あらすじ
衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ? 何が起こっているんだ? 俺はやっていない――。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。(解説・木村俊介)
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Posted by ブクログ
今更ながらゴールデンスランバー読みました。
とにかく読みやすかった!
「人間の最大の武器は習慣と信頼」
人を信頼し信頼されながら逃げ続け
初対面でも信頼してもらえる青柳は良い人生を送ってきたんだなー。
最後のページは特に大好き。
絶対再読したいと思う話でした!
Posted by ブクログ
首相が爆弾で殺害され、その殺人犯に仕立てられた男の逃亡劇。登場人物が多義に渡るにも関わらずそれぞれにキャラクター性があって、遊び心が詰まっていた。結局のところ首謀者や首相殺人の意図、主人公が何故犯人に仕立てられたのか等が明らかになることはなく物足りない部分はあったけどファンタジー要素満載で一気に読めた。
タイトル「ゴールデンスランバー」はビートルズのAbbey Roadの一曲から由来していて、故郷、子守唄の意味合い。学生時代の友人、恋人、バイト先の社長、元同僚など昔の仲間が出てきたのもあって、物語とリンクさせて読んでみると面白かった。
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青柳はアイドルを助けた以外は別に特別なことをしていない。ただ人生を生きていた。そんな過去の些細な行動や習慣今の彼を助ける。
世界は変わらない、ただ人の善は社会の不条理には決して飲み込まれない。
この本が書かれた時より今の方が、人の善を信じられない時代になってしまっていると思う。
そんな世界でも人には優しさや助けたいという心がまだあると信じているし、まだこの世界のようなミクロな優しさが現実にあるとも信じたい。
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第5部に入る時、読み終えるのがもったいなく次の日に回した。そして読み終えた後、読みこぼしをしないよう2周目読み返す。
人間最大の武器「習慣」と「信頼」
その通りだね、森田くん
ある日突然、首相暗殺の容疑者になるなんて、ありえないテーマに、正直言って期待薄の読み始め。時系列と一人称の変化にも対応できず???
途中でそういうことか!とイラストの意味に気付く。
青柳くんと「信頼」で繋がる人々の人間性が、なんと気持ちのいいことか。伊坂さんありがとう。窮地だけど、読んでいて救われる思い。青柳くんの「よくできました」人柄と生き方なんだろうなあ。その頃の樋口さんには、物足りない何か・・・大学生の恋愛ってそんなものだったかも、なんて思い返す。
そして、3日間の出来事とは思えない疾走感、予想を裏切る展開、青柳くんとの暗号の如きメッセージに胸も熱く。
2周目でようやく、時系列が一致し、この人があの人ねと人が一致し、最後にもう一度20年後を読んで、青柳くんの穏やか日々を願う。森の声が聞こえないのは血⁉︎なんて想像しながら
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「よくできました」「痴漢は死ね」「小さくまとまるなよ」とか印象的な言葉がつながって最後に青柳が逃げて生きていることがいろんな人に伝わる描写がとても良かった。ハラハラしながらとても納得感があり楽しく読めた。
Posted by ブクログ
2026 2冊目
厚めの小説だったしスキマ時間にしか読めなくて時間がかかったけど、読破できた。中2か3の時に1度読んでて、最近読書をはじめたから持っている本を読み返そうと思って読んだ。当時と比べて成長したこともあって「あれこんなに面白かったっけ」って思うことが多々あった。現在から学生時代へ繋がる描写がすごい好き。その学生時代の描写が後々の伏線となるのも面白い。そして座右の銘にしてもいいなって思うくらい好きな言葉が「人間の最大の武器は習慣と信頼」っていう言葉。まじでその通りだと思う。
満足ですありがとう。
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めちゃくちゃ面白くて、なんで伊坂幸太郎の本ってこんな面白いんだろうって思いながら読んでた!
伊坂幸太郎の小説を読んでると、なんというか、純粋に「楽しむための読書」みたいな感覚になれて、とても好き
Posted by ブクログ
おすすめされて購入。
旅行のお供を探していたところ、こちらを購入したが、旅行先も本の舞台も仙台だったので当日の道中驚きながら読み進めることになった。
伊坂幸太郎の本を読むのは3冊目で、
過去に読んだ2冊は自分には合わず、次に読む予定もなかったがせっかく勧められたからと思い購入。
結果、本当に最高傑作だと思った。本屋大賞も納得。
色んな人物や過去未来を行き来する視点に全ての伏線と回収。余韻が抜けないまま感想を書いているけど、過去最高レベルに好きな本になった。
次はどうなるの?その次は?というふうに先が気になってページを捲る手が止まらなかった。
映画などではおさまらないような想像や表現、全てが迫力があって最初のページから最後のページまで全部素晴らしかった。
こんな本に出会えたのは久しぶりで、出会えてよかった。
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首相暗殺の犯人に仕立て上げられた元配達員青柳の逃走劇。
生き延びていて本当によかった、!
その生き延びている事実を大事な人たちに伝えに行く時の伝え方が伝えられた当人にしか分かり得ないやり方で、よかった。
1人の何の罪もない人間が濡れ衣着せられて、最後には顔も変えざるを得なくて、周りの大事な人達が亡くなって、喪失感のある読後感になってもおかしくなかったのに、ほわっと温かい気持ちになった。味わったことのない読後感だった。
逃走経路や手段が実生活に即していて緊迫感とリアルさがあった。参考文献を見た感じからしても、本当にたくさんの本を読んで、その道のプロに話を聞きに行っていて、作家さんてすごいなぁと思った。
Posted by ブクログ
逃げている時の緊張が伝わってきて、伊坂さんの表現の上手さを感じた。序盤の一見関係ないように見える何気ない描写が後に重要だったことがわかることが多く、爽快感があった。ラストは決してハッピーエンドとは言えないような状況だったが、心に響く終わり方で感動した。
Posted by ブクログ
本屋大賞受賞作で以前から気になっていた本作。見えない大きな力で追い詰められていく主人公。3日間の出来事なのに読んでいるとすごく長い間逃走したような気になりました。緊迫した主人公の心情や状況が丁寧に描かれています。最後の場面、主人公の逃走が少し報われたような…そんな気持ちになりました。
Posted by ブクログ
首相殺しの濡れ衣を着せられた一般人が逃走する話。
の一言に尽きるのですが、物語の展開がとても上手いです。過去→現在に視点を変えたり、語り手が変わったり、飽きさせずに読ませてくれます。
登場人物がみんな魅力的で読み終わる頃には愛着が湧いてくるはずです。
お茶目で皮肉屋な面々が繰り広げる会話劇は最高です。本当に素晴らしい!
陳腐な言い方ですけど、会話が面白くてオシャレすぎる。鴨とアヒルのコインロッカーの会話劇ほどコミカルではありませんが、緊張と緩和でクスリと笑えてしまうのが本作のすごいところだと思います。
本筋は単純ですが、個性的で魅力に溢れる人物たちの群像劇がメインだと私は感じました。満足感が高いです。
読んだあとも疲れを感じませんでした。分厚いのに不思議です。
壮大な話をどう畳むのか。楽しみに読んでみてください。私はあとがきを読んでこれでよかったんだろうなと思いました。
Posted by ブクログ
最初の前提知識を入れる段階で時間がかかった。
ただ、100ページを超えたところからページを捲る手が止まらない。面白すぎる…!!
大好きな作品になりました。
Posted by ブクログ
ある日、首相暗殺の犯人に仕立てあげられた男。
見えない大きな権力に翻弄されながらの逃走劇は目が離せなかった。
過去の記憶と今が繋がる展開に感動と興奮が止まらなかった。
Posted by ブクログ
面白かった。
主人公の置かれた圧倒的不利な状況のなかで現れる味方の存在が強すぎてやってやれ!って気持ちになる。陰謀論とかはあんまり信じていないけど、本当にあるならこういうことなんだろなーと思いつつ読んだ。
父親がマスコミ相手にキレるシーンは最高だし、主人公が最後にあいさつ回りに行くのも哀愁が漂っていてとても良い…!
Posted by ブクログ
ある日突然首相殺しの容疑者として追われる身になるのか、普通の男なのがよかった。
味方になってくれる変わったおっさんたちも好き。
最後らへんの両親のやりとりも泣けるよかった
ドキドキハラハラ
面白すぎる!理不尽過ぎて可哀想だけどハラハラが止まらない。整形した後の主人公は幸せそうだしまぁハッピーエンドなのかなぁ。
面白かった!!
少し長かったけど、、、、
首相爆殺の濡れ衣を着させられ、巨大権力に追われる青柳雅春の逃走劇。物語の中で様々な人に助けられ、危うい所を脱する場面にハラハラドキドキさせられた。ラストの生存をみんなに知らせるシーンが良かった。あとがきにある「風呂敷を広げたまま」の構造がとても素晴らしい。映画化されたのも頷ける作品。
青柳くんたいへんよくできました
知り合いにすすめられて軽い気持ちで読んで、
続きが気になりすぎて止まらなくて、
結局一日で読んでしまった
得体のしれない権力との戦い、というか一方的にやられて、次から次に罠にはめられてしまう。
自分にそっくりに整形された偽物、近づいてくる怪しい女性、自分には覚えがないのに、店でコイツが暴れてた、と証言してくる人や、問答無用でショットガンを撃ってくる警察、、、
読んでるうちに、かなり前から、主人公が犯人に仕立て上げられる準備がされていたことがだんだんわかってくる。
今の時代、情報操作なんて簡単にできてしまうんだとすごく怖くなった。
これからは、受け手の私達が、流れてくる情報をそのまま受け取るのではなく、疑問を持たないといけないのかも。
とはいえ、この物語の主人公には、次々に助けてくれる人の連鎖が起こる。
主人公の人柄がたくさんの人をそれぞれ動かす。
それが熱すぎる
感動する
頑張れ青柳くん!といつの間にか応援していた
お父さんのシーンは涙なしでは読めない
そうそう、親はどんなことがあっても、子供を信じたいものです。
映画を見るともっとイメージしやすいかな
キルオも樋口さんも青柳くんもイメージ通り
大好きな作品
Posted by ブクログ
ページを進めるごとに、首相殺害の犯人に仕立て上げられた逃亡者に没入し、自分はこのまま、どうなるのだろうかと、必死になって読みました。会話や描写の主が誰かが丁寧に書かれているので、混乱せずに読むことができました。
Posted by ブクログ
社会風刺系ホラー。首相が暗殺されてその濡れ衣を着せられるのが、何の変哲もない一般市民の青柳君。青柳君はともすれば私である可能性もあって、終始うすら寒い。あんな強引な犯罪者扱いがあるもんかと思うけどありえなくもないんだろうな…。敵の正体は明らかにされず。面白いのに後味が悪いのは、青柳君の友人が何人も殺されてしまうこと、青柳君自身も整形し違う人生を選ぶ結末になるせい、かな。「花火を見てる今、別のところで同じ花火を見てる昔の友達は、自分と同じことを考えたりしてるものだ」って轟さんのセリフが温かい。
Posted by ブクログ
幼い頃や学生時代に経験した事は、どんなに年を重ねても思い出す事がある。
若い頃に聴いていた音楽なんて特にそうで、何度も何度も聴きかえしてしまう。
その時の思い出と一緒に。
あの時、あの場所で、あの仲間たちと過ごした事を思い出すことにより良い方向にも、悪い方向にも進んでいく。
人生なんてそんなもんか。
自分の人生にとって大事なものを賭ける事ってあと何回ぐらいあるのかな?
まだまだこの先ドキドキするような出来事があるといいな。
Posted by ブクログ
ストーリー ⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚪︎
キャラ ⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎
文章力 ⚫︎⚫︎⚫︎⚪︎⚪︎
読みやすさ ⚫︎⚫︎⚫︎⚪︎⚪︎
トリック ⚫︎⚫︎⚪︎⚪︎⚪︎
ページをめくる手が止まらず、常にハラハラして読み進めれる。広げられた風呂敷を最後まで畳まずしてこんなに綺麗な終わらせ方があるのかと感心。
よくあるハラハラサスペンスかと思いきや、とても個性的な作品だった。
第3章を読むときはニヤニヤしながら第1章と第2章を読み返しまくってた。
「痴漢は死ね」
「大変よく出来ました」
「キャバクラ」
この言葉が出てくるとき、興奮が止まらなかった
Posted by ブクログ
本を開いた瞬間に怯むような文字の密度と量。だけど読んでいるうちに気にならなくなり、すいすい読めた。
首相殺人の冤罪になった主人公の逃走劇。
読み終わったときに、じんわりと心の中に余韻が広がる。
Posted by ブクログ
-「俺にとって残っている武器は、人を信頼することくらいなんだ」-
先日の投稿でも匂わせておりました、伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』、ようやく読み終わりました!もうね、おんもしろかった!読んで良かった!初めて書評を書いてみようと思います。
そもそも私と伊坂幸太郎との出会いは、「アイネクライネナハトムジーク」でした。時を超えた愛の物語という私の大好物ストーリーだったのと、登場人物がみんな魅力的だったのが印象的でした。「ゴールデンスランバー」はそれでいえば設定自体はかなり現実離れしていますが、登場人物がみんな魅力的な点は伊坂作品を感じました。
物語は首相が爆殺され、青柳という青年が指名手配されるところから始まります。本作は80%がその青柳視点で進行するのですが、首相暗殺は全くの濡れ衣。本当に何もやっていない男が言い訳をする間もなく逃亡するという逃亡劇です。
さて、ゴールデンスランバーについて私なりに一言で表すと…『2種類のアツいを味わえる作品』です。1つ目は、分厚さです。おおよそ700ページ、そんなの私初めて読みました。だからこそ、読み終わった時の達成感が凄まじかったですし、「俺は、この分厚さを乗り越えたんだ」という気持ちになりました。ちなみに、次々展開が変わるので、伏線張り巡らせゾーンの冒頭100ページ程度を乗り越えれば爆速で読めます。そういうわけで、読書初心者に強くオススメします。
2つ目は人間関係のアツさです。あらすじにもある通り、青柳は指名手配をされます。つまり日本中から犯罪者だと思われるのですが、そんな逃亡の最中、色々な旧友、曲者のキャラが逃亡を手伝ってくれるのです。これがアツい。個人的にはあらゆる物事をロックと結びつける職場の先輩が好きでした。青柳は本来人徳のある人なんだなぁというのが作品全体を通して伝わってきます。そんな彼を象徴する作中の言葉がこちら。
「俺にとって残っている武器は、人を信頼することくらいなんだ」
結局生きていく上では誠実さとか、思いやりが一番大事だなと感じました。
以上、初めての書評でした。今は森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」を読んでいます。文章がはんなりしていて読むのに時間がかかりそうです笑次回があるかはわかりませんが、皆さんも素敵な読書ライフを!
Posted by ブクログ
序盤が辛すぎた。
あまりにも青柳が不憫で挫折しかけた。
森田、カズ、樋口3人の青柳を思う気持ちがすごい文中に感じられて友情を感じられた。
持つべきものは友達と思えた。
後半の青柳の父親のマスコミの取材の件は脳内で映像として浮かんでかなりジーンときた。
親としての息子を信じているからならではの発言一言一言がグサグサと刺さった。
作り話なのになんか日本のマスコミや政府とか警察とかってこんな感じなんだろうなーって思えて冤罪もたくさんあるしなーと思って非現実的すぎるわけでもなく自分が知らないだけでこんなことたくさんあると思う。
非常に楽しめました。
⭐️3.9
Posted by ブクログ
一気に読みました。さらに読後、再度3章を読み返しました。こういう話は久しぶりで、どんでん返しとは違う、スリルを感じましま。章の組み立てが上手いんだと思います。最後の謎解きをするために読み返す。とても楽しめました。
Posted by ブクログ
最初は前置き?前提?みたいなのが長いと思って、読むのがちょっとしんどかったけど、だんだんテンポよく話が進んで、ハラハラしながら、どんどん話に引き込まれていました。
まどろみ・たそがれ
初めて読んだ伊坂幸太郎作品。題名にあるように、まどろみのなかというか、たそがれの境に読者は揺れる感じ。長いけれども、引き込まれる。こういうものかという印象。
自分ならどうする
モダンタイムスを再読して、この本に行き当たりました。
こんな事ある?と思いつつも、あるかもしれないと考えている自分がいて…自分ならどうすると主人公と比べながら読み進めました。
これを書きながら、刺さったのは「信頼し合える人」が自分にはどれくらいいるのかということです。
自分は生き抜けるのか…刺さってます。
Posted by ブクログ
風呂敷を広げていかに畳まずに物語を収束させるかという点では読まされて面白かった。随所にある小さな展開と、回想シーンでいつまで経っても信じられる旧友の関係性はいいなと思った。ただ、自分としては物語の大筋や黒幕みたいなのがちゃんと設定されていた方が面白いなと感じた。
Posted by ブクログ
おもろかった&すごく読みやすかった
伏線回収も定番でありつつ、やっぱり気持ちいい(巻末の解説では本作は伏線回収あまりしないよう意識してると書いてあったけど、そうなの?めっちゃ回収してたと思うが)
カズというキャラを伝えるエピソードと、花火師のバイトしてるシーンの描写は心動かされた
全体的に新しさが無かったため⭐︎3
Posted by ブクログ
最後の終わり方がすごく良かった。(「たいへんよくできました」は青柳が1番欲しかった言葉な気がした。)
監視社会の恐ろしさ、ネットの怖さも一緒に考えさせられる内容だった。
最終的にどんな大きな組織が関わっていたのかを明確にしない感じがまたこの物語を一層良くしてる感じがする。