あらすじ
「和菓子のアン」の著者による胸に光がともる物語
悩んだり立ち止まったり鬱屈を抱えたりする日常に、一筋の光を見せてくれる甘いもの。ショートケーキを巡る優しく温かな5編の物語。
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Posted by ブクログ
高校生二人組が、ホールケーキを買って、二人きりでたいらげていくなんて、とってもいいなーと思った。ホールケーキなんて久しく食べてないし、一人で食べるにはひと切れで十分だけれど、ホールケーキにしかない豪華なウェディングドレスのような存在感と、背徳感からくる心の高ぶりを、ちょっと感じてみたくもなった。作者あとがきのコージーコーナーの広告、素敵すぎた。天才すぎる発想!
ホールケーキでなくても、やっぱりケーキって特別なスイーツだと思う。まず見た目が綺麗だし、ショーケースに色とりどりのケーキが姿勢よく並んでいる様子は、もうどんな棚にも勝てない魅力がある。ケーキ屋さんで、ケーキを箱に詰めるためだけに働きたいと、今でも思ったりする。白壁の清潔感あるしんとした空間の中に並ぶケーキたちに囲まれて、一つずつ丁寧に箱に詰めて、見送りたい…