬尾まいこさん。
    5歳の、ひかりが可愛いし、母親から自分の子供への気持ちの描写が、自分も親だからこそ、共感しかなくて、我が子の同じ年代の頃を思い出しました。
    血の繋がりだけではない温かな世界に出会えて良かったです。

    0
    2025年12月07日

    Posted by ブクログ

    悩み迷いながらの子育て、と共に自分の親との関係を顧みる。分かるテーマだけに、美空の気持ちに添って読むとじわじわ響いてくるものがありました。
    美空は、母の愛情を探していたのですね。
    親子だからと、分かり合えることばかりではなく、隔たりを感じるのは、別の人間だから。
    この母親は極端ですが。
    理解は難しく

    0
    2025年11月29日

    Posted by ブクログ

    読み終わった後、自分の周りにいる大切な人たちをもっと大事にしたくなる一冊。

    瀬尾まいこさんらしく、登場人物は基本的にみんな優しいです。現実で孤立して育児に悩んでいる方には、その温かさが少し眩しすぎる(非現実に感じる)かもしれませんが、シングルマザーの美空が、娘との暮らしや周囲との関わりの中で、自分

    0
    2025年11月26日

    Posted by ブクログ

    子供が頼るべき先は親じゃなくてもいい。
    本当にそうだなと思う。

    美空の周りの人々の押し付けがましくない優しさが清々しくて、私もそういうことができるおばちゃんになりたいと思った。

    美空の母親には胃の底が冷たくなるような嫌悪感があったけど、確かに美空を18歳まで育ててくれた人ではある。
    この人とその

    0
    2025年11月24日

    Posted by ブクログ

    親から子への愛だけでなく、人として生きる上での愛がたくさん詰まった物語だった。
    やっぱり瀬尾まいこ好き!と思わせてくれた本。
    辛くなったとき、心が疲れた時、この本に戻ってきたい。

    0
    2025年11月24日

    Posted by ブクログ

    シングルマザーの美空さんと1人娘のひかりちゃんを中心にしたお話。
    ものすごーく優しく、そして幸せの詰まった内容で読んでるだけで気持ちが満たされました。
    思う通りにならないこととか嫌なこととか。
    それらがなくなることはないけれど、何気ない日常ってほんとありがたいし、幸せなんだっていうのを思い起こしてく

    0
    2025年11月24日

    Posted by ブクログ

    2025.11.19
    美空の母親は毒親で出てくる度嫌な気持ちになったけど、それ以外の登場人物がみんな優しくて愛のある人。温かい人たちに育てられたひかりちゃんは幸せだなぁ。愛の話だった。こういう子育てをしたい。
    無償の愛をあげるのは母親と父親でもあるけど、子どもからも受け取れるものなんだね。

    0
    2025年11月21日

    Posted by ブクログ

      「あなたと一緒にいると笑顔になるんだ。」
    そんなことが言える人って相手は誰なんだろう。
    家族?恋人?友人? 

    誰だったとしてもきっとその人はあなたのこともそう思っているはず。
    でも気付かない。気付けない。

    そんな気持ちが相手にも隠れていることをいつか気づきますように……

    −−−−−−−−−

    0
    2025年11月18日

    Posted by ブクログ

    幸せにはいろいろな形があるのだと思わされた作品
    こどもって、本当に無邪気で可愛いんだよなぁと懐かしくなってしまう
    我が子が幼い頃、もっといい付き合い方ができたのではないかと、考えてしまった
    他人に必要とされることかぁ

    0
    2025年12月07日

    Posted by ブクログ

    瀬尾さんの作品はほっこりした気持ちになれると信じて疑わない私は今回もほっこりさせていただきました。

    シングルマザーの美空の周りにいる人がみんなちょっと強引なところもありつつ温かくて、だから余計に毒親が際立ってましたね。
    読む人の立場によって感じ方が変わってくる。

    とりあえずひかりはとても良い子で

    0
    2025年12月03日

ありか の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    水鈴社
  • ページ数
    368ページ
  • 電子版発売日
    2025年04月18日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    7MB

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