天使も怪物も眠る夜

天使も怪物も眠る夜

924円 (税込)

4pt

めくるめく未来版「眠り姫」の物語
――吉田篤弘が挑む、かつてない群像劇!

2095年、東京は四半世紀前に建てられた〈壁〉で東西に分断されていた。曖昧な不安に包まれた街は不眠の都と化し、睡眠ビジネスが隆盛を誇っている。
そんな中、眠り薬ならぬ覚醒タブレットの開発を命じられた青年・シュウは謎の美女に出会い――。

文庫版特典として、「あとがき」と「もうひとつのエピローグ」を収録。
〈螺旋プロジェクト〉の1冊としても話題!

【電子版巻末に特典QRコード付き。〈螺旋プロジェクト〉全8作品の試し読みができます】

※〈螺旋プロジェクト〉とは――
「共通ルールを決めて、原始から未来までの歴史物語をみんなでいっせいに書きませんか?」伊坂幸太郎の呼びかけで始まった8作家=朝井リョウ、伊坂幸太郎、大森兄弟、薬丸岳、吉田篤弘、天野純希、乾ルカ、澤田瞳子による前代未聞の競作企画


〈螺旋〉作品一覧
朝井リョウ『死にがいを求めて生きているの』
天野純希『もののふの国』
伊坂幸太郎『シーソーモンスター』
乾ルカ『コイコワレ』
大森兄弟『ウナノハテノガタ』
澤田瞳子『月人壮士』
薬丸岳『蒼色の大地』
吉田篤弘『天使も怪物も眠る夜』(本作)

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

天使も怪物も眠る夜 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    吉田篤弘の本は休日の昼間とか、いつもより時間がゆっくり過ぎる日に読みたい本が多い気がしますが、これは明日何も予定がない日の深夜にページを捲りたくなるような本です。近未来と幻想を掛け合わせたような世界観だからシラフで読んでも酒に酔ったような気分になれますが、手元にキツめの酒とアイスがあれば尚良いと思い

    0
    2025年01月19日

    Posted by ブクログ

    面白い!

    螺旋プロジェクトの最後を飾る近未来SF小説。本作だけでも楽しめるほどに完成度の高い小説だが、それまでの壮大なストーリを見事に収束させる爽快感が最高。

    世界観、複数の登場人物が徐々に絡み合ってくる緊張感、謎がだんだん解けて物語の輪郭がはっきりしてきつつ、新たな謎が立ち上がってくる「螺旋」

    0
    2023年09月01日

    Posted by ブクログ

    本当に素敵な物語でした。
    中央公論新社の「螺旋」という、8人の作家による共作で、本作が最後の物語にあたることは知っていたけれど、大好きな作家と心惹かれるタイトルに最初に読んでしまいました。が、もし、これを1作目に読み始めようとしているあなた、やはり順番通りに読む方が良いかもしれません。

    吉田篤弘さ

    0
    2023年06月25日

    Posted by ブクログ

    登場人物が多く、個性的な名前ばかりで読むのに苦労した。読み終えた後も、いい意味で話が頭に残り、どんな話か考えさせられた。
    本というより、1つの「舞台」として、考えると、テンポよく楽しく読めそう。
    初めてそんな印象を受ける本に出会った。

    0
    2023年04月23日

    Posted by ブクログ

    とうとう螺旋プロジェクト最後?を読み終えた。
    あくまで螺旋プロジェクトは海族、山族の対立を軸に皆んなで小説を書こうといったものなので特に読む順番などないと思うが、私は古代から順々に読み進めていった。

    この近未来の作品では現代付近までの顕著や山族、海族の対立といったものは顕著に表現されていなかったよ

    0
    2025年12月07日

    Posted by ブクログ

    伊坂幸太郎さんの呼びかけで集まった8作家による競作企画〈螺旋プロジェクト〉の作品の一つで、伊坂さんのシーソーモンスターとの伏線もたくさん出てきてわくわく。あと6作品も読みたい!螺旋プロジェクト第2弾始動とあるので、その前に読み切りたいです。

    睡眠ビジネスとか盛んな今、本当に不眠症の原因となる〈面白

    0
    2025年12月04日

    Posted by ブクログ

    螺旋プロジェクトの最終にして、他の作品とは一線を画す海山エピソードが殆ど表に出て来ない作品でした。
    最終といっても確か同時並行で書かれていたはずですが、本書はまさに吉田氏のオリジナル作品というゆったりかつ不思議な雰囲気が漂っており、それに螺旋のコンセプトを緩く上乗せした印象です。
    ただ、そうでもしな

    0
    2025年01月19日

    Posted by ブクログ

    時代設定や登場人物の多さから、かなり難解な一冊でしたが、ラストで気持ち良いほど全てのパーツがはまっていき、読後感は最高でした。著者ならではの不思議な空気感もあって、ファンタジー色はとても強め。万人受けではないかもしれませんが、時間をかけてゆっくり物語に浸りたい方には是非読んで頂きたいです。

    0
    2024年12月04日

    Posted by ブクログ

    螺旋プロで小生初、吉田篤弘さん。未来の話ですが、ストーリもよく練られて、前向きかつ軽快で虜になりました。現代版の星新一さんのような印象です。他の著作にもトライしたいです。

    0
    2024年08月12日

    Posted by ブクログ

    昔途中まで読んだ小説BOCの吉田さんの作品
    個人的には1984年味が少しあったりで面白かった
    羽深と田所がすき、あの掴みどころのない感じが
    ちなみに間違えて2冊買ってしまったのはここだけの話

    0
    2024年07月22日

天使も怪物も眠る夜 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

中公文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

吉田篤弘 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す