ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
5pt
衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ? 何が起こっているんだ? 俺はやっていない――。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。(解説・木村俊介)
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
【短評】 実は未読だった一冊。上梓は2007年である。18年も経ったのだ。 書店で平積みされたハードカバーを買おうか買うまいか随分と悩んだ在りし日を今でも良く覚えている。貧困大学生が泣く泣く諦めた一冊が、今、手元にある。 「2008年本屋大賞」「このミステリーがすごい!(2009年度版)第1位」「第...続きを読む21回山本周五郎賞受賞」と各賞を総嘗めにした伊坂幸太郎の「集大成」と名高い一冊は、期待に違わぬ圧倒的な面白さだった。 凱旋パレードの最中、首相が爆殺されるという衝撃な事件に日本中が震撼した。 報道が過熱するなか、犯人と目された男・青柳雅春(あおやぎまさはる)。 俺はやってないーー必死の訴えも虚しく、巨大な権力、深遠な陰謀が彼を絡め取らんとする。ビートルズが名盤の調べに乗せて、青柳の決死行が始まる。 物語に惹き込む力が凄かった。主人公と一緒に肩で息をする類の小説である。 まず、構成の巧みさが際立っている。「事件発生」→「報道の視聴者」→「20年後の回顧」を経て「事件当日」に至る章立てが上手すぎて悔しさすら覚える。一連の事件を外側から俯瞰・検証した上で、当事者の視点を緻密に描くことで「嗚呼、そういう事情だったのか」が連続するため、飽きが来ることが無い。 青柳を陥れんとする警察組織の不気味さもさることながら、彼を助けてくれる「意外な人物たち」が実に魅力的である。様々な事情はあれど「信じてくれる」度に、じわりと嬉しくなるものである。また、「そこがこう繋がるのか!!」という伏線が張り巡らされており、閉塞感というよりは高揚感が先行していた。 読後感も非常に良く、特にラストシーンは大変に良かった。あれ以上の「救い」は無いのではないかと思う。 【気に入った点】 ●平素の淡くパステルな伊坂世界とは打って変わった緊張感漂う展開が良かった。骨太という言葉を伊坂作品から連想するとは思わなかった。硬質な展開な中にも、伊坂節とでも言うべき洒脱な表現が効いていて、きちんと「伊坂」を楽しめた感もある。 ●キャラクタが非常に魅力的。やっぱり樋口春子(ひぐちはるこ)が良いかな。口を付いて出る台詞が颯爽としていて好感が持てる。ともすれば不快感が先行する「元恋人」に対する距離感が絶妙で、本当に奇跡的なバランスだと思う。伊坂はこういう女性を描くのが上手い。 ●ある種の「得体の知れなさ」を残しつつも、美しく物語を締めたことを讃えたい。「よく頑張ったよ」と言ってやりたくなる様な素晴らしい幕引きだった。 【気になった点】 ●事件について意図的に描かれない箇所がある。個人的には幕の向こうの物語と納得できるが、全てを解明したい!という人には辛い部分もあるか。いや、イチャモンだな、これは。特にございません。 「読んだぜ。面白かったよ」とあの日の自分に声を掛けてやりたい。
学校の先生にお勧めされ購入。 ハラハラドキドキの逃避行! 最初から最後まで落ち着くことのできない展開の連続。 キャラの会話が面白く、作中のいろんな要素が後半に繋がっていくのが良い。 大学時代の友人、その知り合いだけでなく全くの他人や偶然出会った人などが助けてくれる展開に「習慣と信頼」が表れている。
安倍さん事件の裁判中なので読んだ …わけではないけど 参考文献として挙げられてる 落合さんの本を読んだのは もうずいぶん前 安倍さんの事件は20年後 どう振り返られているんだろう ~ 超弩級エンタメ巨編だそうだけど なんともあったかいお話でもあった かなり変わった構成 (目次を見れば分かる...続きを読む) 何度も前に戻って読み返したけど ページ滅茶苦茶多いのに どこに戻るかすぐ分かるのは 構成の妙、なのかも 最後の第五部がとてもよい
エピローグを読み終えたとき、声にならない声が出た。最高です。オーデュボンから順番に読んできて、本作の人物に繋がりがなかったのはちょっとだけ残念。砂漠は二次文庫だから繋がりがないのは分かってたけど、ゴールデンスランバーにはあるんじゃないかと期待してしまった。ここまでの作品と比べると、物語の毛色も違う気...続きを読むがするし、設定や時系列の辻褄合わせる上で繋がりはない方がいいのかな。
めちゃくちゃ面白い 伊坂幸太郎はキャラクターが魅力的だなと思うし、話の構成もすごい そして伏線回収もすごい さすが伊坂幸太郎という感じ もっと伊坂幸太郎の本を読みたいと思った
初めて読んだ伊坂幸太郎作品がこのゴールデンスランバーでした。 いやあ、すごかった。 次々起こる展開に読む手が止まらず、一気に読み終えた。 衝撃の一言、すごい本を読んだなぁと。 色んな事件が起こる中、過去の話も入りつつ、伏線が少しずつ回収されていくのも気持ちよかった。 最初の入りから斬新だなとは思った...続きを読むが、読み終わってから少し読み直しをしたくらいにはこの本にのめり込んだ。 伊坂幸太郎作品をもっと読んでみようと思うきっかけには充分すぎる。楽しみです!
本当に面白いです。 終わり方としても決してハッピーエンドではないものの、最後の章「事件から三ヶ月後」では当事者たちに救いがあった事がわかり切ないはずなのにどこか穏やかなほっこりする感じがたまりません。 伏線も見事です。 事件を客観視した視点、事件から二十年後の話が前半の章で出てくるので、その後の章の...続きを読む事件最中の主人公視点と照らし合わせて見るとより面白いと思います。 私は一通り読み終えた後第三章まで読み直しましたが、また新たな発見が… 二十年後のノンフィクションライターって…あの人ですよね? 「森の声」で『ん?』と思って再度読んだら『やっぱりそうじゃん…』と腑に落ちちゃう箇所があるんですけどどうなんだろう… とにかく、今のところ伊坂幸太郎さんの作品で1番好みです!
初めての井坂さんの小説読んだけどすごくスラスラ読めて手が止まらなかった 主人公が警察から逃げる描写がリアルで常にドキドキハラハラしていた
まさか自分が「痴漢は死ね」ってワードで泣くことになるとは思わなかった…!! 先の展開が読めないドキドキ感がいっぱいで進んでいくストーリー。「もうダメだー!」「詰んでるよー」と思ってしまうけど、主人公のことを応援したくなってる自分もいて、臨場感いっぱいだった!!! 読み進める中で、三浦が出てきたあ...続きを読むたりから、ギアが一つ上に入ったような感覚で、ストーリーがグイグイ進んでいき、自分がページをめくってるのに、なぜか受動的な感覚に陥るくらい、勝手にページが進んでいくような錯覚すら覚えた。 ラストはまさかのまさかで、そんなことになるなんて思ってなかったから、痛快で爽快な展開だった!!!
これぞ伊坂幸太郎と言った作品。第三者視点で一つの事件についての概略を示し、後半(というより残り3/4ぐらい?)を当事者視点で事件を描く。様々なところに散りばめられた伏線を回収していく。読後感は最高。そしてもう一度伏線の確認で思わず読み直してしまう。小説にf10が使えたらと思ってしまった。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
ゴールデンスランバー(新潮文庫)
新刊情報をお知らせします。
伊坂幸太郎
フォロー機能について
「新潮文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
さよならジャバウォック
魔王 JUVENILE REMIX 1
重力ピエロ
試し読み
死神の精度
【電子限定合本版】マイクロスパイ・アンサンブル
砂漠
ラッシュライフ
逆ソクラテス
「伊坂幸太郎」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲ゴールデンスランバー(新潮文庫) ページトップヘ