吉田篤弘のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
〈新世紀〉吉田篤弘ワールド
伊坂幸太郎を始めとする今を輝く著名作家たちが一斉に会して主催された「螺旋プロジェクト」。
その〈未来編〉に当該するのが本作となります。
独特な世界観や、個性たっぷりのキャラクターたち。彼の長編を手に取った読者にとっては見慣れたであろう、多数の登場人物たちが交差するお決まりの展開。
言うなれば、
『22世紀版おやすみ東京』
と言えるでしょう。
睡魔が失われたネオ東京で起こる様々な出来事。
それは一見散発的だけれど、実は底の方で繋がっている。
様人々の思惑と「眠り姫」を巡って、物語は加速していく。
読後は、SFでありながらどこか現代社会に通づるものを感じました -
Posted by ブクログ
タイトルからして面白そうだけど、実際面白いのが凄い。クラフトエヴィングさんの著作は未体験だけど、いかにも面白そうなメンツだもんな。何よりも、エッセイが最高な岸本さんが、本座談会でも本領を遺憾なく発揮してるのも良い。物書きを仕事にしているとはいえ、殆ど情報ゼロの状態から、わずかな手掛かりを元に、よくぞここまで想像を広げられるものだな、と。そして、”カラマーゾフ”を読んだとき、名前の長さや難しさ、その圧倒的なボリューム感にかなりの根気を要したから、ドストの他の著作にはなかなか手が出せないと思ってたけど、本書を読んで、またちょっと読みたくなりました。