吉田篤弘のレビュー一覧

  • おやすみ、東京

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    午前1時。タクシーを中心にした連作短編。
    小道具を探し求めてタクシーに乗る人。弟を探す人。一度乗せたお客さんを探す運転手。それぞれの想いが交差しながら進んでいく。どこで交わるのかドキドキしながら読み終えました。

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    2025年10月30日
  • 月とコーヒー デミタス

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    共感出来そうで出来ない自分が知らない世界に入り込める話集。
    けど、登場人物が個性的で面白い。

    1125は登場人物の子供だった心が大人になって暖かい気持ちになった。

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    2025年10月23日
  • 台所のラジオ

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    p.78 油揚げと架空旅行
    私は感電した。きわめてやさしい電流であったが、雷に打たれる衝撃より、はるかにじわじわと効いてきた。

    わかる。雷に打たれるような衝撃より、感電って言葉がしっくり来る時あるなあ〜〜

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    2025年10月10日
  • 月とコーヒー デミタス

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    デミタス=小さなカップ。小さなカップで少量のコーヒーを味わうように、短いお話をひとつひとつ味わうような。もう少し読んでいたいな、と思うところで終わってしまう長さだけどこれはこれで余韻があって良かった。『苦いコーヒー』と『ひとり芝居』が好きだった

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    2025年09月17日
  • 奇妙な星のおかしな街で

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    スルスル読めるエッセイ本。何気ない日常を送る作者の頭の中をのぞかせてもらっているみたいで、読んでいて楽しかった。

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    2025年09月24日
  • 月とコーヒー デミタス

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    Qの話が特によかった。
    ユニークな話ばかりで、1話が短いので息抜きにちょうど良い。
    前作の「月とコーヒー」に比べて装丁の色が濃い目になっているのと、凹凸が深め・艶感がプラスされていて「デミタス」を感じさせるのも著者(奥様も)のこだわりを感じて良かった。

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    2025年09月05日
  • おやすみ、東京

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    吉田篤弘さんの本ははじめて。何とも不思議な世界観だな。他の作品も読んでみたいな。タイトルのおやすみ、東京が好きで買った。ほんとにずっと夜だった。

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    2025年09月05日
  • 月とコーヒー デミタス

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    だいぶ前に買って、眠る前に本棚から取り出しては1日1話、また戻して、ときには何週間も間をあけて…のんびり読みました。

    何ヶ月もかけて、しかも読んだあとはそのままおやすみ。最後のページにたどり着いた今、正直さいしょの方が思い出せません笑 いつか、おもむろに2周目に入ろうと思います。

    ひとつひとつの穏やかでちょっと不思議な世界は健在。俳優、劇団、楽団、音楽家、そしてサーカス。つくる、演じる人たちのお話が多かったなあ…という印象。

    レビュー用に慌てて読み直すものでもないと思うので、思い出せる範疇でいうと、百貨店の地球儀屋さんのお話、あと、音楽家と賢者が仲良くなるお話、椅子のお話…が好きでした。

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    2025年08月30日
  • 『罪と罰』を読まない

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    ドストエフスキー「罪と罰」を読まずに4人の作家が読書会を開き内容を推測し合う話

    4人の作家たちがヒントを手掛かりに自由に推測、思ったままを言い合うのがこの本の面白さ

    ほんの少しの話の断片のヒントから作家流に「わたしならこういう筋書き、こういう流れにする」とか想像力が半端なく広がる

    いったいどんな物語なのか
    期待に胸を膨らませ、夢中になって「ああでもない、こうでもない」と語り合う

    そして読んだあとにまた集まって
    読後座談会

    私は読んだあとにこの本を手にしたが、作家たちの当たらずとも遠くなく、話が横道にそれることもしばしばあるにもかかわらず、ちょっとのヒントで軌道修正してくる様子に感嘆し

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    2025年08月26日
  • 月とコーヒー デミタス

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    月とコーヒーを読み終えて直ぐに読み始めたら、中弛みしてしまったけれど、読み終えてみると、

    たまに、終わったはずの物語がふっと戻ってくることもあって、続けて読んで良かったかも。

    モグラ、ひとり芝居が、今の私には響いたかな。

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    2025年08月25日
  • それでも世界は回っている 3

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    大好きな珈琲店のカウンターに座って、ゆっくりコーヒーを飲みながら読めた幸せ
    どうしてもシュガードーナツが食べたくなって帰り道にパン屋に寄って食べた

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    2025年08月28日
  • それでも世界は回っている 2

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    心の中に留めておきたい台詞が多い
    3巻を手元に置いてから読み始めないと、続きが読みたくていてもたってもいられなくなるのでご注意を

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    2025年08月17日
  • おやすみ、東京

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    短編同士に繋がりはありつつ、絶妙な距離感が保たれている。この方の小説の特徴であり、好きなところ。

    実は世間は狭く、色んな人とつながっている。ただ、つながったとて、それに気付くかは別の話。また、会いたい意思と、会うという行為も、別の話。文中にもあったこれらのことが、短編の繋がり方に表されていると思う。

    繋がって「知り合う」こともあれば、繋がっても「その場限り」なこともある。「知り合う」ためには偶然の力と、自分で縁をたぐり寄せる力、どちらも必要なんだなと思った。あと、思いがけない縁は、結局人を介してやってくる。

    「世間における居場所」という視点で見ると、マイノリティ的な側面がある深夜が舞台が

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    2025年08月15日
  • 月とコーヒー デミタス

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    月とコーヒーが必ず出てくる24の短編集。
    シリーズ第2弾。デミタス。いい。
    1話1話、とても短い。
    「それから?」と続きが気になる終わり方だったりと、まさに小さな一杯。まさにデミタス。いい。
    でも、物足りないのではなく、「余白」なのです。「余韻」と言ってもいいかもしれません。
    読後、ぼぉ〜っとしたくなる。

    そして、著者の作品はセリフがよいのです。

    引用をひとつ

    「世界をよく見て、何かを見つけたりすることは、とてもいいことだと思う。でもね、本当にうれしいのは、気づくってことなんだよ。だって、『見つけた』ものは自分の外にあるけれど、『気づいた』ものは自分の中にあるってことだろう?」彼はまた、

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    2025年08月11日
  • 台所のラジオ

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    「明日、世界が終わるとしたら」
    美々と直人の微妙な関係。伯母いわく臆病すぎる性格の美々と、猪突猛進な直人のほんの少しの生きづらさ。わかるなぁ。何もかもが上手く行ってないわけじゃないんだけど、思い描いていた未来とズレていって息がしづらい感じ。
    学生時代によく行った中華料理店に大人になってからは年に一回行くか行かないか…くらいになって
    コロナ禍で閉店してしまったあの時を思い出しました。
    もっと行っておけば良かったな、なんて。
    他に思い入れのあるお店がなかったから、まだ若い皆さんは学生時代にもっと思い出を作っておこうね。もう大人な皆さんは行きつけだったお店大事にしてね。
    前向きになれる作品でした。

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    2025年08月01日
  • おやすみ、東京

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    ネタバレ

    4.6
    ちょっとずつ登場人物たちが繋がってるのがいい。ミツキが最後の指輪を戻すところが良かった。コークハイが美味しそうだった。

    加奈子の弟は「レインコートを着た犬」にでてくる青年じゃない?長いあらすじ書いて、館長が逃げ出して館長になるって。

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    2025年07月24日
  • 中庭のオレンジ

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     表紙イラストを見て、思わず昔の日立のTV CM「この木なんの木 気になる木ぃ〜♪」を思い出しました。そう、古いです。70年代です。ハワイのモンキーポッドでしたっけ? 当時、こんなに見事に枝を広げた姿の木があるんだ、と驚き憧れました。

     本書は、中公文庫創刊50周年記念企画・刊行とのことで、21の掌編が収められています。装幀と表紙の夜のオレンジの木が美しい!
     前述の"日立の木"は明るい陽射しのもとで爽やかでしたが、本作の"オレンジの木"は夜で、ひっそりと物語を宿すオレンジの実に相応しいです。

     本作の根っこにオレンジの木があり、最初と途中、そして最

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    2025年07月15日
  • おやすみ、東京

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    連作短編という形式があるらしい。
    作者のあとがきを読むと「一見、短編集のようでありながら、じつは、それぞれの短編がつながりを持ち、読みようによっては、長編小説としても読めるものをそう呼んでいる」ものだそうだ。

    まさにこの おやすみ、東京 は、連作短編で書かれているように感じた。
    一編一編がまるでDNAのように、いくつかの螺旋階段のように、ある瞬間には交わりかけて、ある瞬間には遠く離れてしまう。
    そしてある種独特な文調が、まるで作者の夢の中に紛れ込んだような錯覚になる面白い読み物だった。

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    2025年07月01日
  • 月とコーヒー デミタス

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    1話1話短いおとぎ話のようなお話がつまった一冊
    駄目なロボット・オーケストラとこの星のささやかのざわめきが好き

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    2025年06月14日
  • 月とコーヒー デミタス

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    「ひとり芝居」という話が良かった。

    カノンが、
    「世界は私を嫌っている。不公平にできている」
    と、嘆いていると、

    「そういうときはね」
    「お湯をわかすの」
    「いい?そしてゆっくりコーヒーでも淹れて飲みなさい」
    と姉のアドバイス。

    カノンは気づく
    「何を急いでいたのでしょう?」
    「うまくいっていなかったのは、何もかもを性急に粗雑にこなしていたから」

    このほか、気持ちが弱っている時に優しく投げかけてくれる姉の言葉が良かった。


    「月とコーヒー デミタス」は「月とコーヒー」の2作目。
    「月とコーヒー」の3作目も書き始めているそうなので楽しみです。
    あと、「中庭のオレンジ」も「月とコーヒー」

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    2025年06月06日