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逆転劇なるか!? カンニングから始まったその作戦は、クラスメイトを巻き込み、思いもよらぬ結末を迎える(逆ソクラテス)。足の速さだけが正義……ではない? 運動音痴の少年は、運動会のリレー選手にくじ引きで選ばれてしまうが(スロウではない)。最後のミニバス大会。五人は、あと一歩のところで、“敵”に負けてしまった。アンハッピー。でも、戦いはまだ続いているかも(アンスポーツマンライク)。など短編全5編の主人公はすべて小学生。デビュー20年目の新境地ともいえる本作は、伊坂幸太郎史上、最高の読後感! 2021年本屋大賞第4位。柴田錬三郎賞受賞作品。
...続きを読むPosted by ブクログ 2024年04月20日
子供たちとその周りの大人たちが繰り出す小学校の風景。
そこに自分はいないのに
同じ風景を見ていたような
懐かしさがありました。
小さなトラウマが
自分の中にもいくつかあって
時々立ち止まって
考えたりもしました。
もう還暦も過ぎているので
トラウマすらも
チクリと
懐かしく思い出せるのは
ある面...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月14日
人として誰もが一度は考えたことのあるような難しい道徳的な問題に対し、小学生が対峙するストーリー。
登場人物自身の思い出やその担任の先生との会話を聞いていると、私自身が小学生のころを、どんなものだったか、思い出さずにはいられなかった。
5編のストーリーで、それぞれ独特なタイトルがつけられているが、...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月12日
久しぶりに伊坂幸太郎ワールドを堪能した。小学生が主人公の作品は新鮮であり、小学生だった時の自分を思い起こしながら、楽しんだ。こんな素敵な同級生に会いたかったなと思いつつ、今の小中学生にも是非読んでほしいと思った。それぞれのストーリーの重なりの部分、伊坂幸太郎さんの仕掛けた伏線を回収しきれなかったよう...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月07日
いつだって伊坂幸太郎は軽やかな表現で己の未熟さに気づかせてくれる。
特に小説は特定の人物視点で固定化して物事を見てしまいがちになるけど、それは避けるべきだと磯憲先生が教えてくれた。
ただの短編集じゃなくて、書く作品の登場人物が同書内の別作品とリンクしてるのも遊び心があって面白い。それも含めてまた読み...続きを読む
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