吉田篤弘のレビュー一覧

  • おやすみ、東京

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    夜の東京を舞台にした群像劇。登場人物が多く、複数のストーリーが交差しながら進むので、名前がわからなくなり何度も戻りながら読んだ。ファンタジー。

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    2025年11月23日
  • 月とコーヒー デミタス

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     『月とコーヒー』の続編で、短いお話が24篇収録されています。
     吉田さんの小説はいつも寝る前に読むようにしていたのですが、今回は入院中に持ち込み、術後のリハビリの合間に1話読んだらとにかく歩いてみようと思い立ち、実行してみたところ、とても効果的でした。
     どれも静かなお話なので、とても静かで落ち着いた気持ちになれて、とても良かったです。
     第3弾の執筆も始まっているとのこと。次も楽しみです。

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    2025年11月15日
  • 『罪と罰』を読まない

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    読書会のヒントを探している時に手に取ったのが、岸本佐知子さん、三浦しをんさん、吉田篤弘さん、吉田浩美さんによる『『罪と罰』を読まない』です。

    ドストエフスキー『罪と罰』を「実は読んでいない」ことで意気投合した4人が、「読まないで読む会」を発案したことから始まる対談集。

    この企画の素晴らしさは、マイナスを遊びに変える視点と、それを本気で遊ぶ大人たちの遊戯性に満ちているところ。

    特に三浦しをんさんの活躍がすごい。小説家だけあって、深読みは鋭く、博識だし、勝手に物語をポンポン創作してしまう様子がとても爽快です。

    テンポの良い知的な読書会を舞台袖からのぞくような面白さがあり、「こういう大人たち

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    2025年11月13日
  • 月とコーヒー デミタス

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    短編集で、繋がっている?と思いきや
    繋がってないな?となりながら、
    結果少しずつ破片がつながっていた

    また読んでもコーヒーのように深く味わえる作品

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    2025年11月10日
  • 台所のラジオ

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    力を抜いて読めるお話たち。
    何が起こるの?とワクワクするでも無く、ハラハラするでも無く、でもなんとなく気分が良くなる。

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    2025年10月19日
  • 月とコーヒー デミタス

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    静かで穏やかな短編24編。

    著者ならではの空想上の世界、無国籍な雰囲気が楽しめる。

    絵本を読んでいるような不思議な感覚になる。

    寝る前に1、2編読むと落ち着き眠たくなってゆく。

    慌しい毎日に一時の安らぎを与えてくれる。

    良い出会い。

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    2025年10月10日
  • 天使も怪物も眠る夜

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    ネタバレ

    〈螺旋プロジェクト〉の一冊。

    〈螺旋プロジェクト〉とは
    「共通のルールを決めて、原始から未来までの歴史物語をみんなでいっせいに書きませんか?」伊坂幸太郎の呼びかけで始まった8作家=朝井リョウ、伊坂幸太郎、大森兄弟、薬丸岳、吉田篤弘、天野純希、乾ルカ、澤田瞳子による前代未聞の競作企画である。
    ルール1 「海族」vs.「山族」の対立を描く
    ルール2 共通のキャラクターを登場させる
    ルール3 共通シーンや象徴モチーフを出す
    (中央公論新社HPより)

    私はクラフトエヴィング商會も吉田篤弘も、その作品は大好きだということを先に明言したうえで、この作品には全くハマらなかったと言わねばならない。

    細か

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    2025年08月31日
  • 屋根裏のチェリー

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    チェリーは私たちの中にもいるだろう。自分の声を聞く、向き合う、誰かから言われたことじゃなくて、「自分からそうしたい」という一歩踏み出す尊さを象徴する良作品である。
    私たちの中には複数の人格は存在している。心の声を聞き、自分と対話し外の世界へ踏み出す勇気をくれた”チェリー”は私にもあなたの中にも存在し、語りかけているだろう。やさしく尊い良作である。

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    2025年07月24日
  • 『罪と罰』を読まない

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    もの書き4人による「罪と罰」の宴席読書会

    まず、本について読まないで推測するという遊びが面白い。面子が楽しそうだからかもしれないが。
    また、素人にはできない、書く立場の人々からの視点が興味深い。
    どうやら本は面白そうであることを知れて良かった。そろそろ食わず嫌いで放って置いた名作に取り掛かろうという気持ちにさせてくれる。

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    2025年07月05日
  • 月とコーヒー デミタス

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    小作品24個の物語
    美味しい香り高いコーヒー
    そして月
    一番印象に残ったのは
    駄目なロボットオーケストラ
    魂と完璧な音
    完璧なんて面白くない
    不協和音があって素晴らしい
    音楽が完成するんだから

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    2025年06月28日
  • 月とコーヒー デミタス

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    ネタバレ

    掌編24作。
    ランチの後のちょっとしたコーヒーのような、ささやかな楽しみ
    本作も、続けて読もうと思うと2話目の途中で必ず睡魔に襲われる

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    2025年06月04日
  • 台所のラジオ

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    どの話も最後まで読んだ後、「きっとこうなるんだろうな」と想像を掻き立てられる良い話ばかりだった。
    私が特に印象に残ったのは、夜間押しボタン式信号機でした。

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    2025年02月18日
  • それでも世界は回っている 3

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    6番目のブルーは、5番目のブルーに涙を加えてできる。 中々の発想だと感心しました。
    オリオさんココノツと幸せに生きてください。

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    2025年02月12日
  • それでも世界は回っている 1

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    ファンタジーと言うよりは哲学的な世界観の物語でした。
    独特の哲学的価値観の主人公から見る独特なルールに則って生きている人たちや世界のお話。
    個人的に好きな雰囲気です。ふわふわ不思議な読書感。
    つづき物だと思ってなかったので、意外な所で終わりました。そのうち続きも読みたいです。

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    2025年01月20日
  • おやすみ、東京

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    2024.12.28〜2025.01.01
    最初は、なんだか、テンポが悪くて・・・
    後半、やっと勢いづきました。
    なんだか、カタカナが多くて繋がりが把握できなかったんです。
    最後は、スッキリしました。

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    2025年01月01日
  • ガリヴァーの帽子

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    なんとも不思議な吉田さんの世界で
    おどらされているような
    そんなお話たち
    理解しようとかそんなことは
    考えても無駄だし
    それを望んでもいないんだろうな
    そんな気がする

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    2024年12月24日
  • それでも世界は回っている 2

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    面白かった。先が気になり止まらずに読んだ。

    「それでも世界は回っている2」なので、スタートが16章からだった。

    章が短く区切られていて寝る前にも読みやすい。けど続きが気になってしまい、また直ぐに読みたくなる。

    オリオ、ベルダさん、ジャン叔父さん、ココノツ、博士、ハルカとカナタ、パティさん。

    続きの「それでも世界は回っている3」を読むのが楽しみ。

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    2024年11月12日
  • 天使も怪物も眠る夜

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    螺旋プロジェクト完走!

    年代の最初と最後が難解でしたね。
    本作は21世紀末の東京。

    やたらと登場人物が多くてわかりにくいが、途中から少しずつ慣れてきます。
    最後はプロジェクト完結編にふさわしい内容かな。

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    2024年11月06日
  • おやすみ、東京

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    半年くらいかけて、ゆっくりと読んだ。どこを読んでも東京の長い夜を過ごす人たちを描いていて、まだ眠りたくない夜に、時間をかけて読むのにふさわしい一冊だった。
    ある登場人物が、私はいま夢を見ているのか、と感じながら会話をして買い物をするシーンがある。始めから最後まで、この本を読んでいてそんな心地だった。ふわふわと数センチ浮かんでいるようで、現実との境目が曖昧で、特に劇的な出来事も大きな感銘も生まれないけれど、色々な思いをそっと自分の中に置いていく…
    それなのに最後にはさまざまなピースが収まるところに収まって、始めからここに向かっていたのかと不思議な気持ちになった。

    私は一時、介護の仕事をしていた

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    2024年10月29日
  • 変愛小説集 日本作家編

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    純文学作家の発想
     ひとつづつ評していく。

     川上弘美。未来SF。
     発想が陳腐だと思ふ。書きたいことを意識的に書いてはゐるが、予定調和的で凡庸から突き抜けない。
     人間由来の人間を工場で作らず、多様な動物由来の人間どうしが結婚し合ふ未来観(近親交配によるホモ接合型を減らすためだらう)。そこでの恋愛。
     厳密にいへば、人間と他種ではゲノムの相補性が少ないからありえない。遺伝子組換かもしれない。まあそこは目をつむることにしても妙だ。
     未来でも入籍といふ制度は残ってゐる。人間に本能の性欲が残ってゐるんだらうけど。結婚しない人や、核家族がどうなったかも書いてない。
     妙にSFが現実路線のわりには

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    2024年10月10日