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大学入学のため引っ越してきたアパートで、最初に出会ったのは黒猫、次が悪魔めいた長身の青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。標的は――たった一冊の広辞苑。僕は訪問販売の口車に乗せられ、危うく数十万円の教材を買いそうになった実績を持っているが、書店強盗は訪問販売とは訳が違う。しかし決行の夜、あろうことか僕はモデルガンを持って、書店の裏口に立ってしまったのだ! 四散した断片が描き出す物語の全体像とは? 注目の気鋭による清冽な傑作。第25回吉川英治文学新人賞受賞作。
...続きを読むPosted by ブクログ 2024年04月15日
この本は大学時代に読んだと思うが、一度手放してしまってもう一度再読。忘れてしまっている部分が多数あり、あの頃から20年ほど経ち読んでみると人生経験も増えたせいか味わい深いものがあった。
何度か読んでいるのに、最後の方まで違和感に気づくことなく読み進めていた。例え方や、会話に筆者の素晴らしい思想という...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月06日
伊坂さんの小説は、時々目を背けたくなるような内容が描かれていることもあるけれど、それよりも、圧倒的に「読んでよかった」と思える読後の爽やかさがある。この話でも、現代と2年前がつながった時の切なさは、一種の心地よさでもあったと私は思う。
今回も、心に残る表現がたくさん散りばめられていた。読んでよかった...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月25日
もうね、伊坂さんは最高だと思います。過去と現在を行き来しながら物語が進み、あらゆる所に張られた伏線を回収していく…読み終わったあと、余韻に浸って10分間は放心してしまいます笑
伊坂さんの作品には、毎回のように私の心に刺さるセリフが出てくるのですが、今回は外人に対するある登場人物のセリフが大変深く刺...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月04日
何かで紹介されていて伊坂幸太郎を初めて読む時はこの本と決めていたがなかなか見つからず、結局ネットで購入した。
なんだか文章が読みやすく自分にあっている気がして嬉しかった。
現代と2年前。
一見大したことない強盗?と惨いペット殺し。
この2つが重なったときに
さまざまな伏線が回収されて気持ちよかっ...続きを読む
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