「多和田葉子」おすすめ作品一覧

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作品一覧

2018/05/15更新

ユーザーレビュー

  • 地球にちりばめられて
    ストーリーは「はぁ?」と言いたくなるようなものなのだけれど、本書を読みやめられないのは、作者が書きながら思考しているその痕跡が伝わってくるから。ストーリー展開は口実で、書きながら哲学している。
  • 雲をつかむ話
    現実みのある虚構。多和田葉子作品は小川洋子と似てるけど、違う。当たり前なんだけれど。犯人たちをめぐる小説、主人公は小説家で昔、殺人犯人と出会ったことがあるところから話ははじまってぷつんぷつんと出会いが切れ切れに語られる。最初の犯人が、最後の夢の中に登場して横にいたひとが誰だったのか、もしも出会ったこ...続きを読む
  • 百年の散歩
    『わたしは、黒い奇異茶店で、喫茶店でその人を待っていた』―『カント通り』

    一行読んで直ぐに思い出す。ああこれが多和田葉子であった、と。エクソフォニー。手掛かりは、音。

    個人的に一番好きな作品は「容疑者の夜行列車」。推理小説のようなタイトルに隠された音と意味の多重露出。物語もまたシュレディンガーの...続きを読む
  • ポケットマスターピース01 カフカ
    再読の『変身』をはじめ、どの作品も最後の最後までどこに向かっていくのか方向性が読めないところが面白い。

    中でも『流刑地にて』は衝撃でした。
    とある植民地の島を舞台に、公開処刑の装置の仕組みについて嬉々として説明する士官。それを半ば冷めた目で眺める旅行者達。
    そして何故テーブルの下に墓石がある?想像...続きを読む
  • 雪の練習生
     人間社会で「普通にクマらしく」ホッキョクグマが生活する話(意味不明)。それも、人間社会にやってきたホッキョクグマが、色々ドタバタ冒険して人間と仲良くなりました系の話ではなく、人間社会で暮らしているクマが、日常生活の中で色々自分自身のことについて考えたり、今後のことに悩んだりするだけの話。ただそれだ...続きを読む