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衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ? 何が起こっているんだ? 俺はやっていない――。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。(解説・木村俊介)
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Posted by ブクログ
2008年に第5回本屋大賞を受賞している作品。
何故、何故ここまで読まずに積読していたのか…と後悔する程面白かった!!!
凱旋パレードで首相がラジコンヘリ型爆弾で暗◯
される。
元配達員の青柳雅春はその主犯としてでっちあげられ、迫り来る警察からとにかく逃げ続ける、という話。
とにかく、青柳が可哀想なくらい完璧にでっちあげられています笑
①事件の二ヶ月前に痴漢の冤罪で捕まりかける姿を見られている。
②自分のそっくりさんが用意されていて、ラジコンヘリの練習をしてる姿が流される。
③全く状況証拠がない中、「犯人」として自分を捕まえるためには銃を使うことも厭わない警察。
敵は国家?利権?
冷静に考えると巨大すぎる相手に絶望してしまいますが、青柳は起点と運のみのギリギリのところで生き残り続けます。
青柳は逃げる中色んな人物と出会うんですけど、
意外と味方?も多くて、
「どうせ犯人はお前じゃないんだろ?」と信じて助けてくれる旧友や元同僚や
「なんでも俺たちのせいにされてるので、気持ちがわかります」と不良少年達が服を貸してくれたりと、なんだか胸が温かくなるシーンが多くて、青柳を応援したくなります。
物語は青柳視点と、元恋人の樋口晴子視点で進んでいく群像劇です。
随所随所で大学時代の回想があり、
晴子と付き合っていた時や、ただ楽しく遊ぶためだけに集まっていたくだらないサークル活動など、
学生時代の何にも追われていない、
「もう戻れない」あの頃って感じが、なんともノスタルジックでたまりませんでした。
そんな「あの頃」を共有した元恋人の晴子は、
テレビの報道内容があまりに過去の青柳と乖離しすぎていて、
青柳が犯人だとはどうしても信じられません。
次第に青柳を遠くから助けるために行動するようになります。
ラストの展開は、流石は伊坂幸太郎…
そう来たか…!と想像の遥か上をいく展開が待ち受けていて、もうドキドキワクワクが止まりませんでした!
首相暗◯という事件が中心となった物語ですが、決して暗い内容ではなく、むしろ笑いと涙が終始満載です!
面白かった!!
少し長かったけど、、、、
首相爆殺の濡れ衣を着させられ、巨大権力に追われる青柳雅春の逃走劇。物語の中で様々な人に助けられ、危うい所を脱する場面にハラハラドキドキさせられた。ラストの生存をみんなに知らせるシーンが良かった。あとがきにある「風呂敷を広げたまま」の構造がとても素晴らしい。映画化されたのも頷ける作品。
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