吉田篤弘のレビュー一覧

  • 月とコーヒー

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    特別なことをしなくても幸せはすぐ近くにある。
    読書できることは人生において最大の歓びなのかもしれない。
    ここ最近自己啓発、実用書ばっか読んでたから
    心穏やかになれる本久々に読んだな〜って思った。

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    2025年09月28日
  • 奇妙な星のおかしな街で

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    スルスル読めるエッセイ本。何気ない日常を送る作者の頭の中をのぞかせてもらっているみたいで、読んでいて楽しかった。

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    2025年09月24日
  • おやすみ、東京

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    吉田篤弘さんの本ははじめて。何とも不思議な世界観だな。他の作品も読んでみたいな。タイトルのおやすみ、東京が好きで買った。ほんとにずっと夜だった。

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    2025年09月05日
  • 『罪と罰』を読まない

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    ドストエフスキー「罪と罰」を読まずに4人の作家が読書会を開き内容を推測し合う話

    4人の作家たちがヒントを手掛かりに自由に推測、思ったままを言い合うのがこの本の面白さ

    ほんの少しの話の断片のヒントから作家流に「わたしならこういう筋書き、こういう流れにする」とか想像力が半端なく広がる

    いったいどんな物語なのか
    期待に胸を膨らませ、夢中になって「ああでもない、こうでもない」と語り合う

    そして読んだあとにまた集まって
    読後座談会

    私は読んだあとにこの本を手にしたが、作家たちの当たらずとも遠くなく、話が横道にそれることもしばしばあるにもかかわらず、ちょっとのヒントで軌道修正してくる様子に感嘆し

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    2025年08月26日
  • 月とコーヒー

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    ひとつひとつの物語はとても短くて、その先が気になるところで終わる。

    それが絶妙に心地よい

    一気に読む読み物ではなくて、1日一杯のコーヒーのような感覚。

    たまに、終わったはずの物語がふっと戻ってくることもあって、それがまた、良い感じでした。

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    2025年08月25日
  • 月とコーヒー

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    これはぜひとも紙で読みたい本。一日一話ずつ、コーヒーを入れながら読む時間が、毎日のちょっとした楽しみになった。一話ごとの長さも物語の世界観も一日の小休憩にぴったりで。
    もう終わり?!呆気なさすぎる…どうか続きを…!ってなる話もいくつかあったけど、それはそれでいいんだきっと。想像が膨らむ。
    ちょっと不思議な世界に住む誰かの生活の一部をちょっとだけ覗かせてもらったような、ちょっとした物語たち。
    良い時間を過ごさせてもらいました。もう一冊も買おうと思います。

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    2025年08月22日
  • それでも世界は回っている 3

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    大好きな珈琲店のカウンターに座って、ゆっくりコーヒーを飲みながら読めた幸せ
    どうしてもシュガードーナツが食べたくなって帰り道にパン屋に寄って食べた

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    2025年08月28日
  • それでも世界は回っている 2

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    心の中に留めておきたい台詞が多い
    3巻を手元に置いてから読み始めないと、続きが読みたくていてもたってもいられなくなるのでご注意を

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    2025年08月17日
  • おやすみ、東京

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    短編同士に繋がりはありつつ、絶妙な距離感が保たれている。この方の小説の特徴であり、好きなところ。

    実は世間は狭く、色んな人とつながっている。ただ、つながったとて、それに気付くかは別の話。また、会いたい意思と、会うという行為も、別の話。文中にもあったこれらのことが、短編の繋がり方に表されていると思う。

    繋がって「知り合う」こともあれば、繋がっても「その場限り」なこともある。「知り合う」ためには偶然の力と、自分で縁をたぐり寄せる力、どちらも必要なんだなと思った。あと、思いがけない縁は、結局人を介してやってくる。

    「世間における居場所」という視点で見ると、マイノリティ的な側面がある深夜が舞台が

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    2025年08月15日
  • 台所のラジオ

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    「明日、世界が終わるとしたら」
    美々と直人の微妙な関係。伯母いわく臆病すぎる性格の美々と、猪突猛進な直人のほんの少しの生きづらさ。わかるなぁ。何もかもが上手く行ってないわけじゃないんだけど、思い描いていた未来とズレていって息がしづらい感じ。
    学生時代によく行った中華料理店に大人になってからは年に一回行くか行かないか…くらいになって
    コロナ禍で閉店してしまったあの時を思い出しました。
    もっと行っておけば良かったな、なんて。
    他に思い入れのあるお店がなかったから、まだ若い皆さんは学生時代にもっと思い出を作っておこうね。もう大人な皆さんは行きつけだったお店大事にしてね。
    前向きになれる作品でした。

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    2025年08月01日
  • おやすみ、東京

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    ネタバレ

    4.6
    ちょっとずつ登場人物たちが繋がってるのがいい。ミツキが最後の指輪を戻すところが良かった。コークハイが美味しそうだった。

    加奈子の弟は「レインコートを着た犬」にでてくる青年じゃない?長いあらすじ書いて、館長が逃げ出して館長になるって。

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    2025年07月24日
  • おやすみ、東京

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    連作短編という形式があるらしい。
    作者のあとがきを読むと「一見、短編集のようでありながら、じつは、それぞれの短編がつながりを持ち、読みようによっては、長編小説としても読めるものをそう呼んでいる」ものだそうだ。

    まさにこの おやすみ、東京 は、連作短編で書かれているように感じた。
    一編一編がまるでDNAのように、いくつかの螺旋階段のように、ある瞬間には交わりかけて、ある瞬間には遠く離れてしまう。
    そしてある種独特な文調が、まるで作者の夢の中に紛れ込んだような錯覚になる面白い読み物だった。

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    2025年07月01日
  • 『罪と罰』を読まない

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    ドストエフスキーの『罪と罰』を読んだことがない4人が内容の妄想を繰り広げる。
    1ページ解禁しただけで4人の推理が止まらない。
    で、読むんかい!
    この企画を書籍化、さらに文庫化してくれたことがありがたい。

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    2025年04月19日
  • 台所のラジオ

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    六年前に逝ってしまった恋人。
    正式に婚姻はしていなかった。
    自分(多江)の他にもうひとり女が居ると思っていたからだった。
    だけど彼亡き後も続けてきたお店をたたむことになり、友人やラジオからの言葉もきっかけになり、その女に会いに行くことにした。
    「さくらと海苔巻き」より

    ラジオからの声は不思議だ。
    こちら側は見えていないし、そもそも万人に向けて話しているというのに、ひょいと自分に寄り添ってくれることがある。
    ハッとさせられたり、共感したり、背中を押してくれたり、思わず笑みがこぼれたり。
    そんな小さなお話が、美味しい食べ物と共に12話収められている。
    紙カツ、海苔巻き、きつねうどん、ビフテキ、お

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    2025年03月30日
  • 鯨オーケストラ

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    三部作『流星シネマ』『屋根裏のチェリー』『鯨オーケストラ』の最後。

    書き出しは 「人は皆、未来に旅をする」

    前2作に登場していなかった曽我哲生が主役。
    『屋根裏のチェリー』より、さらに先の様子が描かれる。

    『流星シネマ』『屋根裏のチェリー』での出来事がいくつも曽我と密接に結びついていた。
    太郎の幼なじみであるミユキが惹かれた絵のモデルが曽我だった。

    この事実を知った曽我は〈定食屋あおい〉でミユキと出会うことになり、サユリの作るハンバーガーも口にする。
    そして、店に貼ってあったクラリネット奏者募集のチラシを目にする。
    曽我はジャズ演奏のクラリネット奏者でもあった。

    曽我の絵を描いた画家

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    2025年03月26日
  • 屋根裏のチェリー

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    三部作『流星シネマ』『屋根裏のチェリー』『鯨オーケストラ』の第二部。

    書き出しは 「そして、冬はある日、何の予告もなしに終わってしまう」

    『流星シネマ』の書き出しは「この世界は、いつでも冬に向かっている」だったので、なにか寂し気な予感がした。

    岡小百合こと「サユリ」目線の物語で「チェリー」はサユリの中のもう一人の自分。
    つまり、チェリーはサユリの頭の中にいて、控え目な現在のサユリの行動を後押しする心の声のようだ。

    『流星シネマ』でのいくつかの出来事がサユリ目線でも語られるが、『流星シネマ』より未来に物語は進む。

    鯨の復活に取り組む人物と並行して、鯨オーケストラの復活に取り組むのがサユ

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    2025年03月26日
  • 流星シネマ

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    三部作『流星シネマ』『屋根裏のチェリー』『鯨オーケストラ』の第一部が『流星シネマ』
    全部で900ページ程になるが、この順番に一気に読んだ。

    『流星シネマ』は、太郎の目線で語られる。

    本作品は、書き出しの文に興味を惹かれる人が多いので、3作品共に記すことにする。
    本作品の書き出しは 「この世界は、いつでも冬に向かっている」 だ。

    都会の端の鯨塚がある町で暮らす人々の物語で、章ごとに異なる登場人物に焦点が当たる。

    かつて町に存在していた「鯨オーケストラ」と、かつて存在していた川に「迷い込んだ鯨」の復活に歩み出すまでの話。
    鯨オーケストラでオーボエ奏者だった岡小百合さんは、次作『屋根裏のチェ

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    2025年03月26日
  • 台所のラジオ

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    読書友達に勧められて読んだ1冊。すごく大きな事件は起きないけれど、淡々と時としてありそうな、時としてなさそうな不思議なお話も混ざりつつなお話がいくつか続く、ラジオ繋がりの短編集。個人的に声に出して読みたくなるような、ここちよい文章でした

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    2025年02月26日
  • それでも世界は回っている 3

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     幻のインク〈六番目のブルー〉探しの旅も最終巻を迎えました。「インク三部作」の第3巻です。

     〈五番目のブルー〉 + 「?」 = 〈六番目のブルー〉
    という方程式を解くには、〈五番…〉を移項して
     「?」 = 〈六番目のブルー〉 − 〈五番目のブルー〉
    あはっ、懐しい中1数学!

     でも、物語は決して数学で割り切れるほど簡単なものではありませんよね。巡り巡ってやっと辿り着いた〈六番目のブルー〉の謎は、きれい過ぎるくらいに収束します。世界の不思議な巡り合わせ、つながりが心地よく感じられ、オリオにとってインク探し以上の意味がある旅になったと思います。

     「喪失」は正しい時間の流れの

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    2025年02月14日
  • それでも世界は回っている 2

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     オリオは、ギタリストのジャン叔父さんと共に幻のインク〈六番目のブルー〉探しの旅を続けます。第1巻の終末で、インクの秘密が、ある奇妙な「唄」に隠されているということが明かされ、第2巻の物語が新たな展開を見せます。

     偶然の導きが道しるべとなり、行く先々で風変わりな人と出会い、交流を重ねていきます。インクと唄の謎に少しずつ近づいていく興味・関心と、逆にどこまでもほのぼのとした感覚は、大人にも心地よく刺さります。

     万物は流転する…それでも世界は回っている…喪失から再生へ…。"いつのまにか"に抗いたくて、時間を止めたいのか、戻したいのか、後半少し幻想の度合いが増した? どこ

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    2025年02月13日