あらすじ
家裁調査官・陣内と武藤が出会う「少年たち」。報道される事件と、実情が違っていることは少なくない。『チルドレン』から、12年。罪と罰をめぐるものがたり。
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Posted by ブクログ
こんな大人に出会いたかった。
でも近くにはいて欲しくない。
チルドレンから続き、より社会派な味が濃い今作。陣内の少しはみ出るくらい向き合ったり、逆に適当過ぎたり、そんな仕事の仕方がカッコ良くて。
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陣内がとてもかっこよかったです。
「俺がかっこいいのは当たり前だろ」と陣内に言われそうですが……。
陣内だったらこんなセリフを言うだろうなと、頭の中で再生されてしまうほど、今回もキャラクターが際立っています。
本書では「未成年の犯罪と更生」というテーマが描かれていますが、個性豊かなキャラクターのおかげで難しくなりすぎず、クスッと笑ってしまう場面の中に人間の核心に触れる心理が含まれていて、ハッとさせられました。
また、普段あまり考えることのない「罪の重さ」についても、改めて考えさせられました。
さらに、「ちゃんと仕事をする」の「ちゃんと」は、何に向かっての「ちゃんと」なのかと考えさせられました。
ときには上司やルールにとらわれず、自分が大切にしたい信念に向かって「ちゃんと仕事をする」という仕事観も大切だと感じました。
Posted by ブクログ
どこが?と云われれば難しいが
陣内が なんかハードボイルドだな、カッコいい。
て思たよ。
振り回される武藤が可哀想で笑える。
武藤はみんなに振り回される。
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優しさは優しさのかたちをしていないのかもしれない、もしかしたらはた迷惑なそんなものなのかもしれない
あの少年が声を震わせているところにぐっときました
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久々に読書ができた!
今までとはなんか違う世界観のお話\(//∇//)\
そして考えさせられるお話(°▽°)
うーむ、確かに大切な人が殺されちゃったりしたら復讐したくなるかも、、、
それが故意であるのか偶然なのかでも変わっちゃうんだろうけど⊂((・x・))⊃
逆恨みで殺されちゃうのも嫌だけど、事故を起こした側からしたらそれで救われちゃう気になっちゃうのかな?
でも救われちゃうよりずっと苦しみ続けて欲しいって考えも出てきちゃうよねm(_ _)m
事前に事故が防げる未来が来たら良いのにな(°▽°)
Posted by ブクログ
いさかわーるどーー!だいすき!キャラ1人一人もね、陣内だいすきだし。
本当に大事なことをつらつらと語るのではなく、各地に散りばめて、心をジンと暖かくしてくれる。
Posted by ブクログ
読書備忘録952号。
★★★★★。
チルドレンからの家裁調査官シリーズ!
(シリーズ続いていないから寂しい)
陣内、武藤のテッパンコンビによるコミカルな伊坂ワールド。
彼らが直面するのは少年事件。裁くのではなく再生を目指す。
一方で少年事件の被害者としては、再生なんて要らん!裁け!償え!という、ある意味、普通の感覚。これは難しすぎるテーマ。
粗筋備忘はそぐわない作品。
ストーリー骨子備忘禄で。
チルドレンから更に時間は過ぎて。
再び武藤くんは少年事件担当に。
武藤くんは結婚して、二人の子持ち。
更に後輩にオモロイ女子、木更津安奈が参戦!
そして、チルドレンからの盲目の永瀬と優子が非常に重要なキャラ。
盲導犬はチャーリー・パーカーに世代交代している!笑
複数の少年事件がストーリーの骨子となる。
①少年、棚岡佑真。
無免許運転でジョギングの男性をひき殺した。
東京少年鑑別所で観護措置。
武藤が面会に訪れるも、はい、はい、はい、しか言わない。反応しない。
佑真は幼いころ、両親を交通事故で亡くしている。
そして10年前、小学生の頃、未成年が運転する車に友達の栄太郎が轢かれて死んだ。
加害者は未成年であるがゆえに・・・。
佑真が起こした無免許運転事故の真相は深かった・・・。
②青年、若林。
10年前、小学生を轢いてしまった。
ただ、少年であるがゆえに裁かれなかった・・・。
そこからの社会の風当たり、自分はどう償ったら良いのか・・・。
正直に生きようと思った。そんなに甘くない社会・・・。
③少年、小山田俊。
ネットで脅迫を繰り返してきた。試験観察。
全てを知ったかぶる。
そして、ネットの書き込みから実際にことを起こす匂いがわかると言う。
そして、小学校の登下校時間を狙って事件を起こそうとしていている奴がいると言う。
果たして・・・。
3つの骨子が絡み合いながらサブマリンを作り上げる。
この手腕は流石としか言いようがない。
ストーリーを豊かにする小ネタの数々。
複数の管楽器を同時に吹き鳴らす盲目の魔術師ローランド・カークの件。
唐揚げとフロントガラスのフェイクニュースの件。
地下鉄で起きるエスパー永瀬の件。
小山田くんのお陰で実際に事件を未然に防ぐ件。
そして、テッパンの陣内ライブの件。
難しいテーマだったけど、伊坂さんは悲しいエンディングにはしない。
佑真は絶対に大丈夫だと思う。
そして若林。事故で助けた人から電話が掛かってきた!やっとだと思う!やっと!ガンバレ若林!
チルドレンの備忘禄でも書きましたが、陣内は神です。
人間には神のやることは理解できません。陣内を理解できません。
でも神は凄いんです。陣内は凄いんです。
そんな存在だ。陣内。
チルドレン、サブマリンを紹介下さったユーキさま!
あざっす!
どんぐりサマも★だけじゃなくて今からでもレビュー書きましょ!笑
Posted by ブクログ
ルールと人間の心情のせめぎ合い。
世の中は勧善懲悪で語れないことばかりで、それは現代だからというわけではなく、いつの時代もそうだったんだろうと思う。昔話に勧善懲悪が多いのは、その方が伝達しやすいから。
そういう根源的な問いを、ここまで説教臭くならずに描写できるのはもう本当にこの人の力そのものだと思う。
それから、毎回思うけど、伊坂幸太郎はかっこいい展開を描くのがうまいなあと。鮮やかな伏線回収に痺れる。
Posted by ブクログ
突飛な言動ばかりだけど愛おしくなってくる陣内という人物。人間として魅力的だよなぁ。
武藤は現実的なキャラクターだから、主人公として読者と一緒に悩んだり感じたりしてストーリーが進むから読みやすい。武藤と一緒になって「陣内さん変わってるなぁ」と翻弄されながらも憎めない。
若林青年には苦しくても頑張ってほしいなと鼓舞の気持ちでいっぱいになったし、棚岡少年には若林のように立ち上がっていけるといいなと応援したい想い。小山田くんはその能力を善の方向に役立てる方法があると素敵!
この本に出会えて、極悪人の犯人ってのはそうそう存在しなくて、たまたま良くない方向につまづいてしまった人も多いのかもしれないと考えることができたかもしれない。
ただ去年読んだばっかりだったのに『チルドレン』の方ほとんど覚えてなくてつらい。再度もアリ。
Posted by ブクログ
チルドレンが面白かったから、期待を込めて読んだらこちらも相当面白かった。
陣内が子供たちから慕われる理由がわかる。
陣内は誰も見捨てないし取りこぼさないし約束を忘れないんだ。
Posted by ブクログ
前回が単行本で今回が文庫本で再読にあたる。陣内がかっこいいことしか覚えていなかった。陣内がやっぱりかっこよかった。
破天荒な言動でむちゃくちゃなキャラクターでありながら、まっすぐこどもたちのことを見て真剣に考えている。言動はむちゃくちゃだけど。
Posted by ブクログ
『加害少年たちの中身と独走家裁調査官』
・陣内の隠すことなく少年と接する姿勢・態度
・不安・孤独・疑いを持つ各人の心情
久しぶりに伊坂幸太郎を読んでホッコリした
そしてこの作品が続編だったとは…普通に楽しんで読めました
Posted by ブクログ
陣内と武藤の小君良い掛け合いや伊坂幸太郎らしい伏線回収も魅力的だが、何より少年犯罪というテーマをジャズと掛け合わせて作品に昇華したことに感激した。非行少年たちの多くは皆それぞれの境遇に「ひどいこと」があり、時としてそれは犯罪として牙を剥くこともあれば、音楽で観客を宇宙まで連れていくことにもなりうる。
家裁調査官という仕事は常に答えのない問いと向き合っていかねばならないが、陣内ならきっとその奔放な振る舞いと先入観のなさで少年少女と真摯に向きあい、奇跡を起こしていくのだろう。
Posted by ブクログ
前作のチルドレンが面白かったので続きの本作を購入してすぐ読んだ。
今回は陣内と武藤にフォーカスした長編で、前作とはまた違った面白さだった。
相変わらず陣内は無茶苦茶で、それが良かった。
後輩の木更津さんがどんな人かもっと知りたいからいつか掘り下げて欲しいなあ。
Posted by ブクログ
伊坂作品はいつも出てくる人が魅力的。陣内さんは破天荒だけど憎めない。
一方的な見方をすれば、極悪非道!と捉えがちなことでも、違う見方をするとまた違った側面が見えることを教えてくれる。人との繋がりっていいな、と温かみを感じた。
Posted by ブクログ
少年犯罪、自動車事故という難しいテーマを扱った作品。シビアで重くなりがちな展開ですが、陣内さんという超クセ強、家庭調査官のお陰で上手く緩和してるかなと。この辺はさすが伊坂幸太郎さん。加害者と被害者、少年達に明日はあるのか希望を持って生きていくのか。罪を償った後は。なかなか難しい問題でけど、少しの希望があればいいなと思いました。それにしてもこの陣内キャラは過去作の死神の千葉や泥棒の黒澤みたいに好きかも。
Posted by ブクログ
伊坂節です。
物事を違う角度から見て、ホントに大切なことを問いかける。答えを伝えようとするときもあれば、答えがないときもあり、そういうときはこちらが考えさせられる。
今回も1本筋が通っていたお話でした。
Posted by ブクログ
陣内が今回も絶好調。
前作より少し落ち着きを感じたのは年齢的なものかなあ?パワー・トゥ・ザ・上司のくだりで吹き出してしまった。
また続編出ないかな。
Posted by ブクログ
10年以上前に読んで、すっかり内容を忘れていた”チルドレン”の続編です。家庭裁判所調査官の武藤とその上司の陣内が無免許運転で死亡事故を起こした棚岡少年の心の闇に光を当てていくという作品。生真面目な武藤と破天荒な陣内のコンビについては、個人的には陣内の言動にイライラする事もあるが、終わり良ければって感じなんでしょうか。私の失敗を繰り返さぬ様、チルドレンを読んだら直ぐに読む事をお勧めします。
Posted by ブクログ
『ついてない、だとか、やってられるか、だとか言ってもな、途中でやめるわけにはいかねんだ。どう考えても高得点にはならない場合もある。だけどな、できる限り悪くないてを目指すほかないんだよ。』
『彼のはじめの手牌は良くなかったかもしれない。ただ、その中で、できる限り最高の手を作ろうとした』
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陣内と武藤の掛け合いが、テンポ良くてクスッとしてしまうシーンが多く好きだった。チルドレンの続編だと知らずに、先にこちらを読んでしまったが、読みやすくストーリーとしてもテンポの良さが心地よかったが、少年犯罪をきっかけに「悪」とはについて考えることもできた。
極悪犯罪者に、目に目をで同じような制裁を与えること自体、犯罪だからダメなことではあるものの、本当に?なんでダメなの?と思ってしまう側面もあって、世の中に怖い事件が山ほどあるからこそ、ルールだから、では終わらせられないよなと思ったりした。
また前作チルドレンが読みたくて
ウィットに富んだ会話とうんちく、張り巡らされたふくせんの妙、何よりステキな仲間たちと織りなす物語、もう一度前作チルドレンを読み直したくなりました。
Posted by ブクログ
チルドレンの続編。相変わらずの陣内だが、なぜか昇進していて武藤の上司に。思ったことをズバズバ言い、無責任のようで細かく気にしていて、駄々っ子のようでいてなかなかの名言を吐く。変な人というのは誰にでも覚えられて得かもしれない。けして癒し系ではないけど、苦笑とともに心が軽くなるのは不思議。でもいっしょに仕事をしている人には迷惑かも。何が罪でどんな人が犯しているのか。とにかくモヤッとしながらもスカッとするお話でした。
おまえみたいなやつもいる
久しぶりに著者の作品を読んだ。
面倒くさい登場人物に伏せんではなく、短編が一編の物語を織り成していくのに、面白味と安心感を覚えながら読了。
性善説ではなく、人は関わる人によって善くも悪くも変わるんだと、思わせられます。
Posted by ブクログ
時間が和らげない悲しみなどない。
それは本当に嘘ではない。
その出来事によって気持ちが薄れていく時間は人それぞれなんだろうけど。
たまに思い出す事があったとしても、生きている限りその悲しみは薄れていく。
少しずつ
だけど忘れてしまう事は決してない。
水中の潜水艦の如く沈んでいるけど、何かのきっかけで急浮上してくる。
Posted by ブクログ
「チルドレン」の家裁調査官、陣内・武藤のコンビが再び。
家裁調査官の2人が扱うのは少年事件。現実の世界でも、少年事件と言うのは、しばしば問題になる。罪に対して罰することよりも、更正を目的としている為、被害者や世の中の感情としては、甘すぎるのではないかと感じることも多いこと、被害者は名前も報道されてしまうのに、加害者の少年は守られていること。正直、私自身も、この被害者やその家族の辛さに比べ、守られている加害少年は、いったい何なのだろう?と思うことも、過去に1度や2度ではない。
しかし、若林青年の苦しみを知った時に、確かに、加害者と言えど、背景は本当にそれぞれで、一括りで語るのは難しいな、と改めて感じた。それは、少年だけでなく、成人の犯罪でも同じことが言えるのだ。
とは言え、被害者や家族からしたら、相手がどんな家庭に育ったのか、どんな現状だったのか、そんなことは知ったことではない、と言うのも、当然の思いだと思う。
陣内と武藤のやり取りを聞いていると、何だか、起きている事件に対して、会話が軽妙で、重たさを忘れそうになってしまうのだが、
そうやって読み進めながら、重要なテーマについて、考えさせられているのは、伊坂作品の良さなのかな、とも思う。
Posted by ブクログ
前作チルドレンが良すぎたせいで、読む前から期待を膨らませ過ぎました。
ただ、内容自体は著者らしさが存分に出ています。
少年たちの犯罪に真っ向からぶつかる主人公の変化球だらけの熱さには、考えさせられることが多々あります。
少年犯罪の加害者と被害者のどちらの気持ちの、自分なりの方法で解決しようとする陣内に、胸が熱くなりました。
Posted by ブクログ
若林少年みたいに、ちょっとした脇見運転で起きてしまう事件がある一方で、小山田俊がネットで見つける犯行声明や、実際にその人が起こそうとする事件もある。
この二つって一見同じ「事件」に見えるけど、実は全然違うものなんじゃないかと思った。
作中でも触れられていたけど、自分はやっぱり、前者みたいな「本人にそのつもりはなかったけど起きてしまった事件」の方が、後者の「明確な意図があったけど未遂に終わった事件」よりは、まだ情状酌量の余地があるんじゃないかと思う。あくまで個人的にだけど、この対比は結構印象に残った。
あと、この作品で一番印象に残ったのは、陣内の「先入観のなさ」。
自分も武藤と同じで、小林少年のことをどこか危ない存在として見てしまう感覚は正直あった。でも陣内は誰に対しても同じ態度で接していて、その裏表のなさがあるからこそ、自然に関係を築けてるんだと思う。
小山田俊のことも「観察対象」じゃなくて普通に「友達」として見てるのが、その象徴だと思った。
ここでふと思い出したのが、先入観とか思い込みをテーマにしてる作品。
火車は、自己破産って誰にでも起こりうるもので、その人が怠けてるからってわけじゃないっていう話。
野良犬の値段も、ホームレスって特別な人がなるんじゃなくて、誰でもなり得るっていうのが印象的だった。
今回の作品も陣内、武藤、永瀬を中心とした非常に個性がある登場人物達が多く読んでて楽しかった。ラーランドカーク聴こうかな。
Posted by ブクログ
面白かった。前作のチルドレンも読みたくなった。
罪の重さについて考えさせられる本だった。これ以上不幸の連鎖は起こらないでほしい。棚岡少年も若林青年も私は幸せになってほしいと思う。