多和田葉子の作品一覧
「多和田葉子」の「地球にちりばめられて」「光とゼラチンのライプチッヒ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
多和田葉子!三冊目
難解なんだけど何度も何度も読み返して自分の物になった時の達成感は学生時代にも感じた事の無かった感情だったのを覚えている。だから読もうと決めたら並行読みなどは一切しないでこれだけに集中するしか無いのである。「献灯使」「犬婿入り」「100年の散歩」どれも個性的で言葉選びが優れている。言語、人種、文化、政治を上手く文章に置き換えて私達に推理させるなんて素敵な事でしょうか。
第一話の冒頭での書き出しがすこぶる良い。こんな書き出しどうすれば考えつくのだろう。わたしで語られる作者は「毛の生えた赤ん坊」以外の何者でも無かったという事は わたし=クマなのだろう。
私はオットセイの友達に勧め
Posted by ブクログ
衝撃の一冊だった。今までに読んだことがない本だった。プロットどうこうではなく、書き方やリズム感が今までに味わったことのない異質なもので面白く、難解だった。一度学校の授業で多和田葉子さんについては触れたことがあり、その時も日本語の「ふと」と「思わず」を使わずにドイツ文学は、それに値する表現をするというものだった。そして「ペルソナ」を読んで意味がわかった。付随する動作を書き出して「ふと」を表現している。また「ペルソナ」を読んだ時、翻訳された文庫本のカフカの「変身」を思い出した。日本人が日本語で書いたはずなのに翻訳後の日本語のようだった。内容も国際色が強いというか、差別意識についての内容だった。正直
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白かった。鋭い見解のオンパレード。全部面白くて感想をうまく書けそうにない。
「これまでも『移民文学』とか『クレオール文学』というような言葉はよく聞いたが、『エクソフォニー』はもっと広い意味で、母語の外に出た状態一般をさす。外国語で書くのは移民だけとは限らないし、彼らの言葉がクレオール語であるとは限らない。世界はもっと複雑になっている。」
そうなのだ。ここでわたしはグレゴリー・ケズナジャットのことを思った。あと今読んでいるルーマニア人が日本語で書いた本のことも。
確実にそういう書き手が増えている。多和田葉子さん自身もドイツ語で創作する人だし、この本のあとがきを書いているリービ英