屋根裏のチェリー

屋根裏のチェリー

880円 (税込)

4pt

もういちど会いたいです──都会のはずれのガケの上にある古いアパート。その屋根裏にひっそり暮らしている元オーケストラのオーボエ奏者のサユリ。唯一の友だちは、頭の中にいる小さなチェリー。「もっと外へ出て行かなくちゃ」とチェリーは言うが……。ハンバーガーやササミカツ定食やレモン・ソーダが好き。食いしん坊でこよなく音楽を愛するサユリと個性的な登場人物が織りなす、『流星シネマ』と響きあう愛おしい小さな奇跡の物語。

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屋根裏のチェリー のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    なんと、びっくり。流星シネマと語り手が代わる。太郎さんからオーボエ奏者のサユリさんへ。チェリーっていうのは彼女の頭の中にしか存在しない、レモン・ソーダの空き瓶と同じくらいの大きさの、妖精みたいな存在。

    何ページだったか忘れたけど、「~を鑑みる」という表記があって、「~に鑑みる」だよね、文筆家ですら

    0
    2024年08月07日

    Posted by ブクログ

    『流星シネマ』から引き続き、吉田篤弘さんの世界がまた広がった。

    ガケ上にある建物の屋根裏部屋に住む、元オーボエ奏者で、食いしん坊のサユリ。土曜日よりも日曜が好き。人との関わりを避け、頭の中のチェリーと過ごす日々。チェリーの言葉に叱咤激励されつつ、ガケ下の町に住む人々との交流が広がっていく。

    鯨オ

    0
    2024年02月25日

    Posted by ブクログ

    半年前に読んだ「流星シネマ」の続編。
    前作の最後にチラと出てきたオーボエ奏者・サユリさんを中心に語られるお話。
    しんみりと確かな文章で綴られたお話にはたくさん感じるところがあった。

    団長がいなくなり練習場所もなくなって、〈鯨オーケストラ〉は自然解消になった状況の中、寄る辺なくガケの上にある古いアパ

    0
    2023年09月07日

    Posted by ブクログ

    新刊「鯨オーケストラ」への期待感を高めたく流星シネマに続き再読。相変わらず素敵な世界観、そしてあとがきの「鯨オーケストラでお会いしましょう」で期待感を高めるには充分でした。

    0
    2023年02月27日

    Posted by ブクログ

    三部作『流星シネマ』『屋根裏のチェリー』『鯨オーケストラ』の第二部。

    書き出しは 「そして、冬はある日、何の予告もなしに終わってしまう」

    『流星シネマ』の書き出しは「この世界は、いつでも冬に向かっている」だったので、なにか寂し気な予感がした。

    岡小百合こと「サユリ」目線の物語で「チェリー」はサ

    0
    2025年03月26日

    Posted by ブクログ

    前作が気に入り、こちらも購入。流星新聞のアナザーストーリーという形の物語という事で、前作と触れ合ったり、ほんのり存在を感じたりする距離感がとても好きでした。続編が出てるそうなので、読んでみたいと思います。

    0
    2023年12月24日

    Posted by ブクログ

    アパートの屋根裏部屋で一人暮らすサユリは人見知りで、人とうまく話すことができない。
    元オーケストラのオーボエ奏者で、彼女の所属していた、がけ下の町のはずれにあったアマチュア楽団〈鯨オーケストラ〉はすでに解散していた。
    サユリの頭の中に現れて、時々話しかけてくる小さな彼女の名前はチェリーという。

    0
    2023年01月29日

    Posted by ブクログ

    本作の1行目は、まるで「流星シネマ」の1行目に続く文章のように始まる。
    「そして、冬はある日、何の予告もなしに終わってしまう。」

    「屋根裏のチェリー」は「流星シネマ」と響き合う作品だ。
    なので、「流星シネマ」から読むことをお薦めしたい。
    この物語はガケ上の街に暮らすサユリが主人公で、「流星シネマ

    0
    2022年12月24日

    Posted by ブクログ

    文章が好き ◯
    作品全体の雰囲気が好き ◯
    内容結末に納得がいった ◯
    また読みたい ◯
    その他

    連作を途中から読むことは滅多にしないのだけれど、なぜか「読みたい」が勝ってしまった。

    アパートの屋根裏でひっそり一人暮らしをするサユリの物語。
    本作は『流星シネマ』の続編ですが、こちらから読んで

    0
    2022年12月05日

    Posted by ブクログ

    チェリーは私たちの中にもいるだろう。自分の声を聞く、向き合う、誰かから言われたことじゃなくて、「自分からそうしたい」という一歩踏み出す尊さを象徴する良作品である。
    私たちの中には複数の人格は存在している。心の声を聞き、自分と対話し外の世界へ踏み出す勇気をくれた”チェリー”は私にもあなたの中にも存在し

    0
    2025年07月24日

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