吉田篤弘のレビュー一覧
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現実から3cmくらい浮いているような、
5度くらい見える世界がズレているような世界を物語る人が、
目を向けるところをちょっと教えてくれるようなエッセイ。
「自分にご褒美」→幸福な時限爆弾
台所の時計→ある人にとっての標準時刻
なんて感じPosted by ブクログ -
色んな夢のお話を毎晩読み聞かせしてもらっているような。うつらうつら聞きながら寝ると夢と現実の間できっと起こり得る。挿絵が各話なんともキュート。奇妙な人たちにまつわる奇妙な話が、優しく包み込んでくれた。Posted by ブクログ
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恋愛でも偏愛でもなく、変愛。変な愛の短編集。変だけど当人たちにとっては大真面目。
幻想小説を読んでいるときみたいな、いつの間にか背後にこことは違う世界の気配がぶわっと広がって迷い込んでいくような没頭感を覚える作品が多め。
一部文章が合わなくて読みづらい作品もあったけれど、そこを乗り越えたらすいすい読...続きを読むPosted by ブクログ -
短い話が、ちょっとずつ繋がっているのだけど、特にどこにも着地しない。 いちいち視点が変わるので、誰視点か分かるまで??ってなる。 世界観は好き。
いちばん最初の、夏の日の思い出な話が好き。Posted by ブクログ -
恋愛ではなく「変」愛を集めたアンソロジー。
どこへゆくやら全くわからない。
予想も付かない展開、意味さえわからなくなるけれど、なぜか読むのを止められない引力。
奇妙な、強烈な印象を残す読後感です。
面白かった。Posted by ブクログ -
昔のものは最近はネットでなんでも検索できるが、もしそれがマイナーすぎてネットにも引っかからなかったら自分で探すしかない。
大変だけど、ネット検索よりリアルに当時の空気に触れられるような気がする。Posted by ブクログ -
雰囲気はとっても好きなんだけど、なんにせよもーちっと簡潔にならんのかいな?と思ってしまうせっかちな私です。がくり。
でも後半に行くに従ってペースアップしたかな。
雲呑屋いいよねぇ…。Posted by ブクログ -
レコードを生活費を削って集めている、物書きの主人公。古い音楽雑誌に小さく載ったデュオ「ソラシド」を追いかけ始める。
「冬の音楽」を思わせる少し不思議で静かな本だった。Posted by ブクログ -
あっちへ行ったり
こっちへ行ったり
あの人だったり
この人だったり
不思議な書かれ方の小説です。
読んだ後には無性に『南』へ行きたくなるのと
思わず美味しい雲呑屋を探したくなります。Posted by ブクログ -
基本は短編なんだかど、全ての物語が微妙にリンクしてます。
しかも、リンクの仕方が凄く面白い。
時代も国も超えてリンクしていって、次はどことどこが繋がるんだろう?とワクワクしながら読みました。
78回転のレコードがちょっと欲しくなりました☆Posted by ブクログ