吉田篤弘のレビュー一覧

  • それでも世界は回っている 1

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    この世界観が好きだからこそ即没入出来るんだとは思うけど、まるで本当に存在する街や建物のように思い浮かべながら読んでしまう。《六番目のブルー》で書かれた物語をこの目で読んでみたい。マリオ·コーヒーやオスカー商會に行ってみたい!

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    2026年08月28日
  • 月とコーヒー

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    甘くないケーキ、トカゲ男、空から落ちてきた天使など気になる表題が多く、読んでみました!
    あとがきにもあった通り、続きが気になるではなく、もう終わり?という話が多い短編集でした。でも、他のお話が読みたすぎて1つで、終わらないことがしばしばでした笑
    世の中に実際に存在するけれど、このお話じゃないと出てこないだろう人や物が多く、引き込まれる世界観でした。次回作も読みたいです。

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    2026年08月26日
  • 鯨オーケストラ

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    3部作のラスト

    タイトルを見ていよいよオーケストラが本格始動する話かと思ったら、全然違うところから物語が始まるのが面白かったです。

    過去は過ぎていくのではなくて、生まれてから今日までの自分がずっと積み重なっていくというような台詞がすごく良かった。

    「流星シネマ」のアキヤマ君の話が思いがけない形で繋がって、3作続けて読んだ甲斐がありました。

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    2026年08月13日
  • 屋根裏のチェリー

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    流星シネマに続いて連作の2作目を読みました。

    流星シネマを読んだ時に、脇役の一人一人の人生感じられて物語に奥行があるのが良いと思ったのだけど、まさにその部分を一つの作品として仕上げてくれているのがすごく嬉しい。

    1作目とは独立した作品として書かれているけれど、舞台も時間軸も被っていて1作目の出来事を違う視点で見ていたりするのが面白い。

    ちょっと勇気を出して一歩を踏み出すことで新たな出会いがあって、思いがけない方向に人生が進んでいくのが、さまざまな形で描かれていたのが良かった。

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    2026年08月04日
  • 流星シネマ

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    登場人物が多いけれど、一人一人に人生があってこの街で暮らしているというのが感じられて、静かな物語ではあるけど、奥行きが感じられるのが良かった。

    過ぎ去った過去の幻影がふと現代に現れるようなモチーフが多く登場するのも良い。

    3部作の残りの2作品も続けて読む予定です。

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    2026年07月31日
  • 月とコーヒー

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    何とも不思議な読後感。これを余韻というのかな?伏線も何なら結論も無い。「生きていくために必要なものではないかもしれないけど、日常を繰り返していくためには無くてはならないもの。」まさにそんな感じ。

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    2026年07月20日
  • 『罪と罰』を読まない

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    「罪と罰」を読んだことのない作家4人が、最初と最後のページ、間の数ページ、登場人物表など数少ないヒントを参考に物語を考察していく。もう超面白かった。笑った。

    登場人物名がおぼえられないといい勝手に省略したり、松岡修造だと呼んでみたり。
    元々同人誌でのみ出版予定だったということで、かなり自由に好き勝手やっており、それが最高だった。

    けどやっぱり作家を生業としてる人達はすごい。数少ないヒントから当たらずも遠からずな考察したり、文脈を整理し読み取る能力に長けすぎている。
    こんなにこの企画が面白くなるのも個々の能力がしっかりある人達が集まったからこそなんだろうなと思った。

    私は「罪と罰」本編を読

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    2026年07月01日
  • 月とコーヒー

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    2026/6/26
    こういうショートショートと呼ばれるような作品は、ほとんど読んだことがなかったと思う。
    どのお話も不思議な世界観と余韻があって、とっても面白かった。
    特に「三人の年老いた泥棒」が一番お気に入り。
    最後のシーンの美しさ!

    寝る前に少しずつ読んでいたら、あとがきに、そういう読み方を想定して書かれていた。
    本当に寝る前にピッタリの作品!

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    2026年06月29日
  • 月とコーヒー

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    吉田篤弘さんは、岩波書店「図書」21年8月9月号で、吉田さんなりの「星の王子さま」論を展開していた。それが24年2月に池澤夏樹版「星の王子さま」を読んだキッカケだった(3年間積読した)のだが、実は吉田さんの本自体を読んだのは、これが初めてだ。印象は、「星の王子さま」+「星新一」÷2という感じ。奇しくも「星」が並んだ。星という字は、吉田さんにとても似合う言葉だと思う。

    星新一よりも、王子さまみたいに上品でかつ哲学的。でも、そこまで純文学していなくて、エンタメ。

    月とコーヒーの間には間(ま)がある
    月とコーヒーの間には魔(ま)がある

    一編一編の中に(必ずではないけど)「月」と「コーヒー」の「

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    2026年06月29日
  • 『罪と罰』を読まない

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     面白かった。有名な古典小説「罪と罰」をネタにした対談集。

     前半は、この小説を読んでいないメンバーが読まないままに語り合う座談会。最初はこれまで知っていた断片的な知識を元に内容をあれこれと内容を想像し、途中から各章ごとに数ページを抜き出して読み、それを元に内容を「推理」する。これらが面白い。断片から空想を広げていくわけだが、その過程がとてもファンタスティックである。新しい断片を読む度に、これまでの想像が更に飛躍していったり、ひっくり返されていったりするさまもスリリングである。

     いったん座談会が終わってから各自が「罪と罰」を読み、そのあとで語り合うのが後半の座談会。読む前の座談会の答え合

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    2026年06月22日
  • 月とコーヒー

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    『月とコーヒー』のタイトル通り、眠れない夜に
    月の下でコーヒーを飲みながら味わいたい短いお話の短編集。

    作者の吉田篤弘さんが、本来人間には、月とコーヒーよりも太陽とパンが必要、でも月やコーヒーがなかったら人生は味気ないものになるだろう、ということを書かれており、本当にその通りだなぁと思った。世の中って、生きていく上で無くても生きていける物で溢れているけれど、もしも余計な物がなかったら、ただただ寿命まで生きているだけになってしまう。栄養を摂るだけならサプリでもよいけど、彩りを楽しんだり、調理法を考えて工夫して達成感を味わったりすることで、人生は豊かになるんだろうと、この本から経験の少ない自分な

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    2026年06月19日
  • エデンの裏庭

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    ネタバレ

    舞台裏もの大好きーーー
    わかるーーわかりますー〜
    その余白を埋めたくなるのよねー
    それはとっても楽しいワクワクすることだと思う

    5月4日がそんな特別な日だったとはーー
    面白い

    ガリバー旅行記はちゃんと読んだことないいんだが
    日本出てるの?

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    2026年06月16日
  • 天使も怪物も眠る夜

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    「本はすべて面白いものです。すべての本が、その可能性をもっています。面白さというのは、刻一刻と移り変わっていくんです。」「本を求める理由は千差万別で、理由はどうあれ、ある日突然、こんなふうに本と自分とがつながるのです。本の中身が面白いのはもちろんですが、こうしたことが──つながるということが、本のもうひとつの面白さなんです。」

    螺旋プロジェクトがなんなのかよくわからないまま作者買い。表紙とタイトルがすごく好みです。

    不眠症が蔓延した東京が舞台。「面白くない本」は不眠者たちに重宝され、「面白い本」は不眠を助長するとして発売禁止、焚書の憂き目にあっているという未来の話。
    そんな「面白い本」をど

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    2026年06月14日
  • 月とコーヒー

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    「本屋がなくなるとさ。なんというか、セーターの袖に小さな穴があいちまったみたいな——」
    決して生きていくために必須なわけではないけれど、あるとほっとできる。
    そんな作品でした!
    本が大好きな私にとって、
    ・ページをひらくことは世界をひらくことでした。
    ・さみしいもんだよね。本屋がなくなるとさ。なんというか、セーターの袖に小さな穴があいちまったみたいな——
    このフレーズは自分の本に対する気持ちも同じ気がしたし、
    ・重力は偉大だ。どんな人間も平等に地上につなぎとめてくれる
    ・迷路のごとき路地で迷いながら生きていくことはそんなに悪いことじゃない
    このフレーズは生きるのが少し楽になるなと感じました。

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    2026年06月12日
  • 月とコーヒー デミタス

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    寝る前に1話ずつ読んでいた。静かで落ち着いた話。名前のない仔犬、1125が温かい気持ちになれて良かった。

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    2026年05月30日
  • エデンの裏庭

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    ネタバレ

    舞台袖からの4つのレポートパートと、表題作
    時代が変わり、情報が秒速で刷新されても、変わらないものがある
    いや、姿かたちは変わってしまって見えないだけで、探さなくても、いつもそこにある

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    2026年05月27日
  • 月とコーヒー

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    「月とコーヒー」の3作目を先日読んだけれど、もうちょっと読んでみたくなったので1作目から読むことにした。はたして、3作目よりこの1作目の方が好みのお話が多かった!
    優しくて静かに、たんたんと進んでいくところは変わらないが、こちらのほうが食べ物がより際立っているというか、すごく美味しそうに感じる。どれも簡単に作れるような素朴で飾らない食べ物ばかりなんだけど、なんとも食欲をそそる…。
    どの話もお話が盛り上がりそうなところでぷつっと終わってしまうので物足りなく感じるのだが、だんだんとこれがくせになってきて、心地よくなるのが不思議。
    猿たちがバナナについて語り合う「バナナ会議」、オルゴール修理人と直ら

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    2026年05月21日
  • 月とコーヒー デミタス

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    読み慣れたのもあってかこちらの方が楽しめた。
    特に「1125」が、偶然亡母の誕生日というのも相まって沁みた。
    「駄目なロボットのオーケストラ」「名前のない仔犬」も好き。

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    2026年05月19日
  • 月とコーヒー

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    寝る前に少しずつ読みたくなる短編集。

    特に、青いインクのお話が素敵だった。
    所々に続編が出てきて、続きが気になる。

    想像力を働かせて、世界観をイメージしたり、続きを考えたり、余韻に浸ったり…

    心が落ち着く、素敵な本でした。

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    2026年05月18日
  • 月とコーヒー

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    あれ、これで終わり?という話ばかりで物足りなく感じた。あとがきに記載されていたが、その先を考えながら寝て欲しいそう。ほっこりの一歩手前みたいな所で終わることが多くもどかしく感じた。

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    2026年05月16日