あらすじ
大学入学のため引っ越してきたアパートで、最初に出会ったのは黒猫、次が悪魔めいた長身の青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。標的は――たった一冊の広辞苑。僕は訪問販売の口車に乗せられ、危うく数十万円の教材を買いそうになった実績を持っているが、書店強盗は訪問販売とは訳が違う。しかし決行の夜、あろうことか僕はモデルガンを持って、書店の裏口に立ってしまったのだ! 四散した断片が描き出す物語の全体像とは? 注目の気鋭による清冽な傑作。第25回吉川英治文学新人賞受賞作。
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この話はどう展開し、どう決着が着くのだろう?と終盤に差し掛かるまで、ふんわりと読み進めていると、大きなトリックが開示されたところから、全体像がクリアになり、一気に読んでしまった。全てのピースがはまるような伏線回収がお見事!読み返したい。
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__「一緒に本屋を襲わないか?」
あまりにも怪しい誘い話に乗ってしまう椎名
なんで!?と思いますよね。私も思いました。
隣人は、なぜ誘った?そもそも襲う理由は?
過去と現在を行き来しながら物語が進んでいきます。
そこに待っていたのは、想像していたよりも壮大な物語
読み終えたあと、非常に切ない気持ちになりました。
ザ!ミステリー!が苦手な方でも読みやすいと思います。
個人的な感想....
句読点がやたら多すぎて、読み慣れるまで時間かかった、、なんじゃこの書き方は!?って思いました。スミマセン
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どわーーー。面白かった。
映画で前見たことがあって、289pのくだりだけ印象に残ってた。
それでもどのページも面白くて、ずっと面白かった。
これは、他の伊坂作品も読まなくてはいけない。
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これは傑作。冒頭から掴みはバッチリ、「現在」と「2年前」を交互に描くことで何が起きているのかうっすら予想させつつ、はっきりとは説明せずに引っ張るから読者は先が気になる。登場人物も伊坂幸太郎らしい癖のある人たちで魅力的。デビュー作とは思えない完成度。
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とにかく良かった
話の内容的には悲しい話ですが現在と2年前の視点でそれぞれ異なる人物が視点ですがその人物は全く交わらず2年前に出てくる3人から繋がる話でした
伏線回収もありボブ・デュランが聴きたくなりました
個人的にはこの言葉が良かった
楽しく生きるには2つの事を守るだけ
1・車のクラクションを鳴らさない事
2・細かいことは気にしない
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マジで読んでよかった。メインのドルジと琴美と河崎は三人とも魅力があったし『アヒルと鴨のコインロッカー』っていうタイトル回収もエモい。動物が可哀想な目に遭うところだけダメだったけど、伊坂さんの作品の中で一番好き。
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登場人物の軽妙なテンポの掛け合いが、初期の伊坂幸太郎の独特の「間」を感じさせる。
久しぶりに、伊坂幸太郎の作品を読んだが、こんなに読点が多かったっけ、となった。個人的には登場人物の思考のスピード感を反映しているようで、悪い違和感はなかった。
他に気になった点でいうと、似通った表現が多くなっている気がした。しかし、気持ちの悪いほどではなく、物語のリズムが良くなっていたり、対比のように感じたりする効果もあった。
感性的な文でありつつも、無駄な部分が削ぎ落とされていた。それにより、少しの違和感も放ったらかしにされず、最後に綺麗に伏線回収される気持ちの良い作品だった。
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伝説的作品。初トライ。面白かった。椎名の父の容体が気になるが、この物語はドルジと琴美と河崎の物語なので、ここまででいいのだ。
椎名は引越してきて、隣の103号室に挨拶に行ったら、河崎に本屋さんへの強盗に誘われる。広辞苑が欲しいらしい。
車が猫を撥ねて行ってしまったので、公園でブータン人のドルジと埋めてあげる。と、ペット殺しをしていると思しき三人の若者に襲われて逃げる。
本屋強盗に誘われた翌日、僕はバスに乗る。痴漢がいたが、コワモテのお兄さんで、僕は助けを求められたがみぬふりをしてしまう。葱をもったオバさんが助ける。
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人への被害よりも動物への被害の方がリアルに感じられるのか、最初は読んでいて結構しんどかった。
何かの犯罪被害を受けている人の心情や行動の描き方がリアルだなと思った。
私は幸い事件に巻き込まれたことがないから、琴美の取る行動に共感ができず、なんならイライラもさせられたけど、読み進めるうちに、
これがリアルなのかも知れない
自分だってこうなる可能性が大いにある
と思わされた。
琴美に対する印象が最初と最後でちょっとだけ変わった。
ブータン行ってみたい。
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再読。忘れてた、これ大好きなんだった。「重力ピエロ」に並んで、伊坂先生作品の大傑作。「アヒルと鴨のコインロッカー」ってタイトル意味不明と思ってたのに、読み終えると納得、むしろこれしかない。一人残されてしまったドルジの琴美と川崎に対する思いが端々に溢れていていじらしくて堪らない。小さいけれど大切な願いや秘密を神様にもバレないようにそっと守ろうとする。秘密の方を閉じ込めるんじゃなくて、神様の方を閉じ込めるそのやり方が切ない。生まれ変わっても3人にはまた出会ってほしい。不器用で美しくて宝物のようなお話。
Posted by ブクログ
お洒落な物語。伊坂さんの本を初めて読んだけれど、なんか不思議な感じ。SFではないけど、現実にはありそうだけど、まさに「地上からわずか何センチか浮いているような物語」だと思った。動物園にいた二人の子供について描かれるシーンがお洒落。
あらすじに書いてあった、「一緒に本屋を襲わないか」は読む前何のことやらって感じだったけれど、読後はまた違う気持ちになりますね〜
(追記)
読み終わってからの余韻がすごい。読み終わってしばらくしてからの方がこの本の良さがより分かる気がする。再読したい。ミステリーのような恋愛小説のような。
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誰もが自分は人生の主人公だと思っているが、誰かの人生の物語の登場人物でもあるということに気付かされた。
二つの時間軸が交互に語られる方式。現在と過去で同じ登場人物がおり、読者はその空いた期間に何があったのか想像して読むことになる。想像するということは、ミスリードに誘われているということだ。伊坂幸太郎ワールドに今回も魅了された。
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前半はコメディのような、ファンタジーのような流れで展開。後半に向けて伏線を回収していくにつれ、引き込まれていく感覚が大きかった。どんでん返しが流石という感じ。
現在と2年前を行ったり来たりして、展開していくが、河崎(ドルジ)の変化が、苦しく切ない気持ちにさせていく。
Posted by ブクログ
こんな小説読んだことない。悲しみも苦しみも時を超えてすべてを包み込む。伊坂節が大炸裂だな。
人生うまく行かない時もあるけれど、そんな時こそ読みたくなる。俺、これを聖書にするわ(マジでそう思ってる)。
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過去と現在が交互に進むため、始めは断片的な情報しか得られない。しかし物語を読み進めるにつれて二つの話が次第に繋がり、最終的には楽しそうな日常が悲劇へと変わっていく展開に驚いた。叙述トリックにもしっかりと騙され満足感があった。
複雑だけど良い
動物が痛めつけられている描写はすごく不快で、犯人が最終的にどうなったか分かるまでとても長く感じた。
途中、過去から現在へ場面が変わって全ての話がつながった瞬間は、伊坂作品の良さを感じられて良かった。
それぞれの場面での人の顔や風景までイメージの沸く読みやすい作品で、かつストーリーも満足度の高いものだった。タイトルの伏線回収までしっかりされており、気持ち的には晴れないけれど、スッキリ読み切れた感じ。
河崎の正体は伏線も多くて分かったけど、琴美は死んだと思わせて生きてる? とか、麗子を信じるなとか黒幕? とか色々予想できて面白かった。
裏口が悲劇に繋がってるとか、アヒルと鴨の話とタイトルの繋がりとか、あーこれも繋がってくるのかーと伏線の回収がすごいなと思った。
シッポサキマルマリの持ってきた数字選択くじの番号がコインロッカーの番号かと推理したけど別の思惑だった。
Posted by ブクログ
地上からわずか何センチだけ浮いている物語
まさに伊坂幸太郎ワールドな作品でした。
現在と2年前が違い違いに紡がれており、289ページでそのボタンが掛け違えている事に気付かされる。
タイトルの回収もお見事。
面白かったです。
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伊坂幸太郎先生の小説はなんと初めて。このポップでちょっとファンタジックでリズム感のある文章が先生の特徴なのだろうか。非常に読みやすい。
ただ、私には少し軽い感じがした。ミステリーは大抵人が死ぬ。死を扱う上での最低限の重みが今少し感じられたら良かった。
とはいえ話は面白いし読みやすいし。楽しい読書時間を過ごせました。
Posted by ブクログ
大学になり一人暮らしを始めた椎名が、アパートの隣室に住む河崎から「本屋を襲撃して広辞苑を盗む」という頓狂な計画に誘われた。
並行して、2年前の琴美、ドルジ、河崎の3人を巡る物語が展開される。
2年前の物語と現在の本屋襲撃が交わる先にあるものはーーー
青春小説(とは言っても「溌剌」「甘酸っぱい」というよりは「気怠い」「白昼夢」のような空気感漂う)の要素とミステリ小説の要素を掛け合わしたような作品。
要所要所に散らばった微妙な違和感が伏線となり最後に綺麗に回収。
文章の端々やセリフの掛け合いがいちいち軽妙でコミカルでつい笑いそうになる。
でも最後にはしんみりとして少し寂しいような読後感が残った。
Posted by ブクログ
今のところ読んだ伊坂幸太郎作品で1番面白かった!
現在の話と、2年前の話が交互に進んでいって、どんどん状況が明らかになっていくって感じのミステリ。
良い意味でミステリ感がなくて、文学として楽しめた。
深刻な事件が起こっていくけど、どこか明るく、不穏なのにポップな日常を覗きみている感じだった。こんなにミステリ感を漂わせずに深刻な事件を描いてどんでん返しさせられるもの?!伊坂幸太郎すごいなあ〜
かなり個性的な登場人物たちに愛着が湧き、読んでいくうちに引き込まれた。
想像以上のどんでん返しだった!騙された
楽しいミステリでした
Posted by ブクログ
まずはブータンという国を知りたい、そう思った
そして、痛々しいラストではあるものの、そこに向けて、物語が集約されていくワクワク感は、たまらなかった、、!
過去と現在を行き来して、仲介人になるのが、まさかの麗子。麗子の変化がこの物語を彩っていると思った
Posted by ブクログ
約10年前に読んだけどほとんど覚えていなくて新鮮な気持ちで読めた
最初は現代と過去がどうやって繋がっていくのかわからなくて、途中から交差していくとともに展開がどんどん進んでいくのがおもしろい
個人的にはもっと爽快感ある終わり方が好き
Posted by ブクログ
下北沢、高円寺、若さ、青くささ、ロマン、こうしたワードが好きな人はどハマりするんじゃないか?という印象です。
ミステリーとして紹介されることも多いですが、ミステリー要素もありつつ、でもどちらかというと上記のような青春ヒューマンドラマ作品という印象でした。
Posted by ブクログ
・やるせない。
・なんで?とかもっと他に方法なかった?とかそれぞれの登場人物にモヤモヤとか焦ったさというか怒りみたいなものを感じてしまって、多分こういう風に感じながら読むのは違うよなって思っていてもそれが止められず、あまりいい物語に感じなかった。
・登場人物がみんな独特な人たちというか不思議ちゃんというか。人間としての危機管理能力の低さが気になり、やっぱりあんまり親しみを持てず。
・全て回収してくれるのは良かった。クロシバよかった。
・河崎についてはどの時点でかは忘れたけど「そうなんじゃないか?」と思い始めてて、意外性がなかった。
多分一個前に読んだ本のせいもある...(ネタバレになるからタイトルは伏せます)
あれの次にこれ読まなければ...!完全に本の神様の悪戯!