ラッシュライフ

ラッシュライフ

小説・文芸
880円 (税込)

4pt

泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。父に自殺された青年は神に憧れる。女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。職を失い家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。幕間には歩くバラバラ死体登場――。並走する四つの物語、交錯する十以上の人生、その果てに待つ意外な未来。不思議な人物、機知に富む会話、先の読めない展開。巧緻な騙し絵のごとき現代の寓話の幕が、今あがる。

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    ラッシュライフ
  • タイトルID
    :
    133671
  • ページ数
    :
    469ページ
  • 電子版発売日
    :
    2011年10月07日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

ラッシュライフ のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「分かり合うことはできない。自分は彼らとは分かり合えない。そう考えると気分が楽になる」

    本作の中の一節です。

    ラッシュライフは、伊坂さんを大好きな作家のひとりに押し上げてくれた一冊になりました。

    お金で全て征服する戸田、泥棒の黒澤、絵描きの河原崎、カウンセラーの京子、リストラされた豊田と捨て犬。全く違う重力で生きている彼らの人生が、同じ街の階段で複雑にすれ違い、やがて鮮やかに繋がっていく…その緻密な伏線の回収劇は、まるでエッシャーのだまし絵『相対性』や、図と地が反転する不思議な世界に入り込んだかのようです。
    作中に登場した音楽や絵画のセンスも素敵で、普段からアートや音楽が好きな私にとって刺激になりました。

    最初に紹介した一節は、エッシャーの描く一見バラバラで矛盾した世界がひとつのアートとして美しいように、私たちも「分かり合えない」という断絶を抱えたままで、自分の人生(lush life)を豊かに歩んでいけるかも。

    ハラハラするエンタメでありながら、生きていく上で、大切なヒントをもらえる、素晴らしい時間になりました。

    最後に、どん底を味わった豊田と、あの愛おしい愛犬に、宝くじによって人生を思いきり挽回してほしいな。

    0
    2026年10月31日

    Posted by ブクログ

    2026.10.28
    評価も高く好きな作家さんの作品なので、以前から読むのを楽しみにしていた。
    箱入りの高級チョコレートのごとく1日少しずつ大事に読んでいこうと思ったのも束の間、スーパーの安売り菓子のごとく貪り食うように読み終えてしまった。さすが伊坂幸太郎。
    この例えだと今作が安っぽいと誤解を受けそうなので訂正しておくと、品質は一級品である。
    ただ、先が気になって仕方なく読み進めてしまう中毒性があるので要注意。
    時間のある日にこちらを手に取るのをお勧めする。

    読み終わってから装丁を見直して、ああこういう意味だったのか、と得心した。
    自分も誰かの人生のちょっとした登場人物なのかもしれない。
    そのちょっとした登場人物が誰かの人生に影響を及ぼすことも大いにあるのかもしれない。

    毎回伊坂幸太郎作品には寝不足にさせられているので、次こそピエールマルコリーニのチョコをお供に少しずつ読み進めていけるものに出会いたい。

    0
    2026年10月28日

    Posted by ブクログ

    代わる代わる登場する主人公たちのそれぞれに絶望的で息苦しい時間から、ふっと解き放たれ息継ぎできる黒澤さんのターン。誰もがよく知る1枚の絵、自分にはどう見える?
    伊坂作品再読の2冊目。伊坂さんの選ぶ言葉と文章、絶妙なテンポ感が好きすぎる。

    〈心に残った言葉〉
    "息を吸って一気に吐いてみた。
    溜め息ではない、深呼吸だ、と自分に言って聞かせる。"

    0
    2026年10月12日

    Posted by ブクログ

    伊坂幸太郎さんのデビュー二作目のラッシュライフを読ませていただきました。オーデュボンの祈りよりも現実に近い作品になっていて、伊坂幸太郎さんの特徴である、ちょっと幻想的な感じととてもマッチしていました。歴代の作品でも片手にはいるぐらい面白かったです。そして何よりもエンディングが完璧でした。

    0
    2026年10月04日

    Posted by ブクログ

    実はまだ読んでいなかった初期の作品。
    群像劇としての今作は、緻密に計算され尽くした伏線回収も見事な作品だった。
    伊坂作品はやっぱり素晴らしかった。

    0
    2026年09月12日

    Posted by ブクログ

    読み返したけど、
    本当に良い作品だと思う。
    星3点台なはずがないのだが、、

    みんな、進んでるように見えて
    同じところをぐるぐるしてるという
    人生の皮肉のように受け取ることもできるが、
    自分には作品の印象からポジティブな受け取りをした。

    他人から見たらそう見えても
    各自が思うように進むことを
    馬鹿にすることはできないし、
    それで満足できればいいと思う。

    ぐるぐるから外れることも、外から冷ややかに見ることも、全て肯定される考え方であってほしい。

    また、読み直してみることがあれば
    その時にもきっとポジティブな気持ちになれる作品なはず。

    0
    2026年09月02日

    Posted by ブクログ

    伏線回収が気持ちよかった
    視点が変わるので短編集みたいに読めたし、ちょっとした移動時間とかに読みやすかった
    ページを行ったり来たりするのが楽しい
    紙で読むのがおすすめ

    0
    2026年09月01日

    Posted by ブクログ

    アーティストと画商、信仰宗教にハマる若者、失業した中年、その中年に寄り添う老犬、泥棒、さまざまな登場人物が現れ、ストーリーは当初バラバラに思えるのに、ひとつづつパズルのピースが埋まっていく。この面白さ!

    そして、ラストでは、応援したくなる登場人物がちょっと前を向いて、おそらくハッピーになれる。

    伊坂幸太郎作品を初期作品から再読中。何度読んでもハマる面白さ!

    0
    2026年08月30日

    Posted by ブクログ

    4人の物語が交錯しながらテンポよく伏線が回収されていき、とても読み心地がいいです。
    伊坂作品の別のお話が随所に出てくるので、他の作人を読んでいるとより楽しめると思います。

    0
    2026年08月17日

    Posted by ブクログ

    志奈子 画家
    黒澤 泥棒
    河原崎 父親が飛び降り自殺
    京子 カウンセラー
    豊田 無職

    それぞれのストーリーが絡み合い、展開していく。

    だけではなかった!
    様々なことが同時に起こっているだけでも目が離せないのに、時間軸が前後していたり、コレとアレが繋がってたり⋯。

    泥棒の黒澤が、金や外見やステータスという分かりやすいものが好きで、目に見えない愛情だとか、仲間意識だとかなんて胡散臭いとか言っている。
     
    だけど、
    物語の最後の方では、
    豊田は喉から手が出るほど欲しがってた仕事や金を選ぶのではなく、老いた犬を選んだ。

    金を選ぶ人もいる。金ではない目に見えない愛情を選ぶ人もいる。

    犬を選ぶエピソードを最後にもってくるあたりが、作家の思い入れの濃さを感じた。

    人生はリレーかもしれない。
    初めてそう思った。
    エッシャーの絵に例えられているように、階段を昇ってゴールしてみても、そこは誰かのスタート地点なのかもしれない。
    皆が次に繋がっている。

    おもしろかった。

    0
    2026年08月16日

ラッシュライフ の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    ラッシュライフ
  • タイトルID
    :
    133671
  • ページ数
    :
    469ページ
  • 電子版発売日
    :
    2011年10月07日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

伊坂幸太郎 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す