吉田篤弘のレビュー一覧

  • エデンの裏庭

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    「物語の舞台袖」は外国の4つの物語を創作と書評のようなもので構成されたもの。
    吉田さんらしい文章で本当に好きな内容だつた。特に私は「灰色の男の葉巻のけむり」が好き。5回くらい読んだけど何度読んでもわぁすごい、、、と思ってしまう。

    「エデンの裏庭」は吉田篤弘さんの名でデビューする前の作品を改訂したもの。
    これも本当に癒されるお話だった。
    続きが気になってすぐに読み終わってしまった。でもまだ続きそう…。気になる…。

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    2026年02月08日
  • おやすみ、東京

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    ひとりで残業した仕事終わり、のんびり夜に浸りながらこの本を読める幸福感たるや。登場人物たちのキャラクターが人間らしくて愛らしい。実はみんなが近くですれ違っている「東京」いいなあと思える。夜にぼんやり散歩したいな。

    アヤノとイバラギの古道具店でのアンジャッシュのような出会いが好き。夢かと聞いてしまうアヤノも、夢を憧れる方の意で捉えるイバラギもどこか変わってて、2人してそれぞれ恍惚としているのもまた夢らしくて。とてもこの本らしいシーンだなと思った。

    前田さんのキンキンに冷やしたコークハイが飲みたすぎる

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    2026年02月08日
  • 月とコーヒー

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    結末がなくてモヤモヤするかと思ったけれど、納得のいく感じ?
    モヤッとした気持ちは残らなかった
    分からないのがいい

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    2026年01月18日
  • 鯨オーケストラ

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    こうなるといいな、という願いが届いたかのように、物語は理想的なカタチに収束していく。全ての問題が解決したわけじゃない。だけど、「解決しなくてもいい」という新しい解答を導き出して、それぞれの主人公たちが前に進もうとしていく姿がとても感動的だった。
    彼らがこの世界のどこかで、きっと楽しく暮らしているだろうと思えるから、この本を読んでよかった。

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    2026年01月13日
  • おやすみ、東京

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    午前一時から始まる連作短篇

    読んでる最中は、濃いびわのお酒をちびちび飲んで軽く酔ったような心地がしていた

    あと、電話って不思議

    携帯電話でなく、線で繋がっていて受話器がある電話
    昔から、あの、やたら艶々黒々としてけたたましい音が鳴るあれ、不思議でしょうがなかった
    どんな仕組みなのかわかんなくて、底を見るのに持ち上げた途端に電話がかかってきて、ひどく驚いたことを急に思い出した

    登場人物はたくさんでてくるけど、互いに線が絡みあっている
    誰と繋がっているのかな
    誰に繋がっていくのかな

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    2025年12月31日
  • 『罪と罰』を読まない

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    まず作家や翻訳家の皆さまが、私と同じく『罪と罰』を読んだことがなかったり、ロシア人の名前が覚えられない。という共通点に安心(笑)

    しかし作家さんの想像力は、凡人ではない。
    どこで殺すのが物語として盛り上がるか、この人物はこういう人なのでは、という想像力が半端ない!

    最終的に全員がちゃんと読み、また集まることになりました。

    読んだ後の読書会は、皆さまさすがの感想で、それぞれ本に貼ったふせんやメモを、全部見せてください!と思いました。

    『罪と罰』は長編で、この遅読の私はどれくらいで読めるのか、と思いましたが、やっぱり読みたくなりました。

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    2025年12月28日
  • 『罪と罰』を読まない

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     隅から隅まで面白かった。「“読む”は読む前から始まっている」という考えは、私もぼんやりと思っていたことではあるが、この四人のおかげで私の罪と罰読書も、読んでないけど始まったぞ!と感じた。
     四人の自由で対等な雰囲気がまたとても良かった。罪と罰を読んでない者同士で話すという企画なんだから対等なのは当然だが、誰かの持っていた文学や歴史の知識がヒントになるときも、ガイド役の学者先生的な人の授ける解説を拝聴するみたいな空気は一切なく、プロ作家としての作劇的勘で何かを言い当てようとするときも、「ここできっと二人の対話が八十ページ続くんですよ」とか「結婚式で繰り広げられる七日七晩にわたるロシアの宴の描写

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    2025年12月24日
  • 月とコーヒー

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    これは地球?それとも他の星?
    掴みどころのないようなキャラクターたちだが、どうも魅力的でならない人たちが紡ぐ短い物語。
    この短さがなんとも良い空白と余韻を残してくれる。
    お気に入りの音楽を聴きながらでもいいし、家の中、外から聞こえてくる音に耳を澄ませながらでもいい。
    日常と非日常の間を行き来しながら、人生に大切な、でも見落としてしまいそうな、そんなことを静かに伝えてくれる。

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    2025年11月07日
  • 流星シネマ

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    いままで培ってきた記憶と、新たにインプットされた文章がどこか繋がって、いままでの記憶が少し形を変えてより大切に保管される感覚があった!読書が好きな理由を再確認した!

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    2025年10月12日
  • 月とコーヒー

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    ここから展開が変わる?と思ったら「ここで終わるの!?」とびっくりもしたけど、なるほど『一日の終りに読む短いお話』というだけあって、ひとつひとつの話がちょっとした時間に少しずつ読むのにちょうどいい長さかもしれないですね。この『少しずつ』ってのが心地よい。
    一つ一つがほっこりするお話たちばかりで、秋の夜長にぴったりですね。コーヒーとともに、癒やしアイテムとして何度でも読み返したくなるお話です。疲れた心に効きそう。w

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    2025年09月17日
  • 流星シネマ

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    流星シネマは、屋根裏のチェリー、鯨オーケストラとで三部作となっており、そのひとつめにあたる。

    3部作を通して根底にあるのは、喪失とそれを見つめて新たな何かをつくりだす話だと思う。

    流星シネマは、鯨塚のある町で発行されている小さな新聞「流星新聞」、-それは外から来たアルフレッドにより作り始められたものだが-そのアルフレッドの意図せぬ帰郷から物語は始まる。
    アルフレッドがいなくなった今、流星新聞は、新聞づくりのお手伝いをしていた太郎が作っていかなくてはならない。
    新聞の発行を続けることは、帰郷することになったアルフレッドの願いだから。

    「流星新聞」を取り巻くのは、個性豊かな街の人々(犬)。

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    2025年09月15日
  • 月とコーヒー

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    私にとって、肩の力を抜いて心地よい時間をすごすのにぴったりな本が、吉田篤弘さんの物語です。

    実はこの本は、読むのがもったいなくて今までとっておいた本です。装幀は、クラフト・エヴィング商會。味のあるイラストがまたとてもいいんです。

    本を開くと、寝る前に一話ずつ読むのにほどよい長さの短編が、24編紡がれていました。

    とるにたらないもの、忘れられたもの、世の中の隅の方にいる人たちのお話は、どれも心を穏やかにさせてくれました。時にクスッと笑えたり、なるほどねと思ったり、物語の続きを思い描いたりしながらの読書でした。

    あとがきには、吉田さんのこの本への思いが書かれていました。私にとっての「月とコ

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    2025年09月06日
  • おやすみ、東京

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    場所は東京、午前1時から始まる12の連作短編集

    吉田さんの本を手にする時には装丁も楽しませてもらっています。今回も夜にふさわしい黒を使いおしゃれに仕上がっています。

    暗い夜にふさわしくお話はゆっくり進みます
    たくさんの人たちがいる東京で、会えるわけがないと思いながらも、不思議なつながりで巡り会う人たちに嬉しくなります。
    吉田さんの文章はなぜか違和感がなく、夢の中のお話のように心地いいです。

    今回の作品も私の心のすき間にスッと入ってきました。すき間がうまって穏やかな眠りにつくことができそうです。

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    2025年09月04日
  • 月とコーヒー

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    短い時間でさらりと読める、ほっこり温かな短編集。
    架空の国の架空の街を舞台にした、大人のための童話みたいな雰囲気の話が多いです。
    休憩時間やティータイムにリラックスした気持ちで読んで癒されるような本です

    9月にオーディオブックが出るらしい。
    寝る前にゆったりした気分で聴くのよさそうだなー。

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    2025年08月23日
  • それでも世界は回っている 1

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    一日の終わりに読むことを楽しみにしていたのに、止まらなくなってあっというまに数日で読んでしまった
    積ん読から2巻を探し出さなくては…

    スピンのカラーが美しい、いや、あたたかくて懐かしいような触れたくなるような青色でうれしかった

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    2025年07月31日
  • 月とコーヒー

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    朝や夕方のちょっとした時間に読めるファンタジーのあるお話で、
    いつも楽しく読めました。ちょっとふしぎで、ちょっとすてき。
    作者のあとがきにもあるように、もうすこしふくらませられそうなのに、
    ここでおわりなの!?という終わり方のお話も多いけど、そのあっけなさがまた好きでした。

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    2025年07月19日
  • それでも世界は回っている 3

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    よかった。心がじんわり温まる。
    吉田さんの長編いいなあ。また書いてほしい。

    ドーナツが食べたくなった

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    2025年07月14日
  • 流星シネマ

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    鯨オーケストラを先に読んでしまったので、未来から過去を覗き見ているような感じ。

    言語化できない思いがあってもいい。
    吉田篤弘さんの作品を読むといつも感じることのひとつ。
    言葉にできないから、もう一度この気持ちを味わうには、物語の扉を開くしかない。

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    2025年07月06日
  • 奇妙な星のおかしな街で

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    笑ったり
    考えたり
    思い出したり
    忘れたり

    帯に書かれたこの言葉のとおりに、吉田さんのお話をゆったりとした気分で聞いている感じがしました。

    もちろんコーヒーを飲みながら。

    『奇妙な星のおかしな町で』というタイトルの付け方も吉田さんらしくていいと思いました。吉田さんのこだわりや話の広げ方が、おもしろくて休日に読むのにぴったりの本でした。

    この星のこの街で書かれたエッセイは、心地よくて何度でも読みたいと思えるものでした。

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    2025年07月06日
  • ソラシド

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    いやあ、出だしの時代背景や主人公の職業から、てっきり吉田篤弘さん自身のことを綴っているエッセイかと思って読み進めていた。

    ら、小説だったのね。

    1986年当時にいたという女性2人のジャズバンド『ソラシド』を追う主人公の話。

    主人公は若かりし頃、ダブル・ベース(コントラバス)を偶然ゴミ置き場で拾い、あまりの大きさに「エレファント」と名付け、一人練習していた。

    『ソラシド』の薫もダブル・ベースの奏者ということで、興味が湧いたのだった。

    しかし、レコードも出したことのないマイナーなバンドで、たま~に雑誌の隅に紹介が載るくらいなので、追跡は困難を極めるのだが。

    あるとき、『ソラシド』が映画

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    2025年07月01日