溶ける街 透ける路

溶ける街 透ける路

1,672円 (税込)

8pt

4.5

――わたしの旅は言葉の旅でもある。多言語の中を通過しながら、日本語の中をも旅する――
「エッセイの元祖」モンテーニュ縁のサンテミリオン、神田神保町を彷彿させる「本の町」ヴュンスドルフ、腕利きのすりが集まるバーゼル、ヘルダーリンがこもったチュービンゲン、エミリー・ディキンソンが生涯過ごしたアマスト、重い記憶を残すアウシュヴィッツ。ブダペストからリガ、アンマンまで、自作の朗読と読者との対話をしながら世界四十八の町を巡り、「旅する作家」が見て、食べて、出逢って、話して、考えた。心と身体を静かに揺さぶる、五十一の断章。

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溶ける街 透ける路 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    文章の透明感に吸い込まれそうな感じ。観光では行かないような街、全く知らなかったような街が多かったのに、実際に自分も旅している気分になった。

    0
    2022年10月27日

    Posted by ブクログ

    多和田葉子(1960年~)氏は、早大文学部ロシア語学科卒業後、ドイツ・ハンブルクの書籍取次会社に入社し、ハンブルク大学大学院修士課程を修了。1982~2006年ハンブルク、2006年~ベルリン在住。1987年にドイツで2ヶ国語の詩集を出版してデビュー。チューリッヒ大学大学院博士課程(ドイツ文学)修了

    0
    2021年08月03日

    Posted by ブクログ

    さまざまな街が、そこに息づく人々とともに紹介されていく。ともに旅行をするというより、ともにそこに短期間、よそ者として住み着くような感じ。また、筆者の関心である移民に目が向けられ、またそれが幾層にも重なっていくことによって、街が変化していくことが想像される。

    0
    2024年09月14日

    Posted by ブクログ

    多和田葉子さんのエッセイが好きでこちらで3冊目ですが、
    この本は軽やかでヨーロッパ(主に)の町々を旅しているような
    気分になれる本でした。
    解説によると世界四十八の町をめぐっているとのこと。
    自然体の文章が心地よいです。

    0
    2023年11月05日

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