流星シネマ
  • 完結

流星シネマ

836円 (税込)

4pt

「いま、ここにいない人やモノの声を聴く」──都会のへりのガケ下の町。鯨塚があるその町で、僕は〈流星新聞〉を発行しているアルフレッドの手伝いをしている。深夜営業の〈オキナワ・ステーキ〉を営むゴー君、「ねむりうた」の歌い手にしてピアノ弾きのバジ君。〈ひともしどき〉という名の詩集屋を営むカナさん、メアリー・ポピンズをこよなく愛するミユキさん──個性的で魅力的な住人が織りなす、静かで滋味深い長編小説。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

流星シネマ のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    いままで培ってきた記憶と、新たにインプットされた文章がどこか繋がって、いままでの記憶が少し形を変えてより大切に保管される感覚があった!読書が好きな理由を再確認した!

    0
    2025年10月12日

    Posted by ブクログ

    流星シネマは、屋根裏のチェリー、鯨オーケストラとで三部作となっており、そのひとつめにあたる。

    3部作を通して根底にあるのは、喪失とそれを見つめて新たな何かをつくりだす話だと思う。

    流星シネマは、鯨塚のある町で発行されている小さな新聞「流星新聞」、-それは外から来たアルフレッドにより作り始められた

    0
    2025年09月15日

    Posted by ブクログ

    鯨オーケストラを先に読んでしまったので、未来から過去を覗き見ているような感じ。

    言語化できない思いがあってもいい。
    吉田篤弘さんの作品を読むといつも感じることのひとつ。
    言葉にできないから、もう一度この気持ちを味わうには、物語の扉を開くしかない。

    0
    2025年07月06日

    Posted by ブクログ

    吉田篤弘さんの本は、急がずゆっくりじっくり読み進めたい。
    どことなく御伽噺のような、でも現実を生きている主人公たちの、味わい深い物語。

    0
    2025年01月03日

    Posted by ブクログ

    住んでいる街に鯨が眠っている。なんてステキなことだろう。。そういえば、「アスファルトの下には森が広がっている」と教えてくれたのも著者だったか。

    自分の足元に広がる世界に思いをはせる。

    0
    2023年04月08日

    Posted by ブクログ

    吉田篤弘さんの作品を読むのはまだ3作目なのだけど、
    いつも始めの1行が素晴らしい。
    「この世界は、いつでも冬に向かっている。」
    グッと引き込まれて、まだどのような内容かも分からない私を、ストンとその世界に着地させてくれる。
    クラフトエヴィング商會としての装幀も、吉田さんのイラストも可愛らしくて、創造

    0
    2022年12月19日

    Posted by ブクログ

    僕は屋根裏のチェリーから読み始めたので、こちらが別視点という印象でした。
    ひとつの物語を2つの視点から読むのは楽しいですね。登場人物一人一人が素敵で特にカナさんが好きです。
    不思議な魅力です、流星シネマから漏れでる音を聞きながら煙草を吸ったり、野良猫の頭を撫でてやったりといった描写は美しいなと思いま

    0
    2021年08月04日

    Posted by ブクログ

    三部作『流星シネマ』『屋根裏のチェリー』『鯨オーケストラ』の第一部が『流星シネマ』
    全部で900ページ程になるが、この順番に一気に読んだ。

    『流星シネマ』は、太郎の目線で語られる。

    本作品は、書き出しの文に興味を惹かれる人が多いので、3作品共に記すことにする。
    本作品の書き出しは 「この世界は、

    0
    2025年03月26日

    Posted by ブクログ

    詩のような一節がたくさんあって、文章が美しい作品でした。登場人物たちの性格や心境を書きすぎず、読者が想像する余地を残してもらえているようにも感じます。ゆったり進んでいた物語が、終盤にかけて大きく動き出し、エンタメ的な楽しみも味わえます。

    0
    2023年11月19日

    Posted by ブクログ

    入りたい世界ランキング1位
    穏やかに流れる日常の中で素敵な個性をもつ登場人物とひっそりゆっくり暮らしたい。

    かつて鯨がいた町。
    いろんな「むかし」が眠る町。

    流れる時間に身を任せながら、「もういちど、最初から始めてみよう」

    安心させてくれる優しい文体がとてもいい。

    0
    2023年05月17日

流星シネマ の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ハルキ文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

吉田篤弘 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す