【感想・ネタバレ】ゴールデンスランバー(新潮文庫)のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年04月08日

大きな陰謀に巻き込まれた小さな主人公の逃亡劇。散りばめられた伏線が後半になるにつれて回収されていく有り様は見事の一言。そしてなにより、終わり方が印象的でした。この終わりだからこそ、この作品をドラマ化し過ぎず、より深みのあるものにしていると思います。

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Posted by ブクログ 2024年04月03日

ページをめくる手が止められなかった。ないけどありそうなスリリングな展開、ハッピーとは言い切れないけど清々しいラスト。

勝手に映像化したら誰をキャスティングするか考えて読み進めてたけど、実際のキャストとまるで違っていて、しかも全員ハマり役だった。

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Posted by ブクログ 2024年03月31日

首相爆破殺人事件の被疑者にされてしまった男の逃走劇。
登場人物みんなのキャラや雰囲気が好きで伏線回収もしっかりある。

事件の肝心な部分は明かされないけど、そんなこと気にならないぐらい面白いしまとまってる。エピローグまで素敵。映画もまた見たくなった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月27日

昔の仲間たちがなんとかして手助けをしてくれようとするのがアツかった
ラストシーンの、検閲が入る両親の元に届いた便りや主人公に押されたスタンプに泣いてしまった

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Posted by ブクログ 2024年03月21日

本当に興味のあることはくだらないことばかりなんだろうと思った。自分の目で見て確かめたことが本当のこと。最後の青柳が粋で良かった。でもなんで青柳が狙われて、あの人たちは誰だったんだろう。明かされなかったことに何か意味があるのかな。

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Posted by ブクログ 2024年03月08日

娘が友達に勧められて読み始めて面白いと言うため読んだ。めちゃめちゃ面白かった。
久しぶりに先が気になってどんどん読んでしまう小説に出会えた。
衝撃のラスト。
主人公(青柳雅春)の性格の良さが滲み出ていて好感が持てるけど、大きな悪に個人が立ち向かうのはやっぱり難しいよな……と思ったりもした。
登場人物...続きを読むが皆人間らしくてとても良い。
他の本も読んでみたいと思いました。

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Posted by ブクログ 2024年03月07日

4.7

主人公の根気と運の良さにあっぱれ!
視点が短いスパンで切り替わるのでテンポよく読めた。
ラストシーンの描写がすごくお洒落で、読後感も最高だった。

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Posted by ブクログ 2024年03月05日

1番好きな作品。
中学生くらいの時に読んで2回見返している。

ずっとワクワクが止まらないが、なんといっても好きなのは最後の手紙とスタンプのシーン。また読みたい。

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Posted by ブクログ 2024年03月02日

2024.3.2

全体4章のうち、最初はそこまで面白みを感じず読んでいたが、3章から手に汗にぎる怒涛の展開で一気に引き込まれた。
終盤になっても真犯人が見つかる目処が全く立ってないのでどうやって話をまとめるのかと思っていたが、結局真犯人や事件の真相については触れないで終わったのが新鮮だった。
解説...続きを読むによると作者は全てを明らかにスタイルはあまり好まず、この”全ては畳まないストーリー”は狙っていたようだ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月02日

様々な伏線が回収されていく様が面白かった!ハッピーエンドとはいえない絶妙な終わり方も世の理不尽さを貫いていて良かった!

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Posted by ブクログ 2024年03月02日

めっちゃ面白かった。
こんな理不尽なことが起きてもいいのかと物語にのめりこんでいた。
ちょっした癖や行動で青柳はこんな事しないとかつての仲間たちが思い、手助けする描写がすごくよかった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年02月28日

エレベーターのボタンを押すある癖や、主人公の父親のある教えや、森の声、他にも書ききれないほど毎回の如くこんなことが伏線になっているとは!と感心させられてしまいます。

青柳がこの後世に及んでまだ森田の声を求める様子が逃走の焦燥感や悲壮感を一層強めていました。

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Posted by ブクログ 2024年02月19日

今まで読書の魅力に惹かれ評価を甘くしていたので、今作から評価を厳しくつけようと思う。
評価は星5つ。面白かったわー。テーマへの結論やメッセージ性は無いが、ストーリーがとにかく面白かった。伏線も綺麗に回収されていた。

先が見えないストーリーが面白い。よくある陰謀論を犯人の目線でみれる。メディアで自分...続きを読むの顔が容疑者として晒されていたり、警察官は発砲してくるし、何年も懸けて証拠をでっち上げたりしている。相手は何者か分からないがとてつも無く大きい組織。「主人公はどうすんねん。」という視点で読めて面白かった。

もやもやする事もあった。あらすじに運命の鍵を握るのは「古い記憶の断片」と「ビートルズのメロディー」と書いてあった。またタイトルである「ゴールデンスランバー」は、ビートルズの曲である。ビートルズのメロディーがどう鍵だったか分からなかった。

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Posted by ブクログ 2024年02月16日

殺人犯として逃げるスリルもありながら、友情、親子愛、恋人愛も詰まった作品でした。本当に最後の、以心伝心には涙が止まりませんでした。
また読みたい作品です。

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Posted by ブクログ 2024年01月31日

漠然と正解だと思っていることもたまにはよく考えて間違ってるかもしれないって思わないとねー
お父さんが取材受けてるところ感動した

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Posted by ブクログ 2024年01月24日

首相暗殺の濡れ衣を着せられた主人公。追ってから逃げる緊張する場面と大学時代の平凡で何気ない日々との対比が、恐ろしさを増幅。最後に過去に関わった人たちとの見事な伏線回収。
伊坂幸太郎さんの作品、やっぱり好きです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年02月23日

面白い...1日で読んでしまった
この手の本を最近読んだので序盤は少し退屈だったけど、終盤はもう止まらなかった.青柳の味方をしてくれる人が多すぎて心温まるにはなったけど、終わりはかなり無惨だった気がする.何も救われてなくない?(どう転んでもハッピーにはならないのはそれはそう)キルオもあっけなく死んで...続きを読むもう出てこなかったし割と胸糞になった..(キャラが好きだったので)
無理やり犯人を確定させたり世間的な青柳の無実を示したりしなかったのは良かったとは思った
(他の作品あまり読んでないから一概には言えないけど、伊坂さんは必ず正義は報われ、悪は報われないという方向にストーリー(勧善懲悪)持っていくタイプの人なの??と思った.色々な作品読んでみたい)

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Posted by ブクログ 2024年04月19日

さいっこうに面白かった。
面白すぎる設定に魅力的な人々。引き込まれないわけがない。臨場感あふれていた。
可能であれば、首相の人生も知りたかった。
伊坂幸太郎、最高だ。

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Posted by ブクログ 2024年04月17日

ハラハラしながら読み進めました!
伏線が回収されていくところは良かったです。
巨大な陰謀は一体何だったのか…?
なんで青柳だったのか
最後はやるせない気持ちで終わりました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月04日

ずっと前に映画を見た記憶だけが残っていて、久しぶりにどんな話だったかなぁと読みました

文庫としては長めかもしれませんが、シリーズ物でもなく、読みすすめやすいのでふとした時に読み返したくなる1冊なのかなと思います

大学時代の仲良し4人組がメインの登場人物ですが、過去にどれだけ仲良くても現在の時間軸...続きを読むでは殆どすれ違わないのが秀逸だなぁと思いました
1人は序盤に亡くなり、ヒロインは出番こそ多いものの主人公との接触はなし
「恋人と友だちの違いは〜〜」なんて話が作中に出てきてたような気がしますが、大人になるにつれて遠くなるあの頃がリアルだなと思いました

なかなか現実味はない話だし、
結局なんで青柳?黒幕は?とか
病院の中学生とか片足骨折の人とか必要だったか?とか
全てがすっきりするタイプの話ではないですが、

「痴漢は死ね」とか「たいへんよくできました」とか「赤いオープンカー」とか
伏線回収は気持ちよく行われていて面白いです

また忘れた頃に読み返したくなる本かなと思います

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Posted by ブクログ 2024年03月12日

首相暗殺の犯人にされてしまった男の逃亡劇

以下、公式のあらすじ
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俺は犯人じゃない! 巨大な陰謀に追い詰められた男。スリル炸裂超弩級エンタテインメント。山本周五郎賞、本屋大賞ダブル受賞。
衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されて...続きを読むいる。なぜだ? 何が起こっているんだ? 俺はやっていない──。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。
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映画を視聴済みなので、青柳は堺雅人、晴子は竹内結子、三浦は濱田岳をイメージしながら読んでしまった
他のキャストはあまり覚えてないなぁ
あと、滝藤賢一も出てたな

映画だと、キルオの存在が何とも唐突で何故味方をしてくれるのかよくわからないまま終わってしまった印象だけど
本編の方でも明確に来歴などは語られてなかったのね
でもまぁ三浦の背景がなんとなくわかった

あと、青柳がスケープゴートにされた理由も、好印象の人物の反転を狙ったものだったり
一番の候補でなかった可能性など、映画では疑問として残ったところが、もう少し奥まで事情が察せられる
まぁ、小説を読んでもすべてが明らかになっているわけではないのだけれどもね

この辺のすべてが明らかになっていないという事情があとがきで語られている
物語の風呂敷をたたむ過程が一番つまらない、畳まなさ具合に味があるとの事

確かに、綺麗に風呂敷を畳む作家さんは多いけど、風呂敷を畳んでいないのに終わり方に読者が満足する作品というのも余計にハードルが高くないだろうか?

今作は序盤から色々と伏線があり、それは事件の解決のためのものではなく、逃亡が成功した後に向けてのもの

「よくできました」止まりではなく、「たいへんよくできました」のやりとりとか
「痴漢は死ね」というメッセージとか
キャバクラの事の暴露とかね


元ネタになっているケネディ大統領暗殺事件にしても、事件当初犯人と考えられた人物は結果的に亡くなっていて、真犯人がいるのかどうかも含めて不明という状況なわけで
それを元にしているのであれば、真相がわからずじまいな物語というのもまぁそれはそれでありなのでしょうねぇ


スタイリッシュな社会風刺や政治風刺は伊坂さんらしいと思ってしまう
セキュリティポッド導入の背景、その他にも権力者の思うような社会の実現のために情報をコントロールされている描写など


そして、伊坂さんといえば、作品間のクロスオーバーだけど
他作品にも登場してる人はいるのかな?

保土ケ谷は地名なので、死神の可能性はないか?
とも思ったけど、死神にしては感情豊かだし
ミュージック好きな描写はないし
素手で人に触ってるので違うかな

もしくは裏稼業っぽい事を言っているので、保土ケ谷や三浦は他のシリーズ、特に殺し屋関係に出てるのかな?
うーん、伊坂作品はそんなに読んでないのでわからぬ

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Posted by ブクログ 2024年03月06日

忘れていたが、前にも読んだことがあったと思う。結末がやるせないがリアル。この本を読んだあと、シンドラーのリストを観た。

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Posted by ブクログ 2024年03月01日

首相殺しの濡れ衣を着せられた青柳雅春の逃亡物語!

以前この小説を読んだ時は「これは最高傑作だ!」と思ったのだけれど、初期の伊坂作品を読んでから読むとなにやらモヤモヤした終わり方だなぁと感じた。
本人もこの小説は物語の風呂敷は広げるのだけれど、いかに畳まないまま楽しんでもらえるのかに初めて挑戦した小...続きを読む説と言っているくらい。
とにかく主人公が可哀想だし、何も解決しないで終わる。

ただそこまでの道のりでは、過去と現在を行き来し伏線回収を織りなす伊坂ワールドが健在。

第二部と第三部でほぼネタバレしているような書き方をしているのに、第四部の「事件」では、同じ事件が全く異なる物語のように語られて、その構成の面白さも秀逸。

特に私が好きなのは車での逃走劇。
微妙に時系列がずれていて、がっかりさせられたかと思いきや、また盛り上がらせてくれて、好きなシーン。

登場人物もみんな個性的で魅力的。
ただ途中で登場する三浦が急にファンタジックなキャラで、驚いた。
どう考えても絶望的な状況を打開するためにはある程度無茶は必要だし、三浦がいなければ物語は進まないんだけれど、彼は「グラスホッパー」の蝉のような「無敵」感のある人物なので、小説の中でも浮いた存在になっているように感じた。

めちゃくちゃ面白いんだけれど、やっぱり風呂敷は綺麗に畳んで欲しかったなぁ。

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Posted by ブクログ 2024年02月23日

本作のレビューを拝見し、本を読んでいてハラハラやドキドキするなんて、よくある謳い文句に過ぎないと高を括っていたが、的確な表現そのものでした。
感無量の極み。

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Posted by ブクログ 2024年01月28日

・自分がやっていない証明って難しいということを教えられる。そういう世界も現実的にはありそうで恐ろしくも感じる。それぞれの登場人物がうまく関わりおもしろく読めた。最後の終わり方もジーンと心に響くところがあった。

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Posted by ブクログ 2024年01月24日

「痴漢は死ね」が送られてきた両親の気持ちを考えるとグッとくるものがある。散りばめられた伏線を回収して最後の最後に元カノからの盛大な伏線回収。ハッピーエンドではなかったけれどそれもまた一つの良作の締めだった。

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Posted by ブクログ 2023年12月27日

読み進めていっても全く展開が読めず、終始ハラハラドキドキしっぱなしでした。こういう展開になるんだろうという予想をあっさりと裏切っていくので最後まで飽きずに読めました。理不尽な登場人物が登場しては読者の自分まで憤慨し、頼もしい登場人物が登場しては ナイス!と思わず言いそうになるくらい感情移入してました...続きを読む。面白かったです。

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購入済み

自分ならどうする

2023年07月02日

モダンタイムスを再読して、この本に行き当たりました。
こんな事ある?と思いつつも、あるかもしれないと考えている自分がいて…自分ならどうすると主人公と比べながら読み進めました。
これを書きながら、刺さったのは「信頼し合える人」が自分にはどれくらいいるのかということです。
自分は生き抜けるのか…刺さって...続きを読むます。

#ドキドキハラハラ #泣ける

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Posted by ブクログ 2024年04月20日

ちょっと長すぎたし、最後まで読んでも「えーっ・・・」って感じでモヤモヤが残る。スカッとはしないかなー。

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Posted by ブクログ 2024年03月12日

最後の付箋回収は良かったのだが、なぜそもそも主人公である青柳が犯人に仕立てられたのか。犯人たちの狙いは何なのか。そして犯人の正体は?という根本的なところが最後まで分からずモヤモヤしたが、独特な世界観は楽しめた。
登場人物たちの会話のリズムも独特で良い。

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Posted by ブクログ 2024年01月29日

樋口の「知ってるって」がすごく良かった。たとえ別れて何もかもなくなったように思えても信頼は残ってくれてるのかな。現実味の薄い話ではあった。大きな事件や事故が起きていたとしても、自分は結局、赤の他人でいつもと変わらない人生を生きることに違和感を持った。この当たり前なことを認識できる作品でした。

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