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家裁調査官・陣内と武藤が出会う「少年たち」。報道される事件と、実情が違っていることは少なくない。『チルドレン』から、12年。罪と罰をめぐるものがたり。
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Posted by ブクログ
こんな大人に出会いたかった。 でも近くにはいて欲しくない。 チルドレンから続き、より社会派な味が濃い今作。陣内の少しはみ出るくらい向き合ったり、逆に適当過ぎたり、そんな仕事の仕方がカッコ良くて。
読書備忘録952号。 ★★★★★。 チルドレンからの家裁調査官シリーズ! (シリーズ続いていないから寂しい) 陣内、武藤のテッパンコンビによるコミカルな伊坂ワールド。 彼らが直面するのは少年事件。裁くのではなく再生を目指す。 一方で少年事件の被害者としては、再生なんて要らん!裁け!償え!という、...続きを読むある意味、普通の感覚。これは難しすぎるテーマ。 粗筋備忘はそぐわない作品。 ストーリー骨子備忘禄で。 チルドレンから更に時間は過ぎて。 再び武藤くんは少年事件担当に。 武藤くんは結婚して、二人の子持ち。 更に後輩にオモロイ女子、木更津安奈が参戦! そして、チルドレンからの盲目の永瀬と優子が非常に重要なキャラ。 盲導犬はチャーリー・パーカーに世代交代している!笑 複数の少年事件がストーリーの骨子となる。 ①少年、棚岡佑真。 無免許運転でジョギングの男性をひき殺した。 東京少年鑑別所で観護措置。 武藤が面会に訪れるも、はい、はい、はい、しか言わない。反応しない。 佑真は幼いころ、両親を交通事故で亡くしている。 そして10年前、小学生の頃、未成年が運転する車に友達の栄太郎が轢かれて死んだ。 加害者は未成年であるがゆえに・・・。 佑真が起こした無免許運転事故の真相は深かった・・・。 ②青年、若林。 10年前、小学生を轢いてしまった。 ただ、少年であるがゆえに裁かれなかった・・・。 そこからの社会の風当たり、自分はどう償ったら良いのか・・・。 正直に生きようと思った。そんなに甘くない社会・・・。 ③少年、小山田俊。 ネットで脅迫を繰り返してきた。試験観察。 全てを知ったかぶる。 そして、ネットの書き込みから実際にことを起こす匂いがわかると言う。 そして、小学校の登下校時間を狙って事件を起こそうとしていている奴がいると言う。 果たして・・・。 3つの骨子が絡み合いながらサブマリンを作り上げる。 この手腕は流石としか言いようがない。 ストーリーを豊かにする小ネタの数々。 複数の管楽器を同時に吹き鳴らす盲目の魔術師ローランド・カークの件。 唐揚げとフロントガラスのフェイクニュースの件。 地下鉄で起きるエスパー永瀬の件。 小山田くんのお陰で実際に事件を未然に防ぐ件。 そして、テッパンの陣内ライブの件。 難しいテーマだったけど、伊坂さんは悲しいエンディングにはしない。 佑真は絶対に大丈夫だと思う。 そして若林。事故で助けた人から電話が掛かってきた!やっとだと思う!やっと!ガンバレ若林! チルドレンの備忘禄でも書きましたが、陣内は神です。 人間には神のやることは理解できません。陣内を理解できません。 でも神は凄いんです。陣内は凄いんです。 そんな存在だ。陣内。 チルドレン、サブマリンを紹介下さったユーキさま! あざっす! どんぐりサマも★だけじゃなくて今からでもレビュー書きましょ!笑
チルドレンのような短編集ではなく、今回は長編。 ラスト2ページは、飾らない陣内の言葉だからこそ刺さってしまい不覚にも泣いてしまった。 自分のやっていることは無意味ではと思ってしまうこともあるけれど、手を抜いて適当にやっても99%の物事は問題なく解決してしまうかもしれないけど、それで取りこぼしてしま...続きを読むうかもしれない1%のために手を抜くわけにはいかないというのは、運転も規範を守ることも仕事も同じなんだなと思った。
チルドレンの続編。 チルドレンがおもしろかったので、読む前からとても楽しみだったサブマリン。 読み終わるのがもったいなくて、最初はゆっくり1行1行味わいながら読んでいたけれど、結局は一気に読んでしまう。 少年犯罪が題材とは思えない明るさで安心して読める。いつもふざけてばかりに見えるけれど、きち...続きを読むんと大事なことを少年たちにも読者にも教えてくれる陣内さん。 陣内さんの名言が多すぎて、チルドレンのときよりさらに陣内さんのファンになった。 最後に若林青年にかかってきた電話、期待しちゃうよね。 少年たちの穏やかな未来を願いたい。
陣内が相変わらずで、でもきちんと(?)大人になっているところが胸にじんわり来た。 懐かしい人達も登場するので、チルドレンを読んでからの方がお勧め。 武藤くんとのやり取りがクスッと笑えてとてもいい。
チルドレンに続きめちゃくちゃおもしろい。 読みやすくてつかまれる。 少年犯罪にテーマを置いて今回はずっと書かれているが、相変わらず陣内の言動は読んでて飽きない。 ぜひ続きを出してほしい。
チルドレンと共に、すごく好きな作品。陣内さんが親戚のおじさんにいたらな!陣内さんが家裁にいてくれて、よかったなと思う
家裁調査官2人の続編はまたまた面白い、かつ考えさせられる、そして答えの出にくい話だった。 犯罪にかかわる方々の葛藤は容易に想像できるし、立場により色々な考え方があり、正解を1つに決めつけられないものと感じている。 そんななかでの陣内の口癖、面倒くさい、は誰もが共感できる一言だと思う。私だったら面倒く...続きを読むさいと感じればなかなか行動に移すことはできないと思うので、行動力のある陣内を尊敬する。 今作も様々な人々の立場に応じた思いがあり、答えを出せずにいたが、なんとなく清々しい読後感を味わせてくれる伊坂幸太郎さんの筆力には救われる気持ちになった。 また2人の活躍?ドタバタが読みたい。
永瀬出てきてくれたの嬉しすぎるな。 自分のなかで新しい世界の見方が見つかったわけでも、めちゃめちゃ驚くような展開があったわけでもないけれど、チルドレンに続き好きな一冊になった気がします。
チルドレンに続き、大好きな陣内さんに会えた。 大学で心理学を学んでいるため、「少年法は罰するためではなく更生が目的」ということは理解しているつもりだったが、罰ではなく更生が目的ということの難しさに対する理解が欠けていたと気付かされた。 更生と言っても、そこまでの道のりや介入の仕方は少年によって異なる...続きを読むし、どうなれば更生と言えるのかも定かではない。 そのような曖昧模糊としたものと対峙し続けなければならない家裁調査官を、陣内さんのような良い意味でも悪い意味でもド直球な人が勤めるというのは、読んでいて非常に面白かった。 また月日を経て読み返したい。
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