ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。父に自殺された青年は神に憧れる。女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。職を失い家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。幕間には歩くバラバラ死体登場――。並走する四つの物語、交錯する十以上の人生、その果てに待つ意外な未来。不思議な人物、機知に富む会話、先の読めない展開。巧緻な騙し絵のごとき現代の寓話の幕が、今あがる。
ブラウザ試し読み
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
複数の主人公の物語が徐々に重なり合っていくまさに伊坂幸太郎ワールド。殺人事件の死体の描写などリアリティを持たせる一方、コミカルなセリフの言い回しなど独特でリズミカルな展開が心地よい。 偶然と必然が混ざり合う世界で生きることへの問いかけてくるような読後感だった。
これぞ伏線回収のスペシャリスト伊坂幸太郎! バラバラだったストーリーが1つの騙し絵に繋がっていく様は読んでて鳥肌が止まりませんでした。 「これってもしかして?」「あれもそうだったのか」が連続して起こるラストパートは最高です。 台詞回しがユーモア溢れるのでグダリがちな会話パートも全く飽きないし、かつそ...続きを読むの台詞すらも重要な伏線だった、みたいなことが多々起きます。必読。 あと黒澤になら空き巣入られてもいい。
読み進むにつれ、少しずつ時系列のずれを意識しだした。それでも最後まで面白かった。 伊坂さんの群像劇好きなんだよな。
奥田英朗の『最悪』を彷彿とさせる別々の人生を歩んでいた人物たちが交錯する最高の物語だった。1ページ目の1枚の絵が初めはどう意味を持つのか分からなかったが、物語の節々に登場し最後には物語全体がこの絵の構成になってるように感じ絵画と文学がリンクするような不思議な感覚だった。
これぞ伊坂幸太郎って感じ。 バラバラなストーリーが、のちのち絡み合う。 もう絡み合うのは、読書前から分かっていて、この展開をどう組み合わせてくれるかを楽しみに読む状態。まさに個々の話(具材)を上手く調理する料理人の様相。 ワイン片手に、「へー、これとこれを上手く混ぜて、こんな料理になるんですね。素...続きを読む晴らしい!」とシェフに対して最大級の誉め言葉を述べる状況でした。 ワインも飲まないし、シェフに褒め言葉を投げかけたこともないですが・・・ええ。 取りあえず、好きです、この感じ。
5つの物語が互いに交錯しあう作品 2人の会話を媒介にそれぞれの物語が進んで、それぞれが抱える悩みや不安をささやかに支え合う優しい話に思えた
また一冊バイブルが増えた。
伊坂幸太郎氏の作品は気持ちが沈んでいる時、希望が無くなってしまいそうな時、のような悲しい気持ちの時に読み始めると、気がつけば、私も頑張るかな、って本から顔を上げている。 ストーリーは決して明るいものでは無いのだが不思議とそうなるのだ。 殺し屋シリーズを一通り読み終え、これはどんな話しかな、と期待をし...続きを読むて読み始めたらいつものテンポの良いストーリーにつられ、4時間程で読み終えた。またも、自分の人生もなんとかできるかな、と前向き気味笑になれる作品だった。 伊坂幸太郎氏の作品に登場する人達は、殺し屋でさえも何かを背負っていて「死んでくれるなよ」と応援してしまうのだが、あっけなく死んでしまう『良さげな人』がいるので油断できない。 この作品も緊張感で脈が早くなっているなと感じながら読んでいた。この人は幸せにしてくれと願いながら。 どの作品もだが、各章の登場人物の繋がりが自然過ぎて、どうしたらこんな設定ができるのかと、フラグ、その回収の完璧なことと合わせてため息がでてしまう。伊坂幸太郎氏は天才なんだろうなといつも思う。 人が持っている中々外には見えにくい嫌な心、世の不条理…そんなので溢れているストーリーだが、芯は間違っていない人間には光が射す、例え暗闇でもがいていたとしても。この作品は私にはそんな風に感じて希望をもらえた。 本当に素晴らしい作品をありがとうございました。
#切ない #深い #共感する
読書録「ラッシュライフ」4 著者 伊坂幸太郎 出版 新潮社 p277より引用 “「誰だって初参加なんだ。人生にプロ フェッショナルがいるわけがない。まあ、時 には自分が人生のプロであるかのような知っ た顔をした奴もいるがね、とにかく実際には 全員がアマチュアで、新人だ」” 全く別の方向を向い...続きを読むて生きてきた人達が、 ほんの数日の交わりで大きく変化するさまを 描いた群像劇。同社刊行作改稿文庫版。 立ち居振る舞いだけで人を不快にさせるよ うな男が、一人の女を連れて新幹線で得意先 回りをしている。「金で買えない物は無い」 と豪語するその男は、誰よりも豊かに生きて いると言い切り、自分の人生を信じてやまな かったが…。 上記の引用は、生真面目な同級生にばった り出くわした泥棒の台詞。 輪廻転生、生まれ変わりなどを信じ無いので あれば、正しくて面白い意見だと思われま す。ただ、人生二周目・三周目とか、強くて ニューゲームみたいな才能を発揮するような 人もいるので、いまいち信じられなくも有り ます。 大勢の登場人物が、それぞれの時間を過ご す様子が描かれるのはいいのですが、時系列 があまりにもばらばら。かなりあちこちへ飛 ぶので、記憶しきれないところです。 頭の中で整理するのが得意な人や、群像劇 が特に好きな人向けの作品。 ーーーーー
なんだろう、この感覚は。 無関係のはずの5つの人生が少しずつ交錯していく感じがたまらない。 先に読んでいた「アイネクライネナハトムジーク」を思い出した。誰もが人生の主役であり、誰かの人生の脇役でもある。 近いうち、再読したいと思える良書だった。 トランクの死体のくだりに少しご都合主義を感じたことと、...続きを読む教祖の種明かしに物足りなさを感じたので、星4つ。
様々な人物が織りなす群像劇。メインの登場人物は8人。 何でもお金で買えると信じている画商、戸田と、彼に振り回されている女性画家の志奈子。 周到な準備をしてから空き巣に入る、泥棒稼業の黒澤。 新興宗教の教祖に憧れる画家志望の河原崎と、指導役の塚本。 それぞれの配偶者を殺害する計画を立てている、精神科...続きを読む医の京子と、サッカー選手の青山。 40社連続不採用の憂き目に遭っている、失業者の豊田。 何も罪を犯していないのは、戸田(嫌なヤツではある)と志奈子だけ。 元々泥棒の黒澤を含め、ほとんどが何かしらやらかしてしまう。 同情できる境遇の者もいれば、そうでない者もいる。手放しで共感できる人は‥いないかな〜。でも、それが人間ていう生き物だよね、と思う。より良く生きようとして失敗したり、道を踏み外したり。共感はできないけど、リアルだなーと読み進めていた。 あ、黒澤は、面白い人物だと思った。彼なりの美学とプライドを持って、空き巣に入っている。 旧友と再会した場面は良かった。黒澤は、空き巣から足を洗うのかな?気になる。 そして、最初はバラバラだったそれぞれの物語が、終盤に一気に繋がっていく。この人とこの人は、こうだったのか!この時、この人はこんな事してたのか!と、ある意味、爽快。 ざっくりとだけど、嫌な奴は相応の報いを受け、間違ったことしたけど、頑張ってる人は少し明るい未来を用意している。読後感は悪くない。 唯一、河原崎くんの行く末は気になる。破滅には向かわないでほしいなと思った。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
ラッシュライフ
新刊情報をお知らせします。
伊坂幸太郎
フォロー機能について
「新潮文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
さよならジャバウォック
ゴールデンスランバー(新潮文庫)
モダンタイムス(上) 新装版
マリアビートル
魔王 新装版
チルドレン
砂漠
モダンタイムス新装版 上下合本版
「伊坂幸太郎」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲ラッシュライフ ページトップヘ