【感想・ネタバレ】傲慢と善良のレビュー

あらすじ

婚約者・坂庭真実が姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。「恋愛だけでなく生きていくうえでのあらゆる悩みに答えてくれる物語」と読者から圧倒的な支持を得た作品が遂に文庫化。《解説・朝井リョウ》

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「人生で一番刺さった小説」との声、続出! 恋愛だけではなく、生きていく上でのさまざまな痛み、あらゆる悩みに答えてくれる物語。
主人公・西沢架は、いつも通り帰宅した自宅に、同棲中で家にいるはずの婚約者・坂庭真実がいないことに気付く。突如失踪した真実の手がかりを探すべく、架は真実の過去と向き合うこととなる。浮かび上がる現代社会の生きづらさと、徐々に明かされていく失踪の理由からは目が離せない。
本作の見どころは、なんと言っても描写の細やかさです。作家の朝井リョウさんによる巻末の解説の中でも触れられているように、この作品では「何か」「誰か」を選ぶときに私たちに起こっていることを主題としています。"選ぶ"という行為の中でどういったことが起きているのかを細部まで描写することで、私たち読者の心に何かしらひっかかるものを与えてくれます。
もちろんすべての人におすすめですが、人間を傲慢と善良の2種類に分けたとして、自分はどちらかというと善良側の人間だという人にこそ是非読んでいただきたい1冊です。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ページをめくる手が止まらない作品だった。久々に没頭できた。辻村さんの言語化能力が素晴らしすぎてとてもリアル。鳥肌。

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2026年04月13日

Posted by ブクログ

「婚活をしたことがあるすべての人へ」という一冊でした。
婚活、結婚に関わるすべての出来事、心情、セリフに覚えがあり心に刺さりました。

「自分はそんな風には思わなかったから違う」と思うところもありましたが、そんな考えも小野里さんからしたらよくいる人の傲慢のひとつの型でしかないのだろうと想像して恥いりました。

架に善良があるところがとても魅力的だと感じました。
真実に傲慢があったのはすごく辻村さんらしいと思いました。

私にとってはラストが意外でした。
そこで初めてこの小説を「恋愛小説」と称されてもしっくりくるようになりました。
それまではミステリーとしての魅力ばかり感じていました。

最後に、辻村さんの描く嫌な感じの女性って本当に嫌な感じ。

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2026年04月12日

Posted by ブクログ

・ピンと来ないの正体はその人に付けている値段

・「幸せになりたいんじゃなくて、人から幸せだと思われたかっただけなんだ」
​自分の内側から湧き出る幸福感ではなく、他人からの見え方(世間体やスペック)を重視していた自分を真実が認める、痛みを伴う気づき


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2026年04月11日

Posted by ブクログ

ただの結婚前の女性が行方不明になったミステリーかと思いきや。
あなた傲慢になってませんか?と問われているような一冊。婚活に限らずよくあることでは?

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2026年04月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

真実の意志の弱さや行動に対する変な戸惑い、他者をどこかで意識してしまうところに自分との親近感を感じてしまった。その真実の溌剌とした後半の姿や終わり方はすごく心地が良くて、思い切りや自分の意志に素直に従いたいと思った。

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2026年04月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

結婚に対する男女の考え方の違いは勿論だけど、現代社会での考え方みたいな部分もテーマになっていて、ただの恋愛小説とは言えない凄みがあった。
とにかく言葉の切れ味が鋭い、、、。
特に小野里さんのいう「低い自己評価と強い自己愛」の共存、「傲慢さと善良さ」というのはハッとさせられる。色々な場面で見られるのでは、、、。
最近の若者は、少し難しい仕事を頼むと「自分にはできない」といって断るが、比較的易しくて地味な仕事を頼むと「自分はこんなことをするために入社したのではない」と返してくる、というのを聞いた。まさに自己評価と自己愛の発揮だと思う。

辻村深月さんの作品を読むのは始めてだったけど、自然と自己投影をさせるような登場人物の書き込みと、現実社会への解像度の高さに圧倒された。他の作品も読んでみたい。

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2026年04月08日

Posted by ブクログ

20代前半の恋愛とは違う、大人ならではの恋愛の見え方。
ローカルな人生観が定着した地域にいる自分も、結婚が頭にチラつく歳になって、より感情移入が出来たのかもしれない。男女間での傲慢のあり方。善意の透明感。読んでいく中で、次第に絡まり合った糸が解けていくのを感じるミステリ感。
大人におすすめできる一冊でした。
ちなみに自分は傲慢です。

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2026年04月07日

Posted by ブクログ

違う環境に身を置くことで見えてくる視点。
新しい経験を積むことでふたりが大事なものだったり、自分の考え方だったりを再認識していく過程が面白かった!終わり方も好き!
内面を言語化することに長けてる作家さんだと改めて感じた。

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2026年04月06日

匿名

購入済み

いろんな形がある

自分も真実と同世代なので共感できるところがたくさんあった。女友達の意地悪さは胸糞だけどこういう人いる〜と思った。最後はグッときた。

#泣ける #感動する #深い

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2024年11月25日

QM

購入済み

傲慢と善良、誰しもが抱いているものだと思う。 婚活アプリやマッチングアプリは今や使っている人が多くなっているもの。自分がいざ使うことになった時、この人たちと同じような感覚に陥るような気がした。

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2024年11月16日

購入済み

なるほど

考えさせられる本でした。新しい視点を感じました。物語の中盤で「え?」となりましたが、最初から予想出来た人はいるのでしょうか、、、、!さすが辻村先生、、、、!

#深い #タメになる

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2024年01月07日

H

購入済み

同じ事象を見る面からで異なることを思い知らせ、小説というより哲学書のように感じる面がある作品です。でも、辻村深月です。一気に引き込まれ、最後まで一晩で読みました。良かった!

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2023年11月16日

購入済み

人への深い分析が刺さる

恋愛小説だと思って、軽い気持ちで読み始めました。しかし、その中身は何とも深く人間心理を描いたミステリー。自分にも思い当たるなんとなく感じていたことや、していた行動がかなり解像度高く言語化されており、自分自身を見つめ直すきっかけとなりました。
辻村さんの小説を他にも読んでみたくなりました。

#共感する

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2023年11月13日

ネタバレ 購入済み

突然号泣しました

石母田のおばあちゃんの「あんだら、大恋愛なんだな」に突然どばっと涙が込み上げました。渦中にいる人同士はわからんけど、確かにそうだと。

そして最初は架が主導権を取っていたようなこの恋愛が最後は真実の方がどちらかといえば主体になっていて、ちゃんと対等に立てているのが羨ましいような気持ちになり、こんなお似合いの夫婦はないだろうと、心から2人を祝福したくなりました。

この先の人生、子供や親戚、友人付き合い、いろんな事が起きてもきっと、自分たち夫婦の軸を大事にして生きていけるのだろうと思えました。

架も真実も最高のタイミングで出会いをして、偶然を積み重ね、そして真実の嘘も失踪も2人の恋愛には必要なイベントだったのだと思います。

この夫婦も10年後には同じように思うのではないかと思います。架も真実も恋愛だけでなく人として成長した。自分というものを見つめ直せた、こんな最愛の相手はいないだろうと。

架は、婚活に疲れ果ててまたゼロから探すのが億劫だったから別の相手を探さなかったわけではなく真実がよかったんですよね?

彼女の本当の姿の中に自分がひかれるもの、見えたもの、そしてそれらを丸ごと愛する思いが芽生えたから、彼女を好きだと言ったんですよね?

そこだけもう一度読み直してみたいと思います。

選ぶという事は、自分に見合うかどうか価値をつけている、やたら自分の評価だけは高い、など人が普段隠しているもしくは無意識にやっているような、心の深いところまで掘り下げた、剥き出しに描写したすごい作品だなぁと感じました。

#エモい #深い

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2023年07月13日

購入済み

泣いた

私は真実に近いなぁ、すごく似ているなぁ、もしかしたら真実って私のことなんじゃないの?と思い、真実に感情移入しながら、私自信のこれまでの、いろいろうまくいかなかった人生と重ね合わせながら読んでいきました。というより、そうせざるを得ないような、内面をえぐり出される内容でした。架のような、女友だちも多い彼氏がいたことが私にもあり、もやもや、鬱々としながら、おそらく結婚してもうまくいかないであろうと思い、お別れした経験があります。
思い出したくもないような、自分が不器用が故の失敗や恥ずかしかったこと等を思い出しながら、真実と自分を重ね合わせながら読み進め、泣きすぎて瞼が腫れています。
めちゃくちゃ心に刺さる一冊でした。

#泣ける #切ない #感動する

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2023年05月14日

匿名

購入済み

著者との対話が楽しい

この著作の最大の魅力は、著者の人間分析の深さであろうと思います。その複雑微妙なところの言語化において、著者の視点による考えが成功しており、我々読者との対話も深まる満足感が大きいと思います。

#エモい #深い #タメになる

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2023年05月02日

Posted by ブクログ

よくある(だろう)話を本質的に言語化している

こんなようなことを現実で言うと(それが自分の考えではなく一般論だという前置きをしても)女から嫌な顔されるよね、あるある

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2026年04月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ストーカーの存在を告白した直後、婚約者の真実が突然失踪するところから物語は始まる。前半は架が真実の故郷・群馬で関係者に話を聞いて回る展開だが、やや冗長で退屈に感じた。

しかし第二部に入り、真実視点のストーリーになると一気に引き込まれ、ページをめくる手が止まらなかった。

結末は救いのあるハッピーエンドだったが、終始、真実の母親の無自覚な毒親ぶりには強い嫌悪感を覚えた。最近読んだ『春にして君を離れ』でも、子離れできない母親が描かれており、重なるものを感じた。

ちょうど学校の保護者会資料に「子育てがうまくいっている人は、意識のベクトルが自分に向いている」という一文があった。自分の生き方を主体的に考え、楽しんでいる親の姿を見て、子どももそうありたいと思うようになるという。

真実の母はまさにその逆で、意識が子どもに向きすぎ、自分自身と向き合ってこなかった人物だったのだろう。

物語はハッピーエンドで終わるものの、真実が本当に母の呪縛から自由になれるのか――その先が少し気になる余韻の残る結末だった。

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2026年04月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人生とは。人の心に潜む傲慢さと気づかぬところにある善良。ここまで細かく描写するのか という辻村ワールド。最後は爽やかで心地よい世界が待っていた

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2026年04月12日

Posted by ブクログ

読んでいて自分自身に備わる傲慢さと善良さまでもがまざまざと突きつけられて、つらい。
でももう一歩考えてみると、それはとても普遍的だからこそ私にも刺さるのであって、痛みを共有できるような気持ちにもなった。

傲慢な部分も善良な部分もあるし、その上で自分の人生は自分で決めて良いのだと、不正解を避けようと必死にならなくて良いのだとも思わされた。読後感はなんだかさっぱりとしていて、不思議だった。

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2026年04月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

未婚の友達がまさにこれだな…(失礼)と思いながら読んだ。ピンとこないのは相手を心のどこかで低く値踏みしているから、100点ではないから、というのは残酷ながらも的を得ているなと。
後半の「大恋愛」というフレーズが一気に物語を素敵なものに仕立てあげた気がします。
婚活している人が読んだら、知らずのうちに指摘されてる気がして考え込んじゃいそうw
前半の架編がちょっと長かったな

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2026年04月11日

Posted by ブクログ

1年ぐらい前にわかるわかる、と思いながら読んだ。私は結婚して18年経つので懐かしいぐらいの感覚だった。
相談所の女性の辛辣な言葉は、理想が高すぎる人には良い薬になると思う。でも、結婚相手選びは自分が納得することが大事なので、とことん納得いくまでやってみればいいと思う。正解なんて誰にもわからない。
い頃に恋愛経験はあったほうがいいとは思う。

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2026年04月11日

Posted by ブクログ

自分には関係ない、現代の婚活✖️恋愛の葛藤かと思いながら読み進めてたら、いつの間か自分と照らし合わせてた。と、思ったら、最後は美しい人間ドラマでした。
リアルにありそで無さそうなのストーリーが好みな物語。だから、こんな綺麗な終わり方も良いなあ。と、思います。

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2026年04月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ


「ピンとこない、の正体は、その人が、自分につけている値段です」
小野里さんの言葉一つ一つが本当にその通りで、よくぞ言語化してくれました、という気持ち。
と同時に毎回自分の傲慢さに気づく。
真美の失踪の謎と、婚活のリアル、人間関係のリアルがうまーく描かれててで面白かった〜読後も語れる

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2026年04月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

終わり(2人にとっては始まり)良ければ全て良し、ではないけど最後まで読めてよかったと思えるエピローグだった。
物語の後半までは傲慢とは、善良とは、を痛いをほど突きつけられて自分でもはっとすることもあり苦しく感じる部分もあった。
でも後半の石母田さんの一言からパァーっと視界が晴れるような気持ちになり真実と一緒に吹っ切れた気持ちになれた。
夫婦って一直線ではいかないよな〜、紆余曲折あって2人で軌道修正しながら少しずつ重なっていくんだなぁとしみじみ思った。
だいぶ物語にのめり込んでいたみたいです…笑

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2026年04月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

エンタメ小説として面白かった。傲慢な人間と善良な人間の2種類がいるのではなく、1人の人間に傲慢さと善良さがあるのである。

架は恋愛市場における強者として始めは傲慢な人間として描かれるが、自身の加齢と真美の失踪、数々の人間との対話を通して自分の傲慢さを認識していく。真美は逆に、善良だと思っていた自分の中に傲慢さを認識していく。

この辺りの心情の変化を、東京・群馬・仙台と場所を変えながら描いていた。最終的に、2人とも自分を正しく認識・修正できたのでハッピーエンドだったが、多くの人は認識の段階でつまづくかもしれないが。

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2026年04月06日

Posted by ブクログ

20代男です。
自分が今までなんとなく感じていた事、モヤモヤしていた事がきっちり言語化されており、そんなにはっきり書かんでくれーと思いました笑
恋愛を進める上で、自分の事を高く見積もり付きないように、傲慢にならないように気をつけないといけないなあと改めて思いました。
未来について具体的なビジョンを持つ事が大切で、同じビジョンを持つ方と巡り会えたら素晴らしいなと思いました。

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2026年04月05日

Posted by ブクログ

架ううううう…泣泣泣

「善意」で行われている悪がいちばんタチがわるい。
異性って意外と真逆なタイプのほうが一緒にいる相性よかったりするんだよね。

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2026年04月05日

ネタバレ 購入済み

著書名の意味

本のタイトルに惹かれて手にしました。
その後、映画化決定ということを知り、ちょうど読んでいる最中だった書籍を
一旦置いておいて目を通しました。

私の年代で読むには、婚活がテーマなので、かなり若い内容かと思いました。
と同時に私が若かりし頃に「お見合い叔母さま」から言われたことが痛烈に蘇り、
いつの時代も婚活は同じなんだなと思いました。
気になっていた、タイトルの意味もすぐにわかりましたし、納得出来ました。
最後は予想通り収まってしまい、少々物足りなさを感じましたが、総じて
意外性もあり、面白かったです。今どきの小説という感じがしました。

#共感する

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2024年12月17日

Posted by ブクログ

表裏一体 傲慢と善良、正反対な言葉に思えるが、これは表裏一体、同じ人間の同じ行動でも、見方によってはどちらにでもなり得ることを感じた。

冒頭や途中までは傲慢な架と善良な真実というイメージが強かったが中盤から反転し、最終重なるような心地よさがあった。
ただただ見方次第という話もできるが、それ以上に人が人を選ぶのは意識的にも無意識的にもいずれもの要素があるのだなと感じた。
そして、それは決して自分では気づくことができない。
人を通して、誰かと比べて、やっと初めて理解することができる。
今できるのは、自分にはその両面があり、どんな要素が自分を突き動かしているのか、それを考えるところまでな気がする。
それをどうとるのかは、またその見る人の傲慢さと善良さ次第だとも思うから。

面白い作品だった。

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2026年04月05日

ネタバレ 購入済み

傲慢と善良

婚活で知り合った2人の結婚までの紆余曲折の話…と思っていたが、大人しく良い子と周りから言われていたが自分に自信も無く、、決められない人。誰でもそんな部分はあるのではないか?私もそうだし。心を取り出して曝け出されたかのような気持ちになった。ただ、真実のように失踪する程の怒りや勇気は持ってない。

#深い

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2024年03月17日

人間の本音が浮き彫りに

この作家さんの本は8割は読んでると自負してるが本当にリアルな人間模様を描くのに長けてると思う。いる!いるよ、こういう奴!とか、人が抱える矛盾とか綺麗事ではどうにもならないリアルを描き出すから刺さると思う。
が!本当に思うのが恋人やパートナーや伴侶の側に自分より遥か昔から側にいるその相手にとって恋愛対象になりうる性を持つ友人や自分とは真反対で自分をあまりよく思わなそうな人間がいるのは実に厄介だという事、分かっていたが改めて痛感した。
そういう奴らは自分達の思想や言動が善良だと何ら疑いなく動き、実に傲慢な行動に出て時には、彼、彼女の為!と未来さえ破壊しにかかる。
関わると碌な事がない。
だから何か決める時には自分達だけで。
俺も真実と同じで架の側にいるあいつらが大嫌いだよ。見当違い、権利のない嫉妬で邪魔するな。
とりあえず今までの架の追跡費用と真実の逃亡費用と式場キャンセル代は奴らが全額負担すべき。

#深い #ドロドロ #ダーク

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2024年02月22日

匿名

ネタバレ

アラサー〜30代の独身の子には勧められない本no.1 (笑)

私は多分架の女友達に近い傲慢な人間なのだと思いながら読んだ。

実際は真実のような女性とハイスペ架が結婚することってそうない。それこそストーカーされてるってウソを付くくらいしない限り。だからこそ女友達の猛反発も少し共感できてしまう(彼女たちが直接傷つけることを言ったのはダメだけど)

架がアラフォーで真実が28歳とかならあるあるは組み合わせだけれども、
それまでモテてこなかった女性が30半ばで急に大逆転ってほんとに聞いたことがないから、ラストも含めてファンタジーだし、
真実みたいな女苦手だなーと思いつつ面白かった

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2024年01月07日

ネタバレ 購入済み

恋愛小説だったのか

出だしといい失踪という展開といい、サスペンスかミステリー小説だと思って読んでいました。
「善良」と「傲慢」が、登場する人たちの中で目まぐるしく表れて…
男性視点のパートの後半は、読んでいて息苦しく嫌な気持ちになるくらいでした。
それは巻末の解説で浅井さんが指摘していたことそのもののせいだと、読了して気づきました。
それだけに、ラストは納得できないというか、主人公達を理解できませんでした。

皆さんは、どう読んでいるんでしょうか。

#深い

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2023年11月22日

購入済み

渦中

真美が嫌いな人種に、自分はどちらかと言えば近くて、陰ではこんなにも嫌われているのかと思うと怖くなった。
本の内容とは全く関係ないだろうメッセージが
自分を見直すきっかけになった。

#深い #怖い

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2023年08月18日

購入済み

偏見とプライド

水知らずのうちに人にレッテルを貼るということの意味を知れたいい作品。
優しいにもいろんな意味がある、本当の優しさなのか、憐憫からくる優しさなのか。
人との接し方を教えてくれる作品。

#深い #タメになる

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2023年06月18日

購入済み

面白かった

先が読めるようで読めません。オチは正直言って賛否ある?とは思いますが、過程は十分楽しめると思います。一つ一つの些細な描写も、あーわかるわーってことがあり、個人的には親との関係など、共感できる部分がありました。全ての悩みに答える!と謳われてしまうとハードルが上がりますが、そこはさて置き読めば楽しめます

#ドキドキハラハラ

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2023年01月31日

Posted by ブクログ

田舎ならではの地縁と婚活がネガティブな印象。
しがらみだらけの環境にいる主人公に感情移入し、息のしづらさや閉塞感を感じた。

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2026年04月11日

Posted by ブクログ

読み終えて、なんとも言えない感情に駆られた。
あらすじとしては、主人公のひとりである西澤架が、婚約者の真実の失踪を追いかけるうち、自身の婚活の考え方や婚約者の過去の出来事に思いがけず深入りしていくという話。
前半〜中盤にかけては正直あまりページを繰る手が進まず、タイトルの「傲慢」と「善良」を回収したいだけなのかな?という印象だったけれど、真美の章に入ってから一変した。
控えめで、自己肯定感が低いように見せて、実は誰よりも自己愛が強い。実は自分の点数を高く見積っていて、無意識下に相手を見下したり、自分に釣り合う相手を探している。条件で見てしまう。
私もまったく同じような感情を抱いたことがあり、言語化されたような、胸の奥がチクチク痛むような気持ちになった。これはきっと、そういう気持ちになったことがある人ならぐっと刺さる作品で、刺さらない人には本当に刺さらなそうな出来事の話だなと。
人によって評価は別れそうなところではあるものの、私自身はすごく考えさせられるいい作品でした。

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2026年04月11日

Posted by ブクログ

正にタイトルの通り。
自分はどうだろうか?と読み終わった後にしばらく自問自答してみたり。
人間の色んな感情が絶妙、でも複雑に絡み合っていて読後の疲労感が…!

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2026年04月09日

Posted by ブクログ

第一部は読むのに少し時間がかかった。
傲慢や善良のワードがちょこちょこ続き起伏も少なく正直退屈だったが、一部の後半から視点が変わった二部は面白く、一気に読んだ。
できれば二部の方をもっと読みたかった。でも、一部の長さがあったからこそにも思う。

おばあちゃんっていいよな。

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2026年04月08日

Posted by ブクログ

あーやっと読み終わった。
中盤がしんどくて放置しまくってた…
結論から言えば良かったけど、私にはそんなに刺さらない本でした。

「傲慢」な人間と「善良」な人間という見方を見つけた時に著者は何かを感じたのかもしれないが、私からするとそんな言葉で片付くものなのか?と思ってしまう。架は傲慢で真実は善良、?そんな真実が傲慢な「選択」をした?よくわからない。
私の理解がまだ追いついてないだけかもしれない。

でも人間の心理の痛いところをついてるとは思った。誰しも読みながらそういった意味で刺される部分はあると思った。
恋愛市場では「釣り合う」という言葉がよく飛び交う。私もよく元彼に「僕なんか釣り合わない…」と言われたことがある。
人によってその「釣り合う」条件の見方はさまざまだと思う。
金居を恋愛対象と見れない真実と恋愛対象として見る奥さんがいるように。
多くの人は外見に纏わる要素を「釣り合う」条件にすることが多い。
私も周囲から外見の情報だけで彼氏と「お似合いか」判断されたことが多々ある。
しかし私は、ごく稀にいる本当に「顔より中身」の人間であり、自分の内面に対して自信があるわけではない。なので、外見に関係なく価値観や考え方が自分より優れていると感じた人に対して「釣り合わない相手」と思う。
それすらも誤った考えなことはわかっている。
恋愛に釣り合うもくそもない。
どれだけ愛し合ってるかだけが、重要なのに。
真実と架は、結婚が遅れたもののそこにたしかに「愛」はあったと思う。ずっと。
それをお互いに、失ってから気づいたのではないか。
人間みんな一度失わないと分からないことばかりだよね。

中弛みもあったし、読後の満足感も低いが真実の真実(⬅️)に気づいた時は衝撃が走ったし、なんやかんや最後も温かな気持ちで終わったから読んで良かったとは思う。

あえて人にお勧めすることはないかな〜
自分にある心理は改めて気づかされるけど、新たな価値観や考え方を得ることはなかった。


追記:私は恋愛相手を選ぶ時に外見より中身を重視しているけど、ルッキズムはもちろん人間なのであります。
この本の表紙が美女だからこそ、無意識的に真実を美化している自分がいることに気づいた。どちらかというと、真実が架に対して劣等感を感じる存在だとは思いもしなかった。これも人間心理を露にする著者のいじわるかな〜と思ったり。

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2026年04月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人間と業の深さが表現できてるのと
表紙の女性が誰か推理できるので格別に面白い

面白かったけど
この展開で東日本震災のボランティアはなくない?
ボランティアを万能の特効薬みたいな書き方でマイナス星1つ

数あるボランティアの中で
一番無難な東日本震災だしたので更にマイナス星1つ

表紙の女性は主人公の真実だと思います。
あえて自分をよく撮れてる自撮りだけをインスタグラムにあげてるとありました。
だから実際よりきれいな真実の姿ではないでしょうか
そこが一番のテーマか

ヒール役だったけど
真実を自分を愛しすぎて歪んでると言った架の女友達のひと言が
一番説得力があった
ここにこの小説の凄さがある気がする


以下引っかかった1文↓

三十二歳の架は傲慢だった
アユのことは好きだが結婚子供をというのはまだまったく想像ができなかった
結婚を迫る女子は問答無用で怖いと思って許されるような、そんな気がした

アユのことはアユちゃんと未だに呼んでも、
真美のことはあの子だ。
大原夫婦が真美ちゃんと呼ぶのとは違う。
そうされるといずれ退場すると決めつけられているような気持ちになった。
架の隣から彼女がいなくなることを期待されているような

婚活でうまくいかないとき、自分を傷つけない理由を用意しておくのはだいじなことなんですよ。

自分の価値観に重きを置きすぎていて皆さん傲慢です
その一方で善良に生きている人ほど親の言いつけを守り、誰かに決めてもらうことが多すぎて自分がないということになってしまう。

ピンとこないの正体はその人が自分につけている値段です
私の価値はこんなに低くない
もっと高い相手でなければ私の値段とは釣り合わない

恋愛経験の蓄積がないからオトナになっても動けないし家族に守られた環境のなかでしか過ごしたがないから他人が怖い、傷つきたくない
恋愛するようになってもいいこだから打算的にならない、要領が悪いから人にも出し抜かれる

軽薄さとは人生経験があることの裏返しでもあるかもしれない

結婚できなければ家を出ることも自立も認められずこの場所に溶け込めないなら真実はいっそ外に出ていった、自分たちとは違うこになってしまいたかったのではないか

人生はあなたのすきなことだげでいいの
興味が持てないことは恥ではないから

友達だと思っていたけど実はそんなに仲がいいわけではなかったのかもしれないと、我ながら、唖然とする。頼ってはいけない気がする

事情があるかもしれない人であっても怪しむより先にまず手を差し伸べる人もいる

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2026年04月06日

Posted by ブクログ

出会いを目的とした場に参加したものの「ピンと来なかった」過去はある。
前半に、この「ピンとこない」の正体を明確に言葉にされて心がざわついてしまった。
田舎育ち云々も、身に覚えがある。
これを読んでるあなたもそうだったでしょ、と色々図星をさされ、何だかもう、開き直って笑うしかなかった。

辻村さんの作品には、いつも真っ向からのストレートパンチをくらってしまう。
でも解説の朝井リョウさんもオタオタしていたので、ちょっとホッとした。

後半に知ってる親子が出てきた事や、主人公達の行動によって、こちらの心もいささか軽くはなったけれど、全体を通してグサグサくるお話だった。

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2026年04月05日

Posted by ブクログ

前半の第一部が長すぎて、挫折しそうになった。でも第二部で視点が変わってからは一気にすらすら読めて最後の数百ページは一気読みした気がする。結婚や社会人になってからの生活に触れる物語で色々と勉強になった!エンディングが特に好きで、表紙も可愛くてお気に入り

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2026年04月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

善良と傲慢は時には反対になるんだなと思った。
真実はいかにも善良な女の子お嬢様みたいな感じだけど、自分で選べなず他人にばかり依存する傲慢さがある。架には今まで女を選び放題だった傲慢さがあるが、善良さ(なんて言えばいいかまとまらない)がある。
2人の恋愛小説を読んでいるかと思えば、どこか人間の心理について見せられているような気もした。
真実がだんだん自分の意思で変わっていくところ、とてもかっこよかった。
解説にもあった「この世の中に、「自分の意思」がある人間が果たしてどれだけいるだろう。真実を責めることができる人間が、一体どれほどいるのだろうか。」この言葉に自分の心を覗かれた気持ちになった。
2人の話をただ第三者の目から見ていたけど、実際自分はどうだろう。ちゃんと自分の意思で動けているだろうか。社会や周りの目を気にして判断をしている時があるなと思った。自分のやりたい事は自分で見つけるという行動力が自分には少しかけているなと思えた。
もっと自分の意思を大切にしたい。

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2026年03月31日

匿名

購入済み

共感度や納得度は別として、何となくの感情が言語化されていて面白かった。

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2023年11月29日

ネタバレ 購入済み

あんまりかも。

オチが早い段階で分かる人には、あんまりかも。と思いました。
作者の世界観のリアルな女性像があまりにも簡易的すぎて、本当はもっと女性ってややこしいのになーって感じです。

#タメになる

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2023年05月27日

匿名

ネタバレ

微妙

微妙というか全くつまらなかった。
唯一主人公のみがまともな人間で、真実とスーパー過保護な母は読んでてイライラした。
真実は結局のところ自立できていないまま終わり、終盤に浮気の雰囲気もなぜか出てきて意味不明。
半年もの間、身近な人間に迷惑をかけた自覚があるのだろうか?

なんでここまで本の評価が高いのか微塵も理解できなかった。
やたら長い割に「え?それで?」という結末なのでガッカリ。

本を一言で言うと「傲慢=恋愛の理想を求める自分の欲望」「善良=自分を愛するあまり性経験の少ない状態」のこと。
主人公は傲慢で善良。笑
解説は良かった。

#ドロドロ

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2023年03月03日

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