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伊坂幸太郎デビュー25周年記念書き下ろし作品。 これはディストピア小説か? ユートピア小説か? 所在不明の人工知能〈天軸〉の暴走で、世界が混乱に陥る近未来。 開発者が遺した絵画〈楽園〉を手掛かりに 五十九彦(ごじゅくひこ)、三瑚嬢(さんごじょう)、蝶八隗(ちょうはっかい)の選ばれし3人は、 〈天軸〉の在処を探す旅に出る――。 書き下ろしの短編小説を、気鋭のアーティスト、井出静佳の 装画・挿絵とともに味わう「伊坂幸太郎史上最も美しい1冊」。
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Posted by ブクログ
主人公の名前が五十九彦(ごじゅくひこ)、三瑚嬢(さんごじょう)、蝶八隗(ちょうはっかい)ときて西遊記のパロディかと思ったが、名前で遊んでても内容はなかなかに壮大で驚いた。 AI(アーティフィシャルインテリジェンス)に対するNI(ネイチャーインテリジェンス)の話だとだけ書いておこう。
装丁の美しさと伊坂幸太郎/著に惹かれ、手に取った。 特殊な能力を持つ三瑚嬢(さんごじょう)蝶八傀(ちょうはっかい)五十九彦(ごじゅくひこ)の三人。 大停電と感染症と大地震が世界中の「世の終わり」を引き起こしかけている。その暴走を引き起こしたと思われる人工知能『天軸(てんじく)』を開発した〈先生〉...続きを読むを探す旅を始める。 アダムとイブの『楽園』やら『山椒魚』やら、 もちろん風刺も散りばめられている。 「AIではなくてNI?」 「人間の大好きなもの?何だよそれ」「ほら」三瑚嬢は答えた。「物語(ストーリー)だよ」 97頁でストーリーを完結させる素晴らしさ!いつもながらお見事です!
なんだろう?寓話ですね。人間の起源とAIならぬNI。ありえそうなちょっとゾッとする感じがまた気になります。
大人向けファンタジーな体裁の読みやすい短編。ディストピア小説にありがちな特有の陰鬱も深刻さが無く飄々とした物語なのだけれど、読後しばらくして、ひょっとしたらとてつもなく絶望的世界観なのかとも思えて。絶妙なバランスで語られていてかえって密やかに胸にくるものがある
私もNI救会に入会しましたぁ!! そして『楽園の楽園』 読みましたぁ!! 未来は。。。 人間は。。。 AIとNIによって。。。 奥深い森のように 深く 深く 迷い込んでしまう お話でした。。。
人は「ストーリー」を求める。確かにそうだと思う。 嫌なこと、理解できないこと、うらやましさ、感動ーー、そのたびに、私たちは勝手に物語を作り、原因や理由を探す。 「自然にまかせてみよう」と思っても、その“まかせる理由”さえ物語にしてしまう。 人がストーリーを求めてしまうことは、もう解明できない本能...続きを読むのようなものなのかもしれない。世の中にあふれるあらゆるものは、結局この性質に行き着く気がする。 環境破壊、人類の絶滅。 私たちはなんでも説明したがるけれど、もしそれらが“地球が生きるためのただの動き”だとしたら、人間も虫も植物も同じ存在にすぎない。 物語が好きで読書をしている私にとって、この発想は少し衝撃だった。 また、キャベツが青虫に食べられないように蜜蜂を呼ぶ匂いを出す、という自然ネットワークの話。 自分でどうにもできないとき、誰か(何か)を頼ることもまた「自然」と考えるなら、つらいときに助けを求めるのは「ずる」でも「卑怯」でもない。そう思えることで、少し救われる気がした。 …またストーリーを作ってしまっている…
最期まで物語を求めた異物の物語。 NIに組み込まれているものは物語をもたないのだろうか? 物語をもつからヒトは異物なんだろうか? ヒトは植物や虫や動物などの様に ただ生きて死ぬことができない。 生きること死ぬことに意味や理由を必要とする。物語を必要とする。だから異物なのか? それとも最初はただ異...続きを読む質なだけだったのが年月をかけて異物になってしまったのか? ヒトが紡ぐあまりにもヒト本位の物語にNIが愛想を尽かしてしまったのか? 考えてみるとヒトは生まれて名を得た時から もう何らかの物語に組み込まれているような気もするけれど…。 読むのはあっという間だったが読後の思考の揺れ動きが激しい。考えれば考えるほど深い…。 そういう意味では良書なのかも。そしてもちろん それを意図して書かれているのだろうけれど。
読み始めは、西遊記のパロディかと思う登場人物の3人の名前に、暢気な冒険譚と思った。だんだんと怪しい雰囲気になって来て、最後はびっくりの結末。 短いし、読みやすい文なので、すぐ読み終えられる。 淡々としながらも、人間と自然の関係を考えさせられる内容で、深いなーと思った。 人間は理由を求めて、物語を作る...続きを読む。悲しみは悲しみとして、後悔は後悔として、切り離したほうがいい。印象的な言葉が心に残る。
各国で大停電が起き 強毒性ウィルスが蔓延し 巨大地震が頻繁し 飛行機が墜落し 放射能漏れに怯える人々が大移動する… これはそんな世界の話 特殊能力を持った3人の登場人物がこの世界状況を打破すべく不思議な旅をする 3人しか登場人物がいない本 挿絵がとてつもなく美しい本 AI社会 アダムとイブの伝説...続きを読むの樹木 いつもストーリーを求めるヒトの脳 キャベツの話 そしてNI(nature Intelligence)=自然界が持つ意思 ファンタジックかつ壮大な映画のような風景と哲学的思想の中にいつの間にか自分も迷い込んだ気持ちになる もし本当にNI(自然界に意思)があり、それによってヒトが淘汰されるのであればごく自然な事に思えるなぁ ヒトが地球にとってウィルスみたいなものだってのは間違いないもんね そしてもちろんこの本でも仙台愛を披露する伊坂幸太郎さんなのでした 笑
放っておいても良くならない。そのことが判明したのかもしれない。 ヒトの世界をヒト以外はそうみてるんだな、納得しかない。
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