【感想・ネタバレ】ラッシュライフのレビュー

あらすじ

泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。父に自殺された青年は神に憧れる。女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。職を失い家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。幕間には歩くバラバラ死体登場――。並走する四つの物語、交錯する十以上の人生、その果てに待つ意外な未来。不思議な人物、機知に富む会話、先の読めない展開。巧緻な騙し絵のごとき現代の寓話の幕が、今あがる。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

殺人者や殺人の画策、不倫、強盗未遂に泥棒。
世間的には悪事を働いている人々のそれぞれの物語がつながっていく。

前半の出来事が最終的に全て繋がり合点が行く構成。
時間軸に則り、出来事を整理すると面白いかも。

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2026年01月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

もう伊坂幸太郎大好きになりますね。なぜ今まで、読んでなかったのかが不思議なくらい面白い。
作品の群像劇、出てくるキャラクター、そして所々センスの溢れるセリフ達、どれを取っても一級品です。
特に好きなセリフは泥棒黒澤の言った
「人生については誰もがアマチュアなんだよ。」
「誰だって初参加なんだ。人生にプロフェッショナルがいるわけないがない。」
このセリフはとても心に響いた。
それぞれの登場人物は異なる人生を歩んでいるのだが、順風満帆に進むのではなく、計画は頓挫し、挫折しながら進んでいく。彼らが人生のプロフェッショナルであるなら、ミスなく進んでいくはずだが、そうではない。
そして、何事も金さえあれば手に入ると言っていた戸田も最後は思惑が外れ、豊田に断られる。
まさに、この作品を象徴しているセリフではないか。
何があっても「イッツオールライト」なのである。

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2025年10月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いろいろな話が最後に収束していくのが本当に面白い!
そうだったのか!と思う瞬間がたまらない。
そして泥棒黒澤さんの初登場作品。
やっぱりいい味出してる、かっこいいよ黒沢さんは。

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2025年10月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最高のエンタメ。さまざまな人がさまざまな時間軸で動くので、最後に一気に繋がっていく様は爽快。文字を読む小説だからこそなせる伏線が面白い。私の頭の中で動く人物たちが、みんな別人とは限らない。

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2025年09月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった!
時間軸が違うんじゃないかっていうのはなんとなく考えてたけど、それぞれのストーリーが複雑に入り混じってて、読んでて楽しかった
一番好きだったのは黒澤
時系列が複雑だったからもう一回読んで整理したい

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2026年01月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

伊坂幸太郎さんのラッシュライフです。
以下の5人の人間の群像劇です。
話は入り組んでいて最初なにがなんだかわかりませんが、一読後立ち返ってみて、時系列を整理して読み直すととても面白いです。

黒澤は、泥棒を仕事としている人物です。
河原崎は、神に憧れる学生です。
京子は、不倫相手との結婚を目論んでいる女性です。
豊田は、会社をリストラされ、就職先がなかなか見つからない男性です。
志奈子は、拝金主義の画商である戸田に引き抜かれた若き女性画家です。


1日目
河原崎は喫茶店で「尋ね人」のチラシの裏に絵を描きます。そこで塚本と会い、「高橋」の話や「神の解体」について聞きます。白人女性から日本語を書いてほしいと頼まれ、「力」と書きます。その後、塚本のオープンカーでドライブをします。

河原崎は塚本と共に、高橋の死体がある部屋で「神の解体」を始めます。その最中、隣の部屋からボブ・ディランの曲が聞こえてくるのを耳にします。これは黒澤が聴いていた音楽でした。

やがて、死体の左足に手術痕があることに気づき、この死体が「尋ね人」のチラシに載っていた人物ではないかと動揺します。しかし、死体は実際には行方不明の別人のものであることが判明します。さらに、テレビの生放送に高橋本人が映り、「私は生きています」と発言します。

塚本がバラバラ殺人を仕組んでいたことが明かされ、裏切られたと感じた河原崎は、塚本の首を絞めます。

2日目
黒澤はマンションから出る際、酔った河原崎を背負っている青年に出会います。黒澤は、死体となった塚本が落とした宝くじを拾います。

河原崎は、偽の高橋のバラバラ死体をスーツケースに入れて運びます。混乱の中で、見知らぬ人物である佐々岡に対し、先ほどまで自分がいたマンションの部屋へ行ってほしいと繰り返し頼みます。しかし佐々岡が向かったのは、実際には隣の黒澤の部屋でした。

黒澤は舟木の家に侵入し、20万円を盗みます。その後、老夫婦に拳銃で脅され、盗んだ20万円を渡します。

その後、黒澤は旧友の佐々岡と偶然再会します。黒澤は、佐々岡が泥棒に入っていたことを見抜きます。佐々岡は、画商・戸田のもとで働いていたものの、独立に失敗したことを語ります。また、妻が離婚を望んでいることも打ち明けます。黒澤は、再び舟木の家に盗みに入るのもよいかもしれないと考えます。

3日目
佐々岡は黒澤に、妻・京子の連絡先を教えます。京子は、夫である佐々岡との離婚を受け入れます。その後、黒澤から電話がかかってきますが、京子はその番号を不審に思います。

京子は青山と結婚するため、青山の妻を殺害しようとします。しかし、青山の車が人を轢いてしまい、死体を隠そうとするものの失敗します。実際には、その死体はすでに亡くなっていた塚本のものでした。

京子と青山は、死体を隠蔽するためトランクに入れますが、二度も転がり出てしまいます。実は、車内に隠れていた青山の妻が気味悪がり、外に出していたのです。

車が停車した際、河原崎が塚本の死体を回収し、その場にスーツケースを残します。京子は用を足すために外に出ますが、戻ってくるまでの間に死体はバラバラになっていました。潜んでいた青山の妻がスーツケースを開け、中のバラバラ死体を広げていたのです。

京子は青山の妻がいる家に辿り着きます。そこで、バラバラ死体がくっついて動き出す姿、すなわち青山の妻の姿を目撃し、驚愕して逃げ出します。しばらくして戻ると、青山が青山の妻と京子の両方を殺害するつもりだったことを知り、我を失ってその場から逃走します。

4日目
豊田は就職できないことを嘆き、好きな言葉として「無色」と書きます。喫茶店に入ろうとしますが、割引券が使えず店を出ます。偶然出会った京子と犬を巡って言い合いになり、そのまま犬を連れて歩くことにします。

豊田はロッカーの鍵を拾い、拳銃を手に入れます。京子は青山夫妻のことを警察に通報します。

豊田は郵便局に強盗に入りますが、失敗します。その後、自分をリストラした舟木を撃とうとしますが、泥棒に遭って慌てふためく舟木の姿を見て、撃つ気を失います。

豊田は若者たちから復讐を受け、逃げる途中で見知らぬ青年・河原崎に出会い、車に乗せてもらいます。河原崎は、塚本と共に岩手山を見に行き、父に会いに行くこと(自殺を示唆しているとも取れる行動)を語ります。

その後、豊田は戸田から「仕事を与えるから犬を譲ってほしい」と持ちかけられますが、これを断ります。何でも手に入ると思っていた戸田は動揺します。豊田は白人女性を呼び止め、好きな言葉として「イッツ・オール・ライト」と書きます。最後に、豊田は展望台へ向かい、エレベーターを待ちます。

こういう入り組んだ話って本当は私は苦手です。
それでも一気に読ませる話の巧みが伊坂幸太郎さんの本にはありますし、そしてやっぱり根底には人間讃歌みたいなものがあるから、読後感がとても良いです。

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2025年12月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

世界は主人公が繋ぐリレーのようなもの

DAY1 河原崎が主人公の1日
河原崎が塚本と喫茶店で待ち合わせる
河原崎がスケッチブックに『力』と書く
河原崎が塚本に神の解体の誘いを持ち掛ける
塚本が行方不明者を解体
高橋がテレビで「私は生きている」と言う
河原崎が塚本を絞殺

DAY2 黒澤が主人公の1日
塚本の死体を運び出す塚本と黒澤が出会う
河原崎が塚本のくじを落として黒澤が拾う
黒澤がスケッチブックに『夜』と書く
黒澤が強盗の誘いを断る
黒澤が黒猫の死体に手をかざす
黒澤が船木のマンションから20万を盗む
河原崎が拳銃老夫婦と出会い、バラバラ死体を見られる
黒澤が拳銃老夫婦と出会い、20万を渡す
河原崎が佐々岡にマンションの住所を教える
河原崎が野良犬に首輪を与える
黒澤と佐々岡が黒澤自宅で出会う

DAY3 京子が主人公の1日
佐々岡が京子に離婚の電話をする
黒澤が京子に心理カウンセラーになりたいと電話をする
黒澤が野良犬の首輪にくじを入れる
京子がスケッチブックに『心』と書く
黒澤が京子に心理カウンセラーになりたいと電話する
京子がコインロッカーの鍵を落とす
塚本の死体を青山と京子の車が轢く
京子が意識朦朧と逃走する
京子が警察に青山夫妻の通報をする

DAY4 豊田が主人公の1日
戸田と志奈子が新幹線で仙台に向かう
豊田がスケッチブックに『無色』と書く
豊田が喫茶店で期限切れチケットを断られる
狂った京子が鋏で野良犬を脅す
豊田が狂った京子から野良犬を助ける
豊田がコインロッカーの鍵を拾う
豊田を河原崎が助ける
戸田が豊田の野良犬を買おうとして断られる
豊田が2回目のスケッチブックに『イッツオールライト』と書く

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2025年10月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

伊坂さん大好きなのに読んでないの意外と多くて。
⭐︎4でもよかったんだけど、伊坂さんはベースとしておもしろいから、、。
大変よかったんだが緻密に交差するからこそなんていうか、隙みたいなものはあったかなぁ。
もっと食い込んでくると思ってたところがそうでもなかったり。
作品間のリンクはぜんぶ追えてないかも。カカシは出て来たよね。
黒澤好き。
2026は伊坂さん網羅したいなぁ。

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2025年12月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ストーリーが進むにつれて、人物同士が絡み合っていく展開は読んでいて楽しかった。ストーリー自体にテーマを感じられない点は否めないですぅ。
ちょいちょい仕掛けてくる黒澤のグッとくる言葉最高です。小便女と死体解体パートは退屈だった。

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2025年12月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

5つのストーリーが最後は繋がってくることに驚く。

①拝金主義画商の戸田&画家の志奈子
②泥棒の黒澤
③新興宗教に惹かれている画家志望の河原崎&宗教の先輩?の塚本
④W不倫しているカウンセラーの京子&サッカー選手の青山
⑤失業した豊田&老犬

あまり好きではないストーリーだったが、泥棒の黒澤の性格はなかなかおもしろかった。
失業した豊田&老犬もおもしろいコンビ?だった。
この老犬は実は神様なのではないか?と思ったが、当然そんなはずもなかった笑

読んでいくと時系列も分かってきて、そうなってくるとあっという間に最後まで読み切れた。
とてもよく考えられた構成で驚いた。
やはり作家さんはすごいと感心する。

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2025年09月20日

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