吉田篤弘のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「ほんとうにうまいものは、人間に反復運動を促します。ーー体が反復を覚えることが快楽なのだ」
これを読んだとき、確かにそうだよなと思った。
うまいから何度も同じものを食べる。たまに贅沢して違うものを食べるけど、結局いつもの料理を食べている自分がいる。そうして、いつもの料理を食べている自分が一番幸せを感じているかもしれない。
この本はそうした日常の小さな幸せを探して出してくれる。
「食べているあいだ、ずっと口が愉しいの」といったセリフもおもしろいなと思った。うまい、ではなく愉しいという表現がなんだかとてもいい感じがする。それはどんなにうまい料理を食べるよりも幸せなことなのではないか。
十時軒を探 -
Posted by ブクログ
ネタバレ余韻の残らない短編集で、なかなかハマれず
何話か少しだけ繋がりがある話があるだけで、全く関連のない短い短編集
短編なうえに外国人のような名前や聞きなれない響きの店名なこともあって個人的には読みにくかった。
あとタイトルに掛けて月やコーヒーが入ってくるものかと思いつつ読んでしまったせいで何か意味があるのか、繋がりがあるのかと無駄に考えてしまったのも個人的な反省点
何も考えず、気楽に読むのがおすすめ
何作か心に残るお話もあり、あとがきを読むと寝る前にさくっと読めることを考えられていたと知り納得
深く考えず、寝る前や少しの時間物語に浸りたい時にぜひ。 -
Posted by ブクログ
2026年、最初のレビューがこの本になりました。
今年もよろしくお願いします♪
この本は昨年度に読み終わっていますが、3部作一気読みのため年をまたぐことに。
タイトルの「それでも世界は回っている」とは、「時間」のこと。
いろんな奴のいろんな時間が存在する。
俺の時間、お前の時間、世界の時間
自分の時間と世界の時間がずれてしまうと、身のまわりのあれこれと折り合いがつかなくなる。
「インク」3部作という謳い文句で、〈六番目のブルー〉のインクを探しに旅に出る。
まだ始まったばかりなので、インク探しで本を3冊も書くのか、どんな話になるのかお楽しみ、という感じ。