犬婿入り
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犬婿入り

小説・文芸
660円 (税込)
330円 (税込) 10月22日まで

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多摩川べりのありふれた町の学習塾は“キタナラ塾”の愛称で子供たちに人気だ。北村みつこ先生が「犬婿入り」の話をしていたら本当に〈犬男〉の太郎さんが押しかけてきて奇妙な2人の生活が始まった。都市の中に隠された民話的世界を新しい視点でとらえた芥川賞受賞の表題作と「ペルソナ」の2編を収録。(講談社文庫)

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    犬婿入り
  • タイトルID
    :
    242126
  • ページ数
    :
    148ページ
  • 電子版発売日
    :
    2014年01月17日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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犬婿入り のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    諷喩
    ほのめかすこと
    抽象的なものを具体的なものに
    置き換えて表すこと

    と考えれば
    素材はとても
    日本的と言えるのかもしれない

    言葉のリズムやつながり
    表現は日本語のそれとはやや異なる

    0
    2026年08月15日

    Posted by ブクログ

    学習塾の独身女性の元へ太郎という犬男が現れ、奇妙な共同生活が始まる「犬婿入り」。
    ドイツ留学中の女性が味わう差別や偏見、攻撃によりアイデンティティをを失う「ペルソナ」。
    異質なものに対して、意図的にではなく無意識に排除してしまうこともあるから厄介だ。そもそも異質と同質の境はどこにあるのか?作品から抱いたモヤモヤをうまく言語化できないのがもどかしい。

    0
    2024年02月10日

    購入済み

    不思議、と、多文化

    犬婿入り、不思議に感じながら読んだ。
    子供の視点があるから、
    汚いのかエッチなのか
    はぐらかされてしまう。
    綺麗な先生でこんなことをされてるんだと
    美女と野獣みたいにも思える。
    そこに可哀そうな女の子がからんで、
    それから超人的なことが
    修行で身につくとか
    触れてあったと思う。
    はじめの、町の描写、周りの様子から入って
    剝がれかけたようなポスター、
    うわさとかから先生にだんだん
    フォーカスされたのがおもしろい。
    最後も、あれっと思ううちに
    狐にでも化かされたように
    不思議のうちに終わった。
    ペルソナ、は読み忘れてた。
    そういえばとばしたんだ。
    読んでみたら読みやすい。
    最初のあたりからして、どんなことが起こったか
    先を気にさせる、道子はこんな初めに出てくるが
    だいぶ後でどんな人かわかる、
    こんな書き方も面白い。
    だいたいにおいて、いろんな人種、言葉があって
    よくこんな世界で生きていられるんだと
    感心する。人種による顔の違いとかも
    なるほど的確で興味深い。
    これから読んでいきます。

    0
    2023年07月30日

    Posted by ブクログ

    「犬婿入り」(多和田葉子)を読んだ。
    「ペルソナ」「犬婿入り」の二編。
    前回これを読んだのはもう四年くらい前で、日常生活に潜む緊張感とか不条理性とかそういった多和田葉子の世界にすっごく感激した記憶があり今回もやっぱりすっごく感激したけれど、と同時にリラックスして笑える自分がいた。

    0
    2019年09月24日

    Posted by ブクログ

    遅読の私なのだが実にすいすい読み進めた。
    二冊目にして「多和田葉子流」に慣れたのは
    思考の形がどこか似ているのかしら?なんて
    多和田女史の研ぎ澄まされた言語感覚と
    深い洞察力を前にして とても言えない。

    1993年芥川賞受賞の「犬婿入り」。
    エロチックな有機物のにおいに満ちているが
    妙に乾いた空気感。
    「異質な存在」も人々の「言葉」次第では
    そうでないものになり
    何者なのか 何物なのか 
    わからないまま時は過ぎていく。

    「ペルソナ」には「ドイツで生きる私」が
    ちょっと痛々しく描かれている。
    ある韓国人に対するドイツ人の反応をきっかけに
    「東アジア人」の自分がよくわからなくなっていく。
    能面をかぶったまま街を歩き
    日本人を体現しようとしたものの 
    誰も日本人だと思ってくれない。
    ペルソナ=外的側面のせいで
    何者でもなくなってしまうという恐怖。

    私は海外に住んだことがないくせに
    何度も行っているから知った気になっている
    情けない人間だが
    異国において自分が誰かよくわからなくなる感じは
    なんとなくわかる。

    以前 ミュンヘンで
    商店街のウィンドウを眺めながら歩いていた時
    妙にくすんだ女性の像が突然目に飛び込み
    ぎょっとした。
    平たく表情のない顔。凹凸の少ない身体つき。
    それは鏡に映った私の姿だった。
    一瞬 時間が止まるというか 血流が止まるというか
    身体が地面から浮いてしまったような
    気がしたことを覚えている。

    20世紀末 多和田女史は異国にあって
    アイデンティティを喪失した共同体は
    やがて断片の集まりでしかなくなる 
    という不安を感じたのではないだろうか。
    21世紀に入って20年。
    その不安が現実となった世界に私たちは暮らしている。

    0
    2019年02月24日

    Posted by ブクログ

    今まで◯◯賞受賞作とか気にして本を買ったことはなかった。
    本作は芥川賞受賞作品。
    芥川賞は芸術性の高い純文学作品に贈られる賞とのこと。
    私は芸術性を感じれるような感性を持ち合わせていないため、
    通りで藤野可織「爪と目」や小砂川チト「ゾンビ回収婦」を読んでも
    面白いと思えなかったわけである。
    本作においては面白い比喩表現をするなぁぐらいしか感想はなかった。
    今後は芥川賞受賞作品を読む機会が訪れたのであれば、
    心してかかろうと思う。

    0
    2026年08月17日

    Posted by ブクログ

    『ペルソナ』では、複数の国を行き来する浮遊感を味わうことができた。『犬婿入り』では、民話が日常へ侵入するさまが、これほどあっさりと描かれるのかと驚いた。

    0
    2025年08月29日

    Posted by ブクログ

    何これヤバイんだけど。
    というキテレツ系のお話で、概ねその登場人物もおかしいので、誰かだけ浮いていて異常というのよりは全体的に異常系が掛け合わさってもう正常みたいな。太郎くんのハチャメチャっぷりもナイスだけど、ゲイバーをゲーセンと勘違いする小学生にはナルホドなぁと膝を打つような妙手で感じ入った。さほどに小学生は侮りがたし。

    0
    2025年01月26日

    Posted by ブクログ

    第108回芥川賞受賞の表題作『犬婿入り』と『ペルソナ』の2作品を収録。不思議な小説。物語より言葉を紡いで多和田葉子氏の世界に取り込まれる感覚。
    『犬婿入り』は民話をインスパイアとした寓話的な物語であり、道子と太郎の不思議な関係と、軟体のような人物軸、そして狐に化かされたように何事もなかったように消失。魅力の説明は難しいが惹き込まれる。
    『ペルソナ』はアイデンティティの喪失と発見といえよう。海外経験の長い著者と、言語や文化への完成が極めて強い著者ならではの作品。

    0
    2024年12月02日

    Posted by ブクログ

    新感覚の小説だなと感じました。 
    「ペルソナ」は、ドイツに住む日本人の道子が
    人種による偏見に苛まれて、様々な国の人たちに出会い、それぞれの国でも、偏見があると知りながら、東アジアで一括りにされることに嫌悪感を
    抱く弟の和男との共同生活にも、違和感を感じていく、著者自身が、ドイツに住んでいることからも、自身が体験したことも反映されていると思います。 
    「犬婿入り」は、ある塾を中心に繰り広げられる不思議なストーリーでした。言葉が一つ一つ胸に響いてきますね。太郎の奇妙さも際立ちます。

    0
    2023年12月29日

犬婿入り の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    犬婿入り
  • タイトルID
    :
    242126
  • ページ数
    :
    148ページ
  • 電子版発売日
    :
    2014年01月17日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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