【感想・ネタバレ】傲慢と善良のレビュー

あらすじ

婚約者・坂庭真実が姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。「恋愛だけでなく生きていくうえでのあらゆる悩みに答えてくれる物語」と読者から圧倒的な支持を得た作品が遂に文庫化。《解説・朝井リョウ》

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「人生で一番刺さった小説」との声、続出! 恋愛だけではなく、生きていく上でのさまざまな痛み、あらゆる悩みに答えてくれる物語。
主人公・西沢架は、いつも通り帰宅した自宅に、同棲中で家にいるはずの婚約者・坂庭真実がいないことに気付く。突如失踪した真実の手がかりを探すべく、架は真実の過去と向き合うこととなる。浮かび上がる現代社会の生きづらさと、徐々に明かされていく失踪の理由からは目が離せない。
本作の見どころは、なんと言っても描写の細やかさです。作家の朝井リョウさんによる巻末の解説の中でも触れられているように、この作品では「何か」「誰か」を選ぶときに私たちに起こっていることを主題としています。"選ぶ"という行為の中でどういったことが起きているのかを細部まで描写することで、私たち読者の心に何かしらひっかかるものを与えてくれます。
もちろんすべての人におすすめですが、人間を傲慢と善良の2種類に分けたとして、自分はどちらかというと善良側の人間だという人にこそ是非読んでいただきたい1冊です。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

まず、この本に出会えて良かったと思いました。めちゃくちゃ面白かったです。実体験として近いものがあったので、共感と、自分自身に思い当たることが多く、心がざわつくというか、多少読んでいて辛くなる。そういった感覚になりました。よくこんなにリアルに描写できるなと、ただただ驚きでした。また、単に物語としての面白さだけじゃなく傲慢と善良という観点から恋愛や婚活以外でも考えさせられることが多く、読めて良かったと思える一冊でした。

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2025年12月14日

Posted by ブクログ

めっっっっっちゃおもしろかった‼️‼️‼️‼️ここまで言語化できるのがすごいと思った。どうやって終わるのかなって思ってたらめっちゃいい終わり方だった

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2025年12月10日

Posted by ブクログ

自分が高慢だと言うことに気づかされた。
今まで、ピンと来ないと思っていた女性たちとデートに行ったが、付き合うことがないまま終わったこともある。
自己愛が強いことに気づかされた。

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2025年12月09日

Posted by ブクログ

アーイルイル、ソウイウヒト(-_-)と他人事みたいに思ってたけど、自分にも同じ傲慢さがあるかもと気づいて、急に背後から他人に見られてる感じになった。
仕方ない、みんな自分が1番可愛い。
それを傲慢ととる時私は心に余裕がなくて、善良と受け取れる時心に余裕があるのかも。

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2025年12月07日

Posted by ブクログ

無意識に自分に高得点をつけて、相手がそれに見合うかどうかを品定めする。傲慢さ。
小説であるからこそ、腑に落ちたし、自分にも同じ傲慢さがあることに気付かされた。

ミステリー要素、それに続くクライマックス、読後感が素晴らしい。聖地巡礼も行きたくなる。

素晴らしい物語をありがとう。

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2025年12月07日

Posted by ブクログ

現代社会がリアルに書かれていて、「人生で一番刺さった小説」という帯の言葉も納得できます。第二部からの伏線回収が面白く、誰にでもお勧めできる一冊です。

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2025年12月06日

Posted by ブクログ

人を探すという形で、いろんな人から見た「結婚」「婚活」を描いた作品
出てくる人たちほぼ全員に少しだけ共感して好きになり、その出てくる人たちほぼ全員の傲慢さに少しずつ嫌いになり、
自分の中にもいるその傲慢さを浮き彫りにされる。
やめて!言わないで!しないで!

その一方でエンタメ本としてもある程度楽しめる作りにはなっている、総じて満足感がすごいなと

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2025年12月07日

Posted by ブクログ

傲慢と善良。恋愛に婚活に限った話ではないですね。何かを選択するときに、自分の意志で選んだと思っていた…ことが傲慢さや善良さに侵されてしまっているのではないか、と考えさせられました。

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2025年11月24日

匿名

購入済み

いろんな形がある

自分も真実と同世代なので共感できるところがたくさんあった。女友達の意地悪さは胸糞だけどこういう人いる〜と思った。最後はグッときた。

#泣ける #感動する #深い

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2024年11月25日

QM

購入済み

傲慢と善良、誰しもが抱いているものだと思う。 婚活アプリやマッチングアプリは今や使っている人が多くなっているもの。自分がいざ使うことになった時、この人たちと同じような感覚に陥るような気がした。

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2024年11月16日

購入済み

なるほど

考えさせられる本でした。新しい視点を感じました。物語の中盤で「え?」となりましたが、最初から予想出来た人はいるのでしょうか、、、、!さすが辻村先生、、、、!

#深い #タメになる

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2024年01月07日

H

購入済み

同じ事象を見る面からで異なることを思い知らせ、小説というより哲学書のように感じる面がある作品です。でも、辻村深月です。一気に引き込まれ、最後まで一晩で読みました。良かった!

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2023年11月16日

購入済み

人への深い分析が刺さる

恋愛小説だと思って、軽い気持ちで読み始めました。しかし、その中身は何とも深く人間心理を描いたミステリー。自分にも思い当たるなんとなく感じていたことや、していた行動がかなり解像度高く言語化されており、自分自身を見つめ直すきっかけとなりました。
辻村さんの小説を他にも読んでみたくなりました。

#共感する

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2023年11月13日

ネタバレ 購入済み

突然号泣しました

石母田のおばあちゃんの「あんだら、大恋愛なんだな」に突然どばっと涙が込み上げました。渦中にいる人同士はわからんけど、確かにそうだと。

そして最初は架が主導権を取っていたようなこの恋愛が最後は真実の方がどちらかといえば主体になっていて、ちゃんと対等に立てているのが羨ましいような気持ちになり、こんなお似合いの夫婦はないだろうと、心から2人を祝福したくなりました。

この先の人生、子供や親戚、友人付き合い、いろんな事が起きてもきっと、自分たち夫婦の軸を大事にして生きていけるのだろうと思えました。

架も真実も最高のタイミングで出会いをして、偶然を積み重ね、そして真実の嘘も失踪も2人の恋愛には必要なイベントだったのだと思います。

この夫婦も10年後には同じように思うのではないかと思います。架も真実も恋愛だけでなく人として成長した。自分というものを見つめ直せた、こんな最愛の相手はいないだろうと。

架は、婚活に疲れ果ててまたゼロから探すのが億劫だったから別の相手を探さなかったわけではなく真実がよかったんですよね?

彼女の本当の姿の中に自分がひかれるもの、見えたもの、そしてそれらを丸ごと愛する思いが芽生えたから、彼女を好きだと言ったんですよね?

そこだけもう一度読み直してみたいと思います。

選ぶという事は、自分に見合うかどうか価値をつけている、やたら自分の評価だけは高い、など人が普段隠しているもしくは無意識にやっているような、心の深いところまで掘り下げた、剥き出しに描写したすごい作品だなぁと感じました。

#エモい #深い

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2023年07月13日

購入済み

泣いた

私は真実に近いなぁ、すごく似ているなぁ、もしかしたら真実って私のことなんじゃないの?と思い、真実に感情移入しながら、私自信のこれまでの、いろいろうまくいかなかった人生と重ね合わせながら読んでいきました。というより、そうせざるを得ないような、内面をえぐり出される内容でした。架のような、女友だちも多い彼氏がいたことが私にもあり、もやもや、鬱々としながら、おそらく結婚してもうまくいかないであろうと思い、お別れした経験があります。
思い出したくもないような、自分が不器用が故の失敗や恥ずかしかったこと等を思い出しながら、真実と自分を重ね合わせながら読み進め、泣きすぎて瞼が腫れています。
めちゃくちゃ心に刺さる一冊でした。

#泣ける #切ない #感動する

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2023年05月14日

匿名

購入済み

著者との対話が楽しい

この著作の最大の魅力は、著者の人間分析の深さであろうと思います。その複雑微妙なところの言語化において、著者の視点による考えが成功しており、我々読者との対話も深まる満足感が大きいと思います。

#エモい #深い #タメになる

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2023年05月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

傲慢と善良。
これは婚活だけではなく、大きな括りで言うと人間関係でもあることなんじゃないかなって思った。

架の傲慢さ(真美に対して100点をつけなかったこと)は、自分の過去の恋愛と比較してできたもので、真実の傲慢さ(婚活相手への評価)は独自の評価基準で定められたもの。2人は同じ「傲慢さ」を抱えていながらも、物差しが違うことでお互いのすれ違いや解釈の溝が生じちゃう。
だから恋愛、友人、結婚など対人関係は「価値観が合う」ことが重要だし、反対に別れる理由にもなりうると感じた。

また、善良も同じことが言える。自分と相手とでは善良の捉え方や表れ方が異なる。良かれと思ってした行動が、必ずしも相手にとって救いになるとは限らず、「してあげている」「見返りを求める」といった感情が生まれてしまう難しさもある。
傲慢さと善良さを実際に解像度高く言語化され、人間の深層心理を突かれてハッとした。

真実は真実の世界で善良に生きてきたから、100点がつけられなかったことへのショックが大きかったと思うけど、なかなか100点なんて難しいと思ってしまう。でもその善良さの良さがあるよね、、安易に割合とか点数とか言っちゃダメだ。

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2025年12月14日

Posted by ブクログ

恋愛や結婚に関して、自分がどのフェーズにいるかで感想が分かれそうだと思った。

私は今年で33になる。
バツイチ子なしで結婚相談所に入り、1年2ヶ月ガッツリ活動をした。
それはもう、たくさん悩んだ。いいなと思っても、最終的に異性として見れず終了となったり、もちろん私が振られることもあった。
でも諦めず活動し、素敵なご縁があり結婚に至り、来年には子どもが産まれる。

そんな今の自分からしたら、私が結婚相談所でやってきたことは間違ってなかったんだなという答え合わせ的な感想しか浮かばないのが本音ではある。

失踪した婚約者の手がかりを、藁にもすがる思いで探していく架はとても好印象だった。
実家を訪れて、そこから彼女の手がかりを探っていくわけだが、いろんな可能性を考え行動していく描写から、単なる“良い子”でしかなかった婚約者に色んな一面があるとわかる。
白黒写真が鮮明なカラー写真になっていくような感覚はとても良かった。

ただ、これで2年も付き合ってたというのだから、相当密度の低いやり取りしかしてなかったんだなと。

婚活って、人生を共にするパートナーを選ぶわけだから、2,3回目のデートから深い話もするものだ。
趣味の話なら、なんでそれが好きなのかとか、それにどう感じたのかとか、whatではなくwhyとかhowの質問を意図的にする。そうしないと、その人の本質的な価値観がぜんぜん見えてこない。
私は今の夫と出会って2ヶ月ほどで結婚を前提とした交際を始めた。
どんな学生時代だったか、どんな思いで進路を決めたか、仕事で辛かったこと楽しかったこと、どんな家庭を築きたいか、お互いたくさん話した。関係構築の密度が高ければ、結婚を決めるのに3,4ヶ月もあれば十分だ。
もちろん縁のなかった方たちともそんな話をした。
心の中で「やっぱこの人はないかな」と思っても(自分の傲慢さを自覚しつつも)、その人を好きになろうとする努力はした。異性として見れなくても、自分の質問の仕方次第では表に出ない魅力を知れるかもしれない。
婚活は傲慢でいい。むしろ自分の傲慢さを自覚して、じゃあ自分は何をすべきなのかを考えることがスタートではないか。

それを教えてくれるのが、婚活のプロ、結婚相談所。
だから、結婚したい人が最初に行くべきところなのだ。
マッチングアプリなんぞで結婚への本気度がわからない人と価値観を擦り合わせるための話なんかしても、多分噛み合わないし自分の経験値にもならない。
むしろ下手にワクワクドキドキを供給され、本来の婚活から道を外れかねない。

架は確かに傲慢な自分に無自覚だったが、一方で無自覚に善良な面もある。
そこに真実が救われているのは事実だし、なんだかんだいい恋愛だなと思った。

私が所属していた結婚相談所では、「婚活は相手探しではなく自分探し」と言っていた。
真実パートでは、真美が自分を見つめ直す様子を丁寧に描いていて、私にはとてもキラキラして見えた。
もうどんな結末になっても納得するってくらい、真実の選択肢は広がっていたように感じた。
一度離婚を経験した私が、また誰かと結婚しようという思いに至ったのは、人との繋がりを大事にする人生にしたかったからだ。
パートナーと助け合って、たくさんの経験を積み重ねるように生きていきたいから。
物語の前半は、人の傲慢さを抉り出すような怖さが印象的だったが、後半は私の人生観に重なるような爽快感があった。

こんなに上から目線みたいな感想になってしまうが、結婚そのものよりも、良好な結婚生活を維持する方が何倍も難しいことを知っている身なので、私にとって今はまだまだスタート地点。
夫のことを知った気になっているけど、知らないこともたくさんあるはず。
無自覚な傲慢さで相手を傷つけることのないよう、教訓にしたい。

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2025年12月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ


面白かった。
でも…自分が婚活でなかなか上手くいかないという渦中にいたらじわじわ嫌な気持ちになって読むの途中でやめてたかもしれん。
そのくらいリアルで最後まで飽きさせず読まされた。
なんでやろう、架はろくな男じゃないのにちゃんと魅力的に描けてたな。
そして架と結局結婚することを選んだわけやけど…架はみなこ達悪友と手切るつもりあんのかな?周りは関係ないとか言ってたけどあんなにしょっちゅう会ってた昔からの友達ときっぱり会わなくなるなんて現実的なのか、、、
いやー彼氏の嫌な女友達書くのうまいなー
いやさすがにあんなんおらんやろと言いたいけど…おるかもなあと思わされた。

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2025年12月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

続きが気になって割と一気に読めた。
婚活を通じて人間の傲慢さがよく見えた。
婚活における、ピンとくる、こないとは
何か?それに対しての結婚相談所の方の
答えが私にはすごくしっくりきた。。
確かにそんな風に相手のことを思うことが
過去にあったかもと思ってしまった。

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2025年12月12日

Posted by ブクログ

傲慢という言葉、割とよく聞く言葉で使うこともままあったと思う。が、ちゃんと考えたことなかったかもしれない。傲慢, 横柄、自惚れ、プライドarrogance。これ感じたときの人の心の裏側の嫌な感じがよく書かれてて、ちくちくした。
自分の中の傲慢さも。
偏見とか視野の狭さだけで傲慢になってしまこともあるよね、そりゃと。何ともリアル。

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2025年12月10日

Posted by ブクログ

「良い人だけどタイプじゃない」「なんかピンとこない」
恋愛の場面で何度も使ってしまったこの言葉。悪気なんてなかったがこの本を読んだ後だと、自分の中に潜む傲慢さや身勝手さを突きつけられたようで、胸がドキッとした。
恋愛小説として手に取ったはずが、読み進めるほど「これ、自分の話では?」と何度も立ち止まってしまう。多くの人の心に容赦なく刺さる物語だと思う。

「ただこの人じゃなかっただけ」「理想が高いわけじゃない」
そう自分に言い聞かせながら、他人からどう見られるかを気にして、自分にはもっと合う誰かがいると信じて、ずっと恋人や結婚相手を“選ぼう”としてきた気がする。

SNSで他人の現状が透けて見える今、「比較せずに生きる」なんて到底できない。
田舎の閉じた社会でも、東京のように選択肢が無数にある場所でも、私たちはその土地の“普通”や“正しさ”に縛られる。
それでも誰かに流されるだけではなく、ほんの小さなことでも、結婚のような大きな選択も自分の意思で選びたい。後悔しないように、自分の人生をちゃんと自分のものとして生きたい。
読み終えて、そんな静かな決意が、じわりと胸に残る物語だった。

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2025年12月09日

Posted by ブクログ

気になっていたベストセラー作品。どんな内容か全く知らずに読みました。

「婚活小説」は読んだことがあるような、ないような。独身時代に読むのと結婚して読むのとではだいぶ印象が違いそう。自分もどこかで違う選択をしていたら、主人公達のような婚活をしていたかもしれない。今の自分とは縁遠い内容だけれど、この小説の登場人物と似た部分が自分にも周りの人にもあって、色々考えさせられました。

もし婚活をするなら、この小説を読んでから挑むのと、読まないで挑むのとでは心の持ち方が違うと思うので、子供達には、ぜひ社会人になるくらいの頃に読んでみてほしいと思います。

面白かったけど、今の自分が求めているのは軽くて楽しい話なので⭐︎4つ。本編よりも朝井リョウさんの解説がよかったです。

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2025年12月09日

Posted by ブクログ

真実が変わろうと思ってアクション起こしたことによって、お互いに傲慢だった事に気づけたし、気持ちにも素直になれたから行動することは大切だなーと思った。別に前向きな行動じゃなくても環境を変えてみたり今までの事と逸脱してみたりするだけで風向き変わるなーと思った。自分が変わるには行動!そこからなにか大切なことに気づけると思った。
(つい語ってしまたദ്ദിᐢ- ̫-ᐢ₎)

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2025年12月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・マッチングアプリがどうのうこうのみたいな噂だけ聞いて読んだら、婚約者が失踪してそれを調査するというミステリーっぽい導入で驚き
・真実の関係者に話を聞いていく中で書かれている、現代の婚活中の人間に対する解像度の高さ
・自分もまさにアプリなどを通して婚活していたので食らった
・「ピンとこない」みたいな感覚とかまさにあって、「それが自分につけてる値段の高さです」とか耳が痛い
・「人は自分の長所でしか勝負しない」も自覚はないけどそうやってる節はありかねないなと思い、婚活に限らず気をつけようと思う
・あと地方住みの母親についても自分の母親がそんな感じだから共感の嵐
・自分の見えている世界の中でどうにか事実を結びつけて原因や理由を決めつける感じとか
・自分の周りの人やものを過大評価する感じとか
・お母さんヒス構文もそうだけど、お母さんのテンプレみたいなものってあるんだな
・最近アプリの恋愛と学生時代の恋愛の違いとして物語の有無があるのかなと思ってた
・学生時代の恋愛ではいいなと思う瞬間やグッと距離が近づくタイミングに物語性が生まれやすいけど、アプリだとそれが薄い気がする
・今作でもアプリがきっかけの恋愛で100%本気になれない架が失踪した真実を追うという物語を経て100%本気になる
・さすがに現実とフィクションじゃ話は違うだろうけどそんなことも思った

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2025年12月07日

Posted by ブクログ

自分も、自分の家族もそういう思考なのかもしれない、とてもリアルで親近感のわく話しだった。自分の今後について考えさせられる話しだった。でも私がこれを結婚するかもしれない相手にされたらもう信じることは出来ないし、一緒に歩んではいけないなと、気をつけようとあらためて思った

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2025年12月06日

Posted by ブクログ

婚活の孤独さや選ばれない自分への惨めさなど経験してきたから分かる部分。ここまで落ちぶれたくないという意地。色々なものが共感できる分、自分の傲慢さに気付ける作品。

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2025年12月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

我が家の親子関係知ってたんですか?と言いたくなるぐらい、心当たりがありすぎて胸がヒリヒリ。

真実の母親の過干渉、自らの知っている世界でだけ通用する常識を押し付ける行為は、母親にとっては"愛情表現"。なんなら、自らの子育てに自信満々で何の間違いもないですと言わんばかりの厚かましさ
真実は、母親と物理的な距離ができたこと、母親の管理から離れた世界に出ることでようやく違和感を抱くも、長年にわたって築かれてきたある種洗脳に近い思考回路はそう簡単には改善されない。

でも、失意の中とはいえ、自分の意思に従って新しい世界に飛び込んだ経験が、真実を大きく変化させる。
人生の分岐点といわれるものには、その瞬間はそうと思わなくとも、あとから振り返ってみて「あぁ、あの時がターニングポイントだったのか」と思う瞬間がある。このときの決断を、自分がしたか何か他のものに流されたか。自分の意思で行動したかどうか。真実はおそらく初めて、自分の意思に従った。
この「意思に従って行動した」という自覚こそが、自分という「軸」になる。解説の朝井リョウさんの言葉を借りるなら、(この解説も非常に良かった)「自分の輪郭」が明確になる。

……と、真美と母親についてだけでもハッとさせられる描写の数々。久しぶりの辻村さんでしたが、読みやすいのに読み応えがあり満足。

いやでも自分の内面を暴かれてしまう恋愛もいいもんだなと思いつつ、こう思えるのは、自分がもう当事者にならないからだろうな。

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2025年12月06日

Posted by ブクログ

架と真実の2人の視点で物語の全体像の解像度が高くなってから、主旨がだんだんと理解できるようになっていくのが面白かった。

タイトル通り、恋愛における傲慢と善良がテーマになった内容であったが、恋愛に限らず人間関係を構築する上での、純粋な気持ちだけではうまくいかないことが丁寧に表現されていて、悔しくも共感できる部分が多かった。

登場人物の多くが、インスタグラムなどの表現から少し前の世界線で生きているような感じがして、現代を生きている人間の考え方や価値観が少しズレている気がした。

あとは、群馬県が閉鎖的なイメージをつけられてしまっていて可哀想( ; ; )

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2025年12月05日

Posted by ブクログ

マチアプしてる人には響くと思うって言われて読んでみた本。正直、めっちゃ響いた。20代中盤くらいで仕事も慣れてきて、周りも結婚しだしていつか自分もって考えてた。何人かと出会ってなんか違うなって思った人が結婚してて、この人と結婚したいって思える子が羨ましいみたいなこと言ってるのめっちゃ分かる!!ってなったんだよね。理想が高すぎるんでしょうね。結婚相談所を婚活の最終手段にしがちってのもあ~ってなった。必死に婚活してる人って感じがして自分はそんなに必死にならなくても出会えるよ。だって私こんなにも素敵な子なんだからね。って思っちゃってるってことだよね。いたすぎる。心痛すぎる。この本刺さります。

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2025年12月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

辻村深月さん作品で避けては通れない話題作。ボリュームも書いてある内容も重量感があり、読んでいてしんどかった…。
婚活と結婚観に留まらず、文章の矛先は読み手個人にも鋭く向かっているように感じました。進学、就職、結婚、出産、介護などのあらゆる選択に置き換えて、自分のためなら「傲慢」が、誰かのためなら「無知の善良」が、際立つから気を付けてねって言う忠告だと思っておきたい。それぐらい優しく解釈しないとやっていけない(;´∀`)

『しかし、この世の中に「自分の意思」がある人間が果たしてどれだけいるだろう。真実を責めることができる人間が、一体どれほどいるというのだろうか。』

「闇祓」「ツナグ」「かがみの孤城」を読んできて、摩訶不思議パワーが出てくるファンタジーが定番なのかと思っていた。今回それが一切無かったので、新しい発見でした!

2025.2

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2025年12月07日

Posted by ブクログ

話題作、婚約していた架と真実だったが、ある日真実が失踪したことからストーリーが始まる。前半部分は架視点で失踪の犯人とされるストーカーを追いながら真実の過去が明らかになっていく。後半部分は真実の視点で失踪後の生活が描かれる。
現代の恋愛事情を綺麗に風刺した面白い作品だった。善良と傲慢とは似て非なるものだが、それらは共存しうる。人に優しい善良さをもつ人物であっても、実際は自分を持っておらず人の指示に従うだけでありそれは一種の傲慢ともいえる。30歳になったら改めて読みたい。さらに染みそう。

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2025年12月12日

ネタバレ 購入済み

著書名の意味

本のタイトルに惹かれて手にしました。
その後、映画化決定ということを知り、ちょうど読んでいる最中だった書籍を
一旦置いておいて目を通しました。

私の年代で読むには、婚活がテーマなので、かなり若い内容かと思いました。
と同時に私が若かりし頃に「お見合い叔母さま」から言われたことが痛烈に蘇り、
いつの時代も婚活は同じなんだなと思いました。
気になっていた、タイトルの意味もすぐにわかりましたし、納得出来ました。
最後は予想通り収まってしまい、少々物足りなさを感じましたが、総じて
意外性もあり、面白かったです。今どきの小説という感じがしました。

#共感する

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2024年12月17日

ネタバレ 購入済み

傲慢と善良

婚活で知り合った2人の結婚までの紆余曲折の話…と思っていたが、大人しく良い子と周りから言われていたが自分に自信も無く、、決められない人。誰でもそんな部分はあるのではないか?私もそうだし。心を取り出して曝け出されたかのような気持ちになった。ただ、真実のように失踪する程の怒りや勇気は持ってない。

#深い

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2024年03月17日

人間の本音が浮き彫りに

この作家さんの本は8割は読んでると自負してるが本当にリアルな人間模様を描くのに長けてると思う。いる!いるよ、こういう奴!とか、人が抱える矛盾とか綺麗事ではどうにもならないリアルを描き出すから刺さると思う。
が!本当に思うのが恋人やパートナーや伴侶の側に自分より遥か昔から側にいるその相手にとって恋愛対象になりうる性を持つ友人や自分とは真反対で自分をあまりよく思わなそうな人間がいるのは実に厄介だという事、分かっていたが改めて痛感した。
そういう奴らは自分達の思想や言動が善良だと何ら疑いなく動き、実に傲慢な行動に出て時には、彼、彼女の為!と未来さえ破壊しにかかる。
関わると碌な事がない。
だから何か決める時には自分達だけで。
俺も真実と同じで架の側にいるあいつらが大嫌いだよ。見当違い、権利のない嫉妬で邪魔するな。
とりあえず今までの架の追跡費用と真実の逃亡費用と式場キャンセル代は奴らが全額負担すべき。

#深い #ドロドロ #ダーク

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2024年02月22日

匿名

ネタバレ

アラサー〜30代の独身の子には勧められない本no.1 (笑)

私は多分架の女友達に近い傲慢な人間なのだと思いながら読んだ。

実際は真実のような女性とハイスペ架が結婚することってそうない。それこそストーカーされてるってウソを付くくらいしない限り。だからこそ女友達の猛反発も少し共感できてしまう(彼女たちが直接傷つけることを言ったのはダメだけど)

架がアラフォーで真実が28歳とかならあるあるは組み合わせだけれども、
それまでモテてこなかった女性が30半ばで急に大逆転ってほんとに聞いたことがないから、ラストも含めてファンタジーだし、
真実みたいな女苦手だなーと思いつつ面白かった

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2024年01月07日

ネタバレ 購入済み

恋愛小説だったのか

出だしといい失踪という展開といい、サスペンスかミステリー小説だと思って読んでいました。
「善良」と「傲慢」が、登場する人たちの中で目まぐるしく表れて…
男性視点のパートの後半は、読んでいて息苦しく嫌な気持ちになるくらいでした。
それは巻末の解説で浅井さんが指摘していたことそのもののせいだと、読了して気づきました。
それだけに、ラストは納得できないというか、主人公達を理解できませんでした。

皆さんは、どう読んでいるんでしょうか。

#深い

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2023年11月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

どんな内容かまったく知らずに読み始めたので、婚活の話なのかと思い始めたときは若干本を閉じたくなったが、真相は気になり結局最後までページをめくる手は止まらなかった。

私自身、主人公女性と同年代の独身で、実際に結婚などについてリアルタイムで考えを巡らせていたりするので、婚活する男女の深い心理描写には見たくないものを見てしまったような感覚。

割と早い段階でタイトル回収され、そこからそれぞれの持つ傲慢さと善良さが見えてくる。読み進めながら、女性側の心理に「共感できないな」「こうなりたくないな」と感じ、そんな自分自身にも傲慢さがあることに気づかされ、なかなか苦しい。

そんな心理描写を受け止めきれず、だんだんいらいらしてきて、これを書いてるのは一体どんな人なのだと、作者は女性だと思ってたけど男性だったのか?とまで無駄に勘ぐってしまうほど。

小説がどのくらいビジネス的に創り込まれるものなのかはわからないが、読者ターゲット層のド真ん中おそらく私はいて、主人公女性に自身を置き換えたときに感じる共感と軽蔑の微妙なラインを作者によって攻めてこられたような気がした。

物語が物語の中に収まらず、その共感と軽蔑の隙間から「お前も傲慢だ」と言わんばかりに読み手の心理にじわじわ入り込んでくる感じが、この話が「刺さる」と言われる所以なのかもしれない。

そして私自身に最も「刺さった」のは、「自己評価は低いのに、自己愛は強い」という表現。これは素直に自分にもあてはまると思った。自己評価と自己愛は必ずしも一致しない。でもそれは、多くの日本社会に生きる人に言えることなのではないだろうか。自己評価を自己愛と同じぐらい高く持てばいいというものでもないし、逆に自己評価も自己愛も低かったら、おそらく生きていけない。実際、主人公女性は、ちゃんと自己愛があったから、青天の霹靂があっても自分で自分を落ち着かせる時間と居場所をつくるとができたのだと思う。

人は、傲慢さも善良さも兼ね備えている。自己愛も大事。というのが、私がこの話から得たものだろうか。

あとそれから、「結婚相談所は最後の手段じゃなく、最初の手段である」ということも。


ちなみに私は、主人公女性の名前が「真実(まみ)」であることから、彼女の話は真実(しんじつ)なのではとずっと思っていた。この名前が出てくるたびに「しんじつ」と読んでしまって何度も頭の中で読み直さないといけなかったので、違う名前にしてくれればよかったのにと思ったのだが、やはり、彼を好きだという気持ちは真実(まみ)のもので、真実(しんじつ)であったのだと思う。真実(まみ)と架(かける)の間にある、真実と架空、というのがこの話のテーマだとも言えるだろうか。

真実を軽蔑しながらも最後まで信じていた私には、「善良」な面もあったのかもしれない。

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2025年12月05日

購入済み

渦中

真美が嫌いな人種に、自分はどちらかと言えば近くて、陰ではこんなにも嫌われているのかと思うと怖くなった。
本の内容とは全く関係ないだろうメッセージが
自分を見直すきっかけになった。

#深い #怖い

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2023年08月18日

購入済み

偏見とプライド

水知らずのうちに人にレッテルを貼るということの意味を知れたいい作品。
優しいにもいろんな意味がある、本当の優しさなのか、憐憫からくる優しさなのか。
人との接し方を教えてくれる作品。

#深い #タメになる

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2023年06月18日

購入済み

面白かった

先が読めるようで読めません。オチは正直言って賛否ある?とは思いますが、過程は十分楽しめると思います。一つ一つの些細な描写も、あーわかるわーってことがあり、個人的には親との関係など、共感できる部分がありました。全ての悩みに答える!と謳われてしまうとハードルが上がりますが、そこはさて置き読めば楽しめます

#ドキドキハラハラ

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2023年01月31日

Posted by ブクログ

 朝井りょうさんの解説が秀逸です。
 不正解のない人生を歩んできたから、はじめて自分が選択する場面で不正解を選びたくない。不正解のない人生を歩んできた自分の価値は高いはずだと無意識のうちに思っている。それを前提に接する人を値踏みする。それは現代の人間付き合いに共通することなのかも。
 辻村作品で恒例の人物の重なり合いですが、「島はぼくらと」、「青空と逃げる」で、本作の登場人物が出てくるようです。

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2025年12月07日

Posted by ブクログ

タイトルにある、善良と傲慢は紙一重だと感じた。
自分がどう感じているか、相手がどう感じたかはどちらにも分からないし分かり合えない
でも結局のところ、自分の人生を自分がどうしたいかで考えていくのがセオリーなのかな
初オーディブルでながら読聴、意外と時間かかりました。

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2025年12月13日

Posted by ブクログ


評価が高いため読んでみたが、登場人物の内面が
深く描かれている本ということもあり
展開がスローペースで読んでいて、
すごく長く感じて読み疲れてしまった。

謙虚と自己愛の強さは両立するという文を読んで
すごく矛盾しているように感じる二つだけれど
実は自己愛が強いからこそ、それを守るために謙虚に見せているという側面があるかもとハッとさせられた。

また、「値段、という言い方が悪ければ、点数と言い換えてもいいかもしれません。その人が無意識に自分はいくら、何点とつけた点数に見合う相手が来なければ、人は、"ピンとこない"と言います。―――私の価値はこんなに低くない。もっと高い相手でなければ、 私の値段とは釣り合わない。」
という文を読んで、改めて考えてみると
婚活や恋愛だけでなく、人間関係全般において、
無意識のうちに相手や自分に「価値」や「点数」をつけているかもしれないという指摘は、ドキッとした。自分の価値観やプライドが、知らず知らずのうちに「傲慢さ」として現れている気がする。

さらに真実は彼の前では善良であり、
親の前では善良であり
"いい子"と周りの人に思われている真実の
二面性だったり生きづらさや複雑さが
うまく表現されていてすごくリアルに感じた。
特に彼に嘘をついて逃げてきたことよりも、
彼に自分自身の点数をつけられたことを
怒っていたことがプライド(自己愛)が傷つけられたことへの反応であり、真実の内に秘めた「傲慢さ」が現れているなと感じた。


傲慢
高ぶって人をあなどり見くだす態度であること。
善良
すなおで性質がいいこと。

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2025年12月07日

Posted by ブクログ

自分には合わなかった
それぞれの考えや思いがもう少し深く掘り下げてくれたならもう少し面白かったのかも
これなら後半のボリュームを増やして欲しかったです
二人の成長が見たかったな
前半のところは読んでいて辛さが強かった
思いなどが浅い感じがして感情移入が出来なかった

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2025年12月07日

Posted by ブクログ

未婚の立場で、共感する部分もあれば、出来ない部分もあったけど、想像していたよりもずっとあったかくて優しい気持ちになれる結末だった。

真実がいなくなって架が真っ先に思った「また1から、か」という思い、は自分も経験があって、分かると思った。

傲慢さと善良さよりも、「"ピンとくる・こない"は自分の自己評価額」というのが、たしかに、と思ったし言い得て妙だと思った。

自分で"選択"して行動するのはとても勇気がいることだけど、回り道をしたとしても、何歳だろうと、やっぱり自分で"選択"すべきだと思ったしそうやって人生を歩いていきたいと思った。

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2025年12月06日

匿名

購入済み

共感度や納得度は別として、何となくの感情が言語化されていて面白かった。

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2023年11月29日

ネタバレ 購入済み

あんまりかも。

オチが早い段階で分かる人には、あんまりかも。と思いました。
作者の世界観のリアルな女性像があまりにも簡易的すぎて、本当はもっと女性ってややこしいのになーって感じです。

#タメになる

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2023年05月27日

匿名

ネタバレ

微妙

微妙というか全くつまらなかった。
唯一主人公のみがまともな人間で、真実とスーパー過保護な母は読んでてイライラした。
真実は結局のところ自立できていないまま終わり、終盤に浮気の雰囲気もなぜか出てきて意味不明。
半年もの間、身近な人間に迷惑をかけた自覚があるのだろうか?

なんでここまで本の評価が高いのか微塵も理解できなかった。
やたら長い割に「え?それで?」という結末なのでガッカリ。

本を一言で言うと「傲慢=恋愛の理想を求める自分の欲望」「善良=自分を愛するあまり性経験の少ない状態」のこと。
主人公は傲慢で善良。笑
解説は良かった。

#ドロドロ

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2023年03月03日

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