【感想・ネタバレ】砂漠のレビュー

あらすじ

この一冊で世界が変わる、かもしれない。仙台市の大学に進学した春、なにごとにもさめた青年の北村は四人の学生と知り合った。少し軽薄な鳥井、不思議な力が使える南、とびきり美人の東堂、極端に熱くまっすぐな西嶋。麻雀に勤(いそ)しみ合コンに励み、犯罪者だって追いかける。一瞬で過ぎる日常は、光と痛みと、小さな奇跡で出来ていた――。 明日の自分が愛おしくなる、一生モノの物語。限定の書き下ろしあとがき収録。

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Posted by ブクログ

読み終えた時、「ああ、終わってしまったか」と思える程、余韻が心地よかった。

「モラトリアムの贅沢さと滑稽さ」をテーマに書かれたこの小説は、主人公を含め5人の男女メンバーを中心に大学生活における、麻雀、超能力、通り魔や恋愛など沢山の要素を含んだ青春小説である。

登場人物が個性的且つ魅力的で、共感できる台詞やハッとする台詞が必ずあると思う。

多くの感想やブログにも書かれているだろうが、登場人物の一人、西嶋の言葉に胸打たれる読者も少なくないはず。

誰にでも薦めることができるが、今、大学生の方には特に読んで欲しい一冊。

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2025年12月02日

Posted by ブクログ

大好き、伊坂幸太郎先生を好きになったきっかけの本
小説版の分厚さからちょっと飲むのを敬遠してたけどこれも読んで良かったと思う
人間の心情描写とかありきたりな日常みたいな本が好きなのかも

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2025年12月01日

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面白かった。伊坂さんの茶化したようなお茶目な文も所々合って登場人物もみんな魅力的で好きだな。話の内容は面白い。伊坂さんワールドは本当にいつも楽しい。

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2025年11月27日

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砂漠というタイトルが良い。
北村視点の話だけど、北村が特別優しいわけではないし、自分のことを語りたがらないのも良かった。4年間の回想が断片的なのも、気づいたら周りの人間が変化しているのもリアル。
西嶋のような人と大学で会えて友達になれたら、最高だと思う。
「その気になればね、砂漠に雪を降らすことだって、余裕でできるんですよ」
この言葉が物語の最初の方で出てくるのが、後々聞いてくるし身に染みてくる。
そして物語の最後に、
「あの時は良かったな、オアシスだったな、と逃げるようなことは絶対に考えるな。そういう人生を送るなよ」
という学長の言葉が出てくるのも良い。
明日も砂漠で、砂漠に慣れすぎないように、オアシスを作る人間になれるように生きます。

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2025年10月09日

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ネタバレ

青春小説だと聞いて読みましたが、伊坂幸太郎でした。

ストーリー展開や登場人物のセリフが相変わらず軽快でクセがある。
アヒルと鴨みたいなどんでん返し。よりは伏線回収が多めかな。ゴールデンスランバーよりは強くない。

『モラトリアムの贅沢さ』を主軸にしているのが、考えなくても率直に伝わってくる。なんか展開は早いのにスローなんだよね。イメージでここまで変わるんだなと思い知らされた。

構成について、登場人物の情報を詳細に書いた。と本人は語るが、その効果はあまり感じなかったかなぁ。ただ『重力ピエロ』と比べるとキャラの設定にブレがなくなった気はする。だから現実感が消えない。

『重力ピエロ』はどこか遠い世界の物語のように思えたけど、『砂漠』は主人公の隣にいるような感覚で読める。主人公が冷めた態度で始めは世界を見ていたというのも要因かもしれない。

西島の存在感が強い。
『砂漠に雪を降らせる』という言葉に思い入れはないと言っていたが、確かにその言葉単体では意味をなさないが、物語を読んだ上でこのセリフのウェイトは一気に重くなる。

僕には無理だ、私じゃダメだという諦観をとっぱらってくれる。地味だけど、それでいい。と思わせてくれる。

おかげで私の心の病も治してくれた。

なんて、ことはない。
だけど良いヒントを教えてくれた。感謝します。

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2025年09月26日

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大学生のモラトリアムを思い馳せて懐かしくなった。
合コン、麻雀、ボウリング、恋愛(主人公たちは意外と一途)
どれもなくてもいいけど、あると人生が豊かになるもの
なんてことはない(ノリツッコミがスパイス要素だった)

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2025年09月09日

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ネタバレ

名作。前向きになれる好きな小説です。
構成が分かった上で読みなおしましたが、やはり面白い。
主要登場人物5人が全員個性があり魅力的で、特に西嶋は一度読んだら忘れられない良いキャラ。

学生時代を懐かしむのはいいけど、あの頃に戻りたいとおもってはいけないという最後のメッセージは大人になるほど刺さる。

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2025年08月10日

Posted by ブクログ

初めて伊坂幸太郎さんの作品を読みました。
5人の大学生の一風変わった大学生活の話でしたが、一方で親しみやすい登場人物とそれぞれの生活が面白かった。
西嶋のキャラクターがとても癖があり好きになりました。学生時代にこんな友達がいたらまた違う人生を歩んでいたのではないかという気持ちになりました。

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2025年07月15日

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ネタバレ

〜1周目〜
2019.03.19
青春物語。
超能力も出てくる。
これから大学生になる高校生にぜひおすすめしたい。
愛あり、恋あり、笑いあり。
今までで1番面白い、本のすごさに気づかされた一冊。

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2025年07月13日

tk

購入済み

帰る場所

大学生の時以来、10年ぶりに再読した。10年という歳月が過ぎ、人生における沢山のイベントを経験した。再読によって感じたのは"砂漠"は変わらないという事。また戻って来ようと思う。

#感動する #エモい

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2023年06月06日

購入済み

青春の一冊

gogleのおすすめのサイトを見て購入。
面白くて一気読みでした。
初めて伊坂幸太郎さんの本を読みましたが他のも買いあさってみようと思います。
学生、社会人どちらでも楽しめる一冊だとおもいます!

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2020年06月12日

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途中つらくてページをめくる手がとても重かった。
なんてことは、まるでなかった。ということもなくて、、、「夏」は結構正直しんどかった。。
そんな中でも西嶋に救われた気がする。西嶋最高!


全体として、登場する5人のキャラクターはとても生き生きしていて、物語が進んでいくような感覚で、大学時代の甘酸っぱい青春を今改めて感じることができた作品。

伊坂作品にたくさん出会ったが、他の作品にはない魅力を持った作品だなぁーと思った。

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2025年12月03日

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物語は5章、春、夏、秋、冬、春、で構成され、今[冬]まで読み終わり、あとは最後の章[春]だけ。
途中まで読んであえての感想です。
残りが[春]しかも数ページしかないなんて寂しい。。ずっと読んでいたい類のやつですね。学生時代のイロイロを、伊坂さん調で退屈せずに読めます。伊坂さん、やっぱりキャラ立ちがすごい。

本当に読み終わりたくなさすぎて、みんな学生のままでシリーズ化で読みたかった〜
麻雀もボーリングも詳しくないけど楽しめました!

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2025年11月27日

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学生特有のぐだぐだとした笑いや、妙な熱っぽさがリアルで、自分もその一員になったように楽しむことができた。独特な恋模様も良かったです。もちろん伊坂先生らしいハラハラ感も。

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2025年11月06日

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ネタバレ

特に最初の「春」が好きだったなぁ。。ずっと西嶋が素直でかわいい。

最後の学長の「人間にとって最大の贅沢とは、人間関係における贅沢のことである」って言葉いいねぇ。

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2025年11月06日

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大学の青春ストーリー。ムネアツでした。
西嶋みたいなやつ友達に欲しいな。大学のときめちゃくちゃ麻雀やってたから、懐かしさもあり楽しく読めた。

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2025年10月26日

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最後の一ページが大好き。
文をそのまま書くわけにはいかないので、ニュアンスを書く。
————————————
〇〇と過ごした学生時代を
「そんなこともあったなあ」と昔観た映画と同じ感覚で思い出すことになるかもしれない。
————————————
昔すごい好きだった人と会っても何も感じなくなるし、逆に微妙だと思っていた小説家の作品に夢中になってたりする。
今夢中になってることも時間が経てば
どうでも良くなってしまうのかなと思うと
寂しい。だけど時の流れには逆らえない

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2025年10月18日

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ネタバレ

大学時代を思い出すような程よい無駄な時間が描かれつつも様々な事件が起きていく。
その事件も全てが散らばったパーツが繋がり綺麗に回収される。
登場人物たちと過ごしたら楽しそうだなと思いながらもクセがあって振り回されそうとも思わされるキャラクターたちだった。

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2025年10月13日

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それぞれの登場人物のキャラが立っていて面白かったです。

西嶋の偏ってるけど熱いところや、
鳥井の実は純粋な気持ち秘めているところや、
北村の徐々に出てくる感情的な部分もすきです。

メインじゃないけど、さらりと重要なことを言う鳩麦さんも印象的でした。

大きなオチがあるわけでもない、ミステリーでもないけども大学生の貴重な4年間のストーリーが素晴らしかったです。

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2025年09月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった!
タイトルの意味がよくわかった。
私も学生時代を懐かしんでもあの頃は良かったと思う人生を送ることがないようにしよう。

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2025年09月23日

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『砂漠』は、まぶしいほどにキラキラした大学生活を描いた青春小説でした。
自分自身はこんな学生時代を送ったわけではないので、その世界は眩しく映りました。
登場人物たちが男友達とたわいもない話を交わす場面では、ふと自分の学生時代がよみがえる。
麻雀を朝まで打ち、怖いものなど何もなかった――そんな頃の空気を少しだけ思い出させてくれる一冊だった。

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2025年09月16日

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ネタバレ

個性豊かで不思議な大学生5人の話。落ち着いてる主人公の北村、明るい鳥井、熱い男西嶋、超能力者の南、美人の東堂は性格が大きく異なり、友人関係が成り立っているのが不思議だが、お互いに尊重と理解をしていることがわかる。彼らの大学生活は仲良くなるきっかけだった麻雀を繰り広げながら描かれるが、想像もできない方向へ進んでいく。自分が過ごした大学生活とは違うが、自由気ままに過ごせる大学生の気持ちに少し戻れた気がする。社会人になった今だからわかるが、砂漠(社会)での生活も悪くないし、彼らなら楽しんで過ごしていけそう。

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2025年09月05日

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最初はきらきらの青春作品かと思い、ページが進まなかったが、読む進めるうち様々な事件が起き、話に引き込まれていった。久々に麻雀を打ちたくなった。

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2025年07月28日

ネタバレ 購入済み

さわやかどんでん返し

伊坂幸太郎さんらしさ全開の青春小説。
ライト文芸キャラクター小説寄りで、小説が苦手な方でも読みやすいと思います。内容も万人受けするものですので、後悔はしないでしょう。
また、叙述トリックもストーリー上の必然性があって無意味などんでん返しではなく、各所にある伏線からも伊坂さんのフェアプレイ精神を窺えて非常に好印象です。
自信を持ってお薦めできる一冊です。

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2022年04月22日

購入済み

すんなり入ってくる学生生活

歳を重ねて学生たちが主役の話が読めなくなっていました。照れなのか、嫉妬なの…理由ははっきりさせたくありません。
後書きに読者からの支持が高いとありましたが、自分がこの物語をすんなり読めたのは、作者の作品だからなんだと思います。主人公達が学生であろうとなかろうと、起こる事件に対応していく様に好感がもてたというか。
そして、砂漠に踏み出していった彼らのその後の物語を読みたいと思っています。

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2022年02月26日

Posted by ブクログ

伊坂幸太郎の作品の中で、好きな作品に挙げられることが多いようで興味を持った。
読み進めながら大学時代に戻りたくなった。自由で、ワクワクするような日々が懐かしい。大学生に戻れることなら麻雀を覚えたい。
「砂漠に雪を降らせること」つまり「不可能を可能にすること」を信じてやまない西嶋の考え方は、みんなと同じことをやっていれば良いという世の中に一石投じるもので、大切な感覚だと思ってしまった。
一方で、物語のクライマックスに超能力が持ち出されたことで、一気にフィクション感が漂ってしまったのは残念だった。

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2025年12月05日

Posted by ブクログ

久しぶりの伊坂幸太郎
SNSでオススメされていたのであらすじも何も読まずに購入。
なんだかんだ面白かった!

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2025年11月17日

Posted by ブクログ

続きが気になって徹夜してしまった
なんてことは、まるでない。

昼休みにコツコツ読むのにちょうどいい、読んでいて登場人物のことが好きだなぁと思える作品

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2025年10月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

幼稚な反抗と浅薄な理想主義はパンクロックの本質

一年春
いかにも登場人物が大学生っぽいし、講義や麻雀やボウリングって…
東堂:誰もが認める美人
南:スピリチュアル
西嶋:思想強め
鳥井:金持ち

長谷川はホスト通いで、支払いに困ってたんかな
合コン相手を出しに使ってそう

普通の人なら恥ずかしくなることも平然とやってのける西嶋がカッコ良すぎる

懐かしい感じがしてセンチメンタルになった

二年夏
ドライブや海の描写
西嶋がビルの管理会社の古賀さんに頼んでビルの電灯で中をつくり、ロンする話
鳥井がおそらく長谷川に騙されて、ホストの礼一くんたちにRV車に轢かれて、腕を失う
左腕に気を遣ってしまうところを西嶋が笑いに変えていて、自分の周りから世界を変えている、そんな気がしていてカッコよかった

三年秋
バイトの描写

西嶋の過去
才能のある人ほど虐げられる(義経とガリレオ)
逃げるための理屈をこねてはいけない

麻生
学生は時間を持て余しているし頭もいい
自分だけは他の人間とは違うはずだ、自分は何者かである
その場しのぎの快楽や楽しみに興じて楽しければそれでいいと考える学生と、自分が何者かであることを必死に求めるタイプ。真剣に考えてさまざまな知識や情報を得て、それで自分だけは他人と違うと安心するものだ。情報を手に入れることで人より利口になったつもりで自分がどうにかみんなの意識を変えなくてはいけないという使命感を帯びてくる。環境問題を訴える人間と近い。環境破壊に気づいているのは自分だけで、だからどうにかしないとと慌てるんだ。傲慢で幼稚な善意としか言えない


みんな正解を知りたい。一戸建てを買うときのチェックポイント
自由演技だからこの修行をすれば幸せになれるとか、これを我慢したら幸せになれるとか言われると楽な気分になる。子供の頃からやることを決められているわけではない。あるとき急に自由にって言われて愕然としてしまう


四年冬
通り魔を捕まえる
鳥井が、彼女(南)を守るためにキックボクシングで強くなるのアツい展開だよね。阿部薫
みんなカップルとして繋がって良かったねえ。ハッピーエンドだったなあ

大学生の頃を思い出せて良かった…自分の大学生活は短かったけど、キラキラしてて何より楽しかったから

砂漠って社会のメタファーなんだ….僕の記憶もまた前は楽しかったなあ程度に大学生活を振り返るのかもしれない。
伊坂幸太郎、さては青春コンプレックス?
莞爾の「本当はお前たちの仲間でいたかったんだよな」っていうあのセリフに全てが込められているなあ

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2025年10月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

歳をとって大人になるにつれて、自分の関わってきた世界が広くなる。色々なことを知るにつれて、純粋無垢な子供の心を失っていく気がする。
世の中自分の力じゃどうにもならないことがたくさんある、自分のことで精一杯、才能ある人には勝てない、世の中平等じゃない、不条理、諦観、羨望などを知るにつれて、それを、ことあるごとに理由にして、目の前の問題から逃げてしまったり、挑戦できなくなっている自分がいるなと、この本を読んで思った。

・その気になればね、砂漠に雪を降らすことだって、余裕でできるんですよ。

・目の前の危機を救えばいいじゃないですか。今、目の前で泣いている人を救えない人間がね、明日、世界を救えるわけがないんですよ。

・人間にとって最大の贅沢とは、人間関係における贅沢のことである。

世界の問題に目を向けつつ、自分の目の前の世界を精一杯生きて、周りの人を大切にして生きたい。人との繋がりが人生のかけがえのない財産。 

心にじわりじわりと染みる、爽やかで素敵な作品でした…

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2025年09月26日

Posted by ブクログ

伊坂幸太郎さんの作品はどれもとても読みやすくて、入口の広い文学というか、誰でも気負わずに読めるその文体が魅力なのかなと思う。
とりわけ砂漠は、学生の頃に読んでも共感できるだろうし、大人になってから読んでも味わい深い作品になっているのだろうなと感じた。

ちょうど最近読んだサン・テグジュペリの人間の土地からの引用や、坂口安吾の名前も出てきたりと自分にとってはタイムリーな部分もあって楽しめた。読後感もとても爽やかでした。

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2025年09月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

序盤は特に何が起きるわけではなく、読むペースもゆったりだったが、夏の終わりの事件が起きてからは一気に読み進めてしまった。さすが伊坂幸太郎だった。
西嶋は(他の作品だけど)陣内に似てる感じがするな〜と思いながら読んでた。ああいう自分のルールがしっかりしてて外からどう見られるか気にしない熱い男を魅力的に描くのが上手いなあ。
早く南の超能力で連中をケチョンケチョンにしてくれ〜!!と思いながらずっと読んでた笑
礼一を鳥井と同じかそれ以上酷い目にあわせて欲しかったな。

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2025年08月21日

Posted by ブクログ

ただの大学生たち。
でも、麻雀したり、事件に首を突っ込んだり、ボウリングしたり…やること全部がなんか楽しそうで、
「大学生っていいな〜」ってちょっと羨ましくなった。

会話のテンポが心地よくて、登場人物たちがみんなクセがあって面白い。
派手すぎないのに、妙に引き込まれていく不思議な世界。

青春ってほどキラキラしてないけど、
こんなふうに学生時代友だちと過ごす時間ってやっぱり尊いなって思った。

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2025年08月02日

Posted by ブクログ

さめて斜に構えた視点の北村くん、軽いノリの鳥井くん、個性派まっすぐの西嶋くん、クールビューティーの東堂さん、超能力が使える南さん、そんな5人の大学生による青春の記録。

結構重大な事件とかも起きるけれど、どちらかというと個性的な5人の関わりと変化をゆっくり追っていく楽しみ。

大学生特有のモラトリアム感、輝いてます。

個人的には西嶋くんが気になる存在。
臆さない西嶋くんを、冷笑する側の人間になりたくはないけれど、理解するのも大変そうな男だ。

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2025年08月01日

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