吉田篤弘のレビュー一覧

  • エデンの裏庭

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    舞台袖からの報告って、発想はなかったな。
    なるほど、こんな視点で印象に残っている物語を語るとは・・・

    本好きの大切な友人にプレゼントしたくなる本です。

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    2026年03月31日
  • ソラシド

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    面白かった。
    吉田篤弘さん×ミステリーのような本だった。

    とても読みやすく続きが気になって、いつもに比べて早く読み終わった。

    「ソラシド」というデュオを探し求める話。

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    2026年03月26日
  • 鯨オーケストラ

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    シリーズ3作目。本作の主人公とガケ下の住人達との交わりに静かに心躍ります。個人的な記憶が他者と繋がっていく面白さ。自分の成り立ちが愛おしくなる感覚。簡単にできるのにやらずにいる勿体なさ。私は何に手を出そう。カナさんはやっぱり深いなぁ。

    〈心に残った言葉〉
    "ええ、それがいいです。食べるときは何も気にせず、心安らかに、です。"

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    2026年03月03日
  • 月とコーヒー

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    最初、みなまで書かれていないので、あれ?これで終わり?とモヤっとした感じだったが、次第に慣れ、世界観に入り込むことができた。

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    2026年03月03日
  • 月とコーヒー

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    インク屋さん、窓拭き屋さん、コインランドリー屋さん、そしてコーヒー。
    身近にありそうな無さそうな美しいお話。
    寝る前に読む用の短編集らしいです。
    あとがきがこれまた良かった。
    以下ネタバレではありませんが後書きの引用


    おそらく、この星で生きていくために必要なのは「月とコーヒー」ではなく「太陽とパン」の方なのでしょうが、この世から月とコーヒーがなくなってしまったら、なんと味気なくつまらないことでしょう。

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    2026年02月16日
  • 台所のラジオ

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    ネタバレ

    「ほんとうにうまいものは、人間に反復運動を促します。ーー体が反復を覚えることが快楽なのだ」
    これを読んだとき、確かにそうだよなと思った。
    うまいから何度も同じものを食べる。たまに贅沢して違うものを食べるけど、結局いつもの料理を食べている自分がいる。そうして、いつもの料理を食べている自分が一番幸せを感じているかもしれない。
    この本はそうした日常の小さな幸せを探して出してくれる。
    「食べているあいだ、ずっと口が愉しいの」といったセリフもおもしろいなと思った。うまい、ではなく愉しいという表現がなんだかとてもいい感じがする。それはどんなにうまい料理を食べるよりも幸せなことなのではないか。

    十時軒を探

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    2026年01月30日
  • それでも世界は回っている 2

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    〈六番目のブルー〉の謎は相変わらずわからない。
    〈五番目のブルー〉のインクとの違いは何なのか?

    なんだか、ずーっとモヤモヤした感じの話が続く。
    吉田ワールドの世界をしばらく楽しもう。

    意識していなくても常に世界は回っていて、気が付くと「いつのまにか」こんなふうになっている。
    さて、いよいよ3部作の最終巻に行こう。

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    2026年01月07日
  • それでも世界は回っている 1

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    2026年、最初のレビューがこの本になりました。
    今年もよろしくお願いします♪

    この本は昨年度に読み終わっていますが、3部作一気読みのため年をまたぐことに。

    タイトルの「それでも世界は回っている」とは、「時間」のこと。
    いろんな奴のいろんな時間が存在する。
    俺の時間、お前の時間、世界の時間
    自分の時間と世界の時間がずれてしまうと、身のまわりのあれこれと折り合いがつかなくなる。

    「インク」3部作という謳い文句で、〈六番目のブルー〉のインクを探しに旅に出る。
    まだ始まったばかりなので、インク探しで本を3冊も書くのか、どんな話になるのかお楽しみ、という感じ。

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    2026年01月07日
  • おやすみ、東京

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    夜の東京を舞台にした群像劇。登場人物が多く、複数のストーリーが交差しながら進むので、名前がわからなくなり何度も戻りながら読んだ。ファンタジー。

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    2025年11月23日
  • 月とコーヒー デミタス

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     『月とコーヒー』の続編で、短いお話が24篇収録されています。
     吉田さんの小説はいつも寝る前に読むようにしていたのですが、今回は入院中に持ち込み、術後のリハビリの合間に1話読んだらとにかく歩いてみようと思い立ち、実行してみたところ、とても効果的でした。
     どれも静かなお話なので、とても静かで落ち着いた気持ちになれて、とても良かったです。
     第3弾の執筆も始まっているとのこと。次も楽しみです。

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    2025年11月15日
  • 『罪と罰』を読まない

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    読書会のヒントを探している時に手に取ったのが、岸本佐知子さん、三浦しをんさん、吉田篤弘さん、吉田浩美さんによる『『罪と罰』を読まない』です。

    ドストエフスキー『罪と罰』を「実は読んでいない」ことで意気投合した4人が、「読まないで読む会」を発案したことから始まる対談集。

    この企画の素晴らしさは、マイナスを遊びに変える視点と、それを本気で遊ぶ大人たちの遊戯性に満ちているところ。

    特に三浦しをんさんの活躍がすごい。小説家だけあって、深読みは鋭く、博識だし、勝手に物語をポンポン創作してしまう様子がとても爽快です。

    テンポの良い知的な読書会を舞台袖からのぞくような面白さがあり、「こういう大人たち

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    2025年11月13日
  • 月とコーヒー デミタス

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    短編集で、繋がっている?と思いきや
    繋がってないな?となりながら、
    結果少しずつ破片がつながっていた

    また読んでもコーヒーのように深く味わえる作品

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    2025年11月10日
  • 台所のラジオ

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    力を抜いて読めるお話たち。
    何が起こるの?とワクワクするでも無く、ハラハラするでも無く、でもなんとなく気分が良くなる。

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    2025年10月19日
  • 月とコーヒー デミタス

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    静かで穏やかな短編24編。

    著者ならではの空想上の世界、無国籍な雰囲気が楽しめる。

    絵本を読んでいるような不思議な感覚になる。

    寝る前に1、2編読むと落ち着き眠たくなってゆく。

    慌しい毎日に一時の安らぎを与えてくれる。

    良い出会い。

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    2025年10月10日
  • 天使も怪物も眠る夜

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    ネタバレ

    〈螺旋プロジェクト〉の一冊。

    〈螺旋プロジェクト〉とは
    「共通のルールを決めて、原始から未来までの歴史物語をみんなでいっせいに書きませんか?」伊坂幸太郎の呼びかけで始まった8作家=朝井リョウ、伊坂幸太郎、大森兄弟、薬丸岳、吉田篤弘、天野純希、乾ルカ、澤田瞳子による前代未聞の競作企画である。
    ルール1 「海族」vs.「山族」の対立を描く
    ルール2 共通のキャラクターを登場させる
    ルール3 共通シーンや象徴モチーフを出す
    (中央公論新社HPより)

    私はクラフトエヴィング商會も吉田篤弘も、その作品は大好きだということを先に明言したうえで、この作品には全くハマらなかったと言わねばならない。

    細か

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    2025年08月31日
  • 屋根裏のチェリー

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    チェリーは私たちの中にもいるだろう。自分の声を聞く、向き合う、誰かから言われたことじゃなくて、「自分からそうしたい」という一歩踏み出す尊さを象徴する良作品である。
    私たちの中には複数の人格は存在している。心の声を聞き、自分と対話し外の世界へ踏み出す勇気をくれた”チェリー”は私にもあなたの中にも存在し、語りかけているだろう。やさしく尊い良作である。

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    2025年07月24日
  • 『罪と罰』を読まない

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    もの書き4人による「罪と罰」の宴席読書会

    まず、本について読まないで推測するという遊びが面白い。面子が楽しそうだからかもしれないが。
    また、素人にはできない、書く立場の人々からの視点が興味深い。
    どうやら本は面白そうであることを知れて良かった。そろそろ食わず嫌いで放って置いた名作に取り掛かろうという気持ちにさせてくれる。

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    2025年07月05日
  • 月とコーヒー デミタス

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    小作品24個の物語
    美味しい香り高いコーヒー
    そして月
    一番印象に残ったのは
    駄目なロボットオーケストラ
    魂と完璧な音
    完璧なんて面白くない
    不協和音があって素晴らしい
    音楽が完成するんだから

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    2025年06月28日
  • 月とコーヒー デミタス

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    ネタバレ

    掌編24作。
    ランチの後のちょっとしたコーヒーのような、ささやかな楽しみ
    本作も、続けて読もうと思うと2話目の途中で必ず睡魔に襲われる

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    2025年06月04日
  • 台所のラジオ

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    どの話も最後まで読んだ後、「きっとこうなるんだろうな」と想像を掻き立てられる良い話ばかりだった。
    私が特に印象に残ったのは、夜間押しボタン式信号機でした。

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    2025年02月18日