吉田篤弘の作品一覧
「吉田篤弘」の「読楽」「月とコーヒー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「吉田篤弘」の「読楽」「月とコーヒー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
流星シネマは、屋根裏のチェリー、鯨オーケストラとで三部作となっており、そのひとつめにあたる。
3部作を通して根底にあるのは、喪失とそれを見つめて新たな何かをつくりだす話だと思う。
流星シネマは、鯨塚のある町で発行されている小さな新聞「流星新聞」、-それは外から来たアルフレッドにより作り始められたものだが-そのアルフレッドの意図せぬ帰郷から物語は始まる。
アルフレッドがいなくなった今、流星新聞は、新聞づくりのお手伝いをしていた太郎が作っていかなくてはならない。
新聞の発行を続けることは、帰郷することになったアルフレッドの願いだから。
「流星新聞」を取り巻くのは、個性豊かな街の人々(犬)。
Posted by ブクログ
私にとって、肩の力を抜いて心地よい時間をすごすのにぴったりな本が、吉田篤弘さんの物語です。
実はこの本は、読むのがもったいなくて今までとっておいた本です。装幀は、クラフト・エヴィング商會。味のあるイラストがまたとてもいいんです。
本を開くと、寝る前に一話ずつ読むのにほどよい長さの短編が、24編紡がれていました。
とるにたらないもの、忘れられたもの、世の中の隅の方にいる人たちのお話は、どれも心を穏やかにさせてくれました。時にクスッと笑えたり、なるほどねと思ったり、物語の続きを思い描いたりしながらの読書でした。
あとがきには、吉田さんのこの本への思いが書かれていました。私にとっての「月とコ