あらすじ
「和菓子のアン」の著者による胸に光がともる物語
悩んだり立ち止まったり鬱屈を抱えたりする日常に、一筋の光を見せてくれる甘いもの。ショートケーキを巡る優しく温かな5編の物語。
感情タグBEST3
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ショートケーキでつながっていくそれぞれのお話がとても面白くて一気に読んでしまった。「ままならない」が特に好き。子育てしていた頃を思い出して懐かしくなった。とりあえずショートケーキには、追いイチゴ!
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ケーキが誰かの明日を生きる理由になるように、人は「これがあるから明日もちょっと生きてみようかな、頑張ろうかな」の毎日を繰り返しているはず。
まっさらなスポンジに白い雲のようなふわふわの生クリームと宝石のようにキラキラ輝く苺が添えられたら思わず笑顔になるような、そんなものがあなたにもあってほしい。
一緒にケーキを食べたいなと自然と思い浮かぶ人がいることも大事にしてね、幸せのトッピングでますます美味しくなるからね。ちなみに私は気づいたら読んでいる途中で「ホールケーキ一緒に食べたい」って連絡していたよ。
あとね、食べる時はよくばりだから追い苺も追い生クリームもしたいな、数が増えたって大切さは目減りしないもんね。もちろん溢れるぐらいのあなたの笑顔も乗せて。
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短い話の中に、一人一人の立場から見える景色や考え方があって、全ての話が好きだった。そして、ショートケーキがちょこっと、物語に顔を出して、優しい話に仕上げてくれる。
大好きな作品です。
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とても好みな小説でした!
優しくて、読み終わった後に気分がすっきりするお話でした。
出てくる人がみんな良い人で嫌な気持ちにならないので、心が疲れてる人におすすめです。
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ショートケーキにまつわるお話しなのかと思えば、わりと題材は広い。
失われたホールケーキの会でホールのショートケーキを食べる女子大生2人
家族としての『青春』が過ぎてしまったケーキ屋のアルバイト君
ケーキ味のいちごを知るケーキ屋の上司
子供を持つといつも怒られそうな気がする、ままならない母親達
どれも全部、たしかに、なるほどの連続だった。
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優しくて甘い、短編たち。
常に穏やかな気持ちで読めた。
最後の経理さんはお姉さんかな?
ちょっとずつちょっとずつ登場人物がリンクしてて
そういう本が大好きだから
最後まで楽しかった!
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ショートケーキ。坂木司
誰もが一度は食べたことがあるショートケーキ。今はコンビニでも気軽に手に入れることも出来るけれど、ショーケースに並んだケーキは特別美味しそうに見える。私は苺が大好きなので、これを読んで「追いイチゴ」をしてみたくなった。
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「和菓子とアン」でファンになった坂木さん2作目。
表紙が可愛いのもあって即購入決定◎
ひとつのショートケーキの話から、いろんな人の家族の背景やストーリーに迫っていて、またその中心に常にショートケーキがいて回っていくのがたまらなかった。
日本人のショートケーキがすきな理由がぎゅっと詰まったようなそんな1冊。
次に家族の誕生日がある時は、ショートケーキを買おうってちっちゃな決意ができた本。
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めっちゃ好き❤️
ショートケーキは、はっきり申し上げますと苦手なんだけど。
どのお話も大好き。
『ままならない』
も、よーーーくわかるよ、あたし。
小さいお子ちゃまがいるままたちを応援したい‼️‼️
でもでも、一番好きなのは
『追いいちご』
あたしもわきわきしたい〜‼️‼️
こうゆうわきわき感って、人生の中でいちばん重要な気がするよー。
尊い瞬間とか、そうみられるものじゃないし‼️‼️‼️
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好きー!ショートケーキは人を救うよね、まさに。
なんかもうね、いい人しか出てこない。少し疲れた時にまた読みたい。甘いものもぐもぐしながら読みたい。
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本文中はほっこりとサラサラ読めたのに、あとがきと解説でホロリ。
祈りのこもった優しい短編集(群像劇というらしい)でした。
わたしは断然、チーズケーキ派なので、これまでショートケーキを食べたいと思うことも選ぶことも少なかったけれど、それでも次にケーキを食べることがあればその時はショートケーキを選んでしまうでしょう。
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*ホール
ゆか
こいちゃん
*ショートケーキ
上田
カジモト
*追いイチゴ
*ままならない
さとこちゃん…りょうくん
きみえちゃん…みかちゃん
あつこちゃん…奈々
*騎士と狩人
央介
光春
経理さん
キハラ
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私も天使になれる時があったみたい
坂木司さんのあとがきと大野大嗣さんの解説が特に面白く作品の余韻が深まった
2017年度朝日広告賞のコージーコーナーのポスターも素敵だった
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よかったなぁ。
日本人にとってのケーキの王様のような存在、ショートケーキにまつわるあれこれ。どの人も等身大で、優しい心を持っていて、素敵。
登場人物みんなにエールを送りたくなるし、自分もがんばろうと思える。まるごといちご、食べたくなった。
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日常ミステリかと思ったら違った(--;)
岡野大嗣さんの短歌 《倒れないようにケーキを持ち運ぶとき人間はわずかに天使》 にインスパイアされて、ショートケーキをめぐる5つの短編。
多かれ少なかれショートケーキを食べる時間って特別なものですね★彡
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連連と繋がる物語の形式がとても好みです。
解説がまた素晴らしく、余韻に浸れます。
心の中に、ポッとローソクの火が灯ったようなあたたかさでした。
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ショートケーキをめぐる連作集。
「倒れないようにケーキを持ち運ぶとき人間はわずかに天使」
岡野大嗣
この短歌がこの作品のすべてを語っている。
甘く、優しく、私たちを救ってくれる。わきわきした!
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メシばな、というかスイーツばな。
「和菓子のアン」シリーズの著者による洋菓子、ショートケーキにまつわる連作短編集。
なんだか登場人物がみんな「和菓子のアン」の世界線にいるみたいで、最後にどこかでアンちゃん出てこないかなーなんて思ったり。
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audible101冊目。
ケーキにまつわるお話。
ケーキを選ぶ時って、基本的には嬉しい・楽しい気持ちだと思います。
自分のために買うにしても、誰かのために買うにしても。
だからこの本の根底には、温かさがある。
安心してほっこり読めました。
Posted by ブクログ
乳児育児中なので「ままならない」すっっごく共感した!
「互助会」したいけど、結局気になっちゃう…ていうのすごくわかる!家族に子ども任せて出かけても、どこか足引っ張られるというか、不安な感情が残ったままになるんだよね。
実際に怒られることはないのに怒られそうって気にするのも、世間の目を気にしたりするのも、「ままならなさ」もすごくわかる。今まさに、大人と話さない・子どもと2人きりの夕方で、ままならない状態…。首がもげるほど頷いて共感した。
「騎士と狩人」の女子がすごい好き。わたしもついていきたい笑 というかこういう女子になりたい。
そしてわたしもわきわきしたいー!!笑
Posted by ブクログ
苺が乗ったショートケーキにまつわるちょっとほっこりする短編集。両親が離婚した女の子2人にとっての失われたホールケーキのイベント。姉の大好きなショートケーキ。ケーキ屋のバイト先の後輩を追いいちごで祝福する気持ち。物語が少しずつ重なり合う心温かなお話。
坂木司さんのお話は穏やかな夜にすっと心に溶け込む
Posted by ブクログ
ショートケーキにまつわる5つの物語。
どこかで登場人物とかが繋がっていたりして、どこか切なくもあり、ほっこりもする素敵な物語ばかりでした。
ショートケーキの魅力がすごくて、久しぶりにいちごの乗ったショートケーキを食べたくなりました。
スポットライト
著者の作品は、どれも誰かを想う気持ちで溢れていて、優しさに包まれる。
群像劇は、物語毎にその一編の主人公にスポットライトが当たり、その周りも仄かに照らされ、次の主人公に光が渡っていく。
解説で気付かされました。
イチゴの時期に「追いイチゴ」をしたショートケーキを、試してみたい。
その時自分は、誰をそして何を想ってその一片を口にしているんだろう。
Posted by ブクログ
頑張ったご褒美に、特別な日のお祝いに・・・
ショートケーキにまつわる連作短編集。
登場人物たちの前向きな頑張りに心が温まる。
読み終わったらおいしい苺のショートケーキが食べたくなるし、作中に出てくる『追いイチゴ』もやってみたくなると思う。