吉田篤弘のレビュー一覧

  • それでも世界は回っている 3

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    三部作の完結。
    「それでも世界は回っている」という言葉の意味がが何となくわかったように思う。
    そして失われたものを引き継ぐという事もそこに繋がる。そっくりそのまま真似るのではなく、自分の思いと共に変化する。そしてまた続く。

    長かったけれどとてもすんなり読めた。

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    2024年08月25日
  • それでも世界は回っている 2

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    だんだんとインクの謎に近づいてきながら、どんどん枝葉が分かれていってるような感じ。
    旅する先で実に様々な人と出会っていくのが道標になっているが、余りにも多くて少々混乱する。

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    2024年08月08日
  • 天使も怪物も眠る夜

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    月とコーヒーのような不思議さはあった。けれど、こちらは長編なので、読後感は結構違っていたかな。
    ストーリーはそれなりに面白く、まあ、所謂ファンタジー、SFファンタジーという感じなのかな。
    結末は、こうじゃない方が良かったような気がするな。

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    2024年07月24日
  • 屋根裏のチェリー

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    流星シネマとは少し毛色が違ったものの、やはりいつもどことなく音楽が流れているような雰囲気と、人がつながっていく優しさが胸をうちます

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    2024年07月03日
  • 流星シネマ

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    最終章でタイトルの意味が回収されて、アキヤマ君が登場して、流れているであろう音楽に揺られて、不思議な感覚になった

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    2024年07月01日
  • それでも世界は回っている 3

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    6番目のブルーのインクを探しての旅は終わりました。旅の終わりにいろいろなことがわかり、自分がどんな人間か一生かけて探索したい、それは旅は終わらないという結論となったのもスッとする瞬間のような感覚でした。

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    2024年06月26日
  • それでも世界は回っている 2

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    章ごとに出てくる人物のイラストにわくわく。
    装丁の終列車がかわいい。

    この続きの3はすでに読んだはずなのに、続きが思い出せない(笑)。
    そう、おとぎ話は何度読んでもいいもの。
    また、3を読み返そうっと。

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    2024年05月28日
  • おやすみ、東京

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    東京の午前一時から始まる、12の連作短編のような長編小説。

    本屋さんをウロついている時になんだか気になって手にとった1冊でした。

    偶然が少しずつ重なって、たくさんの人たちが絡み合っていく不思議なストーリーなんだけど、東京の午前一時っていう真夜中が舞台だからなのか、時間の流れがゆっくり感じられて、とても心地良かったです。

    バー「M」のコークハイ、飲んでみたいなぁ。

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    2024年05月25日
  • それでも世界は回っている 1

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    3を読んだあとに、1を。

    おとぎ話のような心地よい空間にいざなわれて、物語は進んでいく。著者の独特のスタイル。

    さて、余韻を楽しみにして、2に続く。
    ちょっと疲れたときの癒しとしてとっておく(キープ)。

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    2024年05月21日
  • 『罪と罰』を読まない

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    読書会の発言に4人の作家それぞれの性格が現れていて面白かった。
    読書会に参加するなら違う性格のタイプの人達とすると面白そうだと勝手に妄想してました。

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    2024年05月11日
  • 鯨オーケストラ

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    楽団の団長を務める中年男性の

    過去との決別と再生がテーマの話であったと思いますが……

    主人公の中年の男性が高校生のころ

    地元の映画館のモギリをしてた
    当時、中年と思われる女性の
    絵画モデルをしていてですね
    (その女性は映画館の看板も描いていた)

    何十年か経って

    その絵を探すクダリがあるんですけど。

    個人的には

    魅せられる系のストーリー性

    ちょっと欠ける部分が多くて

    風景や街の特徴などは脳内に浮かぶ文章なものの

    琴線を大きく揺さぶるヒューマン描写は、あまりなかった印象です。

    作者がデザイン会社を経営してるようですし

    オサレなアーティストたちの

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    2024年04月05日
  • それでも世界は回っている 3

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    シリーズ物だが初読み。
    著者らしいおとぎ話の様な世界観が広がる。
    夢の中で見たような、子どもの頃に体験したようなそんな不思議な空間に包まれてお話は進む。

    早速、シリーズ1,2を読んでみよう。

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    2024年04月02日
  • それでも世界は回っている 1

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    なんか、最後までぼや〜っとした物語でした。
    伏線のようでそうでないのか?
    余韻が残り過ぎると言うか…
    それでも地球は回ってる…

    それでも地球は回ってる2を読んで、少し印象が変わりました

    やっぱり世界観が良いなぁ

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    2024年03月30日
  • おやすみ、東京

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    真夜中の東京の一角にスポットライトを照らしたような、何者でもない人々の偶像劇。穏やかでどこか優しげな午前1時の物語がゆっくりと心に染み渡った。

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    2024年02月23日
  • 鯨オーケストラ

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    久しぶりの吉田篤弘さんの作品。
    でもこれ、三部作の三作目だったとは。

    それでも相変わらず静かな空気感と真似したくなるような生活感が心地よい。
    ラジオは良く聞く方ではあるが、深夜のラジオも聴いてみたくなる。あと、美術館も行ってみたくなる。

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    2024年02月16日
  • おやすみ、東京

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    夜中の東京の群像劇です。しっとりしっぽりな言葉と人間。著者の作品は、この世界観に触れたくて定期的に読んでいるような気がします。登場人物の言動には人間味が溢れているけれど、決して熱い表現にはならなくて、あくまで淡々と冷静に言葉を紡いで表現されているので、夜読書にはぴったりの一冊だと思います。

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    2024年02月11日
  • 天使も怪物も眠る夜

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    著者があとがきの最後に書いているように「正体不明な未来ガジェットが頻出し、決して読みやすいお話ではなかった」けど、シリーズ最後にしてい海と山の争いがうまくおさまり、気持ちよく読み終えることができました。

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    2024年01月30日
  • 流星シネマ

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    もともとこの著者の月とコーヒーが好きで追っかけて読み始めた。最初はなかなか流れに乗れず、読むのがゆっくりになり、そんな自分の読むテンポがいやでなかなか読み進められなかったけど、後半いきなり流れてきた!たぶん、話の内容と一緒で、中身も流れ繋がって行ったんやと思う。最後の方はほぼ一気に読んだ。結果面白かった。鯨も追いかけて、人がどんどん繋がって悩みで解決して、幸せになっていく。
    しかも、珍しく私の頭の中の映像はセピア色の映像が勝手に構築されてて、それがなんだかノスタルジックで話の内容と合ってた。是非読まれるは、セピア色の世界を思い浮かべながら読んで欲しい。

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    2024年01月29日
  • 鯨オーケストラ

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    シリーズ三作目となり、繰り返し登場する人たちに親近感が湧いてきました。前二作程ではないですが、何処か非現実で、透明感のある雰囲気。目に見えない音色のような文章たちです。覚えておきたい言葉が沢山出てきました。

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    2024年01月21日
  • 鯨オーケストラ

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    タイトルに惹かれて借りました。
    あまり読んでないのですが、吉田さんの文章は優しいですよね。
    登場人物がみんな優しい。
    優し過ぎて私の中に入ってこない感じがして手が出なかったんです。
    それに全部集めたくなっちゃうから。
    相反するんです。わけわからんけど。

    1枚の絵によって世界が引き寄せられる。素敵です。

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    2023年12月05日