吉田篤弘のレビュー一覧

  • 『罪と罰』を読まない

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    しをん先生がとても好きなので読んでみよう、と軽い気持ちで読み始めたけどとても面白かった。
    知識と語彙が豊富な4人の語り手によって考察される罪と罰、自分も読んだことは無かったがこれを読んで読んでみたい!と思った。
    なんだか難しそうな話だと敬遠していたが、人が楽しそうに話しているとなんとなく読んでみたい気持ちにさせられる。会話のテンポもすごくよくて、読みながら思わず笑ってしまった。

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    2022年02月23日
  • それでも世界は回っている 1

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    歯ざわりの良いビスケットのような物語だった

    かじかんだ心を不思議な暖かさで解き放ってくれる、素敵な。

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    2022年02月13日
  • それでも世界は回っている 1

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    ネタバレ

    月とコーヒーで好きだったインクの話が拡張された…のか?まだわからないけどあの雰囲気で長編が読める楽しさ。

    わらしべ長者のようにいい感じに行く先々にヒントが置いてあり、話がキレイに繋がっていくのが気持ち良い。

    その話を彩る、ちょっと不思議なキャラクターと世界観。
    ゆるいSFといった感じでゆるっと読めるが、その分すぐに読み終わってしまうのが切ない。

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    2022年01月23日
  • それでも世界は回っている 1

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    吉田篤弘さんの本、いつも感じることだけど今回もまた。
    会ったことのある人達なのに新鮮。いえ、会ったことないかも。でも知ってる人だしなぁ。誰だったかしら、私の気のせいかしら、昔からの友達みたいだけれど初めましての挨拶もしなきゃ。そんなこんな、モヤモヤではないうっとりに近い感想。
    読み終わりたくないけれど読み終わっても離れる感じがしない、そんな人達に今回もお知り合いになれました。
    『1』なので続きはあるのだと思います。
    またココロの琴線に触れていただきたい。

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    2022年10月16日
  • 流星シネマ

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    僕は屋根裏のチェリーから読み始めたので、こちらが別視点という印象でした。
    ひとつの物語を2つの視点から読むのは楽しいですね。登場人物一人一人が素敵で特にカナさんが好きです。
    不思議な魅力です、流星シネマから漏れでる音を聞きながら煙草を吸ったり、野良猫の頭を撫でてやったりといった描写は美しいなと思いました。

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    2021年08月04日
  • それでも世界は回っている 1

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    吉田篤弘氏の描くそれぞれのキャラクターのイラストがいい。
    ジャン叔父さんのセリフやベルダさんのセリフも印象的なもので読んでいて楽しい。
    続きが出るのが楽しみだ。
    それまでの間、「月とコーヒー」でも読み返そう。

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    2021年07月02日
  • 奇妙な星のおかしな街で

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    ネタバレ

    毎日1話ずつ読んだ。全篇滋味深く心に沁みわたるようなエッセイだった。一番最後の「見えないもの」は2020年1月に書かれており、「見えない敵をどれだけ可視化できるかが、人間の営みの重要な課題で、敵を可視化することで、命という曖昧なものに輪郭を与えてきた。」という一文にうなった。
    あとがきの、見えないものと共存するためには、見えるものをより注意深く凝視する必要があるという言葉も現状を的確に射抜いていて心に残った。

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    2021年01月28日
  • 奇妙な星のおかしな街で

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    この方のモノの見方(見え方?)、表現力、ほんとに面白いです。『天国の探偵』が読める日を楽しみにしています(^^)

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    2020年10月11日
  • 台所のラジオ

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    吉田篤弘さんの世界観が好き。
    寓話みたいな物語たち。
    なんでもない日常、普段気にもとめない片隅に置いてある物達が愛おしくなる。
    もしわたしが物語を描くとしたら・・・
    物に語らせる。
    台所のラジオ

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    2020年03月13日
  • 変愛小説集 日本作家編

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    さまざまな形の「愛」が収められたアンソロジー。どれも一般の恋愛観からは少し外れた愛で、しかしそんな奇妙な愛こそが恋愛であるような気がする。どこか変でなきゃ恋愛なんてできないな、と感じた。

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    2019年09月14日
  • 台所のラジオ

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    面白かったです。
    テレビを見るよりラジオを聴く方が好きなので、なんだかお話を身近に感じました。
    でも、不思議なことがたくさん起こって面白そうです。
    きつねうどんは美味しそうですし、「十時軒」へ行ってみたいです。アリスに会いたい。
    吉田さんのお話では月舟町が大好きで住みたいくらいなのですが、この本の世界も穏やかでいいなぁ。
    登場人物たちが聴いているラジオ番組ってもしかしたら、「小さな男*静かな声」の静かな声のラジオ番組かも…それだったら素敵です。

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    2019年04月16日
  • 台所のラジオ

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    ネタバレ

    12のお話がおさめられた短編集です。
    ぜんぶ読み終わって、あとがきを読んで初めてラジオに気付きました。読み返してそう言われてみればそうだな…と。
    まったく関係ない短編の寄せ集めも好きですが、この話とこの話、繋がってる!という短編が好きです。
    特に好きな2つの話について感想を書きます。

    「マリオ・コーヒー年代記」
    この話は本の中で2番目に好きです。
    マリオが何か不幸な目に合うのではと警戒していたのですが、何も起こらなくて良かった。
    ホットドッグとミルクコーヒーはとても良い組み合わせだと思います。カシャカシャする紙に包まれてくるホットドッグはなぜかとてもおいしそうに見えますね。たぶんマリオの店の

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    2018年04月14日
  • ソラシド

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    だいすきな本になった。

    吉田さんの本は、読んでいてにやついてしまうことがある。

    ノート。1986年。ダブルベース。ソラシドの2人。音楽。言葉。レコード。コーヒー。

    今のこの気持ちをうまく言葉にできない。
    何度でも読みたい。

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    2015年06月18日
  • ソラシド

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    雨の様に降り注ぐ
    幾千もの言葉を
    日々、ぼんやり目にしつつも
    思わず(はっ!)と、手で受け止めたくなる様な
    キラリに出会う事がある。

    それは自分だけに光るキラリ。

    音楽好きの彼が
    パラパラ捲っていた雑誌に掲載されていた
    ほんの小さなコラム。
    その記事がキラリと光った。

    (誰?聞いた事もないアーティスト…)
    それがソラシド。
    どうやら女性2人のデュオらしい。

    彼女達のコメントや弾いている楽器も気になる…

    早速NETで調べてはみたものの、
    彼女達は派手な活動をしていなかったらしく、
    全く手がかりがつかめない。
    でも、
    何故か追っかけずにはいられないし、
    そうせざるを得ない事情も出来た。

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    2015年04月24日
  • ソラシド

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    ネタバレ

    「オレ」という一人称の篤弘さんはこれまで以上に気取りがなくて親しみやすい兄ぃなのです。
    1986年と今を行ったり来たりしながらまた素晴らしい音楽を聴かせてくれました。(実際。ネットなどで音楽を捜しながら聞いて読んで・・・)
    この本もまた大事な一冊となりました。

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    2015年03月13日
  • ソラシド

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    ネタバレ

    吉田さんの小説は、静かに静かに始まる
    そして、どこか変わった人たち、建物から
    物語が動き出していくのが心地よい
    1986年、渋谷区と世田谷区の間の
    松見坂の上にある「空中の長屋」
    まずいコーヒー、「ザ・ビートルズ」
    エレファントという名のダブル・ベース
    現在の「オレ」と年の離れた妹「0(オウ)」が
    過去を探していく
    不思議だけど、心地よく
    たくさんの音楽が聴こえてくるような小説
    極上の読書の時間を過ごすことが出来ました

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    2015年02月20日
  • ソラシド

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    すごくいい。
    すごく好き。
    出来ることなら★を100こ並べたい。

    ものすごく優しいお話。
    でも、ちょっと寂しい。
    そして、じんわりと温かい。

    「おれ」は探し物をしている。
    いや、「おれ」だけじゃなく、みんなが探し物をしている。
    探し始めた時には自分が何を探しているのか正確なところは分からない。
    だんだんと見えてくる。
    そうすると最初にイメージしていたものとは違うものだったことが分かってくる。
    いよいよ探し当てたと思い、「そうだったのか」と納得しようとすると、また新たな探し物が始まっている。
    気付かないうちに。

    「この物語はこういう物語です。」と言い切れません。
    ただ、とても美しい物語です

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    2015年01月30日
  • 流星シネマ

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    200年前に川に鯨が迷い込んだと言い伝えられる町で流星新聞を編集・発行している太郎と、町に住む様々な職業に就くユニークな住人たちとのあたたかな交流を描く連作短編⸺と思いきや過去のとある事件による仄暗い影があったり、それぞれの住人の抱える悩みや秘め事があったりと、どこか不思議で詩的なおとぎ話のようなストーリー。
    最終話でこれまでの話がきれいに繋がって、これまたきれいな大団円。ピアノの静かで優しい音色が聞こえるようなあたたかい締め括りにしみじみと湧き上がるような静かな興奮を覚えた。
    既に本棚に続編がスタンバイしているので、そちらも近々読む予定。

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    2026年03月14日
  • 月とコーヒー

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    あとがきに“1日の終わり、寝しなに読んでもらいたい”という著者の言葉通り、寝る前にぴったりな絵本のような短編集だった。
    大人を主人公にした、大人のための、希望が星のように散らばって、孤独を優しく埋めてくれるようなおとぎ話みたいな物語。

    食がテーマということで、いろんな美味しそうな食べ物が出てきた。
    クリームシチュー、ドーナツ、卵焼き、カレー、サンドイッチ、バナナ、林檎、たまごのケーキ、パンにジャムやマスタード、魔法瓶のコーヒー。
    知ってる馴染みのある食べ物でも特別に見えるし、
    詳細が語られないあやふやな食べ物も美味しそうで、あれこれ想像を巡らせて食べたくなってしまう。
    “好きな詩集をゆっくり

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    2026年02月22日
  • 月とコーヒー

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    少し不思議で温かい二十四の短編集。
    あとがきに「一日の終わりの寝しなに読んでいただく短いお話を書きました。先が気になって眠れなくなってしまうお話ではなく、あれ、もうおしまい? この先、この人たちはどうなるのだろう──と思いをめぐらせているうちに、いつのまにか眠っているというのが理想です。」とありますが、吉田篤弘さんの書く世界はほっとして居心地が良くて、なかなか抜け出せず、結果一気読みしてしまいました……。
    再読する際は一日一話と決めてゆっくり楽しみたいです。

    特に『隣のごちそう』が好きでした。
    ちょっと主人公の行動がストーカーじみてるなと思いつつ、この後どうなるのか、何か起きるのかそれとも変

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    2026年02月08日