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風尾町。あまりに風がなくて、いつでも船出を待っていることから「風待ちの港」と呼ばれた、瀬戸内に面した穏やかな町。その町に祖父の危篤の報せが切っ掛けで帰って来た葉山恒一は、仕事に忙殺され、心を無くしていたことに気が付き、少し休むことに。そんな折、かつて祖父がこの町でプラネタリウムの解説員を務めており、その音声がつい最近再開した博物館に保存されていることを知る。恒一は、〈風尾博物館〉へと足を踏み入れた……。ものや星が、心を繋いでいくハートフルストーリー。(解説・原田ひ香)
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Posted by ブクログ
レトロでノスタルジックで、なんかいいなぁと心にじんわりくる物語。 小説からノスタルジーを感じたのは初めてでした。 テーマに博物館やプラネタリウム、星座が出てくることも影響してるかも… 穏やかな港町で、少し古い時代の影を残しているような、でも古めかしいわけではなくて… どこかにこんな港町があるのかな...続きを読む。 劇的な展開があるわけではないけど、飽きることなく最後まで読めました。 じわっと涙が滲むような、穏やかな感動で胸がぎゅっとなりました。 人との繋がりってほんとに良いものだな。 とっても静かなピアノジャズとか聴きながら読むのが似合う作品でした。
祖父の死に立ち会えなかった孫の「恒一」は販売員の仕事を辞め「風尾町」へ戻り、知り合いから祖父が昔、プラネタリウムの解説員をしていたテープが博物館に収蔵されている事をしり博物館へ… 田舎町の景色や旧ホテルの博物館、季節の香りノスタルジックな雰囲気が伝わる文面は読み進めていけば、自身が風尾町に居る感覚...続きを読むになります。 派手さは無くとも、人と人の繋がりがあり、暖かさを改めて感じる1冊と、いえます。 「解説」でも書かれてますが、博物館の役割は、私も書かずに読んだ方が感じて欲しいです。また、心が豊かになる1冊に出会えました。
派手さは無いけれど、実直で爽やかさを感じる話だった。 田舎すぎない地方都市で、裏路地に入るとレトロなお店があったり、大正浪漫な建物や月のかけらが入ったサイダーなど、長野まゆみ氏やほしおさなえ氏が好きな読者には色々刺さると思われるワードがちらほら。 読みながら映像が浮かぶ感じで楽しめた。
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