吉田篤弘のレビュー一覧

  • 変愛小説集 日本作家編

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    心に残るというものではないけれど 日頃あまり読まないようなファンタジー要素のある1冊で、実力のある作家さんたちが書いているものなので、文章的にも楽しめる。感動的とかではないけれど、たまには一味違ったものを読みたいという気分のときには良いと思う。

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    2026年01月12日
  • 鯨オーケストラ

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    初めての作家さん。
    読みやすい。

    鯨の絵、観てみたいです。
    土曜日のハンバーガーもぜひ食してみたい。

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    2023年04月15日
  • 台所のラジオ

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     『 勝手に「ラジオ」特集 #4 』
     ー吉田篤弘さん『台所のラジオ』ー

     吉田篤弘さんの物語の雰囲気に、ラジオはドンピシャ合います。面白可笑しい話や賑やかな音楽ではなく、ゆったりと流れる時間の中で、静かな音楽と優しく包み込むような語り‥。もうこれだけで吉田篤弘ワールドが成立しちゃう気がします。

     本作は12編の短編集で、特徴として男女の主人公が交互に登場し、共通点は、個性的で風変わりな人物、美味しそうな食べ物、そして台所のラジオ‥、でしょうか。
     ラジオが主役ではなく、あくまでも脇役で、女性の静かな声・世の中の小さなことについて話すという、12編がゆる〜く重なって一冊が出来上がっている印

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    2023年04月14日
  • 鯨オーケストラ

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    初めて読む作家さんだったが、面白かった。
    小さなきっかけで始まり、それは川のように音のように、過去から未来に繋がっていく。
    爽やかな小品の連なりは、連続テレビ小説のよう(笑)

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    2023年03月31日
  • 屋根裏のチェリー

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    『流星シネマ』とリンクする小説。

    人が緩やかに再生していく物語。

    心を閉じて引きこもってしまう期間って誰にでもある。でもそこから踏み出すタイミングも必ずある。何故なら、この世界は変化していく、ということが変わらない唯一の真理だから。

    人が目の前のことを誠意をもって行っていると、自然とそれは、水面に石を投げて波紋が広がるように、人々に影響を与えていく。意識しなくてもそれは起きていく。

    閉じていた心を開き、自らを生きる時、それはまるで関係のない人々にも良い影響を及ぼす。
    読後は清々しい気分。
    読んでよかった。

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    2023年03月29日
  • 変愛小説集 日本作家編

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    普段、ほとんど読むことのない現代の日本人作家のアンソロジー。
    興味深く読んだ。
    もとは、深堀骨 の作品を読んでみたかったから手に取ったが、どれもなかなか良かった。ありそうでない話というファンタジーというか、不気味な話が多い。恋愛要素はどれも少なく見えるが、一応恋愛ものという括りらしい。

    一作だけ、多和田葉子の漢字の話はすでに読んでいた。

    特に印象的だったのは、
    本谷由希子、迫力とリアリティと奇想天外で面白かった。
    村田沙耶香、細かく書き連ねて積み上げるのがうまい。
    吉田知子、多分この中で一番好きなタイプの作家。
    小池昌代、切れ味がよい。
    星野智幸、描写がうまい。

    というかんじ。
    編者は岸

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    2023年03月22日
  • 天使も怪物も眠る夜

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    ネタバレ

    螺旋プロジェクトの最終話的なもの。
    今までの海族と山族が近くにいたら気分が悪くなる、みたいな設定どこ行ったん?と思った。
    仲良くなってめでたしめでたしかと思ったけど、伝承では東京がなくなる一因にもなったらしいから、結局また別の時代では争ったんだろうな、と思った。
    個人的には、キャラ立ちしてる登場人物が何人も出てくるのが少し読みづらく「え?この人いつ出てきたっけ?」と見返しながら読んだ。

    螺旋プロジェクトの全体を通しては、共通のシーンである『時は夕暮れ、何かが壊れる時──』っていうのが最後まで「ここか!」ってのが分からないまま終わってしまった(笑)

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    2023年03月20日
  • 天使も怪物も眠る夜

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    螺旋プロジェクト。時代の流れどおりに読んでこれが最後。
    対立すら眠る夜。

    この作品は最後に読まなければならない。

    今まで読む機会がなかった複数の素晴らしい作家に出会う機会をいただいた螺旋プロジェクトに感謝!

    ※評価はすべて3にしています

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    2023年02月21日
  • 天使も怪物も眠る夜

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    螺旋シリーズ7冊目

    シリーズの最後に相応しい話のため、螺旋シリーズを読む人はこれを最後に読む事をオススメする。
    2095年の東京は不眠の街。目が覚める面白い本などが燃やされる中、未来予測ではこの後長い眠りの時が訪れると予想される。ゴールデンスランバーの服用により、長い眠りについた姫(海族)を目覚めさせるため、眠り姫プロジェクトがまさに螺旋を描くように、人々を繋ぎ、紐解いていく。
    海と山の対立はほぼなく、手を繋ぐ未来への一歩となる。
    審判役はこうやってでき、そして、時空を旅してるため、全てを知っているようだ。
    吉田篤弘さんの話はこれ以外知らないが、伊坂をリスペクトしてる感じが伝わる文章だった。

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    2023年02月17日
  • 天使も怪物も眠る夜

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    螺旋シリーズ5冊目
    時間軸では最後となる「未来編」なので、眠りを物語のメインとして扱いつつ海族と山族の争いも最終章、という構成
    「ウナノハテノガタ」が古代語オンパレードと同じく今作品は未来語オンパレード。ついでに登場人物が増えてさらに難易度はアップ。
    なので「ウナノハテノガタ」が読みにくかった!というかたはこちらも読みにくいと思います。

    結局何が書きたかったのかなぁ、とは思うものの
    螺旋シリーズとしてはスッキリした終わり方だったのでキライではなかった。

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    2023年02月10日
  • 天使も怪物も眠る夜

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    螺旋プロジェクト、未来編。吉田篤弘さん初読。
    2095年近未来東京は、不眠が蔓延した街となっていた。不眠をめぐるビジネス、グッズの興隆。面白い本を焼き尽くす(眠れないからねー)焚書。東京を分ける壁。
    同時進行とはいえ、プロジェクトのラストの位置となる未来。他の作品からの登場アイテムがあちこちに見られ、螺旋形状の表現も多々工夫されている。そして、海と山の民の未来の天使。やはり、最後に読んだ方が良いかも。
    登場人物紹介が最初に25人あります。彼らが、それぞれアイテムを求めながら小説自体が螺旋のように構成されています。作中に人物像を描くほど書き込まれてないので(多いですからね)最初にぐっと覚えてから

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    2023年01月12日
  • 天使も怪物も眠る夜

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    螺旋プロジェクトの近未来SF。
    他の作品に比べて、対立よりも協調のイメージが強かったし、この共作全体の時間軸的なラストとしては良かったのかなと思う。

    ただ、このジャンル自体がそれほど好みじゃないのと、登場人物が多くて、次々視点も変わるのでちょっと理解が追いつきにくいところもあったし、それぞれのキャラに対する理解も追いつかないまま物語が終わっちゃった感じ。

    ちょっと伊坂作品に似ている印象も受けた。

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    2023年01月04日
  • それでも世界は回っている 2

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    ネタバレ

    ただただ叔父さんにモヤモヤしながら読んでいたら最後にココノツが思ってたことそのまま言ってくれてその後のオリオの返答からの流れで急に面白くなってびっくりした!笑
    続きも買います!笑

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    2022年12月31日
  • それでも世界は回っている 2

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    ネタバレ

    幻のインク探しの旅、第二弾。
    時空を彷徨うようなフワフワした感覚にどんどん惹き込まれていく。

    インクの色の素となる染料が自然界から失われている、という。まさに幻のブルー。
    名前と空き壜だけが残され、このまま永遠に封印されてしまうのか。
    色の素となる染料が自然界から失われていく…このことは現実世界でも起こりうることとちょっと心配になる。我々の世界でも似たような現象が近い将来起こるのではないだろうか。

    インクの素となる岩石も尽きてしまい、幻のインク探しの旅も暗礁に乗り上げたかと思いきや、偶然見つけた〈五番目のブルー〉により、新たな展開が期待されるが…?
    他にも幻のインクを狙う人も登場して、何や

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    2022年12月08日
  • それでも世界は回っている 1

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    世界について、綺麗事だと言いたくなるような言葉がたくさん出てくるけれど、そういう言葉に救われてしまう自分も居て、心が温かくなる本だなあと思った。
    色んな人が出てきて個性的で面白い。物語がどんどん転がっていくけれど、どうやって着地するのか楽しみ。

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    2022年12月05日
  • それでも世界は回っている 2

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    それでも世界は回っている・第二巻

    師匠・ベルダさんの死を受けて、廃盤になったインク〈六番目のブルー〉を探す旅に出たオリオとジャン叔父さん(そして、オリオの心に声が宿っている“ココノツ”も共に)。
    インクの秘密が、ある“唄”に隠されていると知らされますが・・。

    どこか浮世離れした、不思議だけど心地よい空気感に包まれながら楽しめる本書。
    行く先々でちょいと奇妙な人達と出会い、そして別れを繰り返しながら人生観を深めていく二人ですが、とりわけ今回は、ジャン叔父さんが経験した“別れ”(犬の“終列車”だったり、パティさんだったり・・)と、彼の死生観が切なくて印象的でした。
    街の描写も魅力的で、個人的に

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    2022年11月06日
  • ガリヴァーの帽子

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    ものすごく、大人のファンタジー。
    すごくファンタジー過ぎてふわふわとすり抜けてしまい、心に残りにくい。

    私に遊び心が足りないのか。
    大好きな吉田氏がまた一歩、歩みを進めてしまったのか。

    全体の2割ほどしか楽しめず、歯痒い気分。

    ただ、文体や描写、巧みさは相変わらず魅力的。

    10年後に読み返したら、追い付けるのかしら。

    2014年最後 53冊目。

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    2022年09月20日
  • 台所のラジオ

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    このフワッとした雰囲気がたまらなく心地良い。
    流れるラジオと美味しいもの。
    この本を読んでいる間は、心なしか時間がゆっくり過ぎていくような気がする。
    穏やかでちょっと不思議な物語が12篇。
    各話の余韻に浸りながら、そのまま眠りにつきたいと思った。
    シュロの休息が一番好きだな。

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    2022年09月01日
  • 流星シネマ

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    海から流れ着いた鯨の亡骸が眠る<鯨塚>を臨むガケ下の町に暮らす青年とその周囲の人々を巡る喪失と再生の物語。著者の持ち味である静けさとノスタルジー、そして作品を包み込む穏やかなトーンが心地良く、雨の日にもってこいの読書だった。難点を挙げるなら、今作は全編が主人公の一人称視点で、登場人物が多い割には個々のエピソードを深掘り出来ておらず、従来の作品に比べて些か奥行きに欠ける仕上がり。とりわけ、最終章の畳み方はらしくないほど性急に感じてしまった。尤も、三百頁未満でこれだけの作品を描ける構成力は流石の一言に尽きる。

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    2022年09月04日
  • 78(ナナハチ)

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    賑やかで朗らかなイメージの「ローリング・シェイキング&ジングル」の曲、聴いてみたいなぁ。静かに穏やかに、読めました。
    七重の塔の末の妹と靴屋さんのお話も可愛くて好きでした。
    吉田篤弘さんのお話も、絶妙に無国籍感があって良いです。日本っぽいところも外国っぽいところもある。

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    2022年08月04日