吉田篤弘のレビュー一覧

  • 月とコーヒー

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    絵本の読み聞かせみたいな優しい語り口の短編集。道に咲いている綺麗な花を見つけたり、美味しいご飯を自分のためだけに作ったときのように、丁寧に生きることを思い出すことができる。寝る前に一つずつ読むのにふさわしい、じんわり温かい読後感だった。
    個人的な好みは「アーノルドのいない夜」「黒豆を数える二人の男」「空から落ちてきた男」だったけど、他も総じて良かった。
    太陽とパンではなく月とコーヒーを書きたいという作家さん。この方の手にかかれば、どんな小さな出来事も、誰かをほんのり幸せにできる物語になるような気がした。

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    2026年01月13日
  • それでも世界は回っている 2

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    〈六番目のブルー〉の謎は相変わらずわからない。
    〈五番目のブルー〉のインクとの違いは何なのか?

    なんだか、ずーっとモヤモヤした感じの話が続く。
    吉田ワールドの世界をしばらく楽しもう。

    意識していなくても常に世界は回っていて、気が付くと「いつのまにか」こんなふうになっている。
    さて、いよいよ3部作の最終巻に行こう。

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    2026年01月07日
  • それでも世界は回っている 1

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    2026年、最初のレビューがこの本になりました。
    今年もよろしくお願いします♪

    この本は昨年度に読み終わっていますが、3部作一気読みのため年をまたぐことに。

    タイトルの「それでも世界は回っている」とは、「時間」のこと。
    いろんな奴のいろんな時間が存在する。
    俺の時間、お前の時間、世界の時間
    自分の時間と世界の時間がずれてしまうと、身のまわりのあれこれと折り合いがつかなくなる。

    「インク」3部作という謳い文句で、〈六番目のブルー〉のインクを探しに旅に出る。
    まだ始まったばかりなので、インク探しで本を3冊も書くのか、どんな話になるのかお楽しみ、という感じ。

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    2026年01月07日
  • おやすみ、東京

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    夜の東京を舞台にした群像劇。登場人物が多く、複数のストーリーが交差しながら進むので、名前がわからなくなり何度も戻りながら読んだ。ファンタジー。

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    2025年11月23日
  • 月とコーヒー

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    全体的にふわふわしてて、ゆるいファンタジーって感じ。
    中身は薄いかも。
    物語から何かを得るとか、何かが刺さるとかそういうのを期待すると肩透かしを食らう。
    ただ、寝る前に読むとものすごく眠くなるので睡眠導入剤としてはいいかも。笑

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    2025年11月23日
  • 『罪と罰』を読まない

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    読書会のヒントを探している時に手に取ったのが、岸本佐知子さん、三浦しをんさん、吉田篤弘さん、吉田浩美さんによる『『罪と罰』を読まない』です。

    ドストエフスキー『罪と罰』を「実は読んでいない」ことで意気投合した4人が、「読まないで読む会」を発案したことから始まる対談集。

    この企画の素晴らしさは、マイナスを遊びに変える視点と、それを本気で遊ぶ大人たちの遊戯性に満ちているところ。

    特に三浦しをんさんの活躍がすごい。小説家だけあって、深読みは鋭く、博識だし、勝手に物語をポンポン創作してしまう様子がとても爽快です。

    テンポの良い知的な読書会を舞台袖からのぞくような面白さがあり、「こういう大人たち

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    2025年11月13日
  • 台所のラジオ

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    力を抜いて読めるお話たち。
    何が起こるの?とワクワクするでも無く、ハラハラするでも無く、でもなんとなく気分が良くなる。

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    2025年10月19日
  • 月とコーヒー

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    特典のコースターが欲しくて購入した本作
    ホッコリとした雰囲気の不思議な世界の短編集。この手の話は向いてなかったです!笑すっごいホッコリするのになぜだかほとんどの話が頭に残っていない。本当にもったいない笑
    『鳴らないオルゴール』と『バナナ会議』と『三人の年老いた泥棒』は好きでした!

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    2025年10月09日
  • 天使も怪物も眠る夜

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    ネタバレ

    〈螺旋プロジェクト〉の一冊。

    〈螺旋プロジェクト〉とは
    「共通のルールを決めて、原始から未来までの歴史物語をみんなでいっせいに書きませんか?」伊坂幸太郎の呼びかけで始まった8作家=朝井リョウ、伊坂幸太郎、大森兄弟、薬丸岳、吉田篤弘、天野純希、乾ルカ、澤田瞳子による前代未聞の競作企画である。
    ルール1 「海族」vs.「山族」の対立を描く
    ルール2 共通のキャラクターを登場させる
    ルール3 共通シーンや象徴モチーフを出す
    (中央公論新社HPより)

    私はクラフトエヴィング商會も吉田篤弘も、その作品は大好きだということを先に明言したうえで、この作品には全くハマらなかったと言わねばならない。

    細か

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    2025年08月31日
  • 月とコーヒー

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    喫茶店の甘くないケーキ、青いインクをつくる青年、三人の年老いた泥棒、終わりの風景が見える眼鏡。彼らの日常を淡々と追いながら、静かな時間が流れている短編集。それぞれのお話が余韻のある終わり方なのも良い青いインクをつく青年のお話が好き。

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    2025年08月01日
  • 月とコーヒー

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    読み進めるとすぐ終わりが来るお話ばかりで、ちょっと物足りなさを感じてしまった。
    毎回違ったテーマのお話でとても楽しかった

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    2025年07月27日
  • 屋根裏のチェリー

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    チェリーは私たちの中にもいるだろう。自分の声を聞く、向き合う、誰かから言われたことじゃなくて、「自分からそうしたい」という一歩踏み出す尊さを象徴する良作品である。
    私たちの中には複数の人格は存在している。心の声を聞き、自分と対話し外の世界へ踏み出す勇気をくれた”チェリー”は私にもあなたの中にも存在し、語りかけているだろう。やさしく尊い良作である。

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    2025年07月24日
  • 『罪と罰』を読まない

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    もの書き4人による「罪と罰」の宴席読書会

    まず、本について読まないで推測するという遊びが面白い。面子が楽しそうだからかもしれないが。
    また、素人にはできない、書く立場の人々からの視点が興味深い。
    どうやら本は面白そうであることを知れて良かった。そろそろ食わず嫌いで放って置いた名作に取り掛かろうという気持ちにさせてくれる。

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    2025年07月05日
  • 月とコーヒー

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    あまりに穏やかで、はらはら冒険もなく、ドキドキの恋物語があるわけでもない。

    ふと見上げた時にだけその姿を認識できる、昼間の月のような物語。
    暗い夜には、その明るさは夜道を照らす導になったり、夜の暗い室内で電気のスイッチを探す手助けになったりするけれど、必ずしも必要というものではない。
    でも、傍らにあればその柔らかさと穏やかさで、なくてはならないものになる。
    そんな物語かもしれない。
    読み始めた時は、あまりに平坦で、退屈かもと思ったのだけれど、読み進めて行くうちに、少しズレた世界だけどすぐ隣にいる誰かの日常を感じているようで、それがなんだか愛おしく思えてきて、病室のベットの上で一気に読んでしま

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    2025年06月27日
  • 台所のラジオ

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    どの話も最後まで読んだ後、「きっとこうなるんだろうな」と想像を掻き立てられる良い話ばかりだった。
    私が特に印象に残ったのは、夜間押しボタン式信号機でした。

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    2025年02月18日
  • それでも世界は回っている 3

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    6番目のブルーは、5番目のブルーに涙を加えてできる。 中々の発想だと感心しました。
    オリオさんココノツと幸せに生きてください。

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    2025年02月12日
  • それでも世界は回っている 1

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    ファンタジーと言うよりは哲学的な世界観の物語でした。
    独特の哲学的価値観の主人公から見る独特なルールに則って生きている人たちや世界のお話。
    個人的に好きな雰囲気です。ふわふわ不思議な読書感。
    つづき物だと思ってなかったので、意外な所で終わりました。そのうち続きも読みたいです。

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    2025年01月20日
  • おやすみ、東京

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    2024.12.28〜2025.01.01
    最初は、なんだか、テンポが悪くて・・・
    後半、やっと勢いづきました。
    なんだか、カタカナが多くて繋がりが把握できなかったんです。
    最後は、スッキリしました。

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    2025年01月01日
  • ガリヴァーの帽子

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    なんとも不思議な吉田さんの世界で
    おどらされているような
    そんなお話たち
    理解しようとかそんなことは
    考えても無駄だし
    それを望んでもいないんだろうな
    そんな気がする

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    2024年12月24日
  • それでも世界は回っている 2

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    面白かった。先が気になり止まらずに読んだ。

    「それでも世界は回っている2」なので、スタートが16章からだった。

    章が短く区切られていて寝る前にも読みやすい。けど続きが気になってしまい、また直ぐに読みたくなる。

    オリオ、ベルダさん、ジャン叔父さん、ココノツ、博士、ハルカとカナタ、パティさん。

    続きの「それでも世界は回っている3」を読むのが楽しみ。

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    2024年11月12日