あらすじ
婚約者・坂庭真実が姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。「恋愛だけでなく生きていくうえでのあらゆる悩みに答えてくれる物語」と読者から圧倒的な支持を得た作品が遂に文庫化。《解説・朝井リョウ》
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「人生で一番刺さった小説」との声、続出! 恋愛だけではなく、生きていく上でのさまざまな痛み、あらゆる悩みに答えてくれる物語。
主人公・西沢架は、いつも通り帰宅した自宅に、同棲中で家にいるはずの婚約者・坂庭真実がいないことに気付く。突如失踪した真実の手がかりを探すべく、架は真実の過去と向き合うこととなる。浮かび上がる現代社会の生きづらさと、徐々に明かされていく失踪の理由からは目が離せない。
本作の見どころは、なんと言っても描写の細やかさです。作家の朝井リョウさんによる巻末の解説の中でも触れられているように、この作品では「何か」「誰か」を選ぶときに私たちに起こっていることを主題としています。"選ぶ"という行為の中でどういったことが起きているのかを細部まで描写することで、私たち読者の心に何かしらひっかかるものを与えてくれます。
もちろんすべての人におすすめですが、人間を傲慢と善良の2種類に分けたとして、自分はどちらかというと善良側の人間だという人にこそ是非読んでいただきたい1冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「令和のリアルな恋愛!!!」
当方28歳独身(交際2年の彼氏あり)です。
職場の方に自身の恋愛事情を話したら、
「この本(傲慢と善良)の登場人物と同じことを言っている!」と言われ久しぶりに小説を読みました。
感想…
「リアル!!!」
ここまで現代の若者の恋愛を言語化されると
少し怖いです。。。棘がありすぎて途中、
「うぎゃあ」「まじか…」などと1人で呟きながら読みました。
さすがに私はストーカーがいるという嘘はつかないし、親の決めたことに全て従うほど善良ではありませんが…笑
作中の真実(ヒロイン)の行動や言動に少し引きながら、「ここまでひどくはないわ…自分はこの子よりましだな」と蔑んでいる(?)ことに気づいて、「私も人に点数や序列を付けてる傲慢な人間だ…」とショックでした笑
あと作中の群馬の結婚相談所のオーナーの女性が、実在する東京青山の結婚相談所マリーミーの植草美幸さんに脳内変換されてました。核心ついてくる一言ひとことが怖かった。
とても面白かったな。
全婚活女子に読んでほしい一冊!
Posted by ブクログ
傲慢と善良、それぞれに良い所と悪い所があると気付かされました、それぞれ行き過ぎるとどちらも良くないですけど⋯今後の人間関係に大いに役立ちそうな深い物語です、ストーリーはおもしろいですよ
⋯⋯⋯ラストは僕好み!読んでよかった〜
Posted by ブクログ
結婚とは家と家との結びつきであり、個人の問題だけにとどめては置けないもの。というのは昔の考え。
結婚とはあくまで結婚する2人の問題である。しかし個人の問題として貫き通すためには、まず周りの声に惑わされず自分の価値基準で判断できるようにならなければならない。それは誰に助けられずとも自分の足で立てる、自分だけの力で歩いていける、ということである。
Posted by ブクログ
婚活を通して傲慢さと善良の両面が描かれていて面白かった。
真実の両親は自分の親にも似ているところがあり心理描写がリアルで共感した。
架の女友達が無神経すぎる。
傲慢になってないか気をつけたい
Posted by ブクログ
人間への解像度が高すぎてエグイ。子育ての過干渉には注意せねばなと思った。善良と傲慢は共存しうる。というか本人が善良だと思って悪気がないけど実はそれが傲慢なのだというのが一番たちが悪い。本人気づいてない、もしくは気づいていても無理なんだから。いつか読み直したい本。
Posted by ブクログ
現代の恋活・婚活をする若者の内面を、これでもかというほどに詳細かつ綿密に描き晒した小説。
様々な人との繋がりを辿ることで、現代の若者の抱える心の闇、主人公の真相に迫るストーリー展開。途中で2人の主人公それぞれの視点から、何を思って行動に移ったのかが描き出されている点も面白かった。
個人的には、狭い了見に留まり、周りを顧みず終始自分のことしか考えていないような言動を続ける女性側の視点には共感しきれなかった。ただ、これは男女問わずリアルな現代の若者の思考様式の一つなのかもしれないと自省する次第。
Posted by ブクログ
特に婚活中の方には激刺さり
目を腫れさせながら、一気読みしてしまった。
この本を他人と関わる中で、自分って傲慢だったんだな、この人は傲慢だな、という新しい視点を持つようになった。
理想を追い求めるまま独り身を選ぶか、現実を受け止め価値観をアップデートするか。どちらも不正解ではない。
どちらを選ぶか
Posted by ブクログ
自分にも傲慢な部分、善良な部分があるなと気付かされた本でした。これからもたくさんの選択が待っていると思いますが、自分としっかり向き合って、ちゃんと理解した上で、意思をしっかり持って選択していきたいと強く思いました。
Posted by ブクログ
思った以上に、深い話というか、とても身近に感じられた話でした。誰でもこのような主人公の気持ちになったことはあるのではないかというのが、この本がたくさんの人達に読まれている要因ではないかと、読み終えて思いました。
終わり方は、まぁ無難な終わり方ですが、どんな終わり方であれ、伝えたい事は「傲慢と善良」、題名に尽きるなと。
Posted by ブクログ
私が書いた本なのかなと思うほど主人公の心理や感情が自分自身と重なっていた。
読んでいて面白いけど自分のダメなとことかも含めて全部を暴かれていってる気がした。
Posted by ブクログ
共感したり、反発したり、たくさんの思いが溢れてくる良書だった。
真実が石巻に行ってからのパートは特に好きで、これまで母親に依存され、依存していた真実が、ようやく自分を取り戻せていく過程をみて、本当によかったと思えた。
"架に会おう。前に進めなくて、これで終わりになっても。終わらなければ、真実はたぶん、その次のことさえ、見えてこない。終わってもいい、と初めて思えた。"
ここに、一人の人間が成長する姿を見た。まるで、パリパリと音を立てて殻を破るように。
終わりを迎え、受け入れることで、人はそれを過去として昇華し、未来へと進める。
この後架とうまくいこうとも別れようとも、この子はもう大丈夫と思わせてくれる、そんな気持ちだった。
結果的にはうまくいき、最後の結婚式のシーンなんかは本当に最高だった。
一方で、あまり好きになれなかった部分もあげておく。
美奈子や真実の母親のキャラクターだ。
小説だから仕方ない部分もあるが、今の自分からすると、リアリティがないというか、さすがにあからさますぎるだろ、こんな人世の中にいる?と思ってしまった。
もちろん一定数はいるだろうけれど、僕が想像する以上の数いる風に書かれてたといいうか、リアルタッチであるが故に意外とこういう人たくさんいるよね?みたいな風に受け取ってしまい、逆にそれが僕にとってはリアリティを失わせていた。母親はまだしも、美奈子とその友達たちは、僕にとってはあまりにもリアリティがないものだった。
Posted by ブクログ
アーイルイル、ソウイウヒト(-_-)と他人事みたいに思ってたけど、自分にも同じ傲慢さあるなあ。
それを傲慢と思う時は心に余裕がなくて、善良と取る時心に余裕があるのかも。
匿名
いろんな形がある
自分も真実と同世代なので共感できるところがたくさんあった。女友達の意地悪さは胸糞だけどこういう人いる〜と思った。最後はグッときた。
傲慢と善良、誰しもが抱いているものだと思う。 婚活アプリやマッチングアプリは今や使っている人が多くなっているもの。自分がいざ使うことになった時、この人たちと同じような感覚に陥るような気がした。
なるほど
考えさせられる本でした。新しい視点を感じました。物語の中盤で「え?」となりましたが、最初から予想出来た人はいるのでしょうか、、、、!さすが辻村先生、、、、!
同じ事象を見る面からで異なることを思い知らせ、小説というより哲学書のように感じる面がある作品です。でも、辻村深月です。一気に引き込まれ、最後まで一晩で読みました。良かった!
人への深い分析が刺さる
恋愛小説だと思って、軽い気持ちで読み始めました。しかし、その中身は何とも深く人間心理を描いたミステリー。自分にも思い当たるなんとなく感じていたことや、していた行動がかなり解像度高く言語化されており、自分自身を見つめ直すきっかけとなりました。
辻村さんの小説を他にも読んでみたくなりました。
突然号泣しました
石母田のおばあちゃんの「あんだら、大恋愛なんだな」に突然どばっと涙が込み上げました。渦中にいる人同士はわからんけど、確かにそうだと。
そして最初は架が主導権を取っていたようなこの恋愛が最後は真実の方がどちらかといえば主体になっていて、ちゃんと対等に立てているのが羨ましいような気持ちになり、こんなお似合いの夫婦はないだろうと、心から2人を祝福したくなりました。
この先の人生、子供や親戚、友人付き合い、いろんな事が起きてもきっと、自分たち夫婦の軸を大事にして生きていけるのだろうと思えました。
架も真実も最高のタイミングで出会いをして、偶然を積み重ね、そして真実の嘘も失踪も2人の恋愛には必要なイベントだったのだと思います。
この夫婦も10年後には同じように思うのではないかと思います。架も真実も恋愛だけでなく人として成長した。自分というものを見つめ直せた、こんな最愛の相手はいないだろうと。
架は、婚活に疲れ果ててまたゼロから探すのが億劫だったから別の相手を探さなかったわけではなく真実がよかったんですよね?
彼女の本当の姿の中に自分がひかれるもの、見えたもの、そしてそれらを丸ごと愛する思いが芽生えたから、彼女を好きだと言ったんですよね?
そこだけもう一度読み直してみたいと思います。
選ぶという事は、自分に見合うかどうか価値をつけている、やたら自分の評価だけは高い、など人が普段隠しているもしくは無意識にやっているような、心の深いところまで掘り下げた、剥き出しに描写したすごい作品だなぁと感じました。
泣いた
私は真実に近いなぁ、すごく似ているなぁ、もしかしたら真実って私のことなんじゃないの?と思い、真実に感情移入しながら、私自信のこれまでの、いろいろうまくいかなかった人生と重ね合わせながら読んでいきました。というより、そうせざるを得ないような、内面をえぐり出される内容でした。架のような、女友だちも多い彼氏がいたことが私にもあり、もやもや、鬱々としながら、おそらく結婚してもうまくいかないであろうと思い、お別れした経験があります。
思い出したくもないような、自分が不器用が故の失敗や恥ずかしかったこと等を思い出しながら、真実と自分を重ね合わせながら読み進め、泣きすぎて瞼が腫れています。
めちゃくちゃ心に刺さる一冊でした。
匿名
著者との対話が楽しい
この著作の最大の魅力は、著者の人間分析の深さであろうと思います。その複雑微妙なところの言語化において、著者の視点による考えが成功しており、我々読者との対話も深まる満足感が大きいと思います。
Posted by ブクログ
圧倒的リアルすぎて怖い家庭内描写。
ストーカー嘘なのか。ストーカー怖い怖いと泣きつき、私を守るために結婚に踏み切ってほしいと行動する真実強すぎる。
この女とは結婚しないほうがいい。
70%を本人に言う女友達も怖い。でも言う女いるよね。人間の怖さと汚さ全部詰まってる。
Posted by ブクログ
鬱がぶり返したかと思うほど
胃の辺りがざわざわと、
息苦しくなる感じがした。
石母田のおばあちゃまの隣で
温かい緑茶を飲みたい。。。
今すぐに。。
ずっとチーズの味がした。
Posted by ブクログ
人生観が変わったのでとても良かった
婚活の難しさ、人に対する傲慢さ、自分の傲慢さ
人の生活を見ることで、自分の傲慢さにも気づけた
あとは、女性の大人になっていく姿勢や、
男性の鈍いからこそ、考えすぎてしまう女性に対して、
輝きのようなものを与えられる強さも目にした。
私は考えすぎてしまう性格だから、
その鈍さに救われるような人間なんだろうな
と思って、最後泣いた
とても良かったです。
Posted by ブクログ
めっちゃ読みやすかった!2日とかで読み終えた!結婚や恋愛に悩んでる人はマストで読んで欲しい作品
登場人物の心の内が詳細にこれでもかと、くどく言語化されていたのが印象的だった。初めは、真美が可哀想、女友達最低すぎる、架って鈍感だなとかそれぞれの登場人物を評価してたけど、読み終えた後、果たして自分だったらこの人たちとは違う行動を取れたと言えるのか、そこまで善良に生きてこれただろうか、登場人物を客観的に評価してたその行為が傲慢なんじゃないかと思えた。
それぞれ誰もが持ってるはずの善良さと傲慢さ
これは自分では気づけないことが多くて、人を傷つけたり後悔したりする。
私は仲のいい人に対して、傲慢になりやすい傾向があるので、いつまでも私を好きでいてくれるわけじゃないんだぞって気持ちで生きていこうと思った!
Posted by ブクログ
善良な人は嘘や打算がないから生きにくい。
子供の頃、正しいと信じてきた道が大人になるにつれこんなにも自分を苦しめ、間違いだったのではないかと思い知る瞬間は絶望だと思う。
真美の、親に言われるがままの姿勢や無意識の傲慢さに憤りを感じる場面も多々あるが、そんな"自分"のない善良な人生を歩んできたからこそ、架のようなスマートで社交性のある外見の良い男性に好きと言われることだけが自分が存在していることを肯定できる唯一の手段であることに虚しくも強く共感してしまった。
善良さと傲慢さの表裏一体な部分を上手く表現している作品でした。
Posted by ブクログ
傲慢さと善良さの共存
それがあるから婚活がうまくいかない
傲慢さ、自分を高く評価している
善良さ、良い人すぎて自分で決められない、欲しいものがわからない
誰かを選ぶときの、自分でも言語化できていない「ぴんとこない」「ピンときた」の解像度
Posted by ブクログ
身につまされるようなシーンが多かったのがある意味辛かった。特に結婚相談所での話など男女ともに来るものがあるのではないか?そう言った意味で面白いと感じた。一方で真実は年齢に対して成熟した人間とは思えず、最終的に「理解のある彼氏くん」がいてなんとかなったような感じがとてもモヤモヤした。ただ本編で一番嫌いなのは架の友人。言わなくても良いことを言うなんて、そしてそんな友人を持つ架も。そう考えると小説に出てくる人物はおおよそ成熟していない人間なのかもしれない。
Posted by ブクログ
さすが辻村深月さん、良かったです!
ちょっとミステリーっぽかったのも読みやすかった理由の一つかな。
真美が姿を消した理由が何なのか、気になって読み進めました。
それにしても…
こういう人いそうだなぁって思うし、こういう町ありそうだとも思う。
傲慢と善良、誰しも両面を持っているんだろうな。
前半の架は何だか鼻につく…
学校のメジャーグループで周りに綺麗女子がいるタイプ?
そんな架が、消えた真美を探すうちに段々と変化していくのが良かった。
自分とは違うし、正直怖いと思う女性がいっぱいいて
それでも、そうなってしまう彼女たちを理解できてしまう
何故だろう?…辻村さんって本当にすごい。
真美の後半はうまく変化させていて、着地点もなるほど~と納得でした。満足の一冊です!
Posted by ブクログ
誰かを、何かを選ぶときの人間心理に極限まで向き合い、そこに潜む傲慢さと善良さを容赦なく突きつけてくる作品。架と真実の物語を追いながら、自分自身の中にある傲慢さと善良さにも気付かされ、背筋がすっと冷える思いを何度もした。
親の言いつけを守り、自らの手で選択することなく小さな世界の中で生きてきた善良な人間ほど、社会市場における自身の適正価格がわからないまま自己愛だけ育ち、無自覚に傲慢になってしまう。小野里さんの言葉はどれも辛辣で、圧倒的に正しい。だからこそ苦しい。それを踏まえて見る後半の真実パートは特に、いたたまれなさすぎて直視できなかった。
後半では、真実がボランティアを通して自身や世界と向き合いはじめる。自分探しの旅、というものをあまり信用していなかったが、あるいは有効なのかもしれない、と今なら思う。自分自身を知るには、まず他人を知る必要があるからだ。慣れ親しんだ狭い世界の中で、似たような人たちの中にい続けるうち、自身の境界も曖昧になる。より広い世界で自分とは全く違う人たちと関わり、認識したその差の一つ一つが繋がって、やがて自身の輪郭となる。そうして他人の中から切り取った自分自身の姿を、広い世界の中で客観的に見つめることで、ようやく認識を適正価格に近づけることができるのだと思う。
傲慢と善良について改めて考える。
「傲慢」とは、自分の物差しで世界を測ること
「善良」とは、世界の物差しに自分を合わせること
なのではないかと思う。人間が社会の中で個として生きていくには、傲慢さも善良さもある程度は必要だ。大切なのは、自分自身の価値を正しく見極めること。そのために世界を、他人を知ること。
結婚に限らず、人として生きる上で大切な視点を教えてくれる、良い作品だった。
Posted by ブクログ
ミステリーだというからそのつもりで読み始めたし、カバーの女性の絵もなんとなく陰があるサスペンスの印象でよみすすめたけど
神社のおばあさんがいったように大恋愛小説だった
男女それぞれの心の内面や変化の描写が鮮明でぐいぐい物語にはいれる
Posted by ブクログ
えげつない程の感情の描写が素晴らしい。
自分自身は婚活の経験がないので、共感したという点では疑問だけど。
物語を愉しむというより、自分の感情の皮を少しずつ剥いていくというか。なかなか言語化するのが難しい…。
Posted by ブクログ
結婚を意識している、婚活をしている人に刺さる内容だと思います
前半長く感じ、後半に向けて焦らされてる感があって飽きかけましたが後半は怒涛の展開ですぐ読み終わりました
Posted by ブクログ
刺さるフレーズ多々…。
婚活で進む道を見失ってる人は読むといいかも。
ただ個人的には、その傲慢さって、自分の気持ちを相手にちゃんと伝えてないからってところに全て帰結するんじゃないかと思ったり。
誰とも腹割って話し合いができてない。
ま〜お母さんの場合は言っても仕方ないって側面はあったかもだけども。
「わかってくれないあなたが悪いんだからねっ!」て、いやソリャあんたが言わへんからやろが〜い!と思ってしまう類のやつ(笑)
Posted by ブクログ
婚活という残酷な世界に置かれてる登場人物二人の物語を通じて、これまでの人生を振り返ったときの反省点、自分でも気付かなかった傲慢さや、実は弱点となる善良さなど、直視したくないようなものに直面させられた感じ。
心の機微や深層心理の描写の解像度が高い。
それぞれ共感できるところはありつつ、真実の意思のなさと他責なところが好きになれないなーとも。
結構ボリューミーな読み応え。
著書名の意味
本のタイトルに惹かれて手にしました。
その後、映画化決定ということを知り、ちょうど読んでいる最中だった書籍を
一旦置いておいて目を通しました。
私の年代で読むには、婚活がテーマなので、かなり若い内容かと思いました。
と同時に私が若かりし頃に「お見合い叔母さま」から言われたことが痛烈に蘇り、
いつの時代も婚活は同じなんだなと思いました。
気になっていた、タイトルの意味もすぐにわかりましたし、納得出来ました。
最後は予想通り収まってしまい、少々物足りなさを感じましたが、総じて
意外性もあり、面白かったです。今どきの小説という感じがしました。
Posted by ブクログ
婚約者が突然姿を消した。
ストーカーが連れ去ったのか・・・
真実を探すために、西澤架は、彼女の過去と向き合うことに。
そして、これまでの自分や真実の婚活、
これまでの人生を通して、
人の傲慢さや、善良さ、自分の傲慢さ、善良が
これまで結婚につながらなかった事実や
家族、友人、二人の関係に影響があったのか
つきつけられる。
途中、真実にも、架にもイライラさせられる。
家族関係や友人関係にも、もやもやするし。
でも、読後感は悪くない。
人の善良さと傲慢さは
誰にでもあるのだと思う。
そして結婚て完璧はないのだと思う。
二人でがっかりしたり、喜んだり、
怒ったり、笑ったりしながら積み上げていかなければなりたっていかないのだと感じる。
いろいろとあったけれど
いまの二人なら、大丈夫だと感じた。
傲慢と善良
婚活で知り合った2人の結婚までの紆余曲折の話…と思っていたが、大人しく良い子と周りから言われていたが自分に自信も無く、、決められない人。誰でもそんな部分はあるのではないか?私もそうだし。心を取り出して曝け出されたかのような気持ちになった。ただ、真実のように失踪する程の怒りや勇気は持ってない。
人間の本音が浮き彫りに
この作家さんの本は8割は読んでると自負してるが本当にリアルな人間模様を描くのに長けてると思う。いる!いるよ、こういう奴!とか、人が抱える矛盾とか綺麗事ではどうにもならないリアルを描き出すから刺さると思う。
が!本当に思うのが恋人やパートナーや伴侶の側に自分より遥か昔から側にいるその相手にとって恋愛対象になりうる性を持つ友人や自分とは真反対で自分をあまりよく思わなそうな人間がいるのは実に厄介だという事、分かっていたが改めて痛感した。
そういう奴らは自分達の思想や言動が善良だと何ら疑いなく動き、実に傲慢な行動に出て時には、彼、彼女の為!と未来さえ破壊しにかかる。
関わると碌な事がない。
だから何か決める時には自分達だけで。
俺も真実と同じで架の側にいるあいつらが大嫌いだよ。見当違い、権利のない嫉妬で邪魔するな。
とりあえず今までの架の追跡費用と真実の逃亡費用と式場キャンセル代は奴らが全額負担すべき。
匿名
アラサー〜30代の独身の子には勧められない本no.1 (笑)
私は多分架の女友達に近い傲慢な人間なのだと思いながら読んだ。
実際は真実のような女性とハイスペ架が結婚することってそうない。それこそストーカーされてるってウソを付くくらいしない限り。だからこそ女友達の猛反発も少し共感できてしまう(彼女たちが直接傷つけることを言ったのはダメだけど)
架がアラフォーで真実が28歳とかならあるあるは組み合わせだけれども、
それまでモテてこなかった女性が30半ばで急に大逆転ってほんとに聞いたことがないから、ラストも含めてファンタジーだし、
真実みたいな女苦手だなーと思いつつ面白かった
恋愛小説だったのか
出だしといい失踪という展開といい、サスペンスかミステリー小説だと思って読んでいました。
「善良」と「傲慢」が、登場する人たちの中で目まぐるしく表れて…
男性視点のパートの後半は、読んでいて息苦しく嫌な気持ちになるくらいでした。
それは巻末の解説で浅井さんが指摘していたことそのもののせいだと、読了して気づきました。
それだけに、ラストは納得できないというか、主人公達を理解できませんでした。
皆さんは、どう読んでいるんでしょうか。
渦中
真美が嫌いな人種に、自分はどちらかと言えば近くて、陰ではこんなにも嫌われているのかと思うと怖くなった。
本の内容とは全く関係ないだろうメッセージが
自分を見直すきっかけになった。
偏見とプライド
水知らずのうちに人にレッテルを貼るということの意味を知れたいい作品。
優しいにもいろんな意味がある、本当の優しさなのか、憐憫からくる優しさなのか。
人との接し方を教えてくれる作品。
面白かった
先が読めるようで読めません。オチは正直言って賛否ある?とは思いますが、過程は十分楽しめると思います。一つ一つの些細な描写も、あーわかるわーってことがあり、個人的には親との関係など、共感できる部分がありました。全ての悩みに答える!と謳われてしまうとハードルが上がりますが、そこはさて置き読めば楽しめます。
Posted by ブクログ
あるある、こういう気持ち。というのが散りばめられていてリアルだったし、自分みたいで気持ち悪かった。(褒めてます)言語化しづらいリアル感が見事に表現されていて、だからこそ想像しながら読み進められて解像度高く読み終えることができた。身近に居たら嫌かも…
Posted by ブクログ
宮部みゆきの「火車」を思い出させる、不穏な始まりなんだけれども、途中から個人的な内面の問題に舵を切って行ったので、少しあれれとなった。辻村深月さんの話は(読んだことのある限りでは)ハッピーエンドのものばかりなので、心が疲れている時は安心して読めると思う。けどやっぱり、そんなに人生ってきれいに収まらないよね、という余韻が残る方が好みだな。
あんまりかも。
オチが早い段階で分かる人には、あんまりかも。と思いました。
作者の世界観のリアルな女性像があまりにも簡易的すぎて、本当はもっと女性ってややこしいのになーって感じです。
匿名
微妙
微妙というか全くつまらなかった。
唯一主人公のみがまともな人間で、真実とスーパー過保護な母は読んでてイライラした。
真実は結局のところ自立できていないまま終わり、終盤に浮気の雰囲気もなぜか出てきて意味不明。
半年もの間、身近な人間に迷惑をかけた自覚があるのだろうか?
なんでここまで本の評価が高いのか微塵も理解できなかった。
やたら長い割に「え?それで?」という結末なのでガッカリ。
本を一言で言うと「傲慢=恋愛の理想を求める自分の欲望」「善良=自分を愛するあまり性経験の少ない状態」のこと。
主人公は傲慢で善良。笑
解説は良かった。