吉田篤弘のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
楽団の団長を務める中年男性の
過去との決別と再生がテーマの話であったと思いますが……
主人公の中年の男性が高校生のころ
地元の映画館のモギリをしてた
当時、中年と思われる女性の
絵画モデルをしていてですね
(その女性は映画館の看板も描いていた)
何十年か経って
その絵を探すクダリがあるんですけど。
個人的には
魅せられる系のストーリー性
ちょっと欠ける部分が多くて
風景や街の特徴などは脳内に浮かぶ文章なものの
琴線を大きく揺さぶるヒューマン描写は、あまりなかった印象です。
作者がデザイン会社を経営してるようですし
オサレなアーティストたちの
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Posted by ブクログ
もともとこの著者の月とコーヒーが好きで追っかけて読み始めた。最初はなかなか流れに乗れず、読むのがゆっくりになり、そんな自分の読むテンポがいやでなかなか読み進められなかったけど、後半いきなり流れてきた!たぶん、話の内容と一緒で、中身も流れ繋がって行ったんやと思う。最後の方はほぼ一気に読んだ。結果面白かった。鯨も追いかけて、人がどんどん繋がって悩みで解決して、幸せになっていく。
しかも、珍しく私の頭の中の映像はセピア色の映像が勝手に構築されてて、それがなんだかノスタルジックで話の内容と合ってた。是非読まれるは、セピア色の世界を思い浮かべながら読んで欲しい。