あらすじ
泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。父に自殺された青年は神に憧れる。女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。職を失い家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。幕間には歩くバラバラ死体登場――。並走する四つの物語、交錯する十以上の人生、その果てに待つ意外な未来。不思議な人物、機知に富む会話、先の読めない展開。巧緻な騙し絵のごとき現代の寓話の幕が、今あがる。
感情タグBEST3
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伊坂幸太郎さんのデビュー二作目のラッシュライフを読ませていただきました。オーデュボンの祈りよりも現実に近い作品になっていて、伊坂幸太郎さんの特徴である、ちょっと幻想的な感じととてもマッチしていました。歴代の作品でも片手にはいるぐらい面白かったです。そして何よりもエンディングが完璧でした。
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何人かの物語がどう繋がるのか見当もつかなかったけれど、最後の方でどんどん繋がっていくのが爽快だった。
最後は良い人に良いことがあり、嫌な人には相応のことがあるのも、後味良くて好き。
ところで、犬の本当の飼い主とか現れると思ってたんだけどなあ。
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実はまだ読んでいなかった初期の作品。
群像劇としての今作は、緻密に計算され尽くした伏線回収も見事な作品だった。
伊坂作品はやっぱり素晴らしかった。
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読み返したけど、
本当に良い作品だと思う。
星3点台なはずがないのだが、、
みんな、進んでるように見えて
同じところをぐるぐるしてるという
人生の皮肉のように受け取ることもできるが、
自分には作品の印象からポジティブな受け取りをした。
他人から見たらそう見えても
各自が思うように進むことを
馬鹿にすることはできないし、
それで満足できればいいと思う。
ぐるぐるから外れることも、外から冷ややかに見ることも、全て肯定される考え方であってほしい。
また、読み直してみることがあれば
その時にもきっとポジティブな気持ちになれる作品なはず。
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伏線回収が気持ちよかった
視点が変わるので短編集みたいに読めたし、ちょっとした移動時間とかに読みやすかった
ページを行ったり来たりするのが楽しい
紙で読むのがおすすめ
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アーティストと画商、信仰宗教にハマる若者、失業した中年、その中年に寄り添う老犬、泥棒、さまざまな登場人物が現れ、ストーリーは当初バラバラに思えるのに、ひとつづつパズルのピースが埋まっていく。この面白さ!
そして、ラストでは、応援したくなる登場人物がちょっと前を向いて、おそらくハッピーになれる。
伊坂幸太郎作品を初期作品から再読中。何度読んでもハマる面白さ!
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4人の物語が交錯しながらテンポよく伏線が回収されていき、とても読み心地がいいです。
伊坂作品の別のお話が随所に出てくるので、他の作人を読んでいるとより楽しめると思います。
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志奈子 画家
黒澤 泥棒
河原崎 父親が飛び降り自殺
京子 カウンセラー
豊田 無職
それぞれのストーリーが絡み合い、展開していく。
だけではなかった!
様々なことが同時に起こっているだけでも目が離せないのに、時間軸が前後していたり、コレとアレが繋がってたり⋯。
泥棒の黒澤が、金や外見やステータスという分かりやすいものが好きで、目に見えない愛情だとか、仲間意識だとかなんて胡散臭いとか言っている。
だけど、
物語の最後の方では、
豊田は喉から手が出るほど欲しがってた仕事や金を選ぶのではなく、老いた犬を選んだ。
金を選ぶ人もいる。金ではない目に見えない愛情を選ぶ人もいる。
犬を選ぶエピソードを最後にもってくるあたりが、作家の思い入れの濃さを感じた。
人生はリレーかもしれない。
初めてそう思った。
エッシャーの絵に例えられているように、階段を昇ってゴールしてみても、そこは誰かのスタート地点なのかもしれない。
皆が次に繋がっている。
おもしろかった。
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自分自身恥ずかしながら大学生になって初めて読書をした。当時、もう今は会うことないであろう親友二人からそれぞれ本を勧められた。「俺は非情勤」と「涼宮ハルヒの憂鬱」
ここから読書ライフが始まった。そこから片手で数えられるぐらいで出会ったのがこのラッシュライフだった。
15年ぐらいぶりに読んだ。
当時伊坂作品はゴールデンスランバーしか知らなくて、ゴールデンスランバーはむちゃくちゃ面白くて、その後に俺が伊坂作品が1番好きだと言うようになったきっかけは間違いなくこのラッシュライフだった。
何となくは覚えていたけど細部までは覚えてなかったからちょうどよかった。同じようにハマったし同じように騙されたし
昔は今よりも全然遅読だった。なのに最後一気に読んだのを思い出した。今回も全く同じ最後一気に読んだ。後半にかけてが本当に止まらない。
とにかくありとあらゆる伏線と物語が収束する。違和感はあれど、モヤモヤしたところもなく終わる。無駄もない。
四つの物語+一組の五つの話で本は進行する。
これらがどんどん収束するし、実は重なりかけていたんだという場面もあるし、妙に匂わされてると思いきや、AとCは重なってたいるようで重なってないと透かされてたのかとわかったり。見返すと間違ったことは言ってないしそういう意味なのねとなる部分も多くある。
これ以上はネタバレだから書けないけど、何回も戻って読み返してしまう作品
アヒルと鴨のコインロッカーと同じ
また記憶を消して読みたい作品
Posted by ブクログ
読めば読むほど気持ちのいい群像劇。
登場人物たちが思いもよらぬところですれ違い、また離れていく。時間の流れ方も一直線だと思いきや、あれ、これは違うぞ、と読んでいる内に騙されていることに気づく。
まさしくエッシャーの騙し絵を彷彿とさせる作品。
また一冊バイブルが増えた。
伊坂幸太郎氏の作品は気持ちが沈んでいる時、希望が無くなってしまいそうな時、のような悲しい気持ちの時に読み始めると、気がつけば、私も頑張るかな、って本から顔を上げている。
ストーリーは決して明るいものでは無いのだが不思議とそうなるのだ。
殺し屋シリーズを一通り読み終え、これはどんな話しかな、と期待をして読み始めたらいつものテンポの良いストーリーにつられ、4時間程で読み終えた。またも、自分の人生もなんとかできるかな、と前向き気味笑になれる作品だった。
伊坂幸太郎氏の作品に登場する人達は、殺し屋でさえも何かを背負っていて「死んでくれるなよ」と応援してしまうのだが、あっけなく死んでしまう『良さげな人』がいるので油断できない。
この作品も緊張感で脈が早くなっているなと感じながら読んでいた。この人は幸せにしてくれと願いながら。
どの作品もだが、各章の登場人物の繋がりが自然過ぎて、どうしたらこんな設定ができるのかと、フラグ、その回収の完璧なことと合わせてため息がでてしまう。伊坂幸太郎氏は天才なんだろうなといつも思う。
人が持っている中々外には見えにくい嫌な心、世の不条理…そんなので溢れているストーリーだが、芯は間違っていない人間には光が射す、例え暗闇でもがいていたとしても。この作品は私にはそんな風に感じて希望をもらえた。
本当に素晴らしい作品をありがとうございました。
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最初は4人の別々のストーリーで始まりあまり内容が掴めずにいたけど、後半になってくに連れて点々としていたストーリーが繋がってきて面白かった。初見だと細々したストーリー忘れるので恐らく1回読み直した方がいい。
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面白かったー!久しぶりに伊坂幸太郎のこのわちゃわちゃ感を体験。
限定カバーの仙台駅が良すぎる。流石に買ってしまう。
時系列が最終盤で噛み合っていく感じが素敵。黒澤好きだな。
この群像劇、パルプフィクションみたいだなと思っていたら案の定解説で言及されててなんか嬉しい。幸福の条件も見るか。
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5つの視点から描かれるため一見それぞれ関わりがなさそうに見えるが読み進めると、そう繋がってくるのかとスッキリできる。まさに巧緻な騙し絵のごとき。
やっぱり他の作品にも出てくる黒澤が好きになった
よく考えればこの作品に出てくる黒澤が一番最初なのか!ホワイトラビット読み返したくなる
個人的にはカウンセラーとサッカー選手の話がなかなか可哀想で…
Posted by ブクログ
面白かった。五つの物語がバタバタと忙しく進んでいく中、意外な所で交差し繋がっていく展開に驚きと納得の連続やったね☝️
伊坂幸太郎の小説で面白いのは、この作品だけじゃなく別の作品にもちょこっと繋がっていくのが面白いところなのかも知れない。
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何人もの人生が交差してそれぞれの物語が進行しながら話が展開していく、推理小説要素もあり読み進めていくうちにどんどんとのめり込めるそんな作品でした。
生々しい描写に少し引いてしまったが、それ以上に先が知りたくなってしまった。
一応ハッピーエンドになるのかな?終わり方としては。
最新作も読んでみたい
Posted by ブクログ
初期の伊坂作品ながら世界観はしっかり伊坂ワールド!
日常を切り取って、そこにいるいくつかの人物に焦点を当てている感覚。
今、すれ違った人は泥棒かもしれないし、人生にの岐路に立っているかもしれないとか思ってしまいます!
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伊坂幸太郎初めて読んだけど面白かった。
違う人物たちの断片的なシーンがきれいに繋がっていくのが見事。
泥棒のキャラがミステリアスでユーモアもあってすごく好きだった。
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『豊かな人生』とは?がテーマとなっている作品。
父に自殺され神に憧れる青年、不倫相手と再婚を企む女性カウンセラー、職を失い家族に見捨てられた男。
思想や恋愛、仕事に捉われている登場人物たちのピリピリした人生が描かれる中、諦観している黒澤の視点がとても印象的です。黒澤の「人生については誰もがアマチュアなんだよ」というセリフが、失敗してあたりまえなんだと、間接的に人生の教訓を教えてもらえた気がしました。中でも、豊田という職を失い老犬を拾う男がこの物語の肝で、ラストに描かれる『豊かな人生』とは?の答えが、この人物のセリフにつまっています。個人的には、佐々岡がサイドボードの趣味が悪いと一言放つ場面と、豊田が老犬を抱いてタクシーに乗る場面が好きです。『オーデュボンの祈り』の主人公・伊藤のその後も描かれており、ファンとしてはとても嬉しいおまけでした。
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人生がリレーだったらいいと思わないか?ってフレーズが印象的だった。実際につなぐと言う題名の絵はあるのかな。素晴らしい群青劇で、読後感もすごくいい。1日で読み終わってしまった
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最初は視点がコロコロ変わり話があっちにこっちにと行く構成に読みづらさを感じたけど、後半のいろいろと繋がってくる感じが気持ち良くて面白い!
ただ、キャラクターの感情の描写?というのか、あとはセリフとかにちょっと独特の表現があって、分かりにくいというか共感しにくいというか…これが伊坂幸太郎さん節なのだとしたら、個人的にはちょっと文章として苦手かもと思ってしまった。
読書を始めた頃に読んだのもあるのかも?
やっぱり少し読みづらさを感じたのがあって、こちらを読んで以降伊坂幸太郎さんの作品に手を出せずにいます…。
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読み始めた時は話があちこち点在していて読むのをやめようかと思ってしまう。でも、話が繋がり出したら一気に読んでしまう。それが伊坂幸太郎だなぁって感じ。でも今回は、最後まで「?」な部分があってスッキリしなかった。
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伊坂幸太郎らしい文体で描かれる群像劇。それぞれの物語が交差し、離れ、交差する。エッシャーのだまし絵にリンクする異なる道であると思ったら同じ道で、また離れる。
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伊坂氏作品2作目。
時系列がうまい具合に配置されていて、後半、登場人物たちがつながる様が面白かったです。
さっきのこの場面はこういうことか、っていう答え合わせは、楽しいです。
ただ、出来事が大変なことばかりで、読むのにちょっと疲れました。前作は島のちょっとのんびりした雰囲気もあった(気持ちの悪くなる場面もありましたが)ので、今回は慌ただしく感じました。
ラッシュは、どの意味が1番濃かったんだろう?自分にはやっぱり、「Rush慌ただしい」かな。
その中で、黒澤さんの話は優雅さがあってよかったです。
Posted by ブクログ
登場人物たちの人生が交錯する。それぞれバトンを渡すように人生の主役が変わっていく。
プラナリアも飽きるってシーンがあった。それなら人間が飽きてもしょうがないなって思う。
失敗を恐れず人生に挑戦するって言葉もいい。みんな人生に関してはアマチュア。新人。
人生は絶望的なスピードで過ぎ去っていく。
Posted by ブクログ
5組の人生が交錯する物語だが
最後まで時系列がわかったようなわからないような
感じだった。
読み直したらスッキリするのかもしれないけど
そんなに好みの小説ではなかったので
読み直しはしない。
この後豊田さんと老犬と河原崎さんが良い人生を送れれば良いなと思う。
Posted by ブクログ
5人の登場人物それぞれの視点から描かれる群像劇。それぞれがまったく別の場所で別々の問題を抱えているように見えるが、物語が進むにつれて少しずつ繋がりが見え始める構成が面白かった。
後半になるにつれて伏線が回収され、それぞれの出来事が思わぬ形で結びついていく。個性的な登場人物たちも魅力的で、伊坂幸太郎さんらしい巧みな構成を楽しめる作品だった。
Posted by ブクログ
⭐︎3.4
面白くてサクサク読めた。
後半は怒涛の伏線回収!
全部の話が繋がってるんだけど、その繋がり方が面白くて、何回もページを行ったり来たりしちゃった。
豊田さんの話は一番救いがあるというか前向きで、老犬との関係構築もほっこりする。
黒澤の話も、人生をうまく生きてるなあって感じ。
でも、河原崎と京子の話はお先真っ暗で、、
それがスパイスになって面白いんだろうけど。
どれだけ暗い河原崎の話でも、豊田さん目線で出てくる河原崎は、まだ救いがあるように見えるのが面白い。
(実情を知っている身からすると、救いはないんだけど)
注意事項としては、読むときは一気に読んだ方がいい!
最初は登場人物が誰で、どういうストーリーなのか頭に入りきってないので、日数をあけて読み進めると「あれ、この人って何の人だっけ?」みたいな現象が起きる(笑)