アヒルと鴨のコインロッカー

アヒルと鴨のコインロッカー

小説・文芸
660円 (税込)

3pt

大学入学のため引っ越してきたアパートで、最初に出会ったのは黒猫、次が悪魔めいた長身の青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。標的は――たった一冊の広辞苑。僕は訪問販売の口車に乗せられ、危うく数十万円の教材を買いそうになった実績を持っているが、書店強盗は訪問販売とは訳が違う。しかし決行の夜、あろうことか僕はモデルガンを持って、書店の裏口に立ってしまったのだ! 四散した断片が描き出す物語の全体像とは? 注目の気鋭による清冽な傑作。第25回吉川英治文学新人賞受賞作。

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アヒルと鴨のコインロッカー のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    悲しくておもしろい。
    後半に真相が明らかになっていって、驚きと悲しみが(;-;)
    伊坂さんって音楽好きだよね、ほとんどの作品に出てくる。洋楽あんまり聴いてなかったけど聴いてみようかな
    ラクロス部を「楽なのか苦労するのか分からないものはちょっと」で断ったところ笑った

    0
    2026年11月01日

    Posted by ブクログ

    風はさほど冷たくなかった。関東から引っ越してきたばかりの僕は、東北の四月はまだまだ寒いだろうと決めつけていたので、拍子抜けするくらいだった。
    つまり僕は、寒くもないのに震えている。首を傾けて空を見ると、雲がすっかり月を覆っていた。

    モデルガンを握りしめ、ドアを蹴飛ばしながら、引っ越してきた日のことを思い出す。
    ──たった二日前のことだ。
     
     
    第25回吉川英治文学新人賞受賞作。2007年に映画化され、映画自体も数々の賞レースに名を刻んだ、伊坂幸太郎作品の中でも指折りの名作。

    言葉にするのが難しいんだけど、派手なドンパチで物語を味付けするのではなく、叙述トリックやカットバックで物語を描いていき、後半に差し掛かるあたりから加速していく疾走感が素晴らしい。ラスト100ページくらいからは、ページを捲る手が止まりませんでした。

    やっぱり、名作と言われる作品の持つ『物語力』みたいなものは素晴らしいね。没入感が半端ない。そしてリドルストーリーだってところも、作品の余韻を強く表現してますよね。読み手側に想像させる余白を残すところがまた良い。

    伊坂幸太郎作品の積読まだまだあるので、『まだまだ名作に触れられる』ってワクワクしながら、少しずつ積読のヤマを崩していけたらいいなと思います。
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    ボブ・ディランはまだ鳴っているんだろうか?
     
    大学入学のため引っ越してきたアパートで、最初に出会ったのは黒猫、次が悪魔めいた長身の青年。
    初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。
     
    標的は──たった一冊の広辞苑。

    僕は黄門販売の口車に乗せられ、危うく数十万円の教材を買いそうになった実績を持っているが、書店強盗は訪問販売とは訳が違う。
    しかし決行の夜、あろうことか僕はモデルガンを持って、書店の裏口に立ってしまったのだ!
    四散した断片が描き出す物語の全体像とは?
    注目の気鋭による清冽な傑作。
    第25回吉川英治文学新人賞受賞作。

    0
    2026年10月13日

    Posted by ブクログ

    後半はもう、夢中になって、読み進めていた。
    そして、読み終えてしまった。
    もう、読む前の私には戻れない。

    0
    2026年10月03日

    Posted by ブクログ

    だいっすきな本
    あぁ私たち読者も、ただのモブだったんだ
    彼らの生活をのぞいているだけのただの第三者で、彼らの日々をいつのまにか愛しく、かけがえのないものと思っていたんだと、最後には哀しくて切なくて、余韻がすごい

    0
    2026年09月26日

    Posted by ブクログ

    ⭐️5
    再読。映画も好きだけど、やっぱり原作の方が何倍も好き。
    しばらくマイブームがボブ・ディランになっていました。
    我ながら単純。

    0
    2026年10月04日

    ひ

    購入済み

    複雑だけど良い

    動物が痛めつけられている描写はすごく不快で、犯人が最終的にどうなったか分かるまでとても長く感じた。
    途中、過去から現在へ場面が変わって全ての話がつながった瞬間は、伊坂作品の良さを感じられて良かった。
    それぞれの場面での人の顔や風景までイメージの沸く読みやすい作品で、かつストーリーも満足度の高いものだった。タイトルの伏線回収までしっかりされており、気持ち的には晴れないけれど、スッキリ読み切れた感じ。

    0
    2023年01月08日

    購入済み

    途中

    だけれども面白いです!

    0
    2020年03月18日

    Posted by ブクログ

    爽快感や満足感は無いけれど、多くの場面や登場人物の言葉で考えさせられる作品だった。
    ボブ・ディラン、裏口、3人の物語、シッポサキマルマリ、タイトルの意味、虐待と復讐。
    繋がってないようで全て繋がっていて、全てに重要な意味や伝えたい事が込められている気がした。
    琴美の生き方考え方、とても好きだな。

    映画版は結末が違うみたいなので観てみたいと思った。

    0
    2026年10月17日

    Posted by ブクログ

    伊坂幸太郎の、違うと思ってた話がだんだんと1つの話にまとまっていくの好き。(カットバック方式というらしい?)
    読み物としてとてもいい。

    0
    2026年10月15日

    Posted by ブクログ

    とても面白かった。最初の方の散りばめられた情報が、ドルジの一言によって、頭の中で全部繋がっていく瞬間がとても気持ちよかったし、展開を予想しながら読むこともできて面白い。
    琴美が残酷な目に遭ってしまうのではないかと、過去編を読み進めるたびに頭をよぎり、ペット殺しに対する恐怖や言いようのない嫌悪感がどんどん増していった。
    3人のストーリーの最終的な落ちどころに、悲しみややるせなさを感じたが、輪廻転生、因果応報を信じ、3人は幸せになっているといいなと思う。

    0
    2026年10月07日

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