【感想・ネタバレ】逆ソクラテスのレビュー

あらすじ

逆転劇なるか!? カンニングから始まったその作戦は、クラスメイトを巻き込み、思いもよらぬ結末を迎える(逆ソクラテス)。足の速さだけが正義……ではない? 運動音痴の少年は、運動会のリレー選手にくじ引きで選ばれてしまうが(スロウではない)。最後のミニバス大会。五人は、あと一歩のところで、“敵”に負けてしまった。アンハッピー。でも、戦いはまだ続いているかも(アンスポーツマンライク)。など短編全5編の主人公はすべて小学生。デビュー20年目の新境地ともいえる本作は、伊坂幸太郎史上、最高の読後感! 2021年本屋大賞第4位。柴田錬三郎賞受賞作品。

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感情タグBEST3

購入済み

どんな気持ちの時に読んでも楽しめる。読んでいると幼少期を思い出すだすだけではなく、どんどん今をもっと素敵に生きられる気がしてくる。

#アツい #ハッピー #感動する

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2026年05月31日

Posted by ブクログ

最高の読後感。表題作が1番よかったな。理不尽な教師の考え方を変えるために、カンニングを計画する小学生の話。主人公が当たり屋だったり人を殺そうと企んでいたりと、何か悪いことをするという設定は伊坂幸太郎ならではだし、そんな主人公たちをどうしても応援したくなってしまう。

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2026年05月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

認識反転を楽しめる一作
短編はあまり好んで読まなかったけど、伊坂作品はさすがだなと感じた。

短編の話の中でも、印象を反転させる構図なのに、各話にそれぞれの登場人物を出したりするのは伊坂幸太郎らしいなと思った。

中でもアンスポーツマンライクが一番面白かった。
最後のシーンをバスケのシーンと繋げる発想が天才的だなと。

読みやすさもあり、確かになって思わされた一冊

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2026年05月21日

Posted by ブクログ

子ども中心の話だけど今の自分にもめちゃくちゃ刺さった。
僕は、そう思わない。
周りに流されちゃいそうになるとき、心の中で唱えようと思う。

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2026年05月02日

Posted by ブクログ

すごく好き。小学生たちの発想が思いがけないものばかりで面白い。たまにハッとさせられる言葉もある。大事に手元に置いておきたい。また読み返すと思う。

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2026年04月30日

Posted by ブクログ

小学生たちの逆転劇がテーマの短編集。

3年ぶりに読みましたが、以前読んだ時と同様に良かった。金言が多く、めっちゃメモしました。

伊坂幸太郎さんの作品でも3本の指に入る好きな作品です。
弱い立場(本作では子供たち)の人間が、強い立場の人に勝つストーリーは読んでいて心地いいです。そして、作者さんの説く教訓は説教じみてなくて嫌な感じがしないのもすごく良い。

どの短編も甲乙つけがたいですが、
個人的には、非オプティマスが好きです。
周囲に迷惑をかける人たちへの対応の答えが書いてあって、これは誰しもが頭に入れておくべき内容と思います。

以下、各短編の感想と心に残った文章。


◾︎逆ソクラテス
自分が完全じゃないと知っているソクラテス。そんなソクラテスとは真逆な人(自分が正しいと思っている人)への逆襲劇。

主人公の加賀くんがパッとせずに、どこか要領を得ないふうに書かれているからこそ、安斎のキャラが引き立っていた。
巻末の作者インタビューでも話していたけど、「僕はそうは思わない」と言う言葉は、「場の雰囲気を気にせず、自分の意見はなんでも言え」ということではなく、「自分が馬鹿にされたり、自分の大事なものを貶された時」での呪文のような言葉。
自分が良いと思ったものを否定されるのは誰にとっても気持ちの良くないことですが、この言葉を心に忍ばせておけば、心無いことを言う第三者に気持ちの上で負けないと思います。

p24おれたちは、誰かの影響を受けずにはいられない。自分がどう思うかよりも、みんながどう思うかを気にしちゃう。君は、ドクロマークがダサいと言われたら、そう感じずにはいられないし、もう着てはこられない。
で、そういう奴らに負けない方法があるんだよ。
「僕はそうは思わない」
落ち着いて、ゆっくりと、しっかり相手の頭に刻み込むように。
ちゃんと表明するんだ。僕はそうは思わない、って。君の思うことは他の人に決めつけることはできないんだから。


◾︎スロウではない
自分のフォロワーさんも言っていましたが、ドン・コルレオーネごっこしてるところずっと好き笑
相談者《嫌だなぁって思ったことや困ったことをドン・コルレオーネに相談》
→ドン・コルレオーネ《アドバイス》
→相談者《さらに相談》
→ドン・コルレオーネ《では消せ。》

このパターン笑

途中にあった『あ、お母さんは消さなくていいです。』のところ可愛過ぎか。

◾︎非オプティマス
世を忍ぶ仮の姿、ってユニークな表現。
いつか自然に使ってみたいものです笑

p175〜183「学校で習うことは、教科書やテストのための勉強だけじゃないんだ。それとは違う、答えのはっきりしないことについて、学んでほしい。だから、みんなにも考えてほしい。わざと周りの人に迷惑をかける誰かがいたら、どうやってとめさせればいいんだろう。
ー中略ー
暴力は良くない!という意味じゃないよ。もちろん、暴力は良くない。ただ、もっと大事な理由は、それじゃあ通用しないことがあるからだ。例えば極端な話をすれば、めちゃくちゃ体が大きい小学生で、先生よりもでかくて、筋肉もあって、先生がいくら思い切り叩いても、跳ね返されたらどうする?効き目はないだろう。先生が叩くことで、言うことを聞かせられるのは、相手が自分より小さくて歯向かえなくて、弱い場合だけってことになる。先生がいくら怒っても、怖く思わなかったら?それに、もし先生がみんなを叩いたり、もしくは、恐ろしい言葉と恐ろしい声で叱って、それをやめさせたとしたら、君たちはどう思う?将来自分が大人になった時も、ああやればいいんだな、と思う。だけど大人になって、会社に入って、物事をビンタや怒鳴り声で解決できることなんてそんなにないんだ。
ー中略ー
ただ相手によっては、ビシッとやれない場合もあるかもしれない。世の中に出たら、通用しないことは多いんだ。で、これは覚えておいてほしいんだけれど、相手によって態度を変えることほど、格好悪いことはない。相手が弱くて、力が通用しそうな時は、ビンタはするけれど、相手が屈強だったり、怖い人の子供だったら、ビンタはしない。そんなのは最低だし、危険だ。弱そうだからって、強気に対応したとするだろ。だけど後でその相手が、実は力を持っていると分かるかもしれない。動物の世界ならまだしも、人間の、特に現代の社会では、人の持つ力は見た目からはわからないからね。だって、人間の強さは、筋肉や体の大きさだけじゃないんだから。いつか自分の仕事相手になる可能性もあるし、お客さんになることもありえる。みんなに覚えてほしいことは、人は、他の人との関係で生きている、ってことだ。人間関係にとって、重要なことは何だかわかる?
ー中略ー
評判だよ。
ー中略ー
みんなは周りの人に迷惑をかけるのは良くないとわかっていると思う。迷惑をかけたくない、というのは、別に良い子ちゃんでいたい、とかそう言う理由ではないはずだ。群れで生活をしてきた人間の習性みたいなものだよ。群れの中だと、迷惑をかけたくない、と言う気持ちがある。ただ中には、わざと迷惑をかけようとしている人もいる。今の人の社会は、群れの中で少しくらい迷惑でも、すぐに仲間はずれにはしないからね、もちろんそれは良いことなんだけれど、そういう人は単にそれに甘えているだけとも言える。そういう人に、君たちは困らされるかもしれない。迷惑をかけてる人に君たちが、よくないよ、と言っても彼らは変わらない。反省もしてくれないことが多い。だから、君たちは心の中で、可哀想に、と思っておけばいい。この人は自分では楽しみが見つけられない人なんだ、と。人からものを奪ったり、人に暴力を振るったり、彼らは結局、自分たちだけで楽しむ方法が思いつかないだけの、可哀想な人間なんだよ。
ー中略ー
法律には載らないようなずるいことや意地悪なこともある。そしてね、人が試されることはだいたい、ルールブックに載ってない場面なんだ。
ー中略ー
人間関係っていうのは意外に狭い。知り合いの知り合いが別の知り合いってこともあるし。間接的な知り合いが実は直接知っている人ってこともある。俺には関係ない、と思っていたら大変なことになることもある。缶ペンケースを落とすことは特別悪いことじゃないけれど、間接的に、みんなに迷惑をかけている。その時に、別に自分は法律に違反しているわけじゃないし、と開き直ることはできる。ただ、悪いことをしちゃったな、思う人の方が明らかに、立派だよ。そして、その立派さが評判を作る。評判が君たちを助けてくれる。という考え方もできるだろ。
ー中略ー
最初の印象とか、イメージで決めつけているといたい目に遭う。だからどんな相手だろうと、親切に、丁寧に接している人が一番良いんだよ。じゃないと、相手が自分の思っているような人でないと分かった時、困るし、気まずくなる。」

◾︎アンスポーツマンライクファウル
小学生の時にミニバスで一緒だったチームメイトとの話。
スロウではない。の磯憲先生も登場。後半の疾走感がやばい。
犯罪者への対応を現実主義として、自分に危害が及ぶかもしれないから優しくするって良い考え方だと思う。

◾︎逆ワシントン
p271(母のいじめに対する考え方の演説)
「誰かを馬鹿にして、いじめることは本当にやめたほうがいいからね。
あ、別にこれは、その子が可哀想だから、とか、仲良きことは美しきかな、とかそういうんじゃないから。人間って実は、誰かが困っているのを見て、楽しいと思っちゃうところがあるんだよね。たとえば、自分と関係ない場所で、車が渋滞していると、大変だなぁと思いつつも、優越感を感じたりもするでしょ?とにかく誰かを困らせたり、つらい気持ちにさせたりする人が出てくるのは特別なことじゃないんだよ。自分が困っていると別の人も道連れにしたくなるし、困るのを見てると楽しいんだから。ただ逆に、それだけの理由でいじめとかして人生を台無しにしちゃうのも馬鹿だと思わない?
もし、わたしがいじめられたら、いじめてきた相手のことは絶対に忘れないからね。で、その子が大人になって、成功したら、満を持して、発表すると思う。あの人は小学生の頃、私をいじめていましたよ、って。そのためにも、何をされたのかはしっかり覚えておいて、効果的にその話を伝えるね。その人が成功すればするほど、ダメージは大きいでしょ。そうじゃなくても、その子に恋人ができたら、その恋人にそれとなく伝えるかも。あの人、小学生の頃に私にこんな嫌がらせをしてくるアイディアマンだったんですよ、素敵ですよねって。」
それは我が家で母がしょっちゅう口にする話だ。おまえたちをいじめる人がいたら、少なくとも、そいつが幸せになることだけは阻止するね、と。
「人生って超大変なんだから。大人だって正解はわからないし、普通に暮らしていくのだって超難易度高いんだよ。ゲームで言うところのイージーモードなんてないからね。なのに、誰かを馬鹿にしたり、いじめたりするやつは、それだけで難易度上がるんだよ。だって将来いつそのことがばらされるかわからないでしょ。なんで好き好んでハードモードにするんだろ。よっぽどの権力者になれる自信があるんだったらまだしも、将来どこで誰と、どういった立場で出会うかなんてわからないでしょ。自分が馬鹿にしていた相手が、仕事の取引相手になることもあるだろうし、将来結婚する相手の知り合いってこともある。もしかしたら大人になって大怪我して、担ぎ込まれた救急病院の担当医が、昔、自分がいじめていた相手だったらどうする?怖くない?
いじめた側といじめられた側が、将来出会うことなんてそうそうない、と思ったら大間違いだからね。今の時代、居場所を探そうと思えば、それなりに探せちゃうし、ネットで情報発信なんていくらでもできちゃうんだから。誰かを馬鹿にした人は、将来自分が成功した時に全部晒されちゃうよ。」
いじめをしているやつがいたらそいつのことを覚えておけ。今は辛くても、いつか反撃できるはず、と。そして仮に自分が誰かをいじめたら、他のみんなが覚えているぞ。将来、自分が成功や幸せをつかむ時に、過去の振る舞いが襲いかかってくるかもしれない、いや、きっとそうなる、と植え付けたかったのだろう。実際、未来のことはわからないのだ。そうなるかもしれないし、ならないかもしれない。

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2026年04月27日

Posted by ブクログ

友達からのお薦め。
子ども時代と、それを大人になってから振り返る現在が交互になっていて、テンポ良く読める。

短編集はそれぞれ全く別のお話だけど、
(作者の恩師がモデルらしい先生が
共通に登場する話はあるものの)
他人に敬意を持って接することの大切さ
というのが一つの共通のテーマと感じた。

学校やスポーツで学ぶべきは
知識や技術よりも
そういったソフト面が大切なんだよね、
子どもの頃は気付けないけど…

中学生長男にも読ませたいと思う。

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2026年04月22日

Posted by ブクログ

やっと読めた。単行本書き下ろし、特に久保先生の話がとても良く。読みながら周りが無になる感覚を味わった。それこそ、小学生の頃に真剣に先生の話に引き込まれて周りが見えなくなっている時のような。

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2026年04月19日

Posted by ブクログ

さよならジャバウォックを読んで、他にどんなの書いているんだろうと古本屋に寄ったらこれが目に入り面白そうということで手に取ったのですが、個人的に刺さりまくって楽しかったです。
短編ということもあり、すらすら読めたのはもちろん、どこか共感できるところがあるというか、題名にもなっている逆ソクラテスの話は個人的に思う部分がかなりあって、気持ちが入って読んでしまいました。
なかなか小学生が題材になっているものを少ないのでは?と思いつつ、最後まで読んでいたら作者本人からこのジャンルは稀です、この作品を読んで私の他の作品を読もうとしたらギャップありますとおっしゃられていて、確かに、全然違うなと思いつつ、こういったジャンルも書いて欲しいなと思いました。

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2026年04月12日

Posted by ブクログ

おもしろかった!短編ながら、世界がうっすら繋がってるのも。内容はまさに子どもに教えたいなと思うテーマばかり。先入観は敵。難しいけど自分の子どもにも読んでもらいたいと思った。

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2026年04月07日

Posted by ブクログ

5つの物語からなる短編集だった。いくつかの物語には、少し大人びたこどもが登場し、同級生にまっすぐに正しいこと説いて、周囲の考えや雰囲気を変えていく。大人の私でも彼らの発言に気がつかされること、考えが改まることがあった。また子どもにとってまっすぐ、正しいことを教える大人たちもいくつかの物語で主役になっている「どう教えるか」と言う課題は物語にも登場するが、大人の伝え方次第で子どもの受け取り方、考え方は変わっていくと思った。子どもの純粋さと、素直さを集めた短編集で、本当に心が温かくなった。

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2026年04月01日

匿名

購入済み

面白かった。
伊坂先生の作品の中では珍しい感じの方なんだろうか。
物騒な事件もほぼないし、読んでてさわやかな気持ちになれた。インタビューもおもしろかったな。

#深い

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2023年09月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

初めての伊坂幸太郎作品。とても読みやすかった。本作は短編集で5つの話が出てくる。どの話も読み終わった後に、価値観が変わる、というよりも自分を見つめ直せるようなお話でとても読んでいて面白かった。この本読んだ後から偏見、決めつけに関することが頭にぱっと浮かんでも少し考える時間が頭の中でできた。特に、逆ソクラテスの「先入観」についてや非オプティマスの「人によって態度を変えない」「人間関係で最も重要なのは、評判」の話はとても面白かった。逆ソクラテスの中の決めつけて偉そうなやつに負けない方法として、安斎の言った、「僕はそうは思わない」このマインドは忘れないでいたい。

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2026年05月20日

Posted by ブクログ

ゴールデンスランバーを読み直した後で、伊坂幸太郎さんの読んだことない本を読みたいな、と手に取りました。相変わらず面白い。私は引っ越しとか家庭の事情で小学生の頃の友人がおらず会うこともないのですが、昔の友人と会うと色々思い出すんだろうな、と羨ましくも思うお話でした。

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2026年05月18日

Posted by ブクログ

「無知の無知」、つまり自分がすべてを知ったつもりになっている大人の偏見や決めつけ。子どもの頃、そんな理不尽な大人を前に「なんぼのもんじゃい」と悔しい思いをした記憶は誰にでもあるはずだ。

本作は、そんな教師たちの偏見を見事な知略で覆していく子どもたちの姿を描く。そこで痛感するのは、「理不尽な空気を覆すには、やっぱり力(知恵や戦略)が必要だ」ということ。自分ももっと力をつけたい、と強く思わされる。

でも、それは自分の優秀さを誇示するためじゃない。世の中の「凸凹のある人々」の可能性や輝きを、勝手な先入観で潰させないために証明する力だ。

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2026年05月18日

Posted by ブクログ

「自分が何も知らないことを知っている」ソクラテスに対して、「自分は分かっている」と信じ切る先生。だから逆ソクラテス。

先入観で子どもを決めつける担任。その価値観をひっくり返そうと作戦を立てる子どもたちが痛快でした。憐れみではなく、未来の後輩たちのために戦うところがいい。

作戦を立てる転校生の安斎がソクラテスの言葉「私が知っているのは、私が何も知らないということだけだ」(無知の知)を引用し、先生はまるで逆ソクラテスだと揶揄する。

先生の一言が教室の空気を作り、その価値観が子どもたちにも広がっていく怖さもリアル。

表題作ほか全5篇。人物や物語がゆるく繋がっていて、あ、この人また出てきた!という伊坂作品らしい楽しさもありました。

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2026年05月14日

Posted by ブクログ

各編に出てくる少し達観した考え方を持ち周りを巻き込んでいく友達たち。こんな友達がいたら少しハラハラしながらも面白い幼少期が送れたのだろうか。他人軸だなーなんて思いながらも、大人になってもそういう人が現れるのを期待してる自分がいることに気づく。。。

「僕は、そうは、思わない」の言葉に象徴されるように、主体に左右されずに人の言動を評価できる人でありたいと思う。

最近はビジネス書ばかりで、久しぶりに小説を読んだが、本を読むのって楽しかったんだなって思い出せた。

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2026年05月10日

Posted by ブクログ

短編集だけど、凄く好きかも。
「砂漠」を読んだ時みたいに心地よかった。
裕平にも読んでほしいと思った。

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2026年05月11日

Posted by ブクログ

伊坂幸太郎らしい、展開の早い読みやすい文章の短編集。
短編集ながらも、いつものように人物などが絡み、ワクワクさせてくれる。
とても気持ちのいい読後感。

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2026年04月28日

Posted by ブクログ

とっても面白かった小説。伊坂幸太郎さんの作品だと、AXが抜群に好きなのだが、この逆ソクラテスも構成・テンポ・結末全てにおいて高いクオリティだと思った。伊坂幸太郎の書く小さな男の子はとても魅力的だ

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2026年04月25日

Posted by ブクログ

この本は短編集になっていて、生きていくのに必要な教訓のようなものがそれぞれの話の中で丁寧に描かれていた。
私は、中でも表題作の『逆ソクラテス』がおもしろかった。
「僕はそうは思わない。」
この言葉はすごく印象的で、考え尽くされていると感じた。

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2026年04月21日

Posted by ブクログ

どの話も痛快で、それでいて自分の価値観も所詮は凝り固まったものだって思い知らされる。
最後の店員さんは、やっぱりアンスポーツマンライクの犯人なのかなぁ。そう思うとこっちまで涙が出てきちゃう。あんな人がやり直せるなんて思いもしなかった。ましてや真面目に生きてるなんて、自分も何でも決めつけてる人間の1人だって思い知らされる。

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2026年04月18日

Posted by ブクログ

「僕は、そうは、思わない」というフレーズが印象に残っていて、もう一度読みたいなと衝動に駆られて再読。どの話にも口に出したくなるようなセリフが多くて好き。中でも「アンスポーツマンライク」にはスリリングさの中に、戻れない青春と忘れたくない教訓があって満足感がすごい。やり直せるよっていうシンプルなメッセージへの持ってき方も一捻りあって洒落てました。「ギャンブルじゃなくて、チャレンジだ」、この言葉好きすぎてメモっておきたい。

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2026年04月18日

Posted by ブクログ

作品ごとに好き・苦手がはっきり分かれる作家さんなので恐る恐る読み始めました。
とてもよかった!

もう十分オトナですが、明日から「ゴットファーザー」ごっこしたいです。

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2026年04月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

先入観を壊すことがテーマの作品たち。あっと驚く瞬間というか、自分も先入観を持っているなあと、気づく瞬間があって反省する部分があった。
とくに「逆ソクラテス」と「スロウではない」が好き。
「僕はそうは思わない」というセリフは印象に残っている。あと高城かれんへの印象をひっくり返されたところも。

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2026年04月06日

Posted by ブクログ

小学生たちが主人公となった5つの短編集。
こどもって、ほんとに小さな社会で必死に生きているんだよね。大人からしたら些細な問題かもしれないけど、こどもからしたら人生を揺るがすくらいの事件だったり。お金もないし使えるものは限られた中で答えの出ない問にがむしゃらに向かった行く。それは大人もこどもから学んでいかないといけないところかもね。

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2026年04月03日

Posted by ブクログ

小学生を主役にした短編集。
昔経験したことあるような懐かしい描写が、自分と重ねられて読める。
先入観は良くないと教わってても、大人になると先入観は抱いて行動してしまう。
自分を見直し、あの頃の気持ちを思い出したい時に読む本。

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2026年03月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 本作は、「先入観」という目に見えない枠組みに向き合う子どもたちの姿を通して、人が他者を理解していると思い込むことの不確かさを描いた作品である。学校という閉じた環境の中で、大人や周囲の評価、さらには同調圧力によって生まれる「決めつけ」の構造が示される一方、「僕はそうは思わない」という一言が、それらに対するシンプルでありながら本質的な異議として機能している点が印象的である。伊坂幸太郎の他作品に見られるような複雑な構成や群像的な展開と比べると、本作は比較的直線的で、テーマがはっきりと前に出ている。そのため、読みやすさを保ちながらも、読者のものの見方に問いを投げかける力を持っている。
 また、作中で明確に語られるわけではないが、「客観的であること」とは単なる中立ではなく、異なる意見を受け入れる姿勢なのではないかと考えさせられる点も重要である。こうした問題意識は、同調圧力やラベリングが目立ちやすい現代社会、とりわけSNSの空気とも重なり、現実とのつながりを感じさせる。
 一方で、人が他者を決めつけてしまう傾向は時代を問わず見られるものであり、その意味で「そうは思わない」と考え続ける姿勢は普遍的な価値を持つと言える。本作は読みやすい短編集でありながら、ものの見方の前提を見直すきっかけを与えてくれる点で、子どもよりもむしろ大人にこそ響く作品だと感じた。

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2026年03月28日

購入済み

短編集

シンプルだけどもグッと刺さる言葉があるのが伊坂さんの本の好きなところ。楽しく一気に読むことができました。

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2024年11月14日

Posted by ブクログ

☆3.5【Audible】
1章の逆ソクラテスがとにかく面白くてこの話だけなら☆5
他がも面白くないって訳じゃないけどあまりにも逆ソクラテスが面白すぎて他の話にそこまでノれなかった
逆ソクラテスの登場人物の話だけで1冊出して欲しい

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2026年05月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

五編の短編からなる短編集で、アイネクライネナハトムジークのように短編同士に繋がりがあるのかなと思いきや繋がらずに終わる。繋がりがあった方が個人的には好きだなと思っていると、最後の伊坂さんのコメントで「これは繋がりがある物語なのね」と先入観をもって読む読者を逆ソクラテスの如くぶち壊したいという旨の発言がありなるほどなと思った。どの編も小学生の日常が舞台となっており、リレーの選手決めの時の緊張感や、放課後の校区外、少ないお小遣いでクレーンゲームをする、など小学生の頃の窮屈感や非力さが、あの頃はすごく嫌だったものの今思うと懐かしくて愛おしい記憶だなと感じた。最後の短編の逆ワシントンは唯一、能力や環境による逆転ではなく、個人の真面目さ正直さに焦点が当てられていて、能力がなくても逆転できるお話として描かれているが、主人公の男の子がワシントンの真似をして正直に謝ったものの理不尽に怒られるところが、世の中甘くないことも描いていていいと思った。スロウではないが一番好きだった。

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2026年05月08日

Posted by ブクログ

こどもたちが主人公の短編集、話が出来すぎているところもあると思ったが、痛快だったり、正義の味方だったり、自分の子ども時代を思い出したりしながら楽しく読めた。
薄いTシャツやゴットファーザーの設定は好きです。

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2026年05月02日

Posted by ブクログ

綺麗ごとだけ信じているわけでもなく、でも誰かを謗るような人間にはなりたくなくて。その間でうまくバランスを取りながら生きていかねばならない現代人への心持ちのコツを教えてくれる。とはいえ時に気障に夢を追うのもかっこいいね。永遠のような一瞬のきらめき。

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2026年04月23日

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