【感想・ネタバレ】ラッシュライフのレビュー

あらすじ

泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。父に自殺された青年は神に憧れる。女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。職を失い家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。幕間には歩くバラバラ死体登場――。並走する四つの物語、交錯する十以上の人生、その果てに待つ意外な未来。不思議な人物、機知に富む会話、先の読めない展開。巧緻な騙し絵のごとき現代の寓話の幕が、今あがる。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

私は刊行順に読んでいないため不確かですが、おそらく泥棒の黒澤さんの初登場作品だと思われる。
好きなキャラの黒澤さんがたっぷり出てきて嬉しかった。
泥棒なのにカウンセラーに向いていると友人に言われる黒澤さん。
黒澤さんの言葉は胸にすーっと入ってきて、人生もっと気楽に生きていいって思わせてくれるから、すごく納得。

他にも「チルドレン」の銀行強盗だったり、ちょこちょこ他の作品のネタが出てくるのが楽しい。

章のイラストも好き。
次の伊坂さん作品は何を読もうかな。
楽しみ。

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2026年04月11日

Posted by ブクログ

伊坂幸太郎、オーデュボンの祈りに次ぐ2作目。

5つの異なるペア(犬含む笑)が複雑に絡み合い、終盤にかけての伏線回収はお見事であり、騙し絵の世界が見事に表現されている。
5つのペアの中でもリストラ中年男性豊田と老芝犬が愛してやまない存在であり、何となく殺伐とした物語なのに何だかほっこりとする不思議…自分が動物好きだからかわからないが最後まで豊田と老犬の幸せを祈りながらハラハラしながら読んだ。
最後の戸田のカケに豊田が乗らなかったことに涙した…
伊坂さん、あきらかに弱くて、不器用だけど善悪に葛藤しながら懸命に生きている方々を記憶のなかの格言やどこからともなく聞こえてくる助言で救済している。生きづらく正直ものがバカを見る世の中だけど、もがき悩みながら前に進もうとすれば希望も見えてくるかもよ…というメッセージに思える。

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2026年04月08日

Posted by ブクログ

約450ページと決して短くはない小説だったがとても読みやすかった。
初めはなんの関係もない4人の話を読み進めて行く中で、繋がっていくところや伏線回収が爽快でとてもおもしろかった。

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2026年04月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

100点。

すごく良かった。自分が読みたい伊坂幸太郎っていう感じ。これぞ伊坂。
それぞれ登場人物の人生が交錯して、リンクしていくのすごく楽しかった。まず個性豊か。特に泥棒の黒澤が好き。みんな好きなんじゃないかな。
空き巣のシーンで、佐々岡が家主の体で黒澤が超能力さながら特徴を言い当てて、「いやー、突拍子もなく超能力出してきたなー。」と腑に落ちなかったら、後に、同級生だろ俺ら、ってネタバラシするの最高に伊坂幸太郎。そしてこの家はこういう特徴で、って言い当てて、まあ入念に下調べして家主の特徴見てたら出来る範囲の言い当てなのかなーと思ってたら実は黒澤の家でしたーって、思ったより伊坂幸太郎だった。思わずにやけてしまったよね。してやられた。
あの時のあいつはあいつだったのか!となって楽しい。まじでこういうの好き。予想以上に全部繋がって本当に楽しかった。途中で喋るカカシの話も出てきたし。思ったよりがっつり。そしてほんとに仙台が好きなんだなーと思う。もしかしたらただの描きやすい舞台なだけかもしれないけど、それでも一貫した世界で良いなーと思う。
神の話も良かったなー。胃みたいなものだという話も、蚊だとしてるのも良い。
それぞれ独立した章というよりこまめに場面転換していくのは、よりエッシャーの騙し絵を感じられて良かった。読んでいて飽きない。さあ次は、次は、と手が止まらなくて楽しかったなあ。
このまま伊坂幸太郎を初期作品から読み進めていきたい!

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2026年03月25日

Posted by ブクログ

やっぱりすごい、伊坂幸太郎。それぞれの物語が繋がってひとつになる爽快感はダントツ。
「オーデュボンの祈り」の伊藤が仙台に戻り働いていて、優午の話も少し登場。伊藤は前向きになれたようで温かくなった。桜のその後もどこかであるといいな。
今回の登場人物の中で最も魅力的だったのは泥棒の『黒澤』、スマートで冷静が常態なのにクスッと笑ってしまうユーモアがある。特に、黒澤と後輩であるニュートンな若者のやりとりが面白かった。「重力ピエロ」を再読したい衝動に駆られる。

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2026年03月09日

Posted by ブクログ

繋がった!スッキリ!
伏線はすごく散らばっていて、すぐ繋がることもわかるけど、そこが繋がるのかと思わぬところにあるのは面白かった!
.
人生に於いてなんか退屈だなと思った時に読みたい。

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2026年03月09日

Posted by ブクログ

凄いな。
複数人の話が交錯して、少しずつ伏線回収していってて、ずっと面白かったです。
他の作品も読んでみたい。

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2026年03月01日

Posted by ブクログ

人々のストーリーが絡み合う群像劇
最後のパズルがハマっていく感じ最高でした
それぞれのキャラクターも魅力的だったけど
オーデュボンの祈りとも絡み合っていて
読む手を止められませんでした

読後感も良かったです

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2026年02月28日

Posted by ブクログ

複数の物語が交錯し、伏線回収されていく過程が爽快な作品。後半にかけて物語が一気に繋がっていき、騙し絵を見ているような感覚を与えてくれる。

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2026年02月24日

匿名

購入済み

いつも通り

バラバラのようでバラバラでない物語達。読み進めるうちに分かります。
好きな作家なので裏切りません。いつも通り満足です。

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2025年12月19日

購入済み

また一冊バイブルが増えた。

伊坂幸太郎氏の作品は気持ちが沈んでいる時、希望が無くなってしまいそうな時、のような悲しい気持ちの時に読み始めると、気がつけば、私も頑張るかな、って本から顔を上げている。
ストーリーは決して明るいものでは無いのだが不思議とそうなるのだ。
殺し屋シリーズを一通り読み終え、これはどんな話しかな、と期待をして読み始めたらいつものテンポの良いストーリーにつられ、4時間程で読み終えた。またも、自分の人生もなんとかできるかな、と前向き気味笑になれる作品だった。
伊坂幸太郎氏の作品に登場する人達は、殺し屋でさえも何かを背負っていて「死んでくれるなよ」と応援してしまうのだが、あっけなく死んでしまう『良さげな人』がいるので油断できない。
この作品も緊張感で脈が早くなっているなと感じながら読んでいた。この人は幸せにしてくれと願いながら。
どの作品もだが、各章の登場人物の繋がりが自然過ぎて、どうしたらこんな設定ができるのかと、フラグ、その回収の完璧なことと合わせてため息がでてしまう。伊坂幸太郎氏は天才なんだろうなといつも思う。
人が持っている中々外には見えにくい嫌な心、世の不条理…そんなので溢れているストーリーだが、芯は間違っていない人間には光が射す、例え暗闇でもがいていたとしても。この作品は私にはそんな風に感じて希望をもらえた。
本当に素晴らしい作品をありがとうございました。

#切ない #深い #共感する

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2023年11月16日

Posted by ブクログ

なぜエッシャーの騙し絵が
巻頭に描かれているのか
最後まで読んでようやく理解出来ました
読み進めて戻って忙しいですが
楽しい一冊です

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2026年04月07日

Posted by ブクログ

繋がっていく爽快感とそれぞれのストーリーがとても面白い
次になにが起こるのかわからなくて、読み進めるにつれて高揚した
こんなにも面白さに心が満たされる話に出会えたことを幸運に思いました

すごい以上の言葉で表したいのに出てこない、本当にすごい

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2026年03月24日

Posted by ブクログ

まるで啓発本を1冊読んだみたいな感じになる。

いろんな人が、とにかくいろんなことがあって
それを読者の私が上から見守っている
そこにいる人たちは、自分たちのことでいっぱいなんだけど、神様のように上から見下ろしている私には全てお見通しで

伊坂坂幸太郎が泊まりに詰まった1冊

人とつながる事は、苦手な私だけど
でも、
こんなふうに楽しいことも悲しいことも、実はなんだかんだで
人とつながってたらいいな

あと
人生って何が起こるか分からない

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2026年03月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

時系列も登場人物もバラバラなのにわかりやすくておもしろいってすごいなあと思う

キャラクターの持つ強さに惹かれる
京子もあんまり憎めない、谷崎潤一郎の本に出てくる女みたいに勝気だった

何であの外国人は好きな日本語を書かせてたんだろう、なんで無色とかかせたんだろう

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2026年03月10日

Posted by ブクログ

・成金の画商戸田と画家の志奈子
・空巣の黒澤と大学の友人佐々岡
・新興宗教の教祖「高橋」に惹かれる河原崎と指導役の塚本
・お互いの配偶者を殺そうとする精神科医の京子とサッカー選手青山
・会社をクビになり再就職も難しい豊田

並行してストーリーが進むがなんのこっちゃ分からなかったが、ストーリーが絡み合い、あそこで出てきたあの人がその人でみたいなストーリー。
ラッシュライフ-豊潤な人生
豊田が最後豊潤そうな終わりを見せたが、他の人たちにも豊潤な結末が待っているのではと感じさせる終わりでもある。

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2026年03月09日

Posted by ブクログ

知人から紹介されて読みました。一気読みしてよかったなと思います。それぞれの登場人物が頭の中で馴染むまでは読み進めるのに時間を要しましたが、途中から集中して読めました。最後にそれぞれが繋がっていく場面はつい何度か声を漏らしてしまいました。黒澤の発言が刺さる自分がいます。

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2026年02月21日

Posted by ブクログ

四つの物語が交錯する登場人物たちの人生、その果てに待つ未来、こんなに最後綺麗に纏められるの凄い!
またしても黒澤が出て来る話、他にも見知った名前が出てくるのは、他の作品も読んだ人しか分からない愉しみ方も嬉しい。勿論、この本だけでも十分楽しめますよ。

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2026年02月21日

Posted by ブクログ

・全てが伏線となっていて、綺麗に収束した。
・老犬が愛おしい。
・伊坂幸太郎作品の中でも好きな作品だった!

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2026年02月14日

Posted by ブクログ

読み終えて時間があいてしまっての感想。
細かいセリフやシーンは抜けてしまったが、別々のストーリーと登場人物が少しずつ絡み出して綺麗に一本に繋がっていくのが気持ち良かった。
オムニバス形式が実は緻密に繋がっているこういう展開、自分は好きなんだと気付かされた。

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2026年02月12日

Posted by ブクログ

お友達からプレゼントしてもらった本。

ちょうど去年、前作「オーデュボンの祈り」を読み終わっていたので、早速読んでみた。

ラッシュライフー豊潤な人生

何人もの登場人物が出てきて、一体この話はどこに向かうんだ?ちゃんと結末を迎えられるのか?と心配になるくらい様々なストーリーが交錯していたが、段々とそれが同じところに戻り、何度も巡る景色があることに気づく。
それぞれの人にそれぞれの突拍子もない人生があるが、それは決して特別すぎることはない。外側から見れば、日常に溶け込んでしまうような一幕。けれども平凡では無い。
そんな堂々巡りのようなお話。

いつも伊坂幸太郎の発想には驚かされる。
話の面白さもそうだが、伊坂ワールドの居心地の良さのようなものがあるように感じる。

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2026年02月11日

Posted by ブクログ

読み進めながら、早く先を知りたいけど読み終わりたくないって気持ちがせめぎ合っていた。

作中に出てきた「リレー」が物語の構成に繋がってくるとも思うんだけど、それだけだとなんだか足りない気がする。

リレーは次の人にバトンを渡したらその人の出番は終わりだけど、人生はそうじゃない。
ここに出てくる登場人物の行動や言動一つ一つが重なり合って、良くも悪くも影響し合って、波のようなうねりが生まれたんだと思う。

人間の嫌な部分、愚かな部分、哀れな部分が随所に出てきて、すごく応援したくなるような人がいるわけでもないのに、でも読み終わった後は全く嫌な感じがしないのは、伊坂さんの文才なんだろうな。

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2026年02月07日

Posted by ブクログ

泥棒の家に空き巣に入る。強盗現場に強盗に入る。妻の殺害と愛人の殺害のダブルブッキング。偽の犯人にされてる途中で別事件の犯人に。エッシャーの騙し絵のように、気づいた時にはいつの間にか形勢が逆転している構図が面白い。昇ってるのか降ってるのか、立場が上なのか下なのか、騙してるのか騙されてるのか。

作中の言葉にあるように、リレーのバトンみたく今日という日の主人公が受け継がれていく群像劇。分かりやすくバトン役を担う野良の芝犬。首輪を与えられ、宝くじを付けられ、鋏でバラバラにされかけ、無職のおじさんに拾われ喧嘩に巻き込まれ、大金との交換を持ちかけられる。お互いの人生や修羅場など全く知らない他人同士の共通点『犬』。老犬になるまで野良だったのか、誰かに飼われてたのか、ならば何故野良になったのか、白人女性は何故好きな日本語を聞いているのか、普段は何をしてるのか、足を打たれた若者はどうなったのか、タクシードライバーはドラマみたいな追走劇にずっと憧れていたのではないか。そこら中にいる見ず知らずの主人公達のことを勝手に考えたくなる作品だった。

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2026年02月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

短編小説を切って貼ったパッチワークのような作品。世界観、細かく設定された主人公たちが交錯し、物語が収束していく。
疾走感のある展開で主人公が次々と入れ替わるのでついていくのが大変だが、面白い作品で仕上がっている。
この中では黒澤が一番好き。

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2026年01月24日

Posted by ブクログ

読み進めるうちに「あれ、今のどういうこと?」と立ち止まる瞬間がありましたが、それこそが著者の仕掛けた罠でした。全く無関係に見えた登場人物たちが、小さな偶然をきっかけに東京・仙台の街で交錯し、最後には驚くほど鮮やかに時系列が一致する。バラバラだったピースが「人生」という一枚の絵になる展開には、鳥肌が立ちました。点と点が線になる快感を味わいたいなら、これ以上の作品はありません。

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2026年03月27日

Posted by ブクログ

複数人の視点で展開される話である故、登場人物が多くて行きつ戻りつした部分もあるけど、分かりやすくイラストを挟んでいるのが良い。
微妙に時系列がずれて進行していく。あーもしかしてこの人はあの人ね、と想像を働かせながら読んでいた。
ぶっ飛んだキャラが多い中で、老犬の存在が癒しであり行く末が気になるところ

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2026年04月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

複数の世界線がクロスする、伊坂幸太郎らしい作品。楽しく読んだが、河原崎のエンディング後がどうなったか心配。

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2026年04月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

時系列に混乱しつつも、一気に読んでしまいました。神を信じる中で、死体を連れ歩くことになった青年。5人の中で彼が弱弱しく、救いをひたすらに求めている様が、人間らしくて気になりました。彼がいたから、黒澤は佐々岡に出会え、豊田はリンチから助かった。伊坂さんの作品はこういうリンクがたまらなくおもしろいですね。結局、高橋は何者だったのか。京子の末路だけがただただ悲惨ですが、彼女はそれに見合っただけのことをしたのだから仕方ない。良い作品でした。おもしろかったです。

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2026年03月23日

Posted by ブクログ

⭐︎3.4

面白くてサクサク読めた。
後半は怒涛の伏線回収(笑)

全部の話が繋がってるんだけど、その繋がり方が面白くて、何回もページを行ったり来たりしちゃった。

豊田さんの話は一番救いがあるというか前向きで、老犬との関係構築もほっこりする。
黒澤の話も、人生をうまく生きてるなあって感じ。

も、河原崎と京子の話はお先真っ暗で、、
それがスパイスになって面白いんだろうけど。

どれだけ暗い河原崎の話でも、豊田さん目線で出てくる河原崎は、まだ救いがあるように見えるのが面白い。
(実情を知っている身からすると、救いはないんだけど)

注意事項としては、読むときは一気に読んだ方がいい!
最初は登場人物が誰で、どういうストーリーなのか頭に入りきってないので、日数をあけて読み進めると「あれ、この人って何の人だっけ?」みたいな現象が起きる(笑)

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2026年03月21日

Posted by ブクログ

最後に全ての物語が交わっていくのが爽快で面白かった。あの日の仙台駅は誰かにとっては物語の始まりで、別の誰かにとっては終わりだった。人は皆毎日それぞれの人生を生きて、どこかで交錯しているのだろう。

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2026年03月11日

Posted by ブクログ

2026年2月17日〜2026年3月5日 再読

なんてことのない(なんてことなくはない)各々の人生がたまに交差する群像劇。
老犬が幸福な犬生を全う出来たのかだけ気になる。

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2026年03月05日

Posted by ブクログ

いろいろな人生がある。

今日すれ違っただけで二度と会うこともない人は、今日が人生の転機かもしれない。

もしかしたら、いつか自分と繋がっているかもしれない。

感想を書いているこの時間に、きっと誰かが人生の分岐点をむかえているかもしれない。

人生については誰もがアマチュア。

人生についてのプロはいない、だから面白い。

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2026年02月13日

購入済み

二度読み必須!

面白い。さすがだと思います。

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2013年08月05日

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