あらすじ
衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ? 何が起こっているんだ? 俺はやっていない――。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。(解説・木村俊介)
感情タグBEST3
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素晴らしい。
伏線に感じない伏線が散りばめられ、見事なまでの伏線回収。
読後の気持ちよさがすごい。
話・構成ともに非常に読みやすいため、万人におすすめしたい。
評価:10点/10点
Posted by ブクログ
やっぱり人間生きていればなんとかなるんだから、醜態を晒してでも生きて生き抜かなきゃいけない
伊坂幸太郎の物語はそれをよく感じさせてくれる
青柳が逃げて生き抜くことを選んでくれたのが嬉しかった
大きすぎて姿の見えない何者かが迫ってくるストーリーはハラハラしてとっても楽しく読めた
そこに散りばめられた伊坂節っていうのかな??
ちょっとふふっと笑える会話がところどころにあってそれがとても好き
全部の伏線を綺麗に掻っ攫う他の作品も好きだけど、風呂敷畳みきらないスタイルのラストが物語に似合ってた
森田がすごく素敵なキャラで好きだった、、生きてくれてたらきっと青柳屋!してくれたんだろうな〜
丸く収まるハッピーエンドではないかもしれないけど、大満足の1冊だった!
Posted by ブクログ
伊坂幸太郎の本は学生の頃何冊か読んだが、本作は久しぶりの伊坂作品。
関係なさそうな人物が繋がっていく物語の構成がやっぱり面白い。警察のやりたい放題さはどうなんだ?とも思ったがまあ小説なので。
事件がひと段落してからの青柳と周囲の人々の接触をかいたエピローグっぽい章が余韻があってよかった。ハッピーエンドって話ではないんだけどいい終わり方だったなあ。
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『俺ではない炎上』のあとに本作を読みました。どちらも「冤罪を着せられ、大衆から逃げる」という共通点がありながら、結末や読後感が異なります。本作の方が読者に委ねられた余白が多く、より深みを味わえました。
※以下はネタバレ要素を含みます。
『ゴールデン スランバー』において特に印象的だったのは、最後まで「真犯人は誰だったのか」「なぜ青柳が標的にされたのか」という核心が明かされない点です。国家規模の巨大な権力や悪意が背景にあることを予感させつつ、その真相が闇に包まれたまま進む不気味さが最後まで残りました。もし別作品として、この事件を仕掛けた「真犯人側の視点」で物語が描かれることがあれば、ぜひ読んでみたいです。
物語の結末は「王道のハッピーエンド」ではなかったものの、青柳が過去に関わってきた人たちとの繋がりや信頼は、どんな巨大な力をもってしても決して消し去ることはできず、温かさを感じる作品でした。
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結末が想像できない終わり方で、すごく良かったです!
登場人物が皆魅力的。
怖くてハラハラしたり、ほっこりしたり、感動したり。
私はミステリー小説をまだそんなに見てないので比べる事はできませんが、たぶんこんな感じの終わり方は良い意味でなかなかないんじゃないかなと思ってます。
気づかない伏線が沢山ある気がして、読み返したり他の人の感想も見たくなる作品でした。
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ハッピーエンドともバッドエンドともつかない結末が、ありのままの現実に近しく感じられた。数多の伏線に楽しませてもらったし、事件の大枠が先に説明されて、その真相を複数視点から追っていくという展開が非常に面白かった。
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伊坂幸太郎作品はこれまでハマらなかったが、友人に勧められて読んだら面白かった。袖振り合うも多生の縁と言わんばかりに、見事に登場人物が繋がる。偶にある軽口が、ストーリー全体をあまりハードになりすぎないようにしている。
メインストーリーはある程度着地するが、明確に語られない部分もあるが、面白さと疾走感でチャラかな。
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とてもとても面白かった。
伊坂幸太郎さんの作品は多数読んできたが、傑作と名高い本書は何故か読まずにいたところ、満を辞して読ませていただきました。
主人公の青柳を軸に、学生時代の様々な友人達の視点を交えながら物語が交差して進んでいく。
伊坂幸太郎さんらしさのある文体で、どこかコミカルに、それでいて緊迫する描写ではドキドキしながら最後まで読み進められた。
青柳視点では直接見えてはこないが、かつての友人と新たに出会う人々の助けを感じ取りつつ逃走劇を描いて行く。
自分的には終わり方はとても満足のいく形だったかと思う。
岩崎、樋口、ヒデ、森田…etc登場人物みんな好きです。
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マジでめちゃくちゃ面白かった!!!!
ページめくる手が全然止まらなくて、次はどうなるんだろ…って最後までずっとハラハラドキドキしっぱなしだった。
単なるハラハラする逃亡劇じゃなくて、日頃からちゃんと人と向き合ったり、信頼関係を作っておくのってマジで大切なんだなって気づかされた。過去の繋がりや日々の積み重ねが、巡り巡って自分に返ってくる展開には本気でグッときた。
読み終わったあとの余韻がすごすぎる……。
Posted by ブクログ
ただの宅配ドライバーの一般人だった主人公が、首相殺しの犯人にされ、警察から命を狙われる。一か八かのギリギリの逃走劇は主人公の恐怖が伝わり、とてもハラハラした。この作品の魅力の一つはやはり個性豊かな登場人物たちだろう。度々挟まる主人公と大学や仕事の仲間との回想シーンは彼らの人物像を鮮明にし、その後の彼らの行動に説得力を持たせている。また、印象的だったのはマスコミや警察、政府の描き方だ。マスコミは視聴者が喜びそうな情報なら不確実でも流す。容疑者の家族や関係者にも容赦なく取材する。まるで人権がなくなったかのように。主人公の父親の記者たちに発した言葉にはぐっときた。警察もセキュリティポッドによる盗聴や発砲など強引すぎる捜査で、本当に日本の警察か?と思った。偉い人たちは利権で動いているという言葉もあり、主人公たち一般市民と、マスコミ、警察などの上位組織との対立構造が上手く作られていると感じた。真犯人は誰だったのか分からず、主人公も顔を整形して逃亡という展開は逆に新しく、最後は全て解決して終わると思っていた自分には新鮮だった。一つ気になったのは、第二部で病院でテレビを見ていた田中徹と少年は何だったのか。一緒に見ていた老人は出てきたので、彼らも何かあるのではないかと思った。
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伊坂幸太郎の小説で、ダントツで面白い。
時系列を操った構成、厚みのある伏線、伊坂節のメタファーの全てが光ってる。
特に臨場感の演出が際立っており、常にドキドキハラハラを感じられた。
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とにかく伏線が豊富で、重厚な物語だった。学生時代の記憶や人の口癖、発言の影響力とその影響の仕方がどれも特殊で面白かった。「最大の武器は習慣と信頼」だと深く感じさせる結末だった。黒幕が大きすぎて、包囲網の迫って来る場面にはどれも戦慄する緊迫感があった。
Posted by ブクログ
初めて読んだ伊坂作品めちゃくちゃ面白い。
習慣と信頼は大事だなと改めて思わされた。
信頼があるからこそ、見えないところで自分を信じて協力してくれる仲間がいることに涙。
車にバッテリーが入りエンジンがかかるだけで涙するシーンは滑稽だけど、胸にきますよね。
私は、いきなり国から追われる日がきたらどうなるだろうな。利権には勝てないよな。
でも、青柳は逃げ切れたから勝ったんだなと思った。
Posted by ブクログ
本当に面白かった。
常に緊張感のある場面がハイテンポで切り替わっていくため、ドパガキにもおすすめ。
場面の転換が上手く、上手く過去と現在が繋がる感覚が心地よかった。また、小ネタ?のようなものも多く、物語の進行には関わらないところでも楽しめた。
物語のディティールが拘る人には少し向いていないかもしれないが、私は最後の伏線回収まで含めて非常に満足度が高かった。
読みながら少し戻ってあの時なんて言ってたっけ?みたいな楽しみ方も出来て新しかった。
Posted by ブクログ
格好つけてなんか深いっぽい、暗い感じの本を読んでたから、こんなシンプルな要はドラマとかアニメみたいな小説を初めて読んだ。で,めっちゃおもろいやんって思った。これは読むべきだよ〜。普通におもろい。そしてなんか,自分の幸せさを感じた。
Posted by ブクログ
さすが伊坂幸太郎。映画を先に見ていたが、原作の方が面白かった。人の最大の武器は信頼っていう言葉はかなり胸を打った。主人公は、本当に人からの信頼で生き延びた。自分もこういう人になりたい
Posted by ブクログ
◼︎総括
・手軽に読み始められるエンタメ性を備えつつ、読後には確かな満足感が残る、バランスの取れた一冊。
・理不尽な状況への没入感と、読者の思い通りには進まない展開が生み出す特有の心理体験が最大の魅力。
◼︎良かった点
1. 可読性が高く没入感がある
・軽やかな文章で、心理的ハードルなく読み始められる。
・高い牽引力があり、気づけば物語の世界観に引き込まれるストーリー展開。
2. 理不尽な逆境を擬似体験できる
・日常では味わえない「追い詰められる感覚」や「逃げ場のなさ」をリアルに体感可能。
・主人公の逆境を追体験することで、高い焦燥感・緊迫感を味わえる。
・終盤の結末を含め、読者の理想通りには物事が進まないというもどかしさが良い。
ドキドキハラハラ
面白すぎる!理不尽過ぎて可哀想だけどハラハラが止まらない。整形した後の主人公は幸せそうだしまぁハッピーエンドなのかなぁ。
面白かった!!
少し長かったけど、、、、
首相爆殺の濡れ衣を着させられ、巨大権力に追われる青柳雅春の逃走劇。物語の中で様々な人に助けられ、危うい所を脱する場面にハラハラドキドキさせられた。ラストの生存をみんなに知らせるシーンが良かった。あとがきにある「風呂敷を広げたまま」の構造がとても素晴らしい。映画化されたのも頷ける作品。
青柳くんたいへんよくできました
知り合いにすすめられて軽い気持ちで読んで、
続きが気になりすぎて止まらなくて、
結局一日で読んでしまった
得体のしれない権力との戦い、というか一方的にやられて、次から次に罠にはめられてしまう。
自分にそっくりに整形された偽物、近づいてくる怪しい女性、自分には覚えがないのに、店でコイツが暴れてた、と証言してくる人や、問答無用でショットガンを撃ってくる警察、、、
読んでるうちに、かなり前から、主人公が犯人に仕立て上げられる準備がされていたことがだんだんわかってくる。
今の時代、情報操作なんて簡単にできてしまうんだとすごく怖くなった。
これからは、受け手の私達が、流れてくる情報をそのまま受け取るのではなく、疑問を持たないといけないのかも。
とはいえ、この物語の主人公には、次々に助けてくれる人の連鎖が起こる。
主人公の人柄がたくさんの人をそれぞれ動かす。
それが熱すぎる
感動する
頑張れ青柳くん!といつの間にか応援していた
お父さんのシーンは涙なしでは読めない
そうそう、親はどんなことがあっても、子供を信じたいものです。
映画を見るともっとイメージしやすいかな
キルオも樋口さんも青柳くんもイメージ通り
大好きな作品
Posted by ブクログ
小説の良さとは、登場人物の心をより細部まで覗けることだ。
この作品では、主人公の心のあり方、静と動、起伏がしっかりと描写されており感情移入しやすいとわたしは感じた。
逃亡劇の行程に、ご都合主義みたいところも見受けられる。だが、その物事の前にきちんと伏線というか、話題振りをしていたりそのための尺を取っているので、物語をパズルとして組みてている側面が秀逸だと思う。
Posted by ブクログ
青柳さんが、どうなっていくのか、と、必死で読みました。
良かったです。
もう一度、おさらいをしたい気分です。
映画も見てみようかな…。
でも、晴子役が竹内結子さんなんですね…。
Posted by ブクログ
伊坂氏作品、再読3冊目。
怖かった。一般人が要人の暗殺事件の犯人に仕立て上げられ、その背景にある組織のデカさや、周到な計画性になす術がありません。なぜそうなったのか分からない、対抗しようもない巨大なものから逃げなければならない、暴力にあったり、知り合いにまで被害が出てくる、そんな状況での逃亡劇。その恐怖にはとても耐えられませんね。
日本だけど大統領選があったり、仙台が監視都市になってたり、フィクションなお話だけどリアルに感じて、緊張感のある場面がずっと続きます。
友人の決死の言葉によって逃げ続ける主人公。
学生時代の仲間との交流が、二度と戻れない時代の思い出として描かれ、ポール・マッカートニーさながらあの頃に戻りたいという想いもまた、仲間がなんとかしてくれるか?と、うっすらと希望を醸す気がしてました。
大人になって社会に出て、大小はあるにしろ、みんなにっちもさっちも行かない状況になることもあって、そんなときやっぱりあの頃に戻りたいなあ、って思ったりしますよね。読んでて改めて戻ってみたいなあと思いました。
また、組織や権力の言いなりに職務を遂行する人たちが皆、無表情でつまらなそうにしてる描写が印象的でした。
自分の仕事で生じる影響に覚悟を持つ。仕事との向き合い方にも改めて振り返りました。
戻れなくても、これからも楽しいことがあるだろし、そう、自分の仕事で関係するみんなに対し責任感と覚悟を持って、ポジティブに頑張っていきたいです。
一般人と言ったけど、主人公は過去の出来事で少々有名になったことがあり、そのことで目をつけられたとすると、有名になるのも良し悪しです。
Posted by ブクログ
分厚いのに展開早くてスラスラ読み終わった。
こういう濡れ衣着せられて逃げてる夢たまに見るんだけど、なんなんだろう
伏線回収がすばらしいっっ
時系列バラバラに描かれてるところ、頭悪くてたまに混乱しながら頑張った
Posted by ブクログ
喫茶店で読んだのに100pくらいまで死ぬほど退屈。
そっから怒涛の面白さ。
稲井さんがどうなったかが描かれていないのと、なぜ関係者が不審死したのかが分からないのが少し残念。
まどろみ・たそがれ
初めて読んだ伊坂幸太郎作品。題名にあるように、まどろみのなかというか、たそがれの境に読者は揺れる感じ。長いけれども、引き込まれる。こういうものかという印象。
自分ならどうする
モダンタイムスを再読して、この本に行き当たりました。
こんな事ある?と思いつつも、あるかもしれないと考えている自分がいて…自分ならどうすると主人公と比べながら読み進めました。
これを書きながら、刺さったのは「信頼し合える人」が自分にはどれくらいいるのかということです。
自分は生き抜けるのか…刺さってます。
Posted by ブクログ
青柳雅春が濡れ衣を着せられ逃走する物語
逃走する青柳の気持ちの表現がよかった
青柳を信じる人たちも魅力的で最後はホッとした
監視社会って怖いなって思ったし
もしかしたらもうすぐそういう時代になるのかもって思う
誰でも犯人にされる世の中はきちゃうかもな
Posted by ブクログ
ハラハラが長過ぎ〜
読んでいてずっと疑問で、私の読解力では、読み終わってもわからなかった( ; ; )。
なぜ、青柳が標的になったのか?
本当の犯人は?
青柳が追われて痛い目に遭わされてた相手って、本当に警察だったの?(私の読み違いで、犯人グループの一味だったのかな?)
Posted by ブクログ
終わり方としてはTRUE ENDで顔変えて逃げ延びるていうのは良かった。樋口がエレベーターのボタンの押し方で気づくことと昔はもらえなかった「たいへんよくできました」を最後に押す演出がよかった。
でも、やっぱりハッピーエンドが好きなんやなと思った。
Posted by ブクログ
不気味で暴力的な巨大な何かが迫りくる中、追い詰められながらも周りの助けと自身の機転をきかせて逃げる主人公。登場人物のキャラの濃さ、この濃度が独特だなと伊坂さんの小説読む度に思う。森の声が聞こえてきそうになった。