星野智幸の作品一覧

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プロフィール

  • 作者名:星野智幸(ホシノトモユキ)
  • 性別:男性
  • 生年月日:1965年07月13日
  • 職業:作家

早稲田大学第一文学部文芸専修卒。1997年『最後の吐息』でデビュー。文藝賞受賞を始め数々の賞を受賞。代表作品の一つ『俺俺』などの作品を手がける。同作は 大江健三郎賞受賞作品。亀梨和也(KAT-TUN)主演で映画化。漫画化にもなる。

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作品一覧

2023/12/21更新

ユーザーレビュー

  • 俺俺
    4年ぶりに再読。直前に宇野重規『〈私〉時代のデモクラシー』を読み、それを道標にまたこの作品を読みたくなった。

    私なりにこの作品の構造を整理してみる。

    ヤソキチがメガトンを辞めると言った時の大樹の反応などに例えられるように、【俺】たちは自分より劣っている存在によって自分の存在価値を感じているのであ...続きを読む
  • 悲しみとともにどう生きるか
    個人的に興味深い作者名が並んでいたこともあり、本屋で衝動買いしたもの。ただひたすら真摯に、悲しみと向き合ったからこそ到達し得た心境が、ことばで生きている諸氏によって語り起こされる内容は圧巻で、それぞれに異なった対峙方法にも関わらず、通底する温もりは十分に享受できる。心のどこかに本書の存在を認識してい...続きを読む
  • 毒身

    何度も読み返している

    読後感がやみつきになる星野智幸。
    特に「毒身温泉」はわたしの中で普段忘れていたり見えなくなるけど核ともいえる部分を刺激する、大事な作品。

    独身をテーマにしているが、自立しながら他者と虚でないコミュニケーションを築くには、という読み替えも出来るかと思う。(虚でない、、とは上手く表現出来ていない...続きを読む
  • 俺俺
    俺俺って、そういうことか~。例の詐欺に絡んでのひと悶着かと思いきや、電話で完結する狭い世界に止まらず、もっと壮絶なディストピアに向け、物語はひたすら広がっていく。世界の均質性に疑義を突きつける、読んで楽しいエンタメだけど、考えさせられもする作品でした。
  • 変愛小説集 日本作家編
    さまざまな形の「愛」が収められたアンソロジー。どれも一般の恋愛観からは少し外れた愛で、しかしそんな奇妙な愛こそが恋愛であるような気がする。どこか変でなきゃ恋愛なんてできないな、と感じた。

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