あらすじ
衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ? 何が起こっているんだ? 俺はやっていない――。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。(解説・木村俊介)
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Posted by ブクログ
「まさかそんな」と思いながらも「ありえない」とは言い切れない不気味さがあり、ハラハラしながら読み進める。
クスッと笑える会話やエピソードが最後にほろっとくる伏線になっていたり。
最後の最後まで裏切られ、救われ、それでも逃げ続ける青柳を、こちらも頑張れ頑張れとページをめくる手がなかなか止まらない。
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冤罪の主人公の逃走がハラハラして、周りの人達の協力がとても暖かく、結末が気になる作品。章毎に時系列が前後しているところも、読み終わってから振り返ると新たな感覚で読めておもしろい。
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伊坂幸太郎初めて読んだ作品がこの作品で良かった。
登場人物の殆どが大した力を持ってないが出来うる限り幸せに進めるようもがき苦しんでる。
人を疑い信じられなくなったが人に救われて前に前に進む主人公を前のめりに応援しました。
ラストで評価が分かれるのもわかる。
でも巨悪と戦って精一杯もがき、つかんだ幸せを噛み締める主人公を見れて良かったと思う。
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結局相手が何だったのかわからない、一矢報いることができたかどうかもわからない。それなのに消化不良感もなく、読後感もいいのがすごいと思った
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今まで私は、余命宣告など死と直面する機会があったとしても、すんなり受け入れられる人だと思っていた。
しかし、こういう理不尽な死なのだとしたら、自分ならなんとかしたいと思ってしまう、まだそんな反骨心を持っているのだと思うとまだまだ自分には人間臭い部分はあるのだと、自分の価値観に疑問を持てる人なのだと嬉しく、ホッとした気分。
本の醍醐味だなぁ。一回読み終わった後もあっちいったりこっちいったり時系列を好きなところから辿れるのが好きなところ。
今回はそれが存分に味わえる。読んでいてずっとハラハラ。スリルたっぷり。死中に活を求める主人公の姿を見届けて、気付いたら読み終わってました。
Posted by ブクログ
伊坂幸太郎作品で個人的ナンバーワン
理不尽なほど唐突に命を狙われる身になり、ヒリヒリするような逃亡劇がノンストップで続く様子がスピード感のある文体でめちゃくちゃ手に汗握ります。
10年ぶりくらいに読み返して気づいたのですが、視点の移り変わりの描写がすごいと思いました。死に物狂いで逃げるシーンでは視点も高速であちこちにいくことで、主人公により一層感情移入できたのかなと思います。
スピード感、ハラハラドキドキ感と、人との絆を感じる名作だと思います。
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首相暗殺の濡れ衣を着せられた主人公が、警察や世間の目から逃げるサスペンス小説。
終始映像が頭に浮かんで、ハラハラドキドキでとても面白かった。
大学生時代の回想が要所要所で盛り込まれていて、くだらない話ばっかりしていたけど素敵な学生時間を過ごしたんだなと思わされることが何回もあった。それが追われている場面で出てくるため、その対比が物凄く残酷に感じられた。
結局この事件は誰が企てたものなのかは分からなかったけれど、著者の伊坂幸太郎さんも、伏線を全て回収するのは好きではないといったことを言っていたみたいなので、そういうものなのかと納得している。
後半は特に樋口晴子かっこよかったなぁ。
ラストシーンはなんだか粋で、感動しました。あと青柳が両親に送った「痴漢は死ね」もなかなかよかった。
Posted by ブクログ
とても面白かった。リアルタイムで進む物語と数十年後の第三者の状況証拠からの仮説検証、主人公が登場人物達の若い頃の思い出が交錯して随所に伏線回収がある。後書きで全てを畳まなかったとあるように、全てが明確になって勧善懲悪ののハッピーエンドになるわけではないが、ほっとする終わり方で、読後には想像力をかき立てられる。この作者ならではという印象。映画化されているようでキャストを調べてみて更にイメージが膨らんだが、見ないでおこう。このページボリュームを細部まで映像で再現するのは難しいだろう。これが小説の良さかな。
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いきなりの始まり方にも、途中の追われている感にもずっとドキドキした。
いろんなところでいろんなことが起こり、絶体絶命なのに、なぜか上手くいって、話の繋ぎ方がやっぱり巧みだと感じた。
Posted by ブクログ
【短評】
実は未読だった一冊。上梓は2007年である。18年も経ったのだ。
書店で平積みされたハードカバーを買おうか買うまいか随分と悩んだ在りし日を今でも良く覚えている。貧困大学生が泣く泣く諦めた一冊が、今、手元にある。
「2008年本屋大賞」「このミステリーがすごい!(2009年度版)第1位」「第21回山本周五郎賞受賞」と各賞を総嘗めにした伊坂幸太郎の「集大成」と名高い一冊は、期待に違わぬ圧倒的な面白さだった。
凱旋パレードの最中、首相が爆殺されるという衝撃な事件に日本中が震撼した。
報道が過熱するなか、犯人と目された男・青柳雅春(あおやぎまさはる)。
俺はやってないーー必死の訴えも虚しく、巨大な権力、深遠な陰謀が彼を絡め取らんとする。ビートルズが名盤の調べに乗せて、青柳の決死行が始まる。
物語に惹き込む力が凄かった。主人公と一緒に肩で息をする類の小説である。
まず、構成の巧みさが際立っている。「事件発生」→「報道の視聴者」→「20年後の回顧」を経て「事件当日」に至る章立てが上手すぎて悔しさすら覚える。一連の事件を外側から俯瞰・検証した上で、当事者の視点を緻密に描くことで「嗚呼、そういう事情だったのか」が連続するため、飽きが来ることが無い。
青柳を陥れんとする警察組織の不気味さもさることながら、彼を助けてくれる「意外な人物たち」が実に魅力的である。様々な事情はあれど「信じてくれる」度に、じわりと嬉しくなるものである。また、「そこがこう繋がるのか!!」という伏線が張り巡らされており、閉塞感というよりは高揚感が先行していた。
読後感も非常に良く、特にラストシーンは大変に良かった。あれ以上の「救い」は無いのではないかと思う。
【気に入った点】
●平素の淡くパステルな伊坂世界とは打って変わった緊張感漂う展開が良かった。骨太という言葉を伊坂作品から連想するとは思わなかった。硬質な展開な中にも、伊坂節とでも言うべき洒脱な表現が効いていて、きちんと「伊坂」を楽しめた感もある。
●キャラクタが非常に魅力的。やっぱり樋口春子(ひぐちはるこ)が良いかな。口を付いて出る台詞が颯爽としていて好感が持てる。ともすれば不快感が先行する「元恋人」に対する距離感が絶妙で、本当に奇跡的なバランスだと思う。伊坂はこういう女性を描くのが上手い。
●ある種の「得体の知れなさ」を残しつつも、美しく物語を締めたことを讃えたい。「よく頑張ったよ」と言ってやりたくなる様な素晴らしい幕引きだった。
【気になった点】
●事件について意図的に描かれない箇所がある。個人的には幕の向こうの物語と納得できるが、全てを解明したい!という人には辛い部分もあるか。いや、イチャモンだな、これは。特にございません。
「読んだぜ。面白かったよ」とあの日の自分に声を掛けてやりたい。
ドキドキハラハラ
面白すぎる!理不尽過ぎて可哀想だけどハラハラが止まらない。整形した後の主人公は幸せそうだしまぁハッピーエンドなのかなぁ。
面白かった!!
少し長かったけど、、、、
首相爆殺の濡れ衣を着させられ、巨大権力に追われる青柳雅春の逃走劇。物語の中で様々な人に助けられ、危うい所を脱する場面にハラハラドキドキさせられた。ラストの生存をみんなに知らせるシーンが良かった。あとがきにある「風呂敷を広げたまま」の構造がとても素晴らしい。映画化されたのも頷ける作品。
青柳くんたいへんよくできました
知り合いにすすめられて軽い気持ちで読んで、
続きが気になりすぎて止まらなくて、
結局一日で読んでしまった
得体のしれない権力との戦い、というか一方的にやられて、次から次に罠にはめられてしまう。
自分にそっくりに整形された偽物、近づいてくる怪しい女性、自分には覚えがないのに、店でコイツが暴れてた、と証言してくる人や、問答無用でショットガンを撃ってくる警察、、、
読んでるうちに、かなり前から、主人公が犯人に仕立て上げられる準備がされていたことがだんだんわかってくる。
今の時代、情報操作なんて簡単にできてしまうんだとすごく怖くなった。
これからは、受け手の私達が、流れてくる情報をそのまま受け取るのではなく、疑問を持たないといけないのかも。
とはいえ、この物語の主人公には、次々に助けてくれる人の連鎖が起こる。
主人公の人柄がたくさんの人をそれぞれ動かす。
それが熱すぎる
感動する
頑張れ青柳くん!といつの間にか応援していた
お父さんのシーンは涙なしでは読めない
そうそう、親はどんなことがあっても、子供を信じたいものです。
映画を見るともっとイメージしやすいかな
キルオも樋口さんも青柳くんもイメージ通り
大好きな作品
Posted by ブクログ
【メディアと権力に立ち向かう本】
首相暗殺の犯人に仕立て上げられた青柳雅春の逃走劇。
人のあたたかさに触れる場面も、緊縛したスリリングな逃走の場面も、盛りだくさんの内容だった。父親や花火屋社長やマンホール職人のような、マスコミに流されない、信念を持った大人が出てくるところが良かった。一方で、警察やマスコミの陰湿な部分が描かれた、社会派の本だったと思う。
物語が長いにも関わらず同展開の繰り返しに感じることもあった。警察が市民に発砲したことが報道されないのは、今の時代ではリアリティがないように思う。結局最後は逃げることを選択したのだが、物語最後のインパクトとしては弱くそれでいいのか?というしりつぼみな印象で終わってしまったと感じる。
最後の樋口親子とのたいへんよくできましたのくだりはグッとくるものがあったので、今の幸せを噛み締めることにしたのだなと納得した。
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初めての伊坂幸太郎作品であったがとても面白く、序盤から終盤まで程よい緊張感があって次が気になり、ページを捲る手が止まらなかった。物語中では「人を信頼すること」に突破口を見出した場面が特に印象に残り、信じるということが持つ力、大切さを再発見できた。個人的に筆者の言う物語の風呂敷を畳みきらない美学には共感できるため、この物語の全てを語らない締め方は好みであった。今後、他の伊坂幸太郎作品も読んでみようと思う。
Posted by ブクログ
ハッピーエンド?なのか?生きているんだからハッピーエンドなのか?まぁでも最後の最後、岩崎さん〜七美ちゃんの「たいへんよくできました」のスタンプの場面まで、気持ちがじんわりと温かくほぐれていくような感覚になったから、ハッピーエンドなんだろうなぁ
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なさそうでありそうな話だった。最後はどう終わるのだろうかと思ったけど、何だか切ない終わりだった。自分を信じてくれる人が何人かいるだけで、これだけ救われるのだなぁと思った。
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伊坂幸太郎先生の中で、結構心がずっしり重くなる話だった。
正義や正しいことってのは何かわかんなくなった。
でも一方で信頼って強いなって思った。
最後の人の心の支えは、信頼関係なのかな。
私はそんな信頼関係を築けた人生だったのか。
考えさせられる本だったなぁ。
「痴漢は死ね」は間違いない
Posted by ブクログ
事件の大枠が最初に説明されるが読者は何を言っているかあまり理解できない。しかし、頭の片隅にはこんなことがあったなと覚えていて、それが次々と場面として出てき、伏線として回収されていくストーリー展開は流石だと感じた。
最後に助けてくれた仲間にも感謝の気持ちを伝えることができ、それに対して仲間も喜びをあらわにする姿もあったためこの作品のテーマである「信頼」が大きく表されていたように感じられる
Posted by ブクログ
⭐︎3.8
ミステリーというよりは青柳雅春を取り巻く色んな人物たちとその人間模様を描いている作品だと感じた。
私自身、普段なら事件の真相や背景はしっかりと描写してほしいと思うのに、この作品に関してはなぜかそれがあまりなかった。解説を読むと、伊坂さんはむしろその曖昧さを大事にしていると分かったし、何よりも青柳とその家族や友人、元恋人や元同僚たちとの関係性が心地よく、彼らと一緒に純粋に青柳を応援してしまう感覚になった。ちょっとしたやり取りにクスッと笑えたり、誰かの言葉にグッときたり。伊坂さんらしさがたくさん楽しめる作品だった。
「迫害されたものを、命がけで救っちゃう派と、救わない派に分ければ、救っちゃう派なんだよ」
Posted by ブクログ
伊坂幸太郎さんの『ゴールデンスランバー』です。本屋大賞を取得した小説ですが、伊坂幸太郎さんのデビュー25周年を記念したリミテッドエディションのカバーをつけた文庫本が出ていたので読んでみました。2025年の年末を捧げちゃったな。
主人公は、青柳雅春です。青柳はかつて仙台で宅配便のドライバーをしていました。数年前、仕事中に暴漢に襲われていたトップアイドルの凛香を偶然助けたことで一躍話題になり、地元では顔を知られた存在となっていました。
物語は、仙台での金田貞義首相の凱旋パレードが開催される場面から始まります。首相は人気のある政治家であり、町は祝祭ムードに包まれていました。
その日、青柳は大学時代の親友である森田森吾(しんご)と再会し、待ち合わせをしていました。森田は結婚して子どももおり、青柳に「お前、オズワルドにされるぞ」と意味深な言葉を残します。直後、背後でパレード中の首相がどこからともなく飛来したドローンの爆発によって暗殺されました。森田は青柳に「逃げろ」と告げ、青柳を逃がしますが、森田自身は車に仕掛けられた爆弾の爆発で命を失います。 青柳は森田に助けられたわけです。
しばらくしてニュースやテレビは青柳の顔写真や映像を繰り返し流し始め、首相暗殺犯として報道します。 警察・マスコミを背景にした巨大な力が、青柳の存在を犯人として仕立て上げていることが、彼自身にも次第に明らかになっていきます。
青柳は自分が犯人ではないことを主張しつつも、その場から逃亡を続けざるを得なくなります。警察は警察庁の課長補佐である佐々木一太郎を中心に指揮し、青柳の追跡を行います。一方、青柳は逃亡の途上で過去の知り合いや友人に助けてもらいながら逃走を続けていきます。
逃亡を始めた青柳は、大学時代の後輩である小野一夫(通称カズ)を頼ります。小野は危険を承知で青柳に危機が迫っていることを伝え、代わりにリンチされます。
青柳は、かつて勤めていた宅配会社の同僚・岩崎英二郎にも助けを求めます。彼の宅配ルートに乗せてもらおうとするわけです。岩崎は青柳が無実であると直感的に信じ、逃亡の手助けをします。ですが、タレコミによって上司に脅された岩崎は、途中で断念します。
大学時代の恋人である樋口晴子は彼の無実を信じます。かつて2人で雨宿りした動かない車に忍び込み、彼が逃げられるように車のバッテリーを変えてもおきます。直後に青柳がそこに来て、その車を使って逃走します。
花火工場「轟煙火」の社長である轟も彼の逃走を助けます。青柳が物語の最後に投降しようとする場面で花火を仙台に打ち上げ、彼が逃げられるように警察の気を引きます。
逃亡の終盤、青柳は病院にたどり着き、入院患者である保土ヶ谷康志に出会います。保土ヶ谷は、逃走経路として下水道の使い方を教えて、マンホールの蓋を開けやすいように交換しておきます。
また、仙台で起きた連続刺殺事件の犯人キルオも彼の逃走の手助けをします。
最後の最後に下水道から出た彼の逃走の手助けをしてくれたのは、以前青柳が助けたグラビアアイドルの凛香でした。
こうして、多くの人々の助けを受けながら、青柳は追跡の網をかいくぐり続けます。最終的に、青柳は整形によって外見を変え、死亡したかのように見せかけて社会から姿を消します。その後、青柳の家族のもとには、本人しか知り得ない内容(父の口癖である痴漢は死ね)を含んだ連絡が届き、彼が生き延びたことが静かに示されます。
ゴールデンスランバーとは、ビートルズの名曲です。ビートルズが1969年に発表したアルバム『アビイ・ロード』に収録された楽曲で、「安らかな眠り」「守られた休息」を歌っています。
この曲は理不尽な世界の中でも、かつて確かに存在した“安らぎ”と“守られていた時間”の象徴です。
だからこそ、逃げ続ける物語のタイトルとして、これ以上ないほど静かで、やさしく、切ない名前になっています。世の中、理不尽なことばかりです。でも、助けてくれる友人なかつての知己がいる。それはどれだけ、人生において安らぎをもたらしてくれるだろうか、と。
本屋大賞に見合う面白さと展開力、そして余韻をもたらしてくれる小説でした。
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巨大な国家権力により、首相殺しに仕立てあげられた主人公の物語。
彼を信じる周囲の人々の助けにより逃げることに成功した。
恐ろしいことは、世間的には犯人に仕立てあげられたままだということ。
最後の最後まで逃げる、策を尽くす、これは大事かもしれない。、
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ゴールデンスランバー
2025.12.29
首相襲撃事件というテーマは安倍総理の件以来、まったくイメージしたことがなかったけれど人々がパニックになる姿や警察が追いかけてくる状況がとても伝わってきた。
一人暮らしを始めてから、テレビを見る機会がものすごく減った。以前はなんとなく毎朝耳にしていた、最新のニュース関連の情報は現在全く持っていない。この本を読み進めるにつれて報道の危うさ、裏の組織への恐怖が増大した。我々はニュースを聞いても、どうして?と思わずに受動的に情報を得る姿勢をとりがちだ。目に見えているものは必ずしも真実とは限らないことを知るべきである。
習慣と信頼
この言葉が繰り返し登場し、印象深い。
人との信頼関係を築くことで生きる意味を見出せるような気がするので大切にすべきだ。
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輪郭が掴めない大きな力、よく出てきますよね
伊坂幸太郎、というか久しぶりに本を読んでおもしろかったです。
莫大な地位や権力を持った者に対して法は機能しない、みたいなとこ気付かされたな。確かに、そもそも法を作ってる人たちってそういう人だもんね。
逃げて勝てたんだね、よかった。
Posted by ブクログ
最終的に犯人は分からないし自分が陥れられて顔を変えるのを余儀なくされるすっごく嫌な展開なのに、なんでこんなに光が差すような晴れやかな気持ちで読み終わることができたのだろう…伊坂幸太郎すごすぎる。
途中のキルオが出てくる場面も、連続殺人犯なのにゲームのセーブポイントみたいな安心感があった。不思議だ…最後の「痴漢は死ね」とよくできましたスタンプですべてが報われてしまった。
人間の最大の武器は習慣と信頼。いい言葉だ。
会話のテンポがよくてページをめくる手が止まらなかった。めっちゃヒヤヒヤした。
映画も観たくなった!
まどろみ・たそがれ
初めて読んだ伊坂幸太郎作品。題名にあるように、まどろみのなかというか、たそがれの境に読者は揺れる感じ。長いけれども、引き込まれる。こういうものかという印象。
自分ならどうする
モダンタイムスを再読して、この本に行き当たりました。
こんな事ある?と思いつつも、あるかもしれないと考えている自分がいて…自分ならどうすると主人公と比べながら読み進めました。
これを書きながら、刺さったのは「信頼し合える人」が自分にはどれくらいいるのかということです。
自分は生き抜けるのか…刺さってます。
Posted by ブクログ
伊坂作品を数冊読み、満を辞して読んだ今作。
スピード感ある逃走劇、ただそれ以上の評価は今回なかった。その前に読んだラッシュライフはたくさんの人物のストーリーが気持ちよく繋がっていき心地良かったが、今作はそのあたり少し単調に感じた。ただ伏線を散らばせて回収すれば良いというのは違うと思うが、もっとなにかあるのではと期待してしまった。
Posted by ブクログ
星3.5
初めて伊坂幸太郎の作品を読んだ。またここまでの大作を読むのも久しぶりだったため、少し気合を入れて読み始めたが実際読むとスラスラと読めて非常によかった
習慣と信頼があるからこそ、生き延びることができたのかもしれない
最後の青柳のご両親と樋口の娘さんのスタンプが良すぎた
次は何を読もうか楽しみです
Posted by ブクログ
かなり昔に読みました。映画化もされていたような気がします。文章を読んでいて頭の中に絵が浮かびます。没入感もあり、登場人物に感情移入ができサクサク進んでいきます。プロットもとても面白いですが、結末はあまり記憶に残っておりません。
Posted by ブクログ
首相暗殺という大事件の犯人に仕立て上げられて必死の逃走の最中にあっても、犯人の仲間だと思われるかもしれないリスクを負いながらも助けてくれる人々がこんなにもいることは青柳雅春自身の人徳の表れだと思いました。特に彼の父が息子を犯人だと断定するテレビのインタビューに「俺は知ってんだ。あいつは犯人じゃねえよ」とキッパリ言い切るシーンは自分の息子を何があっても信じる親の姿でぐっときました。どんなに自分が不利な状況でも自分を信じ、助けようとしてくれる人は必ずいるものだという希望が感じられました。
Posted by ブクログ
伏線回収…ではないんだけど過去シーンの使い方が上手い!
良くも悪くも、「物語」という展開
ミステリーというよりサスペンスかな?
自分が同じ状況になったら絶対に諦めちゃう
結末がこれで終わり?!って感じで消化不良
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