【感想・ネタバレ】ゴールデンスランバー(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ? 何が起こっているんだ? 俺はやっていない――。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。(解説・木村俊介)

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

 伊坂の777を読んだ後に読んだから、序盤の登場人物の複雑さ、意外にゆっくりな物語展開に手が止まりそうになりながら読んだ。いやー、序盤の自分が信じられないね。読後の興奮感たるや。
 「だって最後には捕まるじゃん」ってずっと思いながら読んでたから、結構読んでて苦しい瞬間も多かった。苦しかった理由として、「こうすればいいよ!」っていうのが安易にでてこないところもある。だって相手は大きな権力なわけだし。単純で爽快な解決策なんてなくて、悩みつつ選びとった選択肢が最終的に俯瞰して見ると最善手だったんじゃないかって思える。自分はそれが好きだった。
 冤罪からの逃走劇という分かりやすいアクションなテーマなのに、逃げることに対する原動力が、関わってきた人間からの言葉なのが心理描写としてかなり好きだった。たった一言が繰り返し力になってくっていうか。「習慣と信頼」だから今までの関わりと地続きなわけだけどね。でもやっぱり大事な時に頭に浮かぶそいつの一言が力になるのって、いいなあっていうか。
 あとはやっぱり何よりも最終章が胸にじーんときた。樋口との縁が恋愛感情ではない(樋口は旦那さんと仲良くしてる)というのも好きだった。個人的に。

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2026年08月15日

Posted by ブクログ

面白い。国家に追い詰められていく感じからエネミーオブアメリカを思い出した。内容は全然違うけど…。
最後はオシャレな終わり方だなと。

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2026年08月12日

Posted by ブクログ

最高でした。
まさか最後、涙が出るとは思いませんでした。

信頼と習慣。

その言葉を忘れないと思います。

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2026年08月11日

Posted by ブクログ

読んでいる自分が青柳を取り巻く人物を全員疑ってしまう、そんな感情にさせられた。読んでいてヒヤヒヤするし、ワクワクする作品。

「習慣と信頼」
これはこの作品の軸となる要素だった。
ストーリーの展開も終わり方も
この2つの言葉が根幹にある。

めっちゃくちゃいい作品!!

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2026年08月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最高の作品。
これだけ壮大な物語のオチはと気になったが、そう着地させるのか...。

でも、全てのオチに答えを出すことが正解じゃない。
曖昧にすることも美徳なのかもしれない。

非現実的と現実的を混ぜるとか、そういうの聞いたら設定の凄さにびっくりする

キャラも個性的でユーモアもある
伏線の貼り方と回収はさすが伊坂幸太郎
オチも悲壮感はなく、なぜかほっこりしたエンド
読みやすさ、テンポ全てがちょうどいい
ページ数はあるが、それを感じない

とにかく伊坂幸太郎が更に好きになる一冊

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2026年08月01日

Posted by ブクログ

読みやすい。超読みやすい。情景がスムーズに浮かび上がる。

伏線回収とか驚くようなトリックのイメージが強いけど、物語自体の素直さと言うか負けそうな主人公がグッと拳を固めて現状に立ち向かうような力強さがある。
その力強さに引っ張られてしまうのは、情景描写の分かりやすさもあると思う。

第3部が物語のプロローグになっていて、とても印象に残るぶっ込み方をしてくる。突如20年後とか言われて「何?何?これどう言う事?」と強烈なイメージを与えておきつつ、全てを読み終わった時に改めて気がつく。あれはプロローグでもありエピローグだったんだと。

小説ってやっぱ面白いな。と再認識させてくれる作品だった。

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2026年07月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

死人は出たが、主人公視点ならハッピーエンドではないにしてもバットエンドでもなかった。小説ながらそれがよかった。
過去現在未来の構成、人物視点の切替で興味を引いた。
読んだ感想一発目は、理不尽だが逃げられない。この小説はもう20年前のものだが、今の現代でなお、〇〇ハラスメントを逆手に取った「〇ハラ亅ハラスメントを逆に受けるケースが多発。〇ハラですと訴えたら、訴えられた側は一瞬にして発言権を失い負ける。国会でも嘘の週刊誌ネタで無駄に追求してあたかも真実かのように報道されている。
常に情報には裏があると思って接しないと危険。これが20年前の小説なのかと驚き。
もはや何も信じられない。安易に信じてはいけない。常に二面性を念頭に情報を読まないといけない。

前半の文章の一つ一つが伏線なんだろうが、追うのが若干辛かった。全て伏線に思えて。まだ理解していない伏線もありそうでもう一度読まないとわからない。今回だけでも相当読み返した。視聴者目線はそれね、でも現実はこうかと。

友情や信頼という仲間が助ける流れはそこまでの感動はなかった。ストーリーとオチを追うのに精一杯だったかも。再読したらまた感想も変わるかも。またビートルズの題名が本の題名だがそこまで重要なキーワードでもない気がした。

最後に自分が主人公だったらどうしたか?どうすればよかったか?これは考えさせられますね。

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2026年07月27日

Posted by ブクログ

『ゴールデンスランバー』を読んでまず感じたのは、これは国家権力から逃げ続けるサスペンスではなく、人生で築いてきた信頼が人を救う物語だということだった。

主人公・青柳雅春は、ごく普通の宅配ドライバーだった。しかし、ある日突然、首相暗殺事件の犯人に仕立て上げられ、日本中から追われる身となる。警察も世論もマスコミも彼を犯人として扱い、逃げ場はどこにもない。物語は極限の逃亡劇として進んでいくが、その緊張感の中で描かれるのは、犯人を追い詰める組織の恐ろしさではなく、青柳という一人の人間がこれまで積み重ねてきた人とのつながりである。

この作品が描いているのは、巨大な権力の陰謀ではない。真実は必ずしも事実によって決まるのではなく、多くの人が信じた物語によって形づくられてしまうという現実である。一度「犯人」というレッテルを貼られれば、その人の言葉は疑われ、無実を証明することさえ難しくなる。その構図は決して小説の中だけの話ではなく、情報が瞬時に広がる現代社会にも通じる恐ろしさを持っている。だからこそ、読者は青柳の逃亡を見守りながら、「もし自分だったら」と何度も考えさせられる。

一方で、この作品が単なる社会風刺に終わらないのは、青柳を支える人々の存在があるからだ。かつて助けた人、学生時代の友人、何気ない日常の中で築いてきた信頼。その一つひとつが、絶望的な状況の中で少しずつ彼を前へ進ませる力になる。伊坂幸太郎は、人とのつながりを感動的な言葉で語るのではなく、過去の何気ない出来事が現在の伏線として回収される構成によって、その重みを自然に伝えてくる。読み進めるほど、善意や誠実さはその場で報われるものではなく、いつか思いもよらない形で自分を支える財産になるのだと実感させられた。

読んでいて何度も考えたのは、人は信頼を必要とするのは順風満帆なときではなく、すべてを失いかけたときだということだった。普段は気にも留めない約束や親切、誠実な振る舞いは、その瞬間だけを見れば小さな行動に過ぎない。しかし、それらは時間をかけて誰かの記憶に残り、自分では想像もできない場面で大きな力へと変わる。この作品は、その積み重ねこそが人生の土台になることを静かに教えてくれる。

『ゴールデンスランバー』は、犯人から逃げ切る物語ではない。どれほど真実が歪められようとも、人との信頼だけは簡単には消えないことを描いた物語である。読み終えたあとに残るのは、巧妙な伏線やスリリングな展開への興奮だけではない。自分は今、誰かに「信じてもらえる人」として日々を積み重ねられているだろうかという問いだった。

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2026年07月26日

Posted by ブクログ

面白すぎて読む手が止まらなかった〜!
「人間の最大の武器は、習慣と信頼だ」
みんなが助けてくれたのは、青柳の今までの生き方
習慣と信頼の積み重ねの結果だったんだろうな
それにしても、何でこの人がこんなにも理不尽な目に遭わないといけなかったんだろう…と悲しくなった
どうか幸せでいてほしいよ〜
ドキドキハラハラと、合間にあるユーモアの緩急が素晴らしかった
伏線回収とラストがお洒落で素敵だった
解説にあった「物語の風呂敷は、畳む過程がいちばんつまらない」という言葉にもすごく納得
謎が多く残るけれどこの畳みきらなさ、こそがこの作品の味なんだろうなと思った
黒幕とかどうでもよくなっちゃった!
伊坂幸太郎の作品はお初だったけど、人生でトップに入るくらいのめり込んだ作品でした( ◠‿◠ )

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2026年07月23日

Posted by ブクログ

飛び抜けて面白かった!
伊坂幸太郎は『逆ソクラテス』以降から読み出して好きな作家と思っていたら、まだまだ全然甘かった。もっと初期から読まなくてはもったいない。脂がのっているというか勢いがものすごい。

仙台駅前をパレード中の首相にラジコンヘリが近寄り、みんなの目の前で爆発。
主人公はケネディ暗殺事件のオズワルドのように、いつの間にか容疑者に仕立て上げられ警察に追われる。
オズワルドは護送中に別の一般人に暗殺されている。
自分も捕らえられたら⋯。

スリルとエンタテインメントが同時に描かれ、長編だけど全くダレない。
ちょっとずつ彼の逃亡を助けることになる脇役たちも魅力的すぎる。もう作者天才!

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2026年07月22日

Posted by ブクログ

 首相爆殺事件の犯人に仕立て上げられた主人公、青柳。
 社会に渦巻く陰謀と、警察の魔の手からひたすら逃げる。

 犯人も動機も分かって事件は無事解決、晴れて世間に無実を認められてめでたしめでたしーーー
 残念ながら、そんなエンディングが待っているわけではなさそうなことが早々に分かる。
 一体何が起きたのか、逃亡の果てに何が待っているのか、ハラハラしながら青柳の逃亡劇を見守ることになる。

 過去の回想と現在の逃亡が織り交ぜて描かれ、時に内容がリンクし、過去の縁が今に繋がる。
 巨大な権力に対し、個人の小さなつながりと信頼を武器にどう戦うかが、時に「もう過去には戻れない」という哀愁を伴って描かれる。
 まるで霧を掴むような得体の知れない敵に対する恐怖心が常につきまとう緊張感を伴いながら、ぐんぐん読み進められた。
 そんなストーリーの中でも、伊坂さん作品の持ち味である(と勝手に思っている)、登場人物の軽妙な掛け合いが、ふっと肩の力が抜けるような可笑しさを含んでいて楽しい。

 この話はハッピーエンドなのか、バッドエンドなのかと少し考えた。
 このような陰謀に巻き込まれて逃亡を余儀なくされたこと自体は間違いなくどうしようもない不幸であるが、そんな不幸の末の到達点としては紛れもないハッピーエンドなのではないかと思う。

 全てを読み終わった後で第三部を読み返してみると、新たに見えてくるものがあり、また、疑わしく思っていた点がさらに補強されるような感覚もあり、そうするとより一層事件の底知れぬ闇の深さが恐ろしくもあり、とても面白い。

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2026年07月15日

ネタバレ 購入済み

ドキドキハラハラ

面白すぎる!理不尽過ぎて可哀想だけどハラハラが止まらない。整形した後の主人公は幸せそうだしまぁハッピーエンドなのかなぁ。

#ドキドキハラハラ

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2025年05月03日

QM

購入済み

面白かった!!
少し長かったけど、、、、

首相爆殺の濡れ衣を着させられ、巨大権力に追われる青柳雅春の逃走劇。物語の中で様々な人に助けられ、危うい所を脱する場面にハラハラドキドキさせられた。ラストの生存をみんなに知らせるシーンが良かった。あとがきにある「風呂敷を広げたまま」の構造がとても素晴らしい。映画化されたのも頷ける作品。

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2024年10月01日

ネタバレ 購入済み

青柳くんたいへんよくできました

知り合いにすすめられて軽い気持ちで読んで、
続きが気になりすぎて止まらなくて、
結局一日で読んでしまった

得体のしれない権力との戦い、というか一方的にやられて、次から次に罠にはめられてしまう。

自分にそっくりに整形された偽物、近づいてくる怪しい女性、自分には覚えがないのに、店でコイツが暴れてた、と証言してくる人や、問答無用でショットガンを撃ってくる警察、、、

読んでるうちに、かなり前から、主人公が犯人に仕立て上げられる準備がされていたことがだんだんわかってくる。

今の時代、情報操作なんて簡単にできてしまうんだとすごく怖くなった。
これからは、受け手の私達が、流れてくる情報をそのまま受け取るのではなく、疑問を持たないといけないのかも。

とはいえ、この物語の主人公には、次々に助けてくれる人の連鎖が起こる。
主人公の人柄がたくさんの人をそれぞれ動かす。

それが熱すぎる
感動する
頑張れ青柳くん!といつの間にか応援していた

お父さんのシーンは涙なしでは読めない
そうそう、親はどんなことがあっても、子供を信じたいものです。

映画を見るともっとイメージしやすいかな
キルオも樋口さんも青柳くんもイメージ通り

大好きな作品

#泣ける #切ない #スカッとする

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2024年08月22日

Posted by ブクログ

マスコミに影響されずに信じてくれる家族や友人の存在に感動しました。黒幕は?なぜ青柳に白羽の矢がたった?と最後まで気になりましたがこの小説の醍醐味はそこではないという事を学びました。

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2026年08月13日

Posted by ブクログ

やっと読み終えた!久しぶりに長い時間がかかった本だった。最初は、登場人物が複雑だったり、正直のめって読んでいるわけではなかった。ところが、途中からだんだん文章自体が癖になり、後半はめちゃめちゃあっという間に読んでしまった。そして最後のあの読後感、言葉にできない清々しい感じがあった。1歩引けば、決してハッピーエンドではないと思う。しかし、この文章はきちんと完結しているし、終わり方が最高にかっこいい。そう、かっこいいのだ。最初は、伊坂幸太郎は苦手かも!と思っていた自分が恥ずかしい。いや最高!
ほんと、癖になる作家に出会ってしまったぞ!

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2026年08月12日

Posted by ブクログ

青柳はアオヤギなんだなと。
自分の学生時代を思い出しながら読み進めました。走る青柳のシルエット、立ち止まる青柳のシルエット、七美と手を繋ぐ晴子のシルエット、晴子一人のシルエット、どれも意味があるんだろうな。ケネディや安倍首相の事件も勘繰ってしまいそう。でも一番は秋葉原の事件を思い出しました。

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2026年08月12日

Posted by ブクログ

集団の恐ろしさを感じたが、誰かが自分を思ってくれている、それだけで生きていけると言ってくれてる気がした。
読んでいてずっとワクワクした

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2026年08月11日

Posted by ブクログ

内容的には重く、また長い話であったが意外とサクサク読めた。
最初に結末が書いており、そこに至る背景が過去と現在の様々な人物からの視点から描かれていたことで主人公がどのような人物であり、何に巻き込まれたのかが明らかになるのが面白かった。
最後の結末も伏線を拾い上げて綺麗にまとめられており、個人的にはわりと好きなタイプだった。

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2026年08月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初の100ページぐらいまではページがなかなか進まず離脱しようかと思ったけど、友人から「伊坂幸太郎がおもしろいのはここからだよ」と言われとりあえず読み進めることに。その後は言葉通り100ページ目ぐらいから600ページ以降はとにかく無我夢中で、気づいたら物語が終わってた。それぐらい後半戦の疾走感はすごかった...。

映像以外の媒体からこんなに臨場感が伝わるってすごいことだと改めて思う。文字で入ってくる情報だけでここまで心臓がバクバクさせられるなんて..そしてあんなに読書の世界に浸れて別世界に行けたことが久しぶりで気持ちよかった(浸ってる道中はハラハラしすぎてしんどいくらいだったけど)


あとなんでもないと思っていた主人公たちの日常会話が、後になってしっかりと物語のキーになっていて、それがあちこちに散りばめられているのが面白かった。

何気ない日常の会話と、ハラハラしながら逃走する場面との対比に自分も振り回されて、この逃走劇が夢だと信じたいと何度も思った。それぐらいとにかくのめり込んでいた。

あと青柳の何気ない言動とか行動の節々から滲み出る人柄の良さも印象に残った。疎遠になっても協力してくれる仲間がいたのは、彼がこれまでちゃんと築いてきたまわりの人との関係性があるからなのだと。

巨大な得体の知れない組織、結局何者達か分からななったけど、それはそれでよかったかもしれない。

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2026年08月09日

Posted by ブクログ

タイトルに反して、全編スリリングで息つく間のない最高にロックな作品!
国家権力、利権、警察組織。個人が立ち向かうにはあまりにも強大な壁に、たった一人の一般人が巻き込まれていく圧倒的な絶望感と逃亡劇の疾走感にページを捲る手が止まらない。
公共の利益という大義名分のもと、人の人生を平気で踏み躙るメディア。利権なのか無能なのか….。しかし、これほどの状況証拠の中で無実を確信するかつての仲間。彼らが一緒に過ごした無駄で無意味な時間の積み重ねこそが、巨大な嘘を見抜く最強の武器。
最後は大逆転といかないリアルな結末。でも、あの黄金のまどろみの記憶と、青柳の人柄が繋いだ偶然の出会いが、彼を最後まで諦めさせなかった。この愛おしい作品に贈りたい。-「大変よくできました。」

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2026年08月02日

Posted by ブクログ

小説の設定から面白く、首相が暗殺され、主人公がその事件の濡れ衣を着せられ、逃走するというなんとも読書欲をそそられる設定になってましたし、自分もTikTokの紹介を見て、読んでみたいと思い、手に取った1人です。

構成が最初客観的な視点から入り、後から当事者たちの視点で描かれていて、そこからの伏線回収が気持ちいいくらいきれいでした。
また、習慣って大事なんだなって思わせてくれたり、信頼するってこともされるってこともとても難しいことだし、そういう存在がいるってことがすごいことなんだなとも思わせてくれるそんな物語でした。

自分は最後の物語のしめかたがすごく好きでした。

ページ数は多いですが、伏線回収ものが好きだったり、設定に興味があれば、おすすめです。

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2026年07月29日

Posted by ブクログ

逃亡劇の青柳は至って普通の男で、周りが危険を犯して助ける理由が、理屈抜きの感情ばかりなのがすごい。現実って案外こういうものかも。
(これ、映像化したら主人公は堺雅人だな、なんて思って読んでたら、本当に映画ではそうだった。)

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2026年07月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初の100ページを読み切れば、残りの500ページめちゃくちゃ面白い展開が待ってる
凄く優しい方で、恨むようなことがひとつも無いから、終わり方が悔しくて悔しくて堪らなかった

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2026年07月19日

Posted by ブクログ

平凡な主人公が、首相暗殺という身に覚えのない罪を着せられ、暴力も辞さない追手から必死に逃げ続ける物語である。

主人公には、日常的に連絡を取り合う友人や恋人がいるわけではない。それでも多くの人が彼を助ける。その姿を見て、たとえ孤独を感じる瞬間があったとしても、信頼してくれる人や手を差し伸べてくれる人はきっといるのだろうと感じ、どこか安心した。

また、この作品に登場する人物たちは、それぞれ独特な考え方や癖を持っている。それらは決して立派なものではないが、周囲に受け入れられ、その人らしさになっている。だからこそ、自分自身も無理に完璧を目指さなくてもいいのかもしれない。意外と周りの人は、自分の癖や欠点を含めて「個性」として受け入れてくれているのではないかと思えた。

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2026年08月10日

購入済み

まどろみ・たそがれ

初めて読んだ伊坂幸太郎作品。題名にあるように、まどろみのなかというか、たそがれの境に読者は揺れる感じ。長いけれども、引き込まれる。こういうものかという印象。

#切ない #ドキドキハラハラ #深い

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2025年09月10日

購入済み

自分ならどうする

モダンタイムスを再読して、この本に行き当たりました。
こんな事ある?と思いつつも、あるかもしれないと考えている自分がいて…自分ならどうすると主人公と比べながら読み進めました。
これを書きながら、刺さったのは「信頼し合える人」が自分にはどれくらいいるのかということです。
自分は生き抜けるのか…刺さってます。

#泣ける #ドキドキハラハラ

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2023年07月02日

Posted by ブクログ

長めだったが読みやすかった!

どんな状況でも自分を信じてくれる人がいるだけで心は死なないものだな、自分ももし同じ状況になった時信じてもらえるような人間でありたいな、と思った。

濡れ衣を着せられても、信じ、協力してくれる昔の友達がいてくれてよかったが、何故濡れ衣を着せられたのが主人公だったのか、何も分からず根本的な解決をしないまま終わったのが個人的には少しモヤモヤしたのでそこまで分かったらもっとよかったな〜〜と個人的には思ってしまいました!

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2026年08月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

首相が殺害される。冤罪をかけられた主人公の逃走劇とその周りの人々の話…。
轟家の花火の件、かっこいいなあ…

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2026年08月14日

Posted by ブクログ

出版された頃に一度読み、20年ぶりに再読。

そんなに人を信じられるかな、と思ってしまった。でも青柳や森田たち大学時代の仲間の関係が羨ましい。

物語には引き込まれるので厚めの本だけどあっという間に読み進む。ただ、ふんわりした終わり方なので肩透かし。推理小説じゃないからこうなるんだけど、私は答えが欲しかったし、何故主人公がこんなことまでしなきゃならんのだ?って気持ちがいつまでも残ってしまう。
そういや20年前も同じことを思った気がする。
それでも本を処分せず残しておいたのは面白かったからなんだろう。

主人公の父が息子の事を語る言葉には感動する。

堺雅人で映像化されていることを知ったが、どこのサブスクでも見れないらしい。残念。

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2026年08月13日

Posted by ブクログ

起きていることについて、というより生き方を感じる物語だった。人間関係とか。根性も運も縁も人生だなと。

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2026年08月12日

Posted by ブクログ

日本の首相がパレードの最中に爆殺された。そして、あろう事か、全然関係ない青年の青柳雅春が犯人とされてしまう。
時代背景、設定が、現在の常識とは、違っては、いるが、ノンストップエンターテインメントとしては、充分に面白い。

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2026年07月30日

Posted by ブクログ

突然首相殺しの犯人にされてしまった青柳の逃走劇。
ラストは結局投降せず、整形して別の人間として生きて行く。
真犯人は最後までわからず。
元カノの樋口靖子が整形した青柳に気付き、子どもに大変よくできましたのスタンプを押させて終わるラストが粋で良かった。

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2026年07月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

こんな陰謀ってあるんですかね…?だとしたら怖すぎます。周りのお友だちが素敵でした。あと終盤の子どものとシーンがよかったと記憶しています。

キルオの存在が大分都合がいいように感じてしまいました…。

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2026年07月25日

Posted by ブクログ

文庫で670P超。長かった!
面白かったしラストも良いっちゃ良いんだけど、個人的には何の非もない主人公が理不尽に人生を奪われ、安寧もなく逃げて終わり、というのがなんとも悔しくてスッキリしなかった。
大きな陰謀が渦巻いていることは間違いないけど、それが何かは最後まで明かされず。所々の細かい伏線回収はワクワクするけど、好みのお話ではなかった。

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2026年07月19日

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