尼僧とキューピッドの弓
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尼僧とキューピッドの弓

682円 (税込)
477円 (税込) 12月25日まで

2pt

ドイツの田舎町に千年以上も前からある尼僧修道院を訪れた「わたし」は、家庭を離れて第二の人生を送る女性たちの、あまり禁欲的ではないらしい共同生活に興味が尽きない。そんな尼僧たちが噂するのは、わたしが滞在するのを許可してくれた尼僧院長の"駆け落ち"という事件だった――。紫式部文学賞受賞作。

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尼僧とキューピッドの弓 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ドイツにある尼僧修道院に、取材のため長期滞在している日本人の”わたし”の目を通して描かれる共同生活のようすと、”元尼僧院長の独白”の2部構成になっている。
    フェアな人には皆、すこし心を許すものであり、外国人ということもそこに加味されるものである。
    第二の人生をこの修道院に捧げる尼僧たちは、離婚経験も

    0
    2015年12月27日

    Posted by ブクログ

    この作品は修道院を舞台としており、個性的な尼僧たちが共同生活を営んでいる。主人公は取材にやってきた日本人作家である。しかし小説には一つ見落とせない空白がある。キューピッドの矢にハートを射られ駆け落ちしてしまったと噂される元尼僧院長である。
    第一部は主人公が小説を書けるようになる小説である。最後の方で

    0
    2014年02月15日

    Posted by ブクログ

    多和田さんの小説としては幻想的な部分が少なくて読みやすかった。
    第一部は様々な性格の尼僧たちと修道院の様子が面白くて時間を忘れて読んだ。
    第二部は主人公の流されてしまう性格が身につまされてなかなか読み進められなかったが、つらかった分ラストが良かった。

    0
    2024年03月13日

    Posted by ブクログ

    中世から続く修道院、尼僧といったモチーフから想起されるものと作中で語られる現代的な尼僧らの生活や価値観のぶつかり合いに、読みながら知的興奮を覚える。
    ルポ的ですらある前半と、ある一面からの答えをくれる後半の読み口の違いもたまらない。

    0
    2023年07月03日

    Posted by ブクログ

    本好きの友人に誘われ、多和田先生の読書会へ行くときに読みました。とても文章が好き。整頓された文章で且つ感情への訴えかけも緩やかでてくだです。

    0
    2021年03月07日

    Posted by ブクログ

    普段自分の読むようなジャンルではないけれど、講談社企画の「乃木坂文庫」で鈴木絢音ちゃんが紹介していた本だったので購入して読みました。
    明確なオチはないのですがその時代の情景や人間関係が分かりやすく書かれていてたまにはこういうのもいいなって思いました。
    もっと凝らして読めばまた違う感じ取り方があるんだ

    0
    2019年02月04日

    Posted by ブクログ

    ドイツの田舎町の歴史ある尼僧修道院を訪れた日本人のわたし。そこには様々な人生を送ってきた女性たちが共同生活をしていた。そんな尼僧たちの生活を観察するわたし。しかしわたしに滞在許可を与えた尼僧院長が不在だった。
    透明美、陰休、老桃、火瀬、貴岸。わたしが尼僧たちにつけた呼び名は、その読みを示されておらず

    0
    2017年04月09日

    Posted by ブクログ

    尼僧につけられた呼び名の瑞々しさ、僧院内で交わされる言葉の生々しさ。俗世から隔絶された場所という僧院のイメージを覆してくれる。

    0
    2017年04月05日

    Posted by ブクログ

    ドイツの尼僧修道院の中に、日本から来た女性作家が潜入取材する、第一部が印象的。

    人生のありとあらゆる大波を乗り越えた、未婚、あるいは離婚した女性たちが集まる修道院が、実は不調和だというのも、よくよく考えれば納得できるものがあり、何千年もの歴史を等しく重ね続ける建造物とは対照的に、理想や妄想でない現

    0
    2021年10月19日

    Posted by ブクログ

    ドイツのとある修道院の尼僧たちの生活を描いた小説です。ここに登場する修道女たちは一般的なイメージと異なり、あまりに世俗的でした。プロテスタントの修道院ということが、理由のひとつなのかもしれません。カトリックだと、その暮らしぶりはもっと厳格なのでしょうネ。この小説は二部構成になっていますが、本来その構

    0
    2013年12月08日

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