首折り男のための協奏曲

首折り男のための協奏曲

737円 (税込)

3pt

被害者は一瞬で首を捻られ、殺された。殺し屋の名は、首折り男。テレビ番組の報道を見て、隣人の“彼”が犯人ではないか、と疑う老夫婦。いじめに遭う中学生は“彼”に助けられ、幹事が欠席した合コンの席では首折り殺人が話題に上る。一方で、泥棒・黒澤は恋路の調査に盗みの依頼と大忙し。二人の男を軸に物語は絡み、繋がり、やがて驚きへと至る! 伊坂幸太郎の神髄、ここにあり。

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首折り男のための協奏曲 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年04月14日

    どのエピソードも好きだけれど、
    『人間らしく』の「この腰巾着が」という窪田の発言と、神様は隣の部屋で仕事をしているという考え方、『合コンの話』の佐藤さん、がとくにお気に入り。
    『月曜日から逃げろ』は、お洒落だなぁ。
    チャップリンの『給料日』も観てみよう。

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    Posted by ブクログ 2023年04月30日

    タイトルの物騒な印象とは違ってあたたかく、そして救われる(私にとっては)物語でした。他の伊坂幸太郎さんの作品と同様に、氏の考え方、優しさが感じられる言葉がたくさん溢れていて、また物語としても大変面白かったです(語彙力よ…)。
    ますますファンになりました。

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    Posted by ブクログ 2023年03月29日

    いろんな角度から俯瞰して見ることができる、というのが、私はとても好きなのかもしれない!たまにこんがらがるけど、繋がった瞬間の気持ち良さよ〜。全短編面白かった。

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    Posted by ブクログ 2023年03月25日

    「伊坂幸太郎」の連作短篇作品『首折り男のための協奏曲(英題:a Concerto)』を読みました。

    『3652―伊坂幸太郎エッセイ集―』に続き、「伊坂幸太郎」作品です… 先月に読んだ『火星に住むつもりかい?』以来、6作連続で「伊坂幸太郎」作品ですね。

    -----story------------...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月06日

    伊坂幸太郎さんの魅力がガッツリ詰まった作品で、読んでて「あー、これこれ!これが伊坂さんだよなー!」と嬉しくなるほどだった。7つの短編集。おなじみのキャラ、泥棒の黒澤が出てくるものもあれば、そうではないものもあり。あっという間に読み切ってしまうエンタメでした!久しぶりに伊坂さん読んで楽しい気持ちになっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年12月31日

    ギリギリ連作もと読めるが、もともとバラバラだった短編を繋ぎ合わせたというあとがきを読んで腑に落ちた。
    カブトムシと神のの話はいままで読んだなかで、いちばんホラーをやってたし、神の存在の仕方の考え方としても面白かった。
    合コンの話を読んで「文体練習」っぽいぞと察せた自分は誇りたい。

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    Posted by ブクログ 2023年12月20日

    視点を変えたり時を戻したり群像劇チックにしたり、、、さまざまな仕掛けが施されていて、さすが伊坂さん、短編集でも趣向を凝らしているなと感心いたしました。だけど、どのお話もラストは勧善懲悪で、ハッピーエンドで。そんな捻くれているようでまっすぐな物語の数々に、伊坂さんの人柄が滲み出ていたように感じます。

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    Posted by ブクログ 2023年10月28日

    個人的に伊坂さんの真骨頂を味わえる作品だと思ってます。だんだんと点が繋がっていくオムニバスはさすがの手際です。視点によって地の文の文体を変えてくるのは本当に器用だなぁと感心させられっぱなしでした。
    お馴染みの黒澤、殺し屋シリーズみを感じる「首折り男」の存在などキャラクターも魅力的で読み応えがあります...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月10日

    群像劇やテンポのいい文章、ウィットに富んだ会話が好きな自分にとって、伊坂幸太郎は好きな作家の一人。久しぶりに読みました。短編集らしいのですが、でも微妙にそれぞれの話が繋がっているようにもみえる、という不思議な構成。というか、結果的にそうなってた、ということらしいですが。いろんなところで展開されたスト...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年02月28日

    全体的に実験的というか、色々な型の物語が連なっていて楽しかった。
    合コンの話、最初に物語の条件が明かされていて、伊坂幸太郎作品に多い隠れたリンクが限定されている。そうなるとリンクを暴くのも簡単になりそうなのに、最後まで謎の合コン参加者が何者か分からなかった。彼の真相が明らかになる場面が爽やかで好き。

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