あらすじ
この一冊で世界が変わる、かもしれない。仙台市の大学に進学した春、なにごとにもさめた青年の北村は四人の学生と知り合った。少し軽薄な鳥井、不思議な力が使える南、とびきり美人の東堂、極端に熱くまっすぐな西嶋。麻雀に勤(いそ)しみ合コンに励み、犯罪者だって追いかける。一瞬で過ぎる日常は、光と痛みと、小さな奇跡で出来ていた――。 明日の自分が愛おしくなる、一生モノの物語。限定の書き下ろしあとがき収録。
感情タグBEST3
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起承転結というより、少し色んな体験をした大学生の日常を覗き見している感じ。
ひとりひとりのキャラクターがすごく立っていて読んでいて楽しかった。西嶋が東堂のキャバクラに行くお話が好き。最後の莞爾が実はお前たち5人組が羨ましかったみたいなニュアンスの話を卒業式でしているのがまさに学生の心の中って感じで青春を感じられた。
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大学生たちの青春を描いたお話。
爽やかにとても楽しく読めた。
時々クスッと笑えるのも良かったし、エピソードも
面白かった。
6人のキャラクターもそれぞれ好きだった。
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「学生時代を思い出して、懐かしがるのは構わないが、あの時は良かったな、オアシスだったな、と逃げるようなことは絶対に考えるな。そういう人生を送るなよ」
「人間にとって最大の贅沢とは、人間関係における贅沢のことである」
すごくいい言葉ですよね。大学生の自分に深く刺さる内容でした。キャラクターも個性的で楽しいばかりじゃないのがまた面白いです。大人になった時にまた読み返したいです。
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大学生の日常の風景と人間関係の奇妙な面白さと超能力と事件がいいバランスで書かれていて、呼んでいて嬉しい気持ちやハラハラするような気持ちを引き出された。
特に西嶋に関してはものすごく惹かれた。
最初はただ政治に関して、ことうるさい青年だと思ったが、学生らしさ、人間らしさを感じて、なんだか親近感が湧いた。
自分が砂漠(社会)に雪を降らせるためには、この作品の人物たちと同様に贅沢な人間関係を構築することが大切かもしれないと感じさせられました。
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よくあるけれど、特別で、ちょっと変わった大学生活に自分も潜り込めた気がした。
大学生の時のことを思い出した時に読みたくなる本。(あと、友達と麻雀がしたい時)
匿名
約10年ぶり
大学生の時に読んで以来の『砂漠』。
今まさに"砂漠"にいるから、いろいろ考えさせられる。
こんなに西嶋の言葉が刺さるようになるとは思わなかった。
Posted by ブクログ
この本ほんと笑っちゃう!
「人間にとって最高の贅沢とは
人間関係における贅沢である」
サン=テグジュペリの言葉だそうけど、
その贅沢さを本書では存分に味わいました。
可笑しいけど、噛めば噛むほどいい味出る
西嶋初め、かなり面白いメンバーと関わって、
どんどん論理的じゃなくなる北村。
「生きていくのは計算やチェックポイントの確認じゃなくて、悶えて、「分かんねえよどうなってんだよ」と髪の毛をくしゃくしゃにしやりながら、進んでいく事なのかもしれない。」
彼が発したこの言葉に救われる想いでした。
最後に。
西嶋の大ファンという後書きに、
はいはいはーい!と私も手を挙げたい。
「残念ながら俺を動かしているのは俺の主観ですよ」
私も私の主観を生きて行きます!
帰る場所
大学生の時以来、10年ぶりに再読した。10年という歳月が過ぎ、人生における沢山のイベントを経験した。再読によって感じたのは"砂漠"は変わらないという事。また戻って来ようと思う。
青春の一冊
gogleのおすすめのサイトを見て購入。
面白くて一気読みでした。
初めて伊坂幸太郎さんの本を読みましたが他のも買いあさってみようと思います。
学生、社会人どちらでも楽しめる一冊だとおもいます!
Posted by ブクログ
再読。前に読んだときは中学生だったから、大学生ってこんな感じなのか?とあまりピンと来なかったけど、大学生になった今読むと、たしかに大学生ってこんな感じだよなとしっくりきた。
自分が大学生になったからこそ分かる面白さが増えていて、前に読んだときより楽しめた気がする。
そして、私が麻雀に興味を持つきっかけになった本。結構お気に入り。
Posted by ブクログ
「青春もの」だから、著者の得意な伏線回収をして驚かせる仕掛けはないのかなと思っていたが、最後に「なるほどッ…!」と唸らされる仕掛けが仕組まれていて、さすが伊坂幸太郎だと思った。
西嶋のキャラが立っている。パンクな台詞が、まっすぐに刺さる。
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「たとえば、どこかの国が平和になるためには、別の国が我慢をしないといけない。みんなが平和になるなんて、ちょっと考えにくい」
「北村は頭がいい」と西嶋は言う。目つきは鋭い。「でも、それだけですよ」
確かに、生きていくのは、計算やチェックポイントの確認じゃなくて、悶えて、「分かんねえよ、どうなってんだよ」と髪の毛をくしゃくしゃやりながら、進んでいくことなのかもしれない。
「戦争賛成だったらいいんですか」
「まあ、そっちのほうがいろいろ、分かってる気はするよな」
「分かってるような大人なんて、最低じゃないですか」
Posted by ブクログ
大学3年の今、読めて良かったなと もっと前に読んでたら現在の進路選択とか変わってたかも
夏の衝撃な事件とかあったけど起伏はボリュームの割に少なくキャラも限定的な中で進んでいったので止まることなく読み進めていけた読んだあと思わず今までの大学の道程を振り返ってしまった
このくらい濃密な日々にしていきたいと再認識した
Posted by ブクログ
本の終わりまで長く感じましたが、最後まで読むと驚きがあり、読み終えて良かったと思える本でした。
小説を読みたいなと思って本屋に行き、これまで伊坂幸太郎さんの本を読んだことがなかったのでたまたま目に止まったこの本を買いました。
個人的にかなり分量があるなと感じ、読み切るまでにかなりの期間をかけて読みました。途中でこの先の結末は何なんだろうと読み切るのをやめようかと思いましたが、最終的に読み終えて良かったと感じます。特に構成について驚かされました。自分が思っていた時間軸とは違うことに最後に気付かされ、読み切ったあとに再度思い返すと確かにそう言われればそうかもと感心しました。北村たちの大学4年間を守ることができていたんだと嬉しくなりました。
Posted by ブクログ
大学生の個性的な登場人物が出てきて、大学生らしい話から突拍子もない出来事まで様々なことが起こり、最後まで面白く読むことができた。伊坂さんの小説は「グラスホッパー」「マリアビートル」の殺し屋がメインの話しか読んだことがなかったけど、やっぱりスラスラと読むことができるので、楽しかった。麻雀のルールを知ったらもっと面白かったかな笑
Posted by ブクログ
遠い昔の大学生活を思い出させてくれるような、そんな本。
キャラクターたちもそれぞれ個性豊かで、特に西嶋は最初なんだこいつって感じなんだけど、だんだんクセになる良いキャラ。
人間関係、友情、ほんとうに大事なことだと思う。
麻雀を知ってたらもっと楽しめたのかもなぁー
全くルールとか知らないからそこだけは斜め読み状態でした(笑)
許されるなら大学時代に戻って青春をやり直したい!
そう思わせてもらった本でした。
Posted by ブクログ
再読だけど実業之日本社バージョンは読んでいなかったので新規登録。
一番好きな伊坂幸太郎作品であることには変わりないけど、二度と戻ってこない大学生活のことを思い出して寂しい気持ちになったりもした。もっと麻雀やってれば良かった。
色んな人にこの作品を薦めたけど、その人にも心に残る作品になってくれていたら良いなと改めて思う。
映像化は絶対にしてほしくない作品。
表紙が何か嫌なので減点。彼らは絵にしないでほしい。
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砂漠に雪を降らす、まさに前を向いて歩み続けようと思える作品だった
登場人物それぞれが深みのある個性を持ち、ストーリーが進むに合わせてそれらが重なっていく
読みながら自分の過去を思い出し良かったな、戻りたいなと思いそうになったが、
今も、もっとこの先も人生は更新されていくし、
過去を憂うのではなく、財産としつつ1番ワクワクするこれからを過ごして行きたいと思った
Posted by ブクログ
人は新興宗教にハマる。なぜか?それは、大人になれば、答えなどが明確ではないからだ。しかし、宗教には「こうすればいいですよ。」と答えがある。だから、人々は、古い宗教であれ、新しい宗教であれ、ハマるのだ。
僕はなぜ自分がキリスト教にハマっていた時期があったのか、これでわかった。つまり、ヒントなり、答えなりを探していたのだ。いわゆる、正しいものを追い求めていた。読書にハマるのも同じことで、正しさを追い求めるために読書をする、又は映画やドラマをNetflixで見る。そういう意味で本書は文学的要素がある小説だ。まさに、答えがある小説でもある。
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「その気になれば砂漠に雪を降らせることができる」
仙台の国立大の法学部に集まった5人の学生たち。麻雀、恋愛、学祭といった楽しい時間を仲間たちと過ごしているかと思いきや、まさか事件にまで遭遇する。とんでもない引き寄せ体質のグループ。
全く違う考え方や、個性を持つ5人がお互いに刺激しながら、成長をしていく。仲間でも「人の心の乾いた砂漠」を潤すことが難しい。何でもできるようで何もできない。それでも仲間がいる。それが原動力になる。
人生とは、計算やチェックポイントの確認通りに進むものではなく、悶えながら「わかんねえよ、どうなってるんだよ」と髪の毛をくしゃくしゃにして進んでいくこと。
社会という「砂漠」に出る前の準備期間に、人間にとって最大の贅沢を手に入れた5人の学生。その中で手に入れたものこそが「人間関係における贅沢」なのだと胸に刻まれました。
読後、きっと私はサン=テグジュペリの『人間の土地』を読んでしまうだろう。
Posted by ブクログ
自分の学生時代を思い出す。
今は砂漠。だがあの時をオアシスだったとは思わず生きれている気はする。キャラがそれぞれ良すぎてこう言うグループでいたかったなと思うと同時に、自分の学生時代のグループもこんなキャラ濃くてよかったなと思い直した。
リアルなようでリアルではない伊坂の世界。なぜか自分が彼らを側から見ている同級生のような感覚になった。砂漠に雨を降らせると言う感覚が好き。
なんてことはまるでない。
Posted by ブクログ
もっと和気あいあいとした、学生の群像劇かと思ったら、序盤で鳥井が大怪我したり、意外と人生のハードモードもありつつ、でも学生の青臭さもあって、不思議な文章だった。面白かった。
ただ西嶋には色々イライラさせられた。自分が理屈っぽい方なせいもあるかなぁ。「お前はまた余計なことを!!!」って何度も思ってしまった。小説なのに。
さわやかどんでん返し
伊坂幸太郎さんらしさ全開の青春小説。
ライト文芸キャラクター小説寄りで、小説が苦手な方でも読みやすいと思います。内容も万人受けするものですので、後悔はしないでしょう。
また、叙述トリックもストーリー上の必然性があって無意味などんでん返しではなく、各所にある伏線からも伊坂さんのフェアプレイ精神を窺えて非常に好印象です。
自信を持ってお薦めできる一冊です。
すんなり入ってくる学生生活
歳を重ねて学生たちが主役の話が読めなくなっていました。照れなのか、嫉妬なの…理由ははっきりさせたくありません。
後書きに読者からの支持が高いとありましたが、自分がこの物語をすんなり読めたのは、作者の作品だからなんだと思います。主人公達が学生であろうとなかろうと、起こる事件に対応していく様に好感がもてたというか。
そして、砂漠に踏み出していった彼らのその後の物語を読みたいと思っています。
Posted by ブクログ
なんだかんだ、それぞれ皆クセが強いメンバー…
そんな5人の青春小説。
伊坂さんの描く個性強すぎなキャラクターが好きなので、今回は変わり者の西嶋にほとんどいい所を持っていかれた気がする。何事にも臆することのない彼の言葉には常に刺さるものがある。
共学経験があまりないせいか男女の仲間に憧れもあるし、彼らの成長を本作を通して感じることもでき、非常に満足度が高い。
ラスト、何気ない莞爾のセリフによって
この5人の関係性がいかに素晴らしいかが印象付けられ、じんわりくる…。
青春という貴重なひと時を勝手に疑似体験できたような感覚になり、読後感はとても爽快。
皆がこの作品を推す理由がとてもよく分かる。
Posted by ブクログ
評価:3.5
うーん、私の日常では起こりえないけど、そういう日常も送ってる人もいるだろうなって感じ。けど、それが妙に現実味がありすぎて、面白い!って感じでは読めなかったなぁ
Posted by ブクログ
伊坂節炸裂!!
っていう作品ではないけれど、日常の中の非日常を丁寧に描写してるところが伊坂幸太郎っぽいなって思った。
登場人物のみんなが愛しくて、憎めなくて。
もちろん、こっち側の人間に限るけども笑