吉田篤弘のレビュー一覧
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このフワッとした雰囲気がたまらなく心地良い。
流れるラジオと美味しいもの。
この本を読んでいる間は、心なしか時間がゆっくり過ぎていくような気がする。
穏やかでちょっと不思議な物語が12篇。
各話の余韻に浸りながら、そのまま眠りにつきたいと思った。
シュロの休息が一番好きだな。Posted by ブクログ -
賑やかで朗らかなイメージの「ローリング・シェイキング&ジングル」の曲、聴いてみたいなぁ。静かに穏やかに、読めました。
七重の塔の末の妹と靴屋さんのお話も可愛くて好きでした。
吉田篤弘さんのお話も、絶妙に無国籍感があって良いです。日本っぽいところも外国っぽいところもある。Posted by ブクログ -
東京って、住んだことはないけれど忙しい街というイメージ。けれど、夜だけはゆったりとした時間が流れている、そんな本でした。でも、タイトルはおやすみだけど、眠らない街だよなぁPosted by ブクログ
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ドストエフスキーの『罪と罰』を読んだことのない四人が、断片的な情報を手がかりに、その内容についての憶測を語りあった本です。最後に、四人がじっさいに『罪と罰』を読み、その感想について話しあっています。
「教養の崩壊」が論じられるようになって久しく、本書のタイトルを目にしたときには、教養主義の逆張りの...続きを読むPosted by ブクログ -
読まない、というか…部分読みしつつ、推理する。
新しい読書会みたいなもの、かな?
4人の想像が当たったり当たらなかったりで面白い!この本が楽しかったのと、『罪と罰』を読むか読まないかという問題は別なので…私はきっと読まないと思う。やはり本編は陰鬱とした面倒くさい類のロシア文学なのだろうなぁという予...続きを読むPosted by ブクログ -
過去、現在、未来が混沌の中にゆらめいていて、それぞれの断片が物語が進むにつれて、形作られていく。
表現が詩的で、意味が拾いきれない部分もあったけれど、登場人物たちの言葉がすてきで、何か大きなものに身を任せる心地よさを感じた。Posted by ブクログ -
文庫本を随分前に買って積読してあった「罪と罰」。しかしなかなか重い腰が上がらず、後回しになっていたが、今回「『罪と罰』を読まない」を読んで少し読む気になってきました。いつかきっと。。。Posted by ブクログ
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『罪と罰』を読んだことのない4人の作家や翻訳家による『罪と罰』を(少量のヒントをもとに)「読まずに読む」読書会の記録。
とても面白い試みだと思ったが、『罪と罰』の最初のページと最後のページの訳文だけ見るといったルールが不徹底で、また、ちょっと内輪のりが過ぎる感はあった。
だが、『罪と罰」を同じく読ん...続きを読むPosted by ブクログ -
久々にエッセイ読んだ。
日々の、何気なく見過ごしていたり思い過ごしていることに気づき、言葉で表現している。
まさしく“見えない”ものを言葉にしてくれている。
なんとなく、あぁ私もそんなこと思ったことあるな、と改めて感じること部分も割とあった。Posted by ブクログ -
何冊か読んで、この著者の空気感が好きだと思ったのでこの本も読んでみました。
でも今までで一番「おじさんが書いている」という感じが伝わってきてちょっと辛かった。
あと私は音楽好きなのですが、出てくる音楽は全然わからなかった・・・
音楽の趣味が合えば、すごくテンションが上がる話なんだろうな。Posted by ブクログ